2023年7月18日火曜日

ダノンとカールスバーグ、ロシアでの資産国有化を調査

https://www.rt.com/business/579828-danone-carlsberg-nationalization-russia/

2023/07/17 11:06

食品大手とビール製造大手の株式がロシア当局の管理下に置かれた

フランスの乳製品メーカー、ダノンとデンマークのビール大手、カールスバーグ・グループは、ロシアにおける資産の国有化について調査を開始したと、両社のウェブサイト上で発表した。

日曜日に発表された大統領令により、ロシアはフランスの親会社Produits Laitiers Frais Est Europeが支配するダノン・ロシアと、カールスバーグ・グループが支配するバルティカ・ブルワリーの全外国株式を「一時的に」国有化し、ロシア連邦財産管理局に引き渡した。この決定は、バルティカ・ブルワリーズの登録資本内の99%以上の株式と、8300万株以上のダノン・ロシアの株式を対象とした。

ダノンは声明の中で、ロシア当局の決定を承知しており、現在「状況を調査している」と述べた。同社は、「ダノン・ロシアの株主としての権利と、すべての利害関係者、特に従業員の利益となる事業の継続性を保護するために必要なすべての措置」を講じる用意があると述べた。

一方、カールスバーグ・グループは、大統領令に関するロシア政府からの公式な情報や、同国における保有株式への影響については受け取っていないと述べた。

「カールスバーグ・グループは、ロシアにおける現地の規則に従って事業を展開しており、今回の事態は予期せぬも。カールスバーグ・グループは、この事態の法的・経営的影響を評価し、必要なあらゆる措置を講じます」と述べた。

両外資系企業は昨年、ロシアからの事業売却計画を発表した。2月には、ダノンが資産の買い手候補を20社ほど選び、売却交渉を進めているとの報道があった。カールスバーグ・グループは先月、同国での事業売却に合意し、売却を最終決定するために「規制当局の承認といくつかの管轄区域における一定の条件の充足」を待った。

「今回の大統領令を受けて、この売却プロセスの見通しは非常に不透明になっている」と同社は述べた。

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