2024年5月9日木曜日

ゼロヘッジ:特殊部隊経験者を擁する米民間企業がラファの国境交差点を掌握

https://www.zerohedge.com/geopolitical/private-us-firm-special-forces-veterans-take-control-rafah-border-crossing

2024年5月9日(木) - 午前01時25分

バイデン政権がイスラエル指導部に対し、ラファへの本格的な侵攻を避けるよう公の場で繰り返し警告していたにもかかわらず、バイデン大統領は実際にイスラエル国防軍によるラファ国境越えの占拠を容認していたことが、Axiosの取材で明らかになった。ネタニヤフ首相がラファに関するバイデン大統領の「レッドライン」を越えたかどうかが問われるなかでの報告である。

報告書は、作戦の範囲が限定されたままで、民間人の大量避難や人道的大惨事をもたらさない限り、イスラエルはその一線を越えていないと主張している。月曜日のバイデンとネタニヤフの電話会談について、イスラエルのある高官はアクシオスに語った。これまでのところ、イスラエル国防軍は空爆と限定的な地上侵攻に重点を置いている。

米民間警備業者(AP通信より

米政権は『メッセージ』を送るために、イスラエルへの弾薬や爆弾の輸送を差し控えるという前例のない措置をとった。 

イスラエルのHaaretz紙が火曜日に発表した報告書によると、ラファ交差点をイスラエル国防軍の戦車部隊が占拠する際、ワシントンとある程度の協力と調整が行われていたことが明らかになった。これは、ハマスのための武器がこの大きな交差点を通ってストリップに入ることができないようにするためだったと伝えられている。

アメリカ、イスラエル、エジプトは、アメリカの民間警備会社がラファ交差点を管理・監督することで合意した。水曜日の時点で、イスラエル国防軍はこの交差点を再開したと発表しており、今のところ完全な管理を維持している。

「両当事者は、IDFが作戦を終了した後、アメリカの民間警備会社が交差点の管理を引き受けることで合意した。イスラエルはまた、同交差点の継続的な運営を保証するために、同交差点の施設を損傷しないことを約束した」とハアレツは書いている。「国務省のマシュー・ミラー報道官は水曜日に、イスラエルが踏切の管理を移管することに同意したとは知らないと述べた。」

これは、交渉において影響力を行使するためでもある。「イスラエルは、ハマスがラファ交差点を管理できなくなることは、同グループにとって大きな後退になると考えている。「トラックや物資に課される税金を徴収することができなくなり、武器やガザへの入国が禁止されているものを持ち込むこともできなくなる。

Haaretzは、問題の米防衛企業について限られた詳細しか明らかにせず、その企業名も挙げていない。元特殊部隊のオペレーターなど、エリート元米軍人を雇用している: 

ラファ作戦の合意を勝ち取るためのイスラエルの努力の一環として、軍事紛争に従事する世界中の軍隊や政府を支援することを専門とする米国の民間企業との交渉が進められてきた。この会社は、アフリカや中東のいくつかの国で、油田、空港、陸軍基地、機密性の高い国境交差点などの戦略的な場所を警備している。米陸軍の精鋭部隊の退役軍人を雇用している。

三国間の合意によれば、イスラエルが国境通過エリアでの限定的な作戦を完了した時点で、米国企業がこの施設の運営に責任を持つことになる。これには、エジプトからガザ地区に到着する物資を監視し、ハマスが国境を再び支配するのを防ぐことも含まれる。協定によれば、イスラエルとアメリカは必要に応じて同社を支援する。

この報告書が正確であれば、アメリカの軍事請負業者が危険な状況に置かれることになり、アメリカのエリート退役軍人がいずれパレスチナ武装勢力との銃撃戦に突入する可能性がある。

ハマスや他のパレスチナ過激派グループ(PIJなど)にとっても、現地にいる米国の請負業者は重要な標的となることは間違いない。ハマスが以前から警告しているのは、ガザ地区に外国の軍隊や軍事組織が侵入すれば、それ自体が攻撃対象になるということだ。

ワシントンやテルアビブのいずれからも、ラファの横断に関する米軍請負業者の計画について政府の公式確認はまだなされておらず、このような物議を醸す計画が実現するかどうかは時間が解決してくれるだろう。もし実現すれば、アメリカの軍事請負業者が2つの大きな紛争で活躍することになる:ウクライナとガザである(シリア東部とイラクは言うまでもない)。 

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