2024年6月17日月曜日

スペイン、ロシア製鉄鋼の輸入を再開

https://www.rt.com/business/599347-spain-russia-steel-iron-imports/

2024年6月15日 13:25

スペインは、3ヶ月の中断の後、4月にメタル購入を開始

RIAノーボスチが土曜日に統計データを引用して報じたところによると、スペインは3ヶ月の中断の後、ロシアの鉄鋼と鉄の輸入を再開した。

マドリードは昨年12月、制裁を受けた国からの金属購入を停止したが、今年4月に輸入を再開した。同通信が分析した統計によると、それ以来スペインは2万1300トン、800万ドル(857万ドル)相当のロシアの鉄鋼を購入している。

スペインのロシア製アルミニウムの輸入は50%増の1,300万ドルに達し、チタンの購入は約2倍の150万ドルに達した。ロシアとスペインの二国間貿易は4月に14%減の2億4,800万ユーロとなり、ロシアの輸出は1億7,720万ユーロであった。

EUは、モスクワがウクライナに対する軍事作戦を開始した直後の2022年に、ロシアの鉄鋼製品の輸入を禁止した。さらに、第三国で加工された鉄鋼製品で、ロシア原産の鉄鋼原料を含むものの輸入を禁止した。 

ウクライナ関連の制裁措置の一環として、ブリュッセルはロシア製のアルミニウムワイヤー、箔、チューブ、パイプの輸入を禁止したが、同国からのアルミニウムのインゴット、スラブ、ビレットの購入は引き続き規制の対象外となっている。鉄鋼よりも大幅に軽いアルミニウムは、電気自動車の製造に欠かせない。

ロシアは軽金属の世界第2位の生産国である。2018年4月に米国がロシアの生産者ルサールに課した制裁措置により、ロンドン金属取引所のアルミニウム価格は数日のうちに35%高騰し、7年ぶりの高値となった。

今年初め、ロイターは、EU圏が将来ロシア産のアルミニウムの輸入を禁止することを選択した場合、EUと米国のバイヤーが中東諸国で生産されたアルミニウムをめぐって積極的な競争を繰り広げるだろうと報じた。多くのアナリストは、このような禁止措置は2018年と同様の価格高騰の波を引き起こす可能性があると考えている。

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