2024年9月17日火曜日

ロシア、チタンとウランの輸出上限を検討-外相代理

https://www.rt.com/business/604028-russia-uranium-titanium-us/

2024年9月14日16:11

プーチン大統領は先に、西側の制裁に対抗してモスクワが課すことのできる制限を検討するよう政府に命じた。

セルゲイ・リャブコフ外務副大臣が土曜日に語ったところによると、ロシアはチタンやウランといった特定の原材料の世界市場への供給を制限する可能性があるという。リャブコフ外務副大臣によれば、モスクワは現在、その是非を検討している。

その可能性を最初に口にしたのは、ロシアのプーチン大統領。水曜日の会議でプーチン大統領は、欧米の制裁に対抗して戦略的に重要な商品の輸出を制限することのメリットとデメリットを検討するよう政府に要請した。プーチン大統領は、ロシアは現在、多くの商品の供給が制限されているが、それでも多くの商品を世界市場に輸出しており、事実上、敵味方双方に備蓄を許していると指摘した。

大統領は、ウラン、チタン、ニッケルの輸出を制限することを示唆した。

土曜日の記者会見でリャブコフは、モスクワはこれらの制限を実施することを否定しないと述べた。

「制裁の圧力に対する経済的な対抗策は、まったく異なるものになる可能性がある。我々はその是非を検討し、この動きがもたらす結果を見極めている。」

「今後どうなるか様子を見るが、いかなる厳しい報復措置も排除できない。」

「米国と西側同盟国の行動は、彼らがロシアに対して繰り広げているハイブリッド戦争の枠組みの中で、全面的な経済侵略を行っている。われわれの対応も厳しくなる。」

ロシアは、航空宇宙産業に不可欠なチタンの世界最大の生産国である。濃縮ウラン市場におけるロシアのシェアは約40%と推定され、世界の濃縮能力の半分近くを支配している。ブルームバーグによれば、ロシアはアメリカの民生用原子力発電の燃料の主要供給源でもあり、アメリカの原子炉で使用されるウランの約4分の1を供給している。

米国は今年初め、ロシア産ウランの輸入を正式に禁止したが、供給上の懸念から2028年まで購入を認める免除措置を導入した。いくつかの議論にもかかわらず、西側諸国は今のところロシアのチタンへの制裁に消極的である。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム