2023年6月12日月曜日

11日未明 ウクライナ軍 黒海のロシア艦船を攻撃

https://sputniknews.jp/20230611/11-16251975.html

11日未明 ウクライナ軍 黒海のロシア艦船を攻撃

2023年6月11日, 20:38 (更新: 2023年6月11日, 21:02)

6月11日にかけての深夜、ウクライナは黒海で任務を遂行中のロシア艦船「プリアゾーヴィエ」に対し、無人機による攻撃を試みたものの、失敗に終わった。ウクライナ軍が攻撃を仕掛けようとしていた間、空中には米国の偵察用無人機グローバルホークが待機し、偵察を行っていた。ロシア国防省が6月11日、発表した。

「本日モスクワ時間午前1時30分頃(日本時間午前7時30分)、ウクライナ武装勢力は、黒海南東部のガスパイプライン『トルコストリーム』と『ブルーストリーム』の敷設沿いの状況コントロールと安全確保の任務を遂行中のロシア黒海艦隊の『プリアゾーヴィエ』号に対し、ウクライナ海軍の高速無人艇6隻による攻撃を試み、失敗した。無人艇はすべて、セバストポリの南東300キロに待機のロシアの艦船から発射された通常兵器による攻撃により破壊された」ロシア国防省はこう発表した。

ロシア国防省によれば、負傷者もなく、船への損傷も出ていない。

これまでの攻撃時と同じく、ウクライナ側が攻撃を行っている間、米空軍の戦略偵察機RQ-4B「グローバルホーク」が黒海中央部の空域で偵察を行っていた。なお、黒海艦隊の艦船「プリアゾーヴィエ」は引き続き任務を遂行している。

【関連記事】

https://sputniknews.jp/20230610/16247634.html

露軍、ザポロジエ方面における攻撃をすべて撃退

2023年6月10日, 21:36 (更新: 2023年6月10日, 23:27)

ロシア国防省は10日、ザポロジエ(ザポリージャ)方面およびアルチョモフスク(バフムート)市の地域でウクライナ軍が24時間の間に数回の攻撃を試みたが、ロシア軍がすべて撃退したと発表した。

ロシア国防省によると、ザポロジエ方面ではロシア軍特別軍事作戦東方面隊、陸軍航空隊、砲兵部隊が敵の攻撃を2度撃退し、敵の装甲車両の2つの車列を壊滅させた。

これらの方面におけるウクライナ軍の24時間当たりの損失は、合わせて最大で兵士300人、戦車9両(うち4両は独製「レオパルト」)、歩兵戦闘車11台(うち5台は米国製「ブラッドレー」)となった。

またロシア国防省によると、アルチョモフスク市の地域ではロシア軍特別軍事作戦南方面隊が24時間に敵の攻撃を5回撃退した。敵は防衛拠点に侵入することができなかった。24時間に最大230人のウクライナ兵士が殲滅された。

【関連記事】

https://sputniknews.jp/20230612/16255848.html

マントゥーロフ露産業貿易相のヘルソン州視察の数分後、滞在地にミサイル攻撃

2023年6月12日, 05:09 (更新: 2023年6月12日, 05:19)

ロシア産業貿易省はスプートニクからの取材に、デニス・マントゥーロフ露副首相兼産業貿易相がヘルソン州を視察し、同州から出発した数分後に、マントゥーロフ氏がいた場所にミサイルが撃ち込まれたと公表した。

ロシア産業貿易省はスプートニクからの取材に、「前日、副首相はヘルソン州を視察し、地域の指導者と浸水地域の住民への支援、医薬品や食料などの緊急必要物資の提供について話し合った」と語った。

これより前にSNSテレグラム・チャンネルを通じて、マントゥーロフ露副首相が視察した現場に、同氏が出発後、数分を経て英国製ミサイルの「ストームシャドウ」が命中したという情報が流れたことについて、スプートニクが産業貿易省の代表に確認したところ、同省は、その情報は事実であることを確認した。

【関連記事】

https://sputniknews.jp/20230612/16254085.html

ウクライナ兵士らが訴え 上官は準備不足、NATO装備は役立たず

2023年6月12日, 09:22

ウクライナ軍の兵士らは反転攻勢の開始後、上官らが準備不足で、欧米が供与したNATOの装備も役に立たないと不服を訴えていた。ウォールストリートジャーナルが報じた。

「むこう(ロシア軍)はこっちがやって来るのを待っていた。(中略)どこもかしこも準備万端の体制で、まるで鋼鉄の壁を相手にしているようだった」あるウクライナ兵はこう語っている。

ウクライナ軍人らは、欧米から供与された装備はウクライナ領内の戦いには適していないと語っている。欧米の装備はほとんどが砂漠や都市部向けで、進軍を行うには気象条件から異なる。

この他にもウクライナ兵らは自分たちの指揮官には準備も経験も不足しており、ストレスの多い状況で幻滅させられている。

F-16戦闘機の改良型F-16ブロック70はウクライナに供与するにはコストがかかりすぎることが指摘されている。

【関連記事】

https://sputniknews.jp/20230610/16247528.html

欧米の軍事関係者、ウクライナの攻撃結果に失望「自滅的な戦術」

2023年6月10日, 23:22 (更新: 2023年6月11日, 01:52)

ウクライナ軍は、あらゆる基本的な軍事戦略に反した自滅的な戦術が原因で西側の装甲車両を失った。欧州と米国の軍関係者がサイトAsia Timesのインタビューで語った。

匿名を希望する欧州の上級将校は、最近のウクライナ軍の失敗は英国での訓練の結果と説明した。

「攻撃することを望み、十数個の旅団と数十台の戦車がある場合、それらを集結させて突破を試みる。(しかし)ウクライナは5つの異なる方向にてんでんばらばらに散った」

上級将校によると、彼らはウクライナ軍に対し、統一を欠いた戦術をやめて歩兵の適切な支援を受けた攻撃を進言したが、ウクライナ軍は彼らの言うことに耳を傾けなかった。

別の消息筋は、ロシア軍によってウクライナは約40両の戦車を失ったと述べた。同氏によると、ウクライナ軍は1940年のフランス戦でドイツのハインツ・グデーリアン将軍がセダン近郊で行った戦車を使った突破を再現しようとした。

「ウクライナ人はグデーリアンの戦術を実行しようとした。しかし、グデーリアンには3000両の戦車があったが、あの愚か者たちは自分たちが持っていた30両をただ失った。航空優勢がなければ、そのような戦術は自殺行為となる」

【関連記事】

https://sputniknews.jp/20230611/16250175.html

ウクライナで独戦車「レオパルト」大破 米国はエイブラハム供与の意味を逸失=軍事評論家

2023年6月11日, 16:55 (更新: 2023年6月11日, 16:56)

ロシア人軍事評論家のヴィクトル・リトフキン退役大佐はウクライナで独戦車レオパルトが破壊された事実は米国にとっては自国の戦車エイブラハムをウクライナに送り込む意味がないことを明確にしたと指摘した。リトフキン氏はロシアのニュースサイトURA.RUからの取材にこの見解を示した。

リトフキン氏は、米国はウクライナで独戦車レオパルトが「燃やされる」ことを知っていたので、自国の戦車エイブラムスを特別作戦区域に入れなかったと指摘し、米国は、米国製の戦車がロシア軍に破壊され、自国の兵器のイメージがダメージを受けることを望まなかったと説明している。

リトフキン氏は「米国と西側のプロパガンダは、希望的観測を出すことにかけては世界にかなう者はいない。彼らは、自分の持つ物は世界最高で、最も強力で、最も効果を発揮すると吹聴している」と語った。

【関連記事】

https://sputniknews.jp/20230611/16250531.html

ウクライナの反転攻勢 元米海兵隊情報将校はこう分析

2023年6月11日, 18:22 (更新: 2023年6月11日, 18:24)

元米海兵隊情報将校のスコット・リッター氏はスプートニクに寄稿した中で、ウクライナはロシアの強化部隊に対抗するため、自国軍の中でも最大の訓練を積み、完璧に装備された2個の機械化旅団をザポロジエ(ザポリージャ)方面の戦線に投じたにも関わらず、大敗したという見解を公表した。

「この2個の旅団はこの作業(編集注:反転攻勢のこと)のために特別に選出された。欧米の最新の戦車、歩兵戦闘車を備え、欧米から供与された大砲で強化され、NATO提供の諜報情報とNATOの作戦プランをベースにしていた…。んでもって大敗した。」

リッター氏は、ウクライナは声高に掲げるロシアの防衛線を突破し、クリミアとロシア本土を陸上でつなぐ橋を絶つという目的を実際には一度も本気で達成しようとはしていないと見ている。欧米のウクライナ支持者らは「集団自殺も同様の行為にウクライナ人を駆り立て」、それと同じ程、図り切れない大損失をロシア人兵士に与えるために、それ(編集注:上記の目的)は可能だとウクライナ人に吹き込んできた。リッター氏は、欧米は、莫大な犠牲を出せばロシアも士気を失い、ウクライナにも欧米にも受け入れ可能な条件で、交渉による紛争終結に合意するだろうと当て込んでいたと考えている。

リッター氏は、ウクライナとその同盟国の失敗は2つの理由によるものと見ている。ひとつは、ロシア軍、特にザポロジエ州に展開の部隊の戦闘能力を甘く見ていたこと。もうひとつはロシアの防衛線の突破を任務とするウクライナ軍に施されたNATOの訓練と装備に非現実的な期待があったことだ。

リッター氏は、NATOがウクライナに対し、ロシアを相手に戦えと要求しているような戦争の指揮に必要な戦闘訓練も装備もNATO自身が有していない事実をついている。

リッター氏は、最終的にはロシア軍が実際に有する能力のほうが、NATOの戦場における理論を上回っており、ウクライナ軍はまた高い代価を支払ったと結論付けている。さらにリッター氏は、こうした状況がすぐにでも変わる、またはそもそも変わると考えうる根拠はないことから、これはウクライナとNATOの将来にとって良い兆候とは言えないと指摘している。

【関連記事】

https://www.rt.com/russia/577854-ukraine-drone-attack-turkstream/

2023年06月11日 11:53

ロシア海軍、ウクライナの無人機攻撃を撃退(ビデオ)

ロシア国防省の発表によると、標的となった艦船は事故の被害を回避し、任務を続行した

ロシア国防省の発表によると、ロシアの軍艦が日曜日の早朝、黒海南東部でTurkStreamとBlue Streamガスパイプラインのパトロール中に、ウクライナ海軍のドローン6機の攻撃を撃退した。

ロシア黒海艦隊の情報収集艦Priazovyeが関与した事件は、モスクワ時間午前1時30分(日本時間午後10時30分)に発生したと同省は声明で発表した。

ウクライナ軍がこの船を狙うために使用した6隻の海軍無人スピードボートは、Priazovyeの武器によってすべて破壊された。

「死傷者なし。船の損傷なし。ロシア船は任務続行。」

同省によると、攻撃失敗時、米空軍のRQ-4Bグローバルホーク戦略偵察UAVが黒海の中央部で監視を行っていた。映像も公開した。

TurkStreamとBlue Streamは、黒海を横断し、ロシアのガスをトルコに供給するガスパイプライン。

5月下旬、Priazovyeと同様の任務に就いていたロシアの偵察船Ivan Chursは、ボスポラス海峡の北東約140km(86マイル)で3機のウクライナ製無人機に攻撃された。防衛省によると、襲来した無人高速艇もすべて艦砲で撃破されたという。

昨年9月、ロシアとドイツをバルト海で結ぶガスパイプライン「ノルド・ストリーム1、2」が相次いで爆発し、破壊された。

プリアゾヴィエへの攻撃は、ウクライナのゼレンスキーが、キエフがロシアとの最前線で「反攻行動」を行っていることを確認した直後のこと。

モスクワは、キエフによる長らく延期されていた反攻作戦は1週間前から実施されているが、今のところ成功しておらず、ウクライナ軍は人員と、西側から供給されたレオパルド2戦車やブラッドレー戦闘車などのハードウェアで大きな損失を被ったと発表している。

【ちょっと前の関連記事】

https://sputniknews.jp/20230602/16161138.html

ウクライナ紛争はポーランドおよびルーマニアとの国境近くで終結する可能性がある=元米国防総省顧問

2023年6月2日, 04:00

米国防総省の元顧問で米軍退役大佐のダグラス・マクレガー氏は、YouTubeチャンネル「Judging Freedom」のインタビューで、米国はウクライナ軍の戦場での敗北を認めることを望んでおらず、これはウクライナの完全な消滅につながる可能性があるとの見方を示した。

マクレガー氏によると、この紛争ではロシア軍がルーマニアおよびポーランドの国境まで到達する可能性があるという。

「私は祝福する。これはまさに欧州が夢見ていたことだ。この素晴らしい贈り物をしたのは、我われのジョー・バイデン大統領閣下、リンゼー・グラム氏(米上院議員)、そしてその他の自分たちが何を言ってるのかわかっていないバカどもだ。彼らのせいで私たちはこのような困難な状況に置かれた」

マクレガー氏は、ホワイトハウスは引き続き紛争を長引かせる方針だが、これはロシアのプーチン大統領を自由にし、ロシアがウクライナの完全な非ナチ化を達成するのを可能にするだけとの見方を示している。

米当局は、ロシア軍が降伏するまでウクライナを支援する必要があると表明している。一方、マクレガー氏によると、ロシア軍が降伏することはない。

同氏は、ウクライナ側が新たに領土を失う可能性が高いとの見方を示している。マクレガー氏は、米政府の行動によって、ウクライナがハリコフとオデッサを失う可能性も排除できないとしている。

スプートニク通信は先に、米国の兵器備蓄は激しい戦闘を1週間行える分しか残っていないというマクレガー氏の見通しを報じた。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム