レバノン・テロでイスラエルが使用したポケベルを爆発させたハンガリーのシェル会社

https://thecradle.co/articles/hungarian-shell-company-behind-exploding-pagers-used-by-israel-in-lebanon-terror-attack

レバノンに運ばれる前に、爆発物が混入されていた。

2024年9月18日

9月17日、レバノンで数千人の死傷者を出したテロ攻撃でイスラエルが使用したAR-924ポケベルは、ハンガリーの首都ブダペストに拠点を置くペーパーカンパニー、BAC Consulting KFTが製造したことが、ポケベルに自社ブランドの使用を許可した台湾企業、ゴールド・アポロの発表した声明で明らかになった。

協力協定によれば、ゴールド・アポロはBAC社に対し、指定された地域での製品販売においてブランド商標を使用することを許可しているが、製品の設計と製造はBAC社が単独で責任を負う。

ゴールド・アポロの許清光会長は水曜日に記者団に対し、同社は3年前にBACとライセンス契約を結んだと語った。

「製品は私たちのものではなかったが、私たちのブランドが付いていた。責任ある企業として非常に恥ずかしい。」

AP通信が調査した会社記録によると、BAC Consulting KFTは2022年5月に有限責任会社として登録された。報告書によると、このハンガリーの会社の資本金は7,840ユーロで、2022年の売上高は725,768ドル、2023年は593,972ドルであった。

本社はブダペストの住宅街にある。水曜日にこのビルを訪れたジャーナリストは、窓に貼られた紙切れにBACコンサルティングを含む複数の会社名が記されているのを見た。

記者に確認したところ、このビルはさまざまな企業に本社住所を提供している。

BACコンサルティングは、クリスティアーナ・ロザリア・バルソニー＝アルシディアコノがオーナーであり、会社のウェブサイトに唯一の従業員として記載されている。

水曜日の朝にユーザー名とパスワードでブロックされたこのウェブサイトによれば、彼女はアース・チャイルド・インスティテュートの理事を務めている。このサステナビリティ・グループの役員にはバーソニー＝アルシディアコノは名を連ねていない。

複数のメディアがBACコンサルティングまたはバーソニー＝アルシディアコノにコンタクトを試みたが、回答は得られなかった。

西側メディアの複数の報道によると、この前代未聞のテロ攻撃の背後には、ヒズボラが数ヶ月前に入手した5000個のAR-924ポケベルに爆発物を仕掛けた、イスラエルのスパイ機関モサドがいたという。

この爆発物は、複雑なサプライチェーン妨害と言われる方法で、レバノンとシリアに届けられる前にポケベルに混入された。

レバノンに対するイスラエルのテロ攻撃により、最大2,800人が負傷し、うち数百人が重体、12人が死亡した。