2025年9月24日水曜日

ストラテジック・カルチャー:2025年9月24日 関西弁

https://strategic-culture.su/news/2025/09/23/the-importance-of-iran-in-the-new-asian-energy-architecture/

新しいアジアのエネルギー構造におけるイランの重要性
2025年9月23日、ロレンツォ・マリア・パチーニ

モスクワの最新の警告
今の世界は、核の淵の崖っぷちに立っとる。もし、すべてがワシントンとイスラエルの占領国家の策略だけに任されてたら、人類はとっくに地獄に落ちとったやろうな。

アメリカとイスラエルによるイランへの共同攻撃の前は、イランの核計画をめぐる危機は解決に近づいとるように見えたんや。6月9日、モスクワとテヘランは、西アジアのエネルギー構造を再設計するだけでなく、戦争のリスクから脱出する重要な道筋を提供する、広範囲にわたる協定に署名した。

この協定は、ロシアの国営原子力企業「ロスアトム」がイランに少なくとも8基の新しい原子炉を建設することを定めている。これは、5月21日にテヘラン議会で承認された25年間のロシア・イラン戦略協定に大きく基づいたプロジェクトで、モスクワが資金を提供し、10ギガワット以上のエネルギーを供給するもんや。現在の計画によると、イランは2041年までに原子力発電能力を20,000メガワット(20 GW)に増やすことを目指しとる。

この協定は、ロシアがアメリカとイランの核交渉を打開するための計画を提案した、わずか数日後に締結された。その計画っちゅうのは、イランが濃縮ウランを海外に移送し、民間用の燃料に変換するというもんやった。

せやけど、このイニシアティブが、モスクワが見せた最後の「誠意」やった。クレムリンは、その後のアメリカ・イスラエルによるイランへの攻撃を、深刻な裏切りやと見なした。このことで、平和的な解決に対するあらゆる幻想が打ち砕かれたんや。それ以来、不意を突かれたロシア当局は、仲介者の役割を放棄して、さらなる西側のエスカレーションに対抗するため、テヘランに味方することを決めたんや。

なぜワシントンとテルアビブは、今、緊張を高めることを選んだんか?
答えは明白や。イランの核計画は、ホンマの問題であったことなんか、一度もなかったんや。

イスラエルの戦略の核心にあるんは、イランがシオニストと帝国主義的な秩序に対して突きつける、公然とした挑戦や。抵抗運動を支援するだけでなく、テヘランはユーラシアの経済的・戦略的同盟を築くことによって、西側の影響力を弱める上で決定的な役割を果たしてきた。これらの同盟は、ドルの覇権を迂回し、アメリカの力を減らすもんや。ホンマに、忘れてはいかんのは、アメリカがそのホンマの力を、核抑止力だけやのうて、世界共通の通貨としてのドルの拡大にも基づいとる、っちゅうことや。この覇権が弱まれば、軍事力も政治的影響力も徐々に崩壊していくんや。

これらのシステム的な脅威と、イランが**「大イスラエル」プロジェクト**に屈することを拒否したことが相まって、テヘランは、この地域における西側の企みにとって、乗り越えられへん障害となっとる。イランは、単に安定の柱であるだけやない(1736年以来、戦争を始めてへんし、何十年もの挑発に並外れた忍耐を示してきた)。一帯一路構想(BRI)と国際南北輸送回廊(INSTC)の両方にとっての要となる、ユーラシア統合のハブにもなっとるんや。

近い将来の大動脈、鉄道
「国際南北輸送回廊(INSTC)」は、2000年にロシア、イラン、インドの最初の協定で始まった多角的なインフラプロジェクトで、今やユーラシアの10カ国以上を含むまでに拡大しとる。

目的は、インドとペルシャ湾をロシア市場、ヨーロッパ、中央アジアと結ぶ統合された貨物輸送ネットワークを作り出すことや。これによって、スエズ運河を通る伝統的なルートよりも時間とコストを削減できるんや。海路、鉄道、そして道路を組み合わせて使う。具体的には、インドからの商品は、海路でイランのバンダル・アッバス港かチャバハール港まで運ばれて、そっからイラン国内を鉄道と道路でカスピ海まで輸送される。カスピ海からは、ロシア南部、さらに北ヨーロッパへと進むんや。このシステムやと、従来の海路が35?40日かかるところ、15?20日で届けられると見積もられとる。

この回廊には、いくつかの支線がある。中でも最も重要なのは、ムンバイとモスクワをイランとアゼルバイジャン経由で結ぶルートや、アフガニスタンと中央アジアへの安定したアクセスを確保することを目的としたチャバハール港を経由するルートや。

このプロジェクトは、イランの鉄道インフラへの大規模な投資や港の改修によって支えられとる。陸上区間を統合するために不可欠な、チャバハール・ザーヘダン線の建設も含まれとる。

「一帯一路」との連携
経済的な利点に加えて、INSTCには地政学的な重要性がある。これは、参加国に西側の勢力が支配するルート以外の選択肢を提供し、ユーラシアの南部と北部の貿易関係を強化し、中国の「一帯一路」のような他のイニシアティブとも統合されとる。この意味で、この回廊は、台頭する多極化秩序のインフラ的骨格の一つと見なされとるんや。

これに関連して、2025年5月24日には、中国の西安とイランのアプリンにあるドライポート(内陸のコンテナターミナル)を結ぶ、8400キロメートルの新しい鉄道回廊が開通した。この画期的な路線は、海路に比べて移動時間を16日も短縮し、「一帯一路」の重要な大動脈を強固にして、INSTCと統合されとる。中国人にとって、イラン行きの列車は未来行きの列車であり、中央アジア諸国との統合を確保し、大陸全体に良い影響をもたらすんや。

中国以外にも、イランとパキスタン、トルコを結ぶ鉄道(10年間の休止を経て2022年に再開された)は、5981キロメートルの回廊を形成しとる。イスタンブールからイスラマバードへの貨物輸送を、海路の35日に対して、たったの13日にまで短縮しとる。延長路線はすでに新疆へと向かっとるんや。この路線沿いにアメリカ軍がいないことで、テヘランはワシントンの盗み聞きを気にすることなく、石油を輸出し、北京から商品を輸入することができる。

インドの対応と未来の展望
パキスタン、イラン、トルクメニスタン、カザフスタン、そしてロシアのウリヤノフスクを結ぶ、すでに稼働しとる路線は、エネルギーや工業製品の直接貿易を可能にし、中央アジア市場へのアクセスを拡大させとる。一方、南部では、イランのチャバハール港をザーヘダンまで700キロメートル延長する計画がある。これは内陸国のアフガニスタンに貿易へのアクセスを与えるために不可欠なもんやけど、アメリカとイスラエルの侵略を非難することをインドが拒否したことで、このプロジェクトの未来に暗い影を落としとるんや。

失敗の匂いがするIMEC
これらの革新的なユーラシア回廊と比べると、2023年に始まったアメリカ、イスラエル、そしてEUが後ろ盾になっとる**インド・中東・ヨーロッパ経済回廊(IMEC)**は、地政学的な茶番劇に見える。

中国がしっかりした公的銀行とホンマもんのインフラでそのビジョンを支えとるっちゅうのに、インド、イスラエル、EUが主導するIMECのコンソーシアムは、2年間で何一つ具体的な成果を上げてへん。信用供与の仕組みも、エネルギー計画も、大規模な物流もないまま、主に中国のシルクロードに代わる「代替案」として提示される、ただのマーケティング作戦にすぎへんのや。

こんな話は前にも聞いたことがあるやろ?「グリーンベルト構想」とか、「より良き世界を目指して再建」(Build Back Better World)とか、「グローバルインフラ・投資パートナーシップ」とか、「グローバル・ゲートウェイ」とか。どれもこれも、同じ理由で失敗したんや。それは、西側が構造的に建設する能力を失っとるからや。

何十年にもわたる脱工業化、安価な労働力への依存、そして金融自由主義的な資本主義の結果、大西洋同盟の経済は、自らの単極的な覇権を維持するために弱い国々を破壊することに頼る以外に、もはや何かを生み出し、建設し、計画することができへんようになっとる。せやけど、それでは遠くまで行けへんやろう。

エネルギーの再定義とユーラシアの動き
この地域で何が起きてるかにも注目する価値がある。アゼルバイジャン、トルクメニスタン、そしてパキスタンは、エネルギーの幾何学的な構造を再定義しようと動いており、これは間違いなくIMECを脇に追いやることになるやろう。

アゼルバイジャンは今や、カスピ海とヨーロッパを結ぶエネルギー資源の輸送における戦略的なハブや。その地理的な位置と積極的なエネルギー政策のおかげで、ガスや石油を西側の市場に運び、ヨーロッパのロシアへの伝統的な供給源への依存を減らす回廊のシステムを発展させることができたんや。「南部ガスカ回廊」がその最も象徴的な例や。これは、カスピ海にあるシャハ・デニズ油田からのガス輸出を可能にする、南コーカサスパイプライン、トルコを通るTANAP、そしてイタリアへのTAPを含むネットワークや。これに、原油を地中海に輸送するバクー・トビリシ・ジェイハンパイプラインのような歴史的な石油パイプラインが加わり、アゼルバイジャンのエネルギーハブとして、そして中央アジアとヨーロッパを結ぶ架け橋としての役割を固めとる。

トルクメニスタンは、地理的に近く、同じように資源が豊富やけど、別のロジックで回廊を発展させてきた。最近までガス輸出をロシアのインフラに依存しとったけど、ウズベキスタンとカザフスタンを横断してトルクメニスタンのガスを東側市場に運ぶ巨大なインフラ、中央アジア・中国パイプラインのおかげで、徐々に軸足を中国へと移した。同時に、アシガバートは、その巨大なガス資源の可能性を南アジア市場と結びつけることを目的としたTAPI(トルクメニスタン・アフガニスタン・パキスタン・インド)プロジェクトを引き続き支援しとる。これらの回廊は、歴史的に交渉力を制限してきた地理的な孤立を打ち破り、ルートとパートナーを多様化したいというトルクメニスタンの願望を反映しとる。

最後に、パキスタンでは、エネルギー回廊の問題が、国内供給の構造的な赤字を埋める必要性と絡み合っとる。この国はTAPIの計画された終着点であり、イランや中国とのいくつかの相互接続プロジェクトにも関わっとる。特に、「一帯一路」構想の心臓部である中国・パキスタン経済回廊(CPEC)には、石油・ガスパイプラインや、パキスタンを中国向けのエネルギーの代替アクセスルートに変え、国内のエネルギー供給を安定させることを目的としたグワーダル港のような港湾インフラが含まれとる。このように、パキスタンの回廊は、国内のエネルギー安全保障を支えることと、中東、中央アジア、東アジアを結ぶルートにとって重要なハブとして国を位置づけるという、二重の役割を担っとるんや。

BRICSの台頭と新しい秩序
それから、巨大で、ますます強力になっているBRICS+の地経学的パートナーシップがある。これは、世界中の貿易ルートを書き換えとる。西側でも、直接的やのうて、ノックオン効果を通じて外部から作用する。BRICSが選択をし、西側はそれを受け入れ、採用せざるを得んくなる。BRICS諸国は成長しとるのに、西側諸国は…まあ、もうみんな知っとる通りやな。

モスクワ、北京、そしてデリーは、ホンマもんの技術移転と、世界中のすべての国が主権を持ち、包括的な経済を築くことを可能にする協力的な開発モデルを提供しとる。一方、IMECは、ヨーロッパにまたしても別の商業的・財政的な依存関係を提供するだけで、そこでは再び外国の国家(イスラエルとアメリカ)が利益を享受することになるんや。

そして、ロシアと中国は、すでにイランを支援することを明確にしとる。

新しい秩序が台頭しとるんや。誰がそれを形作り、誰の利益になるかは、これから見ていくしかないな。

https://strategic-culture.su/news/2025/09/22/genie-israel-first-dominance-is-out-bottle/

『イスラエル・ファースト』の魔神が、瓶から出てもうた
2025年9月22日、アラスター・クルック

ルールなき戦争の始まり
「ガザは燃えとる。ユダヤ国家は容赦せえへん」。イスラエルのカッツ国防相は、そう興奮しながら宣言しとる。「IDF(イスラエル国防軍)は、テロリストのインフラを鉄拳で叩いとるんや」。実際には、ここ数週間、イスラエルはガザの他にも、ヨルダン川西岸地区、イラン、シリア、レバノン、イエメン、チュニジアの「インフラ」を攻撃しとる。

いわゆる「ルールに基づく秩序」という設計図(それがホンマに物語を超えて存在したんかどうかは別として)は、暴力的なシオニズムのために引き裂かれた。大量虐殺、進行中の和平交渉を装った奇襲、暗殺、そして政治指導者の首をはねること(de-capitation)。これは、限界も、ルールも、法律もない戦争や。国連憲章を完全に軽蔑しとる。倫理的な境界線なんて、単なる「道徳的相対主義」として、一蹴されとるんや。

イスラエルの外交政策を根本から作り直しとる、何か深いもんがある。ヨッシ・クラインが書いとるように、この変革は、シオニズム思想のまさに核心におけるUターン(ベン=グリオンからカハネへの道のり)として理解せなあかん。

イスラエルが求める「脱過激化」
ここ数十年のイスラエルの戦略は、パレスチナ人、そして地域全体を、ホンマもんのキマイラのように変革させるような「脱過激化」を達成したいという希望に基づいとる。この脱過激化によって、「イスラエルは安全になる」っちゅうわけや。これは、イスラエルが最初に建国されて以来、シオニストたちの「聖杯」とされてきた目標やった。

イスラエル戦略問題担当相のロン・ダーマーは、意識のそんな過激な変異は、敵を徹底的に屈服させるまで爆撃することでしか生まへん、と主張しとる(彼が第二次世界大戦から引き出した教訓や)。一つの側面、つまりイスラエルの外交政策は、明らかや。それは**「ジャングルの戦争」**や。

アメリカが伝統的な倫理観を捨てた
せやけど、もう一つの側面、もしかしたらもっと厄介なもんがある。

イスラエルが公然と引き裂こうとしとる、これらの規範や倫理原則は、結局のところ、アメリカがこれまで公に掲げてきた規範と価値観やねん。驚くべきことに、アメリカは、イスラエルに関して、その伝統的な倫理観を捨ててしもうた。トランプ政権は、イスラエルがそういう規範をぶっ壊すような軍事行動を使うことを批判したり、制限しようとするどころか、それらを真似しとるんや。和平交渉を装った奇襲、首をはねようとする試み、そしてベネズエラ沖で正体不明の船をミサイルで攻撃し、乗組員を蒸発させたり、な。

アメリカも国際法を軽蔑し始めた
アメリカは、これを公然とやっとる。イスラエルと同じように、国際法や国際的な協定に鼻で笑いながら、な。

どうやら、アメリカのエスタブリッシュメント(支配層)の主要な構成員は、ますますイスラエルの軍事戦略を好み、そして「公正な戦争」っちゅう道徳的な倫理観から、「アマレク」っていうヘブライの倫理観に近いもんへとシフトしとるようや。「絶対的な戦争」っていう別の「正義」で、西側の道徳的な「ソフトウェア」をアップデートすることになる。

イスラエルという国家に未来はあるんか?
イスラエルは今、ガザとヨルダン川西岸で二度目の**「ナクバ」**を実行しとる。ユダヤ社会は、1948年当時と全く同じように、抑圧と否定の中に閉じ込められたままや。イスラエルの歴史家、イラン・パペは、2006年に書いた1948年のナクバに関する彼の記念碑的な著作で、「(1948年の出来事を)忘却から取り戻す」ことの根本的な重要性について書いとる。

決定が下されてから(1948年3月10日)、任務を完了するのに6ヶ月かかった。それが終わった時、パレスチナの先住民人口の半分以上、約80万人が根こそぎにされ、531の村が破壊され、11の都市地区から住民がいなくなった。この計画、そして何よりも、それに続く数ヶ月間の体系的な実行は、明らかに民族浄化作戦であり、今日、国際法では人道に対する罪と見なされている。

1948年の物語は複雑やない。それは、パレスチナの民族浄化っていう、シンプルやけど恐ろしい物語や。イスラエルが否定し、世界に忘れさせたいと望んできた人道に対する罪や。それを忘却から取り戻すことは、単に歴史的な再構築や専門的な義務として、はるかに遅れた行為であるだけやない。それは、もし和解に少しでもチャンスを与えたいと思うなら、我々が取らなあかん一番最初のステップである、道徳的な決定なんや。

「ナクバ」の繰り返しは、イスラエルの終わりを意味するか?
私は最近、イスラエルの映画監督、ネタ・ショシャニによる1948年のナクバについての物議を醸すドキュメンタリーが、血のほとばしりとレイプの中で、イスラエルの倫理的・法的境界線がどのように消されたかを示した、と書いた。ショシャニは、倫理観が完全に失われたこと(そこには責任も正義もなかった)が、当時の国家建国プロジェクトの正当性を危険にさらした、と語っとる。そして、二度目となる今の戦争は、「イスラエルを終わらせるものになりうる」と警告しとる。

ショシャニの発言は、世俗的でリベラルなユダヤ人たちが、自分たちの大部分が世俗的でリベラルな社会の規範やライフスタイルが、イスラエルの右派の軍国主義的で終末論的な目標へと向きを変えるのを目撃して感じとるトラウマを暗示しとる。

財務大臣のスモトリッチは、最近、ユダヤの人々は「土地の征服」に従事しとるんやから、「贖罪のプロセスと、シオンへの神の存在の帰還」を経験しとるんや、と宣言した。

多くのヨーロッパのユダヤ人は、安全と保護を見つけるために新しいイスラエル国家にやってきた。せやけど、彼らはまた、パレスチナにおけるシオニズムのプロジェクトに参加するためにやってきたんや。

トランプが与える「無制限の信用」
今のところ、ネタニヤフは、トランプが地域全体で解き放たれた大混乱に対して、「100%の支持」と「無制限の信用」を与えてくれとると述べとる。ベン・カスピットが、イスラエルの高官の言葉を引用して書いとるように、や。

「ルビオが(ドーハでの)攻撃のわずか数日後にここにやってきて、ほとんど批判せんかったっちゅう事実、いや、むしろ逆やったっちゅう事実が、ガザでのイスラエル作戦に追い風を与えとる...イスラエルは、どのアメリカ政権からも、これほど寛大で長期的な信用枠をもらったことはない」。

そしてトランプは、「世界の平和メーカー」っていう呼び名から離れて、関税、制裁、あるいは軍事作戦を通じて、アメリカの「例外的な偉大さ」をより狭い範囲で実証することに集中しとるようや。それは、偉大とまでは言えへんまでも、支配的なアメリカを実証しとるんやな。

アメリカで高まる「反イスラエル」の声
せやけど、問題はあまりにも明らかや。ここ数年、イスラエルの存在は、アメリカのナショナル・コンサバティズム会議(保守派の集まり)では、ほとんど隅っこに追いやられとった。それが、今回は、ユダヤ国家とその戦争が避けられへんテーマになったんや。

最新の保守派会議は、「なぜこれが俺たちの戦争なんや?」「なぜイスラエルの終わりなき問題が、アメリカの負債になるんや?」「なぜ俺たちは『アメリカ・ファースト』の一部としてイスラエルを受け入れなきゃならんのや?」と問いかける人々と、イスラエルを支持するネオコンの「現実主義者」との間で「内戦」に突入した。

『アメリカン・コンサバティブ』誌の編集者は、「ふざけんな!」とぶちまけた。

共和党内の亀裂
共和党内の緊張は明らかや。MAGA支持者はトランプを支持したいんやけど、親イスラエル派の強硬派マックス・エイブラムスのような大口のユダヤ人献金者やコメンテーターは、中東からの離脱を推し進めるタッカー・カールソン好きの「MAGA孤立主義者」を、会議で「おかしくなっとる」と嘲笑した。

トランプはネタニヤフに、ガザでの大量虐殺が、特に若い人々の間で共和党支持層の支持を失わせとる、と警告したらしい。それでもトランプは、なんやかんや言うて、イスラエルへの揺るぎない支持を変えてへん。せやけど、彼は支持層の「空気感」の変化に気づいとる。

ネタニヤフの計算
もしトランプがホンマにその変化に気づいたとしても、ネタニヤフは気にしてへん。ハアレツ紙のアミール・ティボンが報じとるように、や。

「もしトランプが、イスラエルが『議会に対するコントロール』を失っとるっていう彼のコメントが、ネタニヤフへの警鐘になると思っとるなら、それは間違いや。イスラエル人は、自国が世界の世論の戦いに負けつつあることを、トランプに言われんでも分かっとる」。

「ネタニヤフとロン・ダーマーは...イスラエルが国際的な支持を失い、孤立が深まり、制裁の脅威や、指導者たち(ネタニヤフ自身を含む)への逮捕状が出とることに対して、平静や。二人は気にしてへんように見えるし、その理由は皮肉なことに、この危機を警告しとる、まさにその人、ドナルド・トランプなんや」。

「ネタニヤフの視点からすれば、トランプが後ろ盾になってくれとる限りは、そんなもんどーでもええんや」。

イスラエルが失ったアメリカ
まあ、イスラエルの戦争は、一世代の若いアメリカの保守派を失わせてしもうた。そして、彼らはもう戻ってはこん。チャーリー・カークが殺された状況がどうであれ、彼の死は、共和党政治における「イスラエル・ファースト」の魔神を、瓶から解き放ってしもうた。

ネタニヤフがホンマに外を覗き見た時、彼はイスラエルがアメリカ(そして、世界の他の国々も)を失ってしもうたことに気づくんやろな。

https://strategic-culture.su/news/2025/09/22/trump-attack-on-satire-is-no-laughing-matter/

トランプによる風刺への攻撃は、笑い事やない
2025年9月22日、マーティン・ジェイ

アメリカで広がる「忖度」と検閲
黒人のコラムニスト、カレン・アッティアが、チャーリー・カークについてのコメントが原因でワシントン・ポストのオピニオン編集者の職をクビになって、心臓が一つ鼓動したかどうかの間に、アメリカではこの**「代理による検閲」**っていう新しいトレンドが流行り出したようや。

それから、深夜テレビのトーク番組の司会者ジミー・キンメルが、カークの殺害に関連する政治的コメントのせいで、同じくクビになった。この動きは、キンメルが自分の番組でこう言うた後に起こったもんや。「週末に、MAGA連中が、このチャーリー・カークを殺した若者を、自分たちの仲間以外として特徴づけようと必死になって、そっから政治的得点を稼ごうと、あらゆることをするっていう、新たな最低レベルを記録した」。

やから、多くの人が未だに自由世界の民主主義の象徴やと信じとるアメリカにとって、この史上最低の事態は、ホンマは、メディアのボスたちが、トランプ政権を不快にさせるやろうと推測した見解に対して、コメンテーターを今や黙らせとる、っちゅうことやねん。

「これは明らかに、政府の行き過ぎや」。キンメルの従業員の一人はそう言うた。トランプ(彼はこのテレビ司会者を軽蔑しとると信じられとる)が、深夜番組の放送中止を「アメリカにとって素晴らしい日や」と語った後、彼はこう付け加えた。「もし政府が気に入らんコンテンツを止めるように企業に働きかけられるんやったら、アメリカに言論の自由なんてあらへん」。

信じられへんかもしれへんけど、トランプはついにメディアを、そこで働く人間を操作できるような位置に動かした。彼はついに恐怖の文化を作り出して、思い通りに物事を進める。さもなくば、従わん者たちを孤立させると脅しとるんやろうな。

イギリスもアメリカに続いとる
驚くべきことに、風刺への攻撃は、アメリカがホンマにどんな茶番劇的な民主主義であるかを示す、ホンマもんの警鐘や。風刺は、伝統的にアングロサクソン世界では、西側世界とまでは言わへんまでも、政治的な干渉や名誉毀損の訴訟に関して、常にフリーパスやった。せやけど、トランプの下ではもうそうやない。

トランプの下でのこの新しいメディアの状況は、アメリカにとって恐ろしい結末をもたらす。アメリカのエリートたちは、未だにアメリカを偉大な民主主義であり、いわゆる自由世界の他の国々への模範であると喧伝しとるっちゅうのに。

トランプが権力を握って以来、彼とJD・ヴァンスは、イギリスを、その悲惨なほどの言論の自由の欠如について、正しく批判しとる。イギリスは今や、ソーシャルメディアに自分の見解を投稿しただけで、年に3000人以上を牢屋に入れとる国や。

せやけど、ABCのオーナーによる明らかに政治的な思惑でキンメルが解雇されたことで、古い植民地(アメリカ)が、その主人の手本に倣っとることが分かる。かつて西側が、北朝鮮や中国のように、完全に支配されたメディアに対して嘲笑を楽しんでいた国々と同じように、今やイギリスとアメリカは、似たもの同士になってもうた。

「我々はこれがどこに向かってるか、みんな分かっとるやろ?管理されたメディアや。馬鹿げとる」と、深夜番組の司会者デヴィッド・レターマンは主張する。「恐怖心からとか、権威主義的で犯罪的な政権に媚びへつらおうとして、誰かをクビにするなんて、ありえへん。そんなもん、こうあるべきものやない」。

トランプ2.0政権下の現実
せやけど、悲しいことに、トランプ2.0の下では、まさにそれが現実になっとる。つい最近、トランプがイギリスで晩餐会に出席した時、記者会見で「ホンマに言論の自由が欠けてるのは、イギリスか、それともアメリカか?」って聞かれた。ホンマは、イギリスの報道機関はディープステート(政府内の影の権力)の肛門に深く食い込んどるから、ロバート・ペストンのトランプへの生意気な質問自体が、風刺の傑作やったんや。

イギリスとアメリカ、どちらが先か?
せやけど、イギリスでは、ジャーナリズム自体のレベルが下がっとるせいで、『ハヴ・アイ・ガット・ニュース・フォー・ユー』みたいな番組の政治風刺が、どうして存在しとるか、いや、繁栄しとるか、がはっきり分かる。例えば、ウクライナ戦争がどう報道されとるか見たら、政府の国防省がどうやって、自分たちの主張をジャーナリストの記事に紛れ込ませたか、あるいは、イギリスのジャーナリストがどうやってキーウのプロパガンダ機関とその嘘の犠牲者になったか、が分かる。

もう一つの側面は、ジャーナリズムと警察が、あまりにもひどいからパロディの域に達しとるっていう状況やな。普通のニュースとして報道されとるもんが、実は風刺に見える、っちゅうことや。最近イギリスでは、ジョギングする女性警官が、自分たちに「口笛を吹いた(ウルフ・ホイッスル)」男たちを逮捕するために、ジョガーのふりをしたっていう報道があった。全国ネットが作ったそのビデオ報道は、あまりにも非現実的で、まるで1980年代の風刺の天才クリス・モリソンが作った『ザ・デイ・トゥデイ』や『ブラスアイ』(どちらもBBC自体が検閲官の役割として禁止した、フェイクニュース番組)の作品みたいに見えたんや。

この点では、イギリスはアメリカのはるか先を行っとる。無能な政府や腐敗を暴くホンマにええ風刺は、何十年も前に打ち切られてしもうたから、トランプ政権と、MAGAの敵やと見なされとるアメリカの放送局に圧力をかける規制当局へのいじめは、まだまだ追いつかなあかん、っていうことや。

キンメル解雇の真相は?
アメリカの独立した監督機関であるはずのFCCが、MAGA運動に沿わへん放送局を監視するために、直接的な行動をとりとる。キンメルの解雇は、FCCやトランプの弁護士からの攻撃を受けた最初のケースやない。実際、キンメルの休止は、トランプが『60ミニッツ』や『ニューヨーク・タイムズ』を訴えたり、CBSが『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア』を打ち切ったりした後に起こっとる。

じゃあ、なんでこれほど多くの人がショックを受けたんか?それは、キンメルが言ったまさにその言葉にあったんかもしれへんな。カークの死の知らせをトランプがどう受け止めたかについて話す時、キンメルは、記者の質問に答えるトランプがホワイトハウスの一部を改修することについて語ったことを嘲笑った。「彼は嘆きの第4段階、『建設』におるんや」とキンメルはジョークを言うた。「これは、彼が友人やと呼んだ誰かの殺害を、大人が悼む方法やない。4歳の子供が金魚の死を悼む方法や」。

これが、ヒューズを飛ばして、トランプにABCのボスに電話をかけさせたもんやったんか?あるいは、もっと悪いことに、彼が電話をかける必要すらあらへんかって、ホワイトハウスの怒りを忖度して、自ら匕首を突き立てたんか?

アメリカは第三世界になったんか?
多くのグローバル・サウスの国々、トランプが間違いなく「shitholes(クソみたいな穴)」と呼ぶやろうアフリカの国々では、しばしば憲法に「現職の大統領を嘲笑してはならん」っていう一文がある。それは、発展途上国なら当然のことやと思うやろ。我々の憲法にも、テレビのボスやFCCとの暗黙の合意によって、このトランプ条項が目に見えへん形で織り込まれたんやろうか?アメリカは第三世界になったんやろうか?

https://strategic-culture.su/news/2025/09/20/are-trump-and-maduro-secretly-friends-smoke-mirrors-in-47s-win-win-game-in-venezuela/

トランプとマドゥロは水面下で友達なんか? ベネズエラにおける、47代目の勝利のための目くらまし
2025年9月20日、ホアキン・フローレス

トランプがベネズエラに手を出さへん理由
トランプはガイアナに関して、強力な主張をする機会があるにもかかわらず、これについては沈黙しとる。アメリカ大統領は、ベネズエラで政権交代を追求したり、大規模な軍事行動を起こしたりせえへん。これにはいくつかの理由があるんや。

特に重要なのは、エネルギー価格の高騰を引き起こさんためや。そして、良好な関係にあるロシアとベネズエラの関係も考慮されとる。ロシアとアメリカの間に再び良好な関係ができたっちゅうのが、この裏で進行中の壮大なゲームの性質を理解する上で、重要な要素になっとるんや。

軍事行動や対立は愚かやし、もしそれが侵略者にとって長期的な利点にならへんのやったら、始める必要なんかない。ベネズエラは、サウジアラビアを上回る、世界最大の確認埋蔵量(2024年時点で約3030億バレル)を持っており、1日あたり約70万から80万バレルの石油を輸出している。過去の紛争の事例から考えて、もし紛争が起きたら、ブレント原油はほぼ即座に1バレルあたり10?20ドルも値上がりする可能性が非常に高い。そして、この数字は、ベネズエラでの紛争の期間や予測不可能性に応じて、維持されるか、さらに上がるやろう。

トランプとマドゥロは「友達」か?
重要なこととして、トランプのロシアに対するアプローチは、バイデン政権が取った軌道とは真逆や。そして、これはトランプ政権下のアメリカのベネズエラ政策と大きく関係しとる。

それは、将来の紛争の物質的な基盤を排除することや。どうやってかというと、エクソンモービルとシェブロンの長期的な利益を管理し、保証し、取り込むことでな。これは**「麻薬カルテルを潰す」っていう見せかけの劇場**で隠されとる一方で、PDVSA(ベネズエラ国営石油会社)に関して、ベネズエラ全体の立場も改善しとる。

このことが、**「トランプとマドゥロは、ローマ的な意味での『友達』なんか?」**という問いを生むんやな。

FIGURE 1 - CPC route

ハリスのいない世界 ? 彼女って誰?もう忘れてしもうた
もしハリス政権がロシアに対する公然たる戦争とさらなる制裁を推し進めていたら、シェブロンはカスピ海パイプラインコンソーシアム(CPC)の15%の権益を放棄せざるを得んかったやろう。

石油大手がハリスを支持した理由、そして誤算
石油大手両社が、ハリスに対してトランプよりも不均衡な支持をしたっちゅうことは、社内のアナリストたちが状況を完全に読み間違えとったっちゅうことを示しとる。

彼らは、バイデン政権と、バイデンがウクライナでの段階的なエスカレーションを通じて、ロシアにとってのコストが高すぎることを示唆する立場を取ることで、バイデンが望む結果、つまり、CPCから一時的に撤退した後、シェブロンがさらに大きな株主として戻ってこれるやろう、と信じとったんや。

つまり、ロシアがウクライナから撤退し、「ウクライナ」(NATO)に有利な停戦や平和が実現し、もしかしたらプーチンの失脚にもつながるかもしれへん。この後、アメリカはCPCやロシアの他の新しいプロジェクトに、新しいロシア政権の下で、あるいは現在のロシア政権に大きな圧力をかけることで、いずれにせよシェブロンやエクソンモービルに有利な条件で、戻ってこようとしとったんや。

ゲーム理論とトランプの戦略
前にも言うたけど、バイデンチームは、原始的で攻撃を報酬とするフォン・ノイマン=モルゲンシュテルンのゲーム理論から生まれた、裏切りや強制的な合意モデルに一致する、ゼロサムゲームの観念で動いとった。

せやけど、ウクライナ軍の数々の攻勢が失敗し、アメリカが弾薬切れになり、西側諸国がロシアの「特別軍事作戦」が最終的に成功する、っちゅうことを次第に認識し始めたことで、石油大手の評価と最終的な立場が変わり、トランプとロシアとの関係改善の見通しへと軸足を移したんや。

エクソンモービルに関しては、トランプはガイアナに対するベネズエラの主張に対して、エクソンモービルを擁護する気はなさそうや。実際、トランプは、ベネズエラに対する「麻薬カルテル対策」っていう見せかけの活動で、この重要な点に触れへん。

見せかけの奥にあるビジネス
去年の3月、トランプは財務省外国資産管理局(OFAC)の免除令、GL 41Bを発動して、シェブロンがベネズエラで一定の範囲で操業を続けられるようにした。これは、業務の縮小を強制した41Aに代わるもんやった。41Bがどの程度まで解釈されるかは不明やけど、今日まで、シェブロンは、制限を含む既知のOFAC免除令を組み合わせて、ベネズエラで儲けを出して操業し続けてる。

公式の代表者から詳細や枠組みについて一貫した答えを得るのは難しいけど(「我々はまだ縮小しとる」対「我々は制限付きで操業しとる」)、ビジネスが続いてるっちゅうことは明らかや。

今、あまりにも頻繁に起こっとるように、表面的な見せかけやレトリックは、真実とは逆の、上っ面だけの結論を導くように設計されとる。このレポートは、ホンマに複雑な現実のいくつかの特徴を概説しとる。これには、我々の結論を正当化する、洗練された取引相手が関わっとるんや。

以下は、完全とは程遠いけど、より大きなチームによるさらなる発展のための、いくつかの重要な研究分野を示しとる。

要点の概要
トランプはベネズエラでの政権交代を求めてへん。代わりに、アクセルロッドのゲーム理論モデル(複数回の手)を使って、紛争やのうて協力の道を進もうとしとる。

トランプとシェブロン、エクソンモービルとの関係は、個人的かつ政治的なもんやと理解されてるけど、それはアクセルロッドモデルにおける**「しっぺ返し(tit-for-tat)」**を通じても理解できる。これは、エクソンモービルを永久に罰するんやのうて、トランプの外交政策に適応する理由を与えとる。

政治的には、次の段階のゲームが始まる前に、な。

トランプはシェブロンに近く、エクソンモービルからは遠い
せやけど、政策面では、アクセルロッドの動きが続く中で、トランプは reciprocated loyalty(忠誠心に報いること)と、incentivizing permanent opposition(恒久的な反対を奨励すること)のバランスを取っとる。

やから、トランプはエクソンモービルを疎外したり、後に彼らに不必要に反対させたりせえへん。むしろ、プーチンと交渉して、サハリン-1プロジェクトへの再参入を含む、公正な機会を与えとるんや。

ベネズエラに関する見せかけの真実
せやけど、トランプはエクソンモービルへのこれらの機会を、ロシアとの関係改善に結びつけとる。それによって、彼はエクソンを自身の政策と結びつけ、反ロシア的な大西洋主義に対抗するような形で、エクソンに機会を作り出しとるんや。トランプは、特別軍事作戦の後、カスピ海CPCとさらなるロシアとの共同プロジェクトにおけるシェブロンの役割を保証しとる。

トランプの反マドゥロ的なレトリックは、アメリカ国内の特定の「フロリダ州の人口層」を満足させ、内部の物語形成と一致しとるだけで、国際的なホンマの政策やない。それはマドゥロ側についても同じや。

この物語全体は、コロンビアの麻薬カルテル、FARC、そしてコロンビアが、古参のCIA資産(カルテルのメンバー)や元コロンビア軍の兵士を傭兵としてウクライナに送ることで、ウクライナを支援しとるっちゅう事実を隠しとる。これらすべては、「ベネズエラのカルテル」に関するもんである、っちゅう見せかけの下でな。

ガイアナは無視されとる
アメリカがベネズエラに対して追求できるホンマの開戦理由は、エクソンモービルが操業するガイアナに対するベネズエラの主張を巡るもんやけど、これは無視されとる。この点は、とんでもなく重要や。

やから、たとえ政権交代によってエクソンが潜在的な紛争なしにガイアナを確保し、ベネノエラに戻る際に有利な条件を得られたとしても、トランプはベネズエラでの政権交代を支持せえへん。

「トランプがベネズエラに対して、本格的に軍事行動を起こすかもしれへん」っていう噂は、エネルギー価格がさらに上がるかもしれへんこと、そしてアメリカの軍事資源を過剰に共有できへんことを、ヨーロッパやイスラエルに知らせるために使われとるんや。

ロシアの役割
その他の利点としては、もし軍事活動が起こった場合、コロンビアの傭兵やカルテルに属する準軍事組織がウクライナに到着する前に、トランプとマドゥロが共同で彼らを排除できる、っちゅうこともある。

ロシアのロスネフチは、オリノコ川油田地帯にあるペトロモナガス、ペトロビクトリア、ペトロミランダ、ボケロン、そしてフニン-6といったプロジェクトで、PDVSAと提携しとる。

これらは、アメリカの制裁がPDVSAを締め出しとった時に、モスクワにエクイティオイル(株式の形で保有する原油)と、カラカスに対する影響力をもたらし、同時にPDVSAが資本と技術にアクセスするのを助けたんや。

戦略的分析
ベネズエラでの出来事と、アメリカの明らかな好戦的な態度には、トランプの下での最近のワシントンの外交政策の際立った特徴が現れとる。それは、ゲーム理論モデルを通して解釈すると、相互協力を促すように見える、戦争のような姿勢やねん。

ゼロサムやない推論、合理的選択、そして繰り返し相互作用の論理を分析ツールとして使うことで、矛盾しとったり、不透明に見えたりするパターンを明らかにできるんや。

このダイナミクスで中心的な推進力になっとるんは、エネルギーや。一方的な寛大さに見えるもんをシグナルとして送ることで、アメリカは相手方からの合理的な反応を促すインセンティブを作り出しとる。これによって、ロバート・アクセルロッドの**「繰り返ししっぺ返し(iterated tit-for-tat)」モデル**を彷彿とさせるパターンで、協力が生まれるんや。この意味で、正式な合意や強制力のある取引がなくても、安定は生まれるんやな。

これは、紛争と拘束力のある取り決めを重視した、冷戦後のゼロサム的な戦略的思考の支配とは対照的や。フォン・ノイマン=モルゲンシュテルンのゲーム理論は、ゼロサムと協力の両方のシナリオに技術的なツールを提供するけど、歴史的な焦点は、繰り返される戦略的なシグナル発信よりも、敵対的な論理に置かれることが多かったんや。

「強さによる平和」
今の時代を際立たせとるのは、伝統的なやり方の逆転や。

戦争を正当化するために平和を主張する代わりに、アメリカは戦略的な安定を確保するための仕組みとして、紛争の姿勢をとっとるように見える。これは、**「強さによる平和」**の一形態や。このパターンは、この夏からイランに対するトランプの政策、そして今ではベネズエラでも観察できる。そこでは、注意深く計算された動きと予想される反応が、複雑な戦略的環境において安定した均衡を作り出しとるんやな。

冷戦後のアメリカは「不誠実な役者」やった
古いモデルは、過ぎ去った時代の勝利から受け継いだ帝国の傲慢さの上に築かれており、アメリカを「合意を結ぶ能力がない国」にした。傲慢で外交的やない文化が、過去の世代の成功の上に乗っかって生まれたんや。これは、もともとその成功を生み出した文化とはちゃうかった。これは、シュペングラーやトインビーの言う、パラドックスや。

大衆文化の言葉で言うと、「困難な時代が強い男を作り、強い男が良い時代を作り、良い時代が弱い男を作り、弱い男が困難な時代を作る」。G・マイケル・ホップが2016年の小説『生き残った者たち』でこれを書いたけど、明らかに1377年のイブン・ハルドゥーンの『歴史序説』から影響を受けとる。

トランプが直面する二つの課題
この冷戦後の死にかけのモデルでは、敵意は「人権帝国主義」やいわゆる「国づくり」を通じて、礼儀正しさを装っとった。今日、トランプの下でアメリカが「合意を結ぶ能力がある国」になろうとする中、ゲーム理論の枠組みの中で、協力のための信頼を築くことが必要や。

同時に、軍産複合体と、右翼のアメリカ国民の主要な層は、パフォーマンスを重視する政治と象徴的な懐柔を求めている。彼らの支持を維持するためには、誰もトランプよりも強硬派やタカ派のレトリックを演じることができへん。

やから、レトリックは受け取られ、コストと利益の基準に沿って機能する。軍事行動を示唆するような発言は、実は一時的に軍産複合体の企業の株価を高めるのに役立つ。これは、インサイダー取引に似たゲームとして遊ばれる可能性があるんや。

アメリカの「無駄にした8年間」
アメリカが、8年前まで、制度的なレベルで変化する世界の事実に気づかんかったのは、おそらく間違いやったんやろうな。

それどころか、バイデン政権下の4年間は、この現実に抵抗し、トランプの努力を後退させ、ロシアとの紛争モデルや、中国を封じ込めるための軍事的な「太平洋対応」っていう不条理な考えに固執して、無駄にされた。その結果、2022年にウクライナでの紛争が始まったんや。

一方で、BRICSと多極世界は、独自の発展の道を歩んだ。ある時点で、ワシントンとウォール街は、出現し、そして必然的な現実と向き合わなあかんくなった。それは、アメリカ帝国の着実な衰退、かつての姿とは程遠いペトロ・ドル、そして単独の準備通貨としてのドルの役割のますますの減少や。

機能主義的、システム的な観点から見ると、これは再調整を意味しとる。せやけど、古いビジネスのやり方に固執し、それぞれが自身の利益を追求する現場の寡頭政治のプレイヤーたちが、これをどう経験したかは、「紛争理論」のレンズを通して理解する方がええ。多くの意味で、それは死闘やった。

これが、アメリカの国内政治の紛争を説明しとる。2020年のように争われた選挙、気を散らすためでもあり、ホンマの現実でもある文化戦争、トランプに対する「ロシア共謀」っていう疑惑(後に虚偽と証明された)、トランプへの何度かの暗殺未遂、2024年の2期目の大統領就任を妨害するための法廷闘争、中東での再編、EUに対する直接的な経済競争、ウクライナ戦争への資金供与停止、さらにはカナダを併合してデンマーク国王からグリーンランドを「解放する」っていう脅しまで、な。

ベネズエラに関する新現実主義者トランプ:勝利のための好戦的なレトリック
ベネズエラに関する主流のアメリカの論評は、しばしば裏にある基本的な連携を歪めとる。『ザ・ヒル』や『ニューヨーク・タイムズ』、『ワシントン・ポスト』のようなリベラルや進歩的なメディアは、トランプをマドゥロに対する強硬派やと記述しとるけど、同時に彼の不安定さを批判しながら、それを応援しとるように見える。一方で、フロリダのキューバやベネズエラの亡命者は、トランプがジョン・ボルトンのような政権交代への執着を持っとると思い込んどることが多い。どちらの枠組みも誤解を招くもんや。

ボルトンがフアン・グアイドを資産として使ったんは、クリントン時代の「ディープステート」のツールキットの継続であり、構造的にも形式的にもトランプの戦略的な姿勢に反しとった。トランプ自身は、マドゥロを「強い」と評し、グアイドよりも気に入っとった。彼はグアイドのことを「ひょろひょろのガキ」で「青二才」やと評しとったんや。

もしトランプがホンマにマドゥロを「排除」し、舞台裏でホンマもんのアクセルロッド型の合理的選択による交渉を隠すための、ちょっとした見せかけの威嚇以上のことを真剣にやるつもりなら、彼はマドゥロがガイアナの大部分を法的に併合したっちゅう主張を、大げさな問題にしたやろう。せやけど、この件については、我々は全く音沙汰を聞かへんかった。

さらに、石油業界内の洗練されたプレイヤーたちは、トランプを非常によく理解しとるようや。通常、世界最大の石油埋蔵量を持つ国との好戦的な態勢が近づいとるホンマの兆候があれば、ブレント原油は著しく高騰するはずや。せやけど、そうならへん。これは、物事が順調に進んどることを知るべき「みんな」が、それに応じて行動しとる、っちゅうことやな。

FIG 2 - No anticipatory panic in Brent crude

ナッシュ=アクセルロッドの論理で考える
ベネズエラはブレント原油やのうて、メレイ16のような重質原油を生産しとるけど、その生産が滞ると、やっぱり世界のブレント価格に影響を与えるんや。ブレントは国際的な主要ベンチマークやから、ベネズエラの供給が急に止まったら、精油所の計画、貿易の流れ、市場の予想が変わる。たとえメレイ自体がブレントとして取引されへんくても、トレーダーはそれに反応して、ブレントや他の世界的なベンチマークを調整するんや。せやから、ベネズエラでの紛争は、間接的にブレント価格の高騰を引き起こす可能性があるんやな。

トランプがベネズエラによる西ガイアナの併合を無視して、代わりに麻薬密売について話した理由を理解するためには、古い世代の外交政策の正統性よりも、我々が**「ナッシュ=アクセルロッドの論理」と呼べるもんの中にあるんや。この「ナッシュ=アクセルロッドの論理」っちゅうのは、ナッシュの非協力的な均衡の推論と、アクセルロッドの、「繰り返し相互作用」が「しっぺ返し(tit-for-tat)」**のような相互的な戦略を通じて、協力を維持できる、っていう洞察を組み合わせたもんや。

ゼロサムの枠組み:フォン・ノイマン=モルゲンシュテルン・モデル
フォン・ノイマンとモルゲンシュテルンの古典的なゲーム理論は、ゼロサムの結果を前提としとる。一方が得たら、もう一方は自動的に損をする、っちゅうことやな。

これを地政学に当てはめると、このモデルは冷戦の論理を支えとる。つまり、ベネズエラがロシアや中国に売る石油1バレルごとにアメリカの力が減るから、アメリカはマドゥロを打倒せなあかん、っちゅう考え方や。ボルトン、クリントン、そして90年代初頭にさかのぼる情報機関の官僚たちは、このテンプレートに基づいて行動しとった。彼らにとって、ベネズエラは、政権交代が勝利とイコールになる、二者択一の戦線の最前線やった。

せやけど、この枠組みでは、トランプの行動は説明できへん。トランプは、2024年の西ガイアナの併合宣言に対してエスカレートせえへんかったし、マドゥロがロシアと連携しとることを直接的な敗北とは見なさへんかった。代わりに、彼は議論を麻薬や国境を越える犯罪へと方向転換させた。トランプはこれらの紛争を、フォン・ノイマンよりもナッシュ=アクセルロッドに近い、異なるレンズを通して見とるんや。

ナッシュ均衡:複数のプレイヤーと重なる利益
ナッシュは、ゼロサムの結果ではなく、均衡に焦点を当てることで、ゲーム理論を再構築した。ナッシュ均衡では、プレイヤーは、自分一人だけが戦略を変えることで状況を改善できへんような戦略を選ぶ。この枠組みは、敵対する者同士が、友情からやのうて、不安定化が両者にとって結果を悪化させるから、戦術的に協力する状況を可能にする。これこそが、古典的な**「ローマの友情」**やな。

トランプとマドゥロはこれを実証しとる。トランプが麻薬の阻止、特にコロンビアから来たCIA関連のならず者ネットワークに対する取り締まりに焦点を当てることで、マドゥロがコロンビア国境のFARCに対抗する余地が生まれる。マドゥロは、ベネズエラの主権を脅かす反乱軍を弱めることで利益を得る。トランプは、彼の国内政治プロジェクトを損なう違法な麻薬のルートを遮断することで利益を得る。そして、ウクライナ軍の ranks(階級)におけるコロンビアからの潜在的な外国人傭兵の数を減らすことに関して、ロシアにいくらかの助けをシグナルとして送ることもできる。

どちらもゼロサムの意味では「勝つ」わけやないけど、両者は自分たちのシステム内のならず者アクターに対して、お互いの立場を安定させ、ウィン・ウィンの関係に向かっとる。

政治:ロシア、ベネズエラ、シェブロン、エクソンモービル、そしてより深い均衡
トランプがガイアナよりも麻薬を強調する理由は、エネルギーが説明してくれる。ウゴ・チャベスは1999年2月に政権を握り、すぐにベネズエラの石油セクターをより強い国家管理の下で再編した。2007年から2008年までには、PDVSAはすべての外国企業にベネズエラでの事業の過半数所有権(51%)を譲るよう要求した。エクソンモービルは抵抗し、徐々に撤退し始めた。一方でシェブロンは、PDVSAとの合弁事業の下で操業を続けることに同意した。2015年、エクソンは焦点をガイアナ沖合のスタブローク・ブロックに移し、シェブロンはベネズエラに留まったんや。

シェブロンの操業は、トランプ時代の制裁(2017年から2020年)とバイデン時代を通じて、限定的なライセンスとアメリカ・ベネズエラの暗黙の了解によって維持された。これらの制約は、2007年から2008年のPDVSAの条件を厳しい監督下で実行可能なものにした。2024年から2025年にかけてのマドゥロによるエセキボの併合は、主にエクソンのガイアナでの操業を脅かしたんであって、シェブロンのベネズエラに拠点を置く資産は脅かされへんかった。トランプのシェブロンへの戦略的な好みは、選挙キャンペーンや政権の連携に反映されとる。シェブロンはトランプの就任基金に多額の貢献をし、彼の政策枠組みを遵守し、相互に有益な連携を作り出したんや。

FIG 3 - Russia’s Sakhalin-1 project (source www.itochuoil.co.jp/e/project/001_sakhalin.html )

ベネズエラにおけるトランプの政策
トランプの政策は、ロシアとの関係改善によって大きく形作られとる。これがベネズエラの操業と世界のエネルギーの流れを安定させとるんや。2025年9月、アメリカはエクソンモービルがロシアのサハリン-1プロジェクトに再参入するのを手助けした。これは、エクソンに大きな譲歩をしながら、ベネズエラにおけるシェブロンの特権的な地位を維持しとる。シェブロンは、さらに、カスピ海パイプラインコンソーシアム(CPC)の株式、そしてアメリカとロシア連邦の関係がさらに温まることで実現するかもしれない、他の将来の共同プロジェクトも維持できる立場にある。

石油市場への影響と価格の低下
Kpler.comは2025年7月29日に(https://www.kpler.com/blog/chevrons-venezuela-comeback-will-spark-heavy-crude-price-correction)、「トランプのベネズエラ制裁の撤回が、シェブロンが国内で成功するのを可能にした」と述べとる。彼らは、敵対関係が価格上昇につながるどころか、価格の下方修正がすでに見られとるし、さらに見込まれる、とも指摘しとる。

「ベネズエラの原油をアメリカが再び購入する可能性は、カナダ産原油の価格をアメリカでもアジアでも、下方修正させるやろうと予想されとる。西カナダ原油(WCS)は、今、クッシングでのWTIに対して1バレルあたり約-2.50ドルっていう記録的な高値で取引されとる。一方で、ハーディスティでのWCSのディスカウントは、最近1バレルあたり約-11ドルにまで拡大した。これは6月には約-9ドルやったから下がったことになるけど、去年の7月に見られた-14ドルのレベルよりはまだ大幅に強い、とアーガス・メディアは評価しとる。その結果、中国に陸揚げされる高TANカナダ原油の価格は、ICEブレントに対して1バレルあたり約-1.50ドルにまで上昇した。これは先月の-2.50ドルから急激な上昇や。カナダ西海岸のTMXシステムからの原油積み込みが8月と9月に増加するっちゅう予想にもかかわらず、や」。

「ナッシュ均衡」という戦略
このスナップショットは、ロシア、アメリカ、ベネズエラ、そしてそれぞれの石油利権を、単一の戦略的枠組みに統合する、より大きな動きを説明しとる。ロシアはパートナーシップを獲得し、マドゥロは生存と収入を確保する。シェブロンは二つの大陸でアクセスを維持し、エクソンは貴重な資産を得る。そしてトランプは、政治的にも石油価格にも、不安定化させるようなショックを避けながら、影響力を一元化しとる。

これは、ナッシュ型の均衡を形成しとる。そこでは、重なり合う利益が、公式の同盟なしでも協力を可能にすんねん。

トランプが麻薬に焦点を当てるのは、フロリダ州民や、軍事行動に興奮する他の人々(低俗やけど愛国心にあふれた世代全体のような)に対する、柔軟なポピュリスト的な目くらましとして機能しとる。同時に、この多角的な均衡を支えるより深いエネルギー外交を隠しとるんやけど、本物のならず者である、古い世代(オバマやクリントンなど)や環大西洋の勢力に未だ忠実な、本物のならず者のCIA派閥やカルテル関連のアクターたちへの攻撃も可能にしとる。

マドゥロは、ロシアの支援とアメリカの支持から利益を得て、影響力と安定性を提供してもろうとる。これが**「秘密の友情」**を形成しとるんや。つまり、トランプとマドゥロの間での公的な好戦的な態度と、舞台裏での実際の連携が組み合わさっとる。

ロシアとガイアナの主張
ロシアに関しては、ベネズエラとのエネルギーパートナーシップは20年前にさかのぼり、ペトロモナガス、ペトロビクトリア、ペトロミランダ、ボケロン、そしてフニン-6を含む、オリノコ川油田地帯のロスネフチとPDVSAの合弁事業を中心としとる。ロシア連邦は、2006年以来、しばしば石油輸送を担保にして、170億ドル以上の融資も行っており、ロスネフチは返済としてベネズエラ原油を定期的に受け取っとった。

ロスネフチは、アメリカの制裁を避けるために2020年にいくつかの事業から正式に撤退したけど、資産は国営企業ロスザルベジネフチに移管されたと報じられており、ロシアの権益は生きたままや。2022年以降、ウクライナを巡る西側の圧力の下で、協力関係は深まった。2025年までに、これらのプロジェクトは無傷のままで、バイデン政権時代には経済的な生存と、ワシントンに対する地政学的な影響力の両方を提供しとったけど、今では関係改善に組み込まれとる。

トランプがガイアナの主張について沈黙する理由
エセキボの領土紛争は、ベネズエラの主張の象徴的な側面を物語っとる。ベネズエラは、新しい州「グアヤナ・エセキバ」のための法的・政治的構造を作り、2023年から2025年にかけて投票を行ったけど、ガイアナはその領土を管理し続けてる。2023年と2025年のICJ(国際司法裁判所)の判決は、ガイアナの主権を再確認した。

利害関係は、石油によって決まっとる。エクソンモービルはスタブローク・ブロックの45%、ヘスが30%、CNOOCが25%を保有しとる。シェブロンによるヘスの買収計画は、アメリカの権益を統合することになるやろう。ベネズエラはガイアナの開発を「盗難」やと枠付けしとるけど、アメリカは様々な方法で企業投資を保護することにインセンティブを持っとる。せやけど、どれもこれを公の問題にせえへん。

この沈黙が、大きな意味を持っとるんや。

マドゥロからトランプへの継続的な好意的シグナル
マドゥロは、つい今月、2025年9月にも、トランプに対して、この状況に対する自身の複雑な理解を、非常に公然と、そして好意的にシグナルを送り続けとる。(参照:https://t.me/NewResistance/39889)

この中で、マドゥロはトランプを**「知的で大胆や」**と語っとる。

それらの発言で、マドゥロはベネズエラに対する砲艦外交の責任をトランプには負わせてへん。むしろ、その責任はマルコ・ルビオにある、っちゅう姿勢や。

マドゥロは、マルコ・ルビオが効果的にトランプを陥れたがり、トランプの本来きれいな手を血で染めさせ、地域全体で何世紀にもわたって人々の記憶に残るような、戦争を引き起こす重大な過ちを犯させようとしとる、と説明した。これは、ホンマの**「汎米協力(Pan-American cooperation)」**の可能性を台無しにするもんや、と。

マドゥロは最後に、トランプは何をすべきか分かっとるし、正しいやり方で対処するやろう、と自信を表明して締めくくっとる。

これは、以前のパターンにもつながっとるんや。

2024年7月、マドゥロはリンクされたビデオで、自分とトランプは友達になれると信じとると語っとる。(参照:https://t.me/NewResistance/30338)

「もし会っていたら、トランプと私はお互いを理解し合えたやろう。友達にさえなれたかもしれへん...(ボルトンとポンペオは)トランプを失敗に導いた。偽りの助言者や!」

ここでも、マドゥロはボルトン(あるいはポンペオ)とトランプの違いを理解しとるんや。イラン人も、もっと静かにやけど、間違いなくその違いを理解しとる。

最終的なまとめ
トランプのベネズエラ政策は、多くの地政学オタクが未だに想像するような、鈍器のような政権交代作戦やない。代わりに、それは、敵意という見せかけと引き換えに、均衡という実質を得る、再調整されたゲーム理論的な戦略を示しとる。

トランプは、ナッシュ=アクセルロッドのスタイルである**「繰り返し相互作用」**を使って、競争というベールの下で敵対者との協力を可能にし、軍事的なエスカレーションを避けながら、好戦的なシグナルを発信しとるんや。

ベネズエラにおけるシェブロンの長期的な利権に特権を与えつつ、エクソンにはロシアを経由して再参入の道を提供することで、トランプはアメリカ企業のエネルギー利権を、ロシア連邦とのより広範な関係改善に直接結びつけている。これは、石油価格の安定を管理するだけでなく、過去のゼロサム的な義務から離れて、戦略的な連携を再構築しとる。

ベネズエラのガイアナに対する主張についての彼の沈黙、彼のOFAC免除令、そして彼の麻薬戦争という見せかけは、すべて、国内のタカ派を懐柔しながら、海外での安定を追求するために設計された、調整された劇の一部やねん。

マドゥロは、彼の方も、トランプのパフォーマンスとしての敵意と、ホンマの姿勢との区別を理解しとる。彼は繰り返し、協力、そして「友情」への開放性をシグナルとして送っとる。

ロシアはロシアで、PDVSAの成功を確保し、ベネズエラ原油を自国の地政学的な戦略に統合しとる。これは、バイデンのゼロサム的なエスカレーションよりも、トランプの多極的な関係改善にとって、はるかに有利な条件の下でな。

浮かび上がってきたんは、感傷的な意味での「秘密の友情」やない。むしろ、**「ローマの友情」**や。重なり合う利益、相互の抑制、そして共通の敵によって結びつけられた敵対者たちや。トランプとマドゥロはレトリックでは火花を散らすかもしれへんけど、実際には、両者とも、ベネズエラの生存、アメリカのエネルギー大手企業の利益、ロシアの影響力、そしてトランプの外交政策の枠組みの安定を確保する、ウィン・ウィンの均衡へと進んどるんやな。

https://strategic-culture.su/news/2025/09/22/the-stoicism-of-donbass/

ドンバスのストア派哲学
2025年9月22日、ラファエル・マチャド

インターネットのストア哲学
インターネットでは、「ストア哲学」(ローマ皇帝マルクス・アウレリウスや哲学者セネカみたいな名前を思い出す、あの古代哲学のことや)が、支配的な文化から疎外されとる若い男たちの間で、一種の「ミーム」や「ライフスタイル」みたいになっとる。

このストア哲学の修行は(その唯物論的な存在論を抜きにして、もっぱら倫理的な側面だけを取り上げとるけど)、欧米諸国の若い男たちのアイデンティティ危機と結びついとるんや。

多くの若者は、ストア的な人生観の中に、挫折や逆境に備えるための公式を見つけとる、と信じとる。そして、「暴力」「虐待」「抑圧」といった概念と「男らしさ」を結びつけることで、健全な男らしささえも徐々に汚名を着せようとする、強い女性化の雰囲気がある文化的な文脈の中で、「男らしさの学校」を見つけとるんや。

「死への準備」としてのストア哲学
もっと具体的に言うと、ストア哲学は、その倫理的な側面において、死の必然性と、人生における敗北や不幸の確実さに対処するために、心の枠組みを準備することを意図しとる。普通の人間は、死の脅威や、人生で被る事故、計画の予期せぬ変更、大失敗に常に影響され、身動きが取れへんようになると想定されとる。ストア哲学は、これらの心の変動が人を奴隷にする、という理解に基づいて、それらに対して人間を免疫化することを目指しとるんや。

その代わりに、ストア哲学は、世界の性質と魂の性質に沿った、無関心で超然とした態度を形作る。もしこの努力が成功したら、ストア哲学は、人が「幸福」や「充実」を達成することを可能にするよう意図されとるんや(これらの用語は、現代の「即座に満足」文化が通常割り当てる意味とはかなり違う意味で受け取られるべきや)。そして、まさにこの理由から、ある程度、ストア哲学は死への準備の哲学であり、それゆえに**「メメント・モリ(死を忘れるな)」**はローマ人の間で有名な言葉になったんや。

せやけど、ここで我々が話してるんは、退屈な中産階級の生活の中での哲学的、イデオロギー的、またはアイデンティティの変化の連なりにおける、単なる「立ち寄り地」として、自由意志で、選択によって採用された「ライフスタイル」や「世界観」や。

ドンバスという「空間」
せやけど、世界のある場所では、その空間が、そこに住む人々の心の中に、まさにストア的な精神性を徐々に形作っとる。それは、イデオロギーのスーパーマーケットでの消費者の選択やのうて、セネカやマルクス・アウレリウスの作品との接触によって生み出されたインスピレーションでもない。その空間が、そこに住む人々の心に、新しくて具体的な人格を鍛え上げとるんや。

ドンバスは間違いなく、その種の空間や。

ワシは9月に数日間、そこにおって、ドネツク、ゴルロフカ、マリウポリを通り過ぎた。その間、兵士と民間人の両方を含む数人の人々と話すことができた。彼らの日々の困難、2014年以来に被った残虐行為、そして将来への期待について知ることができたんや。

ドンバス紛争の起源
我々の選ばれた聴衆のために、紛争の根源を網羅的に思い出す必要はないと思う。せやけど、念のために言うと、ドンバスの人々がマイダンでの抗議活動を目撃し、選ばれた当局者たちが国から逃亡し、ロシア語の禁止、ロシア語学校の閉鎖、そして国の半分を占める人々のアイデンティティの完全な抑圧を約束する新しい指導者たちが権力に上り詰めるのを見たことを思い出そう。

ドンバスという「空間」が鍛え上げた精神性
ドンバスの人々は、自分たちの特権を保障するよう平和的に動員を始め、広場や公共の建物を占拠した時、キーウは銃撃で応えたんや。最初に始まったんは、民間人に対する暴力的な弾圧やった。この状況下で、ドンバスの人々には、武装するか、それとも民族として消滅するかの、二つの可能性しかなかった。

そして、ドンバスの長い殉教の歴史が始まった。急ごしらえの民兵(冒険家、退役軍人、交通警官、家庭持ちの男たち、政治的な過激派で形成された)の最初の進撃があり、いわゆる「反テロ」作戦でのウクライナ軍の進撃の前に撤退した。空港での戦闘があり、ロシアからの志願兵や支援者からの装備品の流入が増えた。デバリツェボの包囲戦があり、そしてミンスク合意が結ばれた。

それから、平和でも戦争でもない「リンボ」、灰色の地帯が続いた。キーウは、ドンバスへの散発的な爆撃を続けていた。特別軍事作戦が始まるまで、な。

死が隣り合わせの生活
まず第一に、アメリカやヨーロッパの裕福な大都市に住んどるような一般的な人々にとっては、これらの条件の下で生活する、っちゅうんは想像もできへんことや。

よう考えてみてや。「条件」っちゅうんは、単に経済的な困難だけやない。ドンバスの人々は普通に飯を食い(しかも美味いもんを)、ショッピングモールに行き、スーパーで買い物し、車を運転し、美容院に行き、学校や大学に通い(安全のためにオンライン授業を維持している場所もあるけど)、お祭りをして、ダンスクラブに行く。

ワシが言うてる根本的な「条件」っちゅうのは、絶え間ない「死」への意識やねん。ワシはドネツクの中心部で、軍事的な標的からは程遠い、爆撃された場所におった。そして、ドネツク市全体が、キーウが持つ特定のドローンや最高のミサイルの射程内にあるんや。この意味で、ワシの旅の絶え間ない「お供」は「死」やった。ワシ自身がいつ死んでもおかしくない、っちゅう可能性だけやのうて、ドンバスの全ての市民が「死」を「お供」にしとる、っちゅう感覚によってな。

バス停に立っとる時、銀行に並んどる時、市場に行く時、あるいは広場や公園で休んどる時でも、誰でも死ぬ可能性がある。この11年間で、何度も、何百回も、実際に起こったことや。

「死」を忘れた人々
アメリカやヨーロッパの都会生活の快適で疎外された泡の中では、ワシらはこんな風には生きとらへん。逆に、ワシらは「死」から永久に恐れ逃げとる。若さを装うために必死な中産階級の女性が行う整形手術から、不老不死のテクノ・ミイラに変身したがる科学者、寡頭政治家、官僚の最も先進的なトランスヒューマニズムの願望まで、あらゆる可能な、そして想像できる手段を使って、死を遠ざけようとしとるんや。

ワシらは、「死」が突然、雷鳴のように、そして一見ランダムで、混沌として、不公平な形で襲ってくるまで、「死」が存在することを忘れとる。不公平や、っちゅうんは、まるで予告なしに、予期せぬ形でやってくるからや。まるで、それが人生における暗黙の確実性であり、毎秒の恒久的な可能性やないかのように、な。

ドンバスに生まれた「ストア派」の民
やから、ドンバスの人々は「死」を絶えず意識して生きとるし、一瞬たりとも「死」を忘れへん。

誰でもいつでも死ぬ可能性がある。誰もが、民間人としても兵士としても、すでに死んでしもうた親戚や友人がおる。そして、この地域全体が、人々と土地の自由のために命を犠牲にした英雄や司令官たちの生きた記憶で満ち溢れとる。

ここで、日本の武士道、もっと具体的に言うと**『葉隠』**に飛躍して、日々の死の瞑想の勧めを引用することもできるかもしれへんな。望んだかどうかは別として、西側は、この瞑想をドンバスに義務として課したんや。

その結果、より強く、より純粋で、より地に足が着いてて、そして究極的には、この「死」を常に考えることを通じて、人間の経験をより豊かにするという根本的な意味で、より「哲学的」な人々、特にモスクワの「コスモポリタン的な中産階級」の精神と比較して、が生まれたんや。

希望を捨てへん心
暴君や皇帝が失敗した場所で、戦争は成功した。ギリシャやローマやのうて、ドンバスに、ストア派の民全体が出現したんや。

当然、これが主な問題やけど、この人々は、2022年以来、ウクライナによって何年も水を止められとる、っちゅう事実にも話を広げることができる。ロシアが特別軍事作戦の開始以来、生活条件を大部分で安定させることができたとはいえ、電気やインターネットといった、あらゆる種類の困難がまだあるんや。

それでも、この小さくて重要な地域の、特にワシらがドネツク大学で出会った若者たちの心には、より自由で、より安全な未来、つまりより良い未来への希望が残っとるんや。

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