フランス、移民抑制のため出生権付き市民権の一部を廃止へ
https://www.rt.com/news/592340-france-mayotte-citizenship-immigration/
2024年2月12日 21:09
今のところ、この措置が適用されるのはインド洋に浮かぶマヨット島のみである。
ジェラルド・ダルマナン内相は、フランス政府は憲法を改正し、マヨット県における「生まれながらの市民権」の慣習を廃止すると述べた。
マヨットはアフリカ本土とマダガスカルの間にある2つの島からなり、1973年にコモロ諸島として独立した。
「我々は根本的な決断を下す。」ダルマニンは日曜日、グランドテール島のマムズーを訪れた記者団に語った。フランス人の親の子供でなければ、フランス人になることはできなくなる。
この措置によって、マヨットは移民にとって魅力的でなくなる、と彼は付け加えた。
ダルマニンの発表は、マヨット島での犯罪、貧困、移民問題に対する数週間にわたる抗議の後になされた。抗議者たちはまた、有効なマヨット居住許可証を持っている者は、現在許可されていないフランス本土への旅行にも使用できるようにすることを要求している。
ダルマニンによれば、出生権付き市民権と合わせて滞在許可制度を改革する。しかし、この提案はフランス議会で反対に遭っている。
「もしこの規定が制定され、マリーヌ・ルペンが政権を取れば、フランスにおける出生権付き市民権の終焉となる」と、緑の党のオーレリアン・タシュ議員はBFMTVに語った。ルペンは国民結集の党首であり、2022年の選挙では現職のエマニュエル・マクロン大統領への主要な挑戦者だ。
「生まれながらの市民権は交渉の対象ではない」と国民議会社会党のボリス・ヴァロー党首は主張した。国民議会社会党のボリス・ヴァロー党首は、フランス第3放送に対し、同党は憲法改正に反対すると述べた。
マヨットの面積は約375平方キロメートルで、人口は32万人ほど。この数字は過小評価だと考えている者もいる。
フランス国立統計経済研究所(INSEE)が発表した2018年の数字によれば、島民の84%がフランスの貧困ラインである1世帯あたり月額959ドル(1033ドル)以下。3分の1は仕事も水道もなく、約40%は段ボールでできた小屋に住んでいた。
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