ロシア、NATOのレッドライン拒否を「無謀」と非難
モスクワ(スプートニク) - クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は2日、ウラジーミル・プーチン露大統領の、ウクライナが西側の武器を使用してロシア領土を攻撃する危険性に関する警告を否定することは、挑発的であり危険であると述べた。
「ロシア大統領の発言を真摯に受け止めないという仰々しい願望は、まったく近視眼的でプロフェッショナルではない行動だ」とペスコフは記者団に語った。
NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は19日、ウクライナが西側の長距離兵器を使用してロシアの奥深くを攻撃することは、ロシアのプーチン大統領からの警告にもかかわらず、国の「レッドライン」を越えることになると否定した。
ストルテンベルグ大統領は『タイムズ』紙に対し、「彼(プーチン)は以前から多くのレッドラインを宣言しており、NATO同盟国を直接巻き込むようなエスカレートはしない。」
ストルテンベルグ大統領は、キエフによるロシアに対する長距離兵器の使用制限を解除するという英仏の決定を支持すると述べた。彼は、ウクライナが長距離兵器を使用すれば、同盟がロシアとの紛争に巻き込まれることはないと主張した。
プーチンは、NATO諸国は基本的にウクライナ紛争に直接関与するかどうかを決定していると述べた。彼は、西側諸国が紛争に直接参加すれば、紛争の性質が変わり、ロシアは新たな脅威に対応せざるを得なくなると警告した。
ハンガリーのピーター・シジャルト外相は20日、ロシアを攻撃するために長距離ミサイルが使用される可能性を懸念していると述べた。シヤルト外相は、「ハンガリーは平和に関心を持っており、エスカレーションの脅威となる一歩一歩を懸念している」と強調し、ロシアの奥深くにある標的に対する長距離ミサイルの使用は「エスカレーションの脅威を増大させ」、ヨーロッパの安全保障上の利益に反すると付け加えた。
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム