欧州のガス危機は「醜い」状態に
https://www.rt.com/business/560090-european-gas-crisis-deepens/
2022年8月3日 06:09
ヨーロッパのエネルギー危機が悪化していると、ニュースサイト「マーケッツ・インサイダー」がバンク・オブ・アメリカのリサーチノートを引用して月曜日に報じた。
ヨーロッパのガス事情は、この1ヶ月で急速に「悪い」から「醜い」シナリオに移行した」と、同銀行はロシアの天然ガスの供給が減少していることを指摘したという。
ロシアのガスをEUに運ぶ主要パイプラインは、対ロシア制裁による技術的な問題から、現在20%の稼働率で操業している。7月にはパイプラインが10日間の年次メンテナンスのために閉鎖され、流れが完全に止まってしまった。また、西ヨーロッパへのロシアのガス輸送の重要な入口であるウクライナの閉鎖により、ウクライナ経由の供給も削減された。この削減は、この冬にヨーロッパ大陸の大部分がガス欠に陥るかもしれない。
"ノルドストリーム1パイプラインの流量が能力の20%であるため、冬に蓄えたガスが不足する可能性があり、EUは現在、広範囲な需要配給を計画している。どうしてこうなったのか?" Markets Insiderは、Bank of Americaの研究者の言葉を引用している。
欧州のガス価格は、供給不足により今年4倍に上昇し、家庭の電気代が上がり、EU全体のガス配給計画が採用されるに至った。
EUは、液化天然ガス(LNG)の購入を増やすとともに、ノルウェー、アルジェリア、アゼルバイジャンからのパイプライン・ガスの供給を増やすことで、輸入の多様化を図ってきた。しかし、EUのトップ外交官であるジョセップ・ボレルによれば、EUは「非ロシアの供給源」から購入できる余分なガスの限界に近づいている。
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム