2026年1月8日木曜日

ペペ・エスコバル:蛮族がまたやりおった

https://strategic-culture.su/news/2026/01/05/barbaria-strikes-again/

(2026年1月5日)

カエサルを責めたらあかん。責めるべきは、熱狂して彼を称え、媚びへつらい、自由を失うたことを喜んで、彼の行く道で踊り、凱旋パレードを捧げたローマの民衆や。広場で彼が語る「新しくて素晴らしい、良き社会」……つまりは「もっと金、もっと楽、もっと安心。地道に働く連中の犠牲の上にダラダラ生きること」を意味するローマの姿に、歓声を上げた民衆を責めるんや。 ――マルクス・トゥッリウス・キケロ

「荒れ狂う20年代」は、一つの殺人から始まった。2020年1月3日、トランプ1.0の命令によるバグダッドでのソレイマニ将軍の暗殺や。

そして「荒れ狂う20年代」の第二幕は、爆撃と拉致で始まった。2026年1月3日、トランプ2.0が命じたカラカスへの「ミニ・ショック・アンド・オー(電撃戦)」とデルタフォースによる襲撃や。

狂えるドナルド・トランプは、「ベネズエラを支配する」ぬかしとる。 この下品な「新カリグラ」、自称「野蛮の国の皇帝」は、結局のところ何一つ支配できへんかもしれん。まずは自分のその喋りすぎる口から何とかせえよ。

ベネズエラへの工作は、帝国のお決まりの台本通りに進められた。何年もかけて殺人的な制裁で貿易と資本の流れを止め、ハイパーインフレと収拾つかん人道危機を引き起こす。狙いは、ベネズエラ国民を苦しめ抜いて、軍事クーデターを不可避にすることや。

深夜、寝室におる大統領をさらういうんは、CIAの古典的な台本や。マドゥロの警護責任者や側近を買収することには成功した。けど、ベネズエラ軍までは買収できんかったんや。

カラカスの独立した情報源が認めとる通り、マドゥロを守っとったんはベネズエラ軍だけで、ロシア軍やなかった。ロシアの部隊がマドゥロの官邸に着いたとき、最初は買収されたマドゥロ自身の汚職警備員らに抵抗されたらしい。 そいつらを無力化してロシア軍が中に入った時には、マドゥロは内部の協力者のおかげで、すでにデルタフォースに連れ去られた後やった。マドゥロの警護責任者はそのあと捕まって、きっちり処刑されたわ。

拉致の翌日、ベネズエラ兵らが明かしたところによると、デルタフォースはカラカスの軍部隊を「ピッグス湾事件」スタイルの地上侵攻の拠点にしようとしたらしい。けど、兵士の言葉を借りれば「わしらは戦った。発砲して、軍のユニットを占拠させずにヘリを追い払うたったわ」いうことや。

ベネズエラ国防省は、マドゥロの警護隊のほとんどが作戦中に殺されたと発表したけど、誰に殺されたかは言うてへん。キューバも32人の戦士が死んだと発表した。こいつらは間違いなく、裏切った警護隊の中にはおらんかった。

チャベス派の政府はまだ権力を握っとる。憲法通りに暫定大統領に任命された、あの手強いデルシー・ロドリゲスが率いとるんや。今のところ、政府内に「第五列(内通者)」は見つかってへん。

プロパガンダ紙のマイアミ・ヘラルドは、コロンビアの怪しい元副大統領サントス・カルデロン一人の話をソースにして、ベネズエラ側の証拠も何もないまま「デルシー・ロドリゲスがトランプ2.0と密約してマドゥロを差し出した」いうフィクションを垂れ流しとる。

けど、この大ボラ吹きなカリグラ・ホワイトハウスの物語が崩れ始めるのに、48時間もかからんかった。ベネズエラ現地におる調査ジャーナリストのディエゴ・セケラが、主流メディアやSNSに溢れとる「ナンセンスの津波」をすでに論破しとるからな。

それに、2800万人のベネズエラ人が、あの大声で喋り倒す「新カリグラ」のグリンゴ(アメリカ人)を「解放者」として歓迎しとるなんて思うたら大間違いや。トランプは今やデルシー・ロドリゲスに直接脅しをかけたり、いつもの通り「野蛮の帝国がまたベネズエラを爆撃するぞ」と約束したりせざるを得んようになっとる。

解読された「ドンロー・ドクトリン」

結論を言おうか。財政難の帝国が担保を確保するために不可欠な「世界最大の石油埋蔵量」以外にも、ベネズエラを叩く主な理由はいくつかある。

1. ユダヤの戦争(Bellum Judaica) カラカスはBRICSメンバーのロシア、中国、イランと親密な関係を築くだけやなく、明確にパレスチナの側に立ち、シオニストの疫病を糾弾した。せやから、これは新国家安全保障戦略で明白になった「モンロー・ドクトリンの必然的帰結」の実行やというだけやない。それ以上に、カリグラこと「シオニストの宮廷道化師」によって展開された、「シオニ・モンロー・ドクトリン」としての「ドンロー(Donroe)・ドクトリン」なんや。

全グローバルサウスに対して、際限なき「パクス・ユダイカ(ユダヤによる平和)」、いや「ベラム・ユダイカ(ユダヤの戦争)」の教訓を教え込むのに、これ以上の方法があるか? 彼らは今や、あらゆる「アマレク(敵)」に対して、ノンストップの永久戦争モードにおる。彼らの祭壇に跪かんやつは全員「アマレク」や。デルシー・ロドリゲスが最初の演説で、この拉致作戦を「シオニストの色がついとる」とズバッと指摘したんは、何の不思議もないわな。

2. ヘヴィメタルの轟音 爆撃と拉致のわずか24時間後、ワシントンはたった80億ドルで、1兆ドル規模のベネズエラの貴金属を処理する巨大な製錬所取引をまとめよった。 この取引を融資したんはJPモルガンや。あそこは現物銀の大量ショートポジションで大ピンチやからな。おまけにベネズエラは、まだ採掘されてへん何兆ドルもの金と銀が集中しとる「アルコ・ミネロ(鉱物アーク)」のど真ん中におるんや。

3. ペットダラーの視点 肝心なのは、トランプがヨダレを垂らしとるベネズエラの膨大な未開発石油そのものやない。大事なんは「ドル建ての石油」や。本質的に価値のないグリーンのトイレットペーパー(ドル札)を刷り続けて軍事産業複合体を支えるには、米ドルが国際通貨、つまりペットダラーであり続けなあかん。 略奪の帝国は、ベネズエラの石油が人民元やルーブル、ルピー、あるいは将来のBRICSの仕組みで売られることを、断じて許せんのや。ベネズエラが中国のクロスボーダー決済システム(CIPS)に加わった時点で、赤信号が灯っとったんや。

それに、石油に関してはCitgo(シトゴー)から石油を盗む話もある。シオニストの億万長者ポール・シンガーと彼のヘッジファンドのために、何年もかけた制裁の結果、借金まみれにされたCitgoを乗っ取る詐欺やな。

さらに、トランプの「これは俺たちの石油だ」いうフィクションとは裏腹に、歴史学者のミゲル・ティンカー・サラスが証明した通り、ベネズエラは1976年に石油産業を国有化しとる。「それはベネズエラ人が管理し、ベネズエラ人が運営しとった」。エクソンモービルら外国企業には、十分すぎるほどの補償がすでに払われとるんや。

中国の視点も忘れんときや

「中国はベネズエラを救うために何もしなかった」なんていうアホな憶測が飛んどるけど、中国は喧嘩するほどヤボやない。北京は「裁判所」で混沌の帝国と戦うつもりや。

静かに、騒がず、北京は明確にした。「グローバルサウスのベルト・アンド・ロード(一帯一路)プロジェクトへのいかなるアメリカの攻撃も、カラカスからジャカルタまであらゆる裁判所で国際仲裁にかける」とな。西側の野蛮人が理解できる唯一の言葉、つまり「政権転覆の法的コストを、手が出せんほど高くしてやる」いうことや。

近いうちにテストが来るやろ。もしトランプがベネズエラを「支配」したと仮定して、北京がトランプ統治下のベネズエラに対して一つの契約請求を勝ち取ればええだけや。その時、トランプにベネズエラの石油が中国に売られるのを止める度胸があるかどうか、見ものやな。

「力こそ正義」

それでも、新カリグラは止まらんやろ。あの口の通りにな。ドンロー・ドクトリンの下での「混沌の帝国」は、エネルギーと貿易回廊を、どんな犠牲を払ってでも戦略的に支配しようとしとる。ベネズエラの石油を諦めさせるなんて無理や。なぜなら、それが新パラダイムの至高の戦略的前例になるからや。「俺の力が正義だ(Might is Right)」……ルール無用の新しい国際秩序や。

せやから、ベネズエラで次に何が起きるかは、グローバルサウス、つまり世界の大多数に直接関わってくる話なんや。

少なくとも、今はもう物事がクリスタルみたいに明白や。国際法なんてカモが信じるもんや。探し出して破壊し、爆撃し、拉致する。なぜなら、俺らにはそれができるからや。「野蛮 + ユダヤの戦争」コンボに限界はない。

次は何や?

イラン: テルアビブの戦争犯罪人が、すでに「ユダヤの戦争」の命令を下しとる。トランプ2.0にできる戦争なんて、特殊部隊が拠点を確保しようとしたりミサイルをぶっ放したりする程度やけどな。ワシントンには、もう大規模な諸兵科連合軍を作戦展開する能力なんてないんや。

グリーンランド: トランプが自慢した「防衛」のためやない。帝国の生存圏(レーベンスラウム)拡大と、北極圏の戦争のために天然資源を略奪するためや。トランプはちっぽけなデンマークに、考える時間をちょっとだけ与えよった。「グリーンランドのことは2ヶ月後に心配してやる」とな。

それからキューバや。麻薬テロリストのエリートと仲のええ、マルコ・ルビオの「お気に入りプロジェクト」やな。

さらにコロンビア、メキシコ……言うこと聞かんかったらBRICSの国々もや。今はもう「総力戦(Totalen Krieg)」や。混沌の帝国とユダヤの戦争コンボは、それを「テレビショーみたいに眺める」つもりや。 グローバルサウスの連中は、さっさと団結した方がええで。


0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム