2023年6月16日金曜日

ウクライナ諜報機関のトップ、ブダノフが重体

https://sputniknews.jp/20230616/16288438.html

2023年6月16日, 05:48

ウクライナ国防省情報総局のキリーロ・ブダノフ局長(37)は5月末、キエフにある情報総局の本部がロシア軍のミサイル攻撃を受けた際に重傷を負い、現在、ベルリンにあるドイツ連邦軍病院に入院している。スプートニクがロシア治安維持機関内の消息筋から入手した情報として報じた。この消息筋はこの情報をウクライナ情報総局内の消息筋から得ている。

消息筋によれば、ロシア軍のミサイルはブダノフの執務室の隣に命中した。ブダノフ自身は崩落した瓦礫の中からようやく救助され、ウクライナ軍衛生航空隊のヘリコプターでポーランドのジェシュフにある軍事基地へと移送された後、米空軍の第86航空医療避難隊の飛行機によってベルリンへと運ばれた。米軍の飛行機のフライト記録はデータサービスのFlightaradarにも記載されており、消息筋の証言はこれで確証が得られる。

ロシアの治安維持機関の情報筋は、ウクライナ軍情報機関内の情報筋が、ブダノフが治療を受けている正確な場所をベルリンの独連邦軍病院と明確に示したと付け加えた。ウクライナの情報筋は、ブダノフは重体で、それを示す証拠もあると語っている。

5月29日、ロシア国防省は、ウクライナの軍事飛行場、司令部、レーダ施設への大規模なミサイル攻撃を発表した。特に、ウクライナのテレグラム・チャンネル(SNS)は、キエフ住民の発言を引用し、ミサイルがウクライナ国防省情報総局付近に着弾したと書いている。

しかも、ブダノフ自身は5月29日以来、公の場に姿を現していない。ブダノフ死亡説が流れると、ウクライナ当局はそれを否定したものの、ブダノフが負傷した事実や居場所、状態については沈黙している。

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https://sputniknews.jp/20230606/16202016.html

ウクライナの軍情報機関がテロ計画か 対象はロシア以外にも=ウクライナ人パイロット

2023年6月6日, 17:35 (更新: 2023年6月6日, 18:19)

ウクライナの軍事諜報部門の一部に属するテロ破壊工作・軽飛行機部隊は、ロシアだけでなく他国でも活動する可能性がある。ロシア軍に拘束されたウクライナ人パイロット、ドミトリー・シマンスキー容疑者が明らかにした。

シマンスキー容疑者は、ウクライナ国防省情報総局からの指示でロシアに到着した。容疑者の任務は「ロシア領内でテロ行為を実施するための爆発物や無人航空機(ドローン)の部品を移送すること」だった。

これよりも前、ロシア連邦保安庁(FSB)は、ウクライナ国防省がロシア領内で汚い爆弾を用いたテロ攻撃を準備していると発表した。同庁によると、ウクライナの軍事諜報部門の一部に属する軽飛行機部隊が、タイマー付きの汚い爆弾を配送・設置する計画を策定していた。汚い爆弾が爆発すると放射能汚染が起きるため、当該地域はその後、人の住めない土地になる。

FSBによると、この部隊の軽飛行機パイロット2名が特殊作戦によって拘束された。2人は取り調べの際、ロシアでのテロの実施・計画に関する自白を行った。

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