RT:2026年01月08日
https://www.rt.com/russia/630693-insects-food-eu-ogloblina/
7 Jan, 2026 13:52
ロシア人は絶対に昆虫なんて食わん:有力議員が断言
2026年1月8日
1. 「虫を食うんは欧州だけや」
オグロブリナ議員は、昆虫食がロシアの食卓に並ぶことは「絶対にない」と断言した。 「そんなんは、農業がガタガタになっとるEUで起きることや」と切り捨てとる。 EUでは去年、ゴミムシダマシの幼虫(ミールワーム)を乾燥させて粉にしたもんを、パンやパスタ、ジャムに最大4%まで混ぜてええいう許可が出たけど、ロシアはそんな真似はせんと言うとるな。
2. 「ロシアには豊かな土地がある」
彼女はTASS通信に対して、こう強調した。 「ロシアでは、これまでも、これからも、虫を食うことはあらへん。厳粛に言うとくけど、そんなん論外や」 虫はあくまで「魚や動物の飼料」専用。どれだけ代替プロテインの研究結果が出ようが、ロシア当局の姿勢は変わらんと。 「ありがたいことに、うちは土地がたっぷりある。だから本物のロシア料理にこだわり続けるんや」
3. 国内の専門家との温度差
実は去年、サンクトペテルブルクの食品技術研究所の所長が「3?5年以内に虫プロテインのバーやヨーグルトが店頭に並ぶかもしれん」と予測しとった。 けど、オグロブリナはそんな「文化的な偏見」を克服する気なんてさらさらないみたいやな。
4. 飼料としてはOK
ちなみに、2023年にロシアでも「アメリカミズアブ」の養殖が農業活動として認められたけど、これも当局は「あくまで家畜の餌用」と釘を刺しとる。
https://www.rt.com/news/630688-fyodor-lukyanov-trump-venezuela/
7 Jan, 2026 10:26
フョードル・ルキヤノフ:トランプのベネズエラ攻撃は、ノーベル平和賞ものかもしれん
2026年1月8日
世界で「戦争が何も解決せえへん」と言われとる中で、トランプ流の「圧力政治」こそが、現代における最も「平和」に近い形かもしれん――。
1. 「平和賞」に執着する男
トランプの「ノーベル平和賞への渇望」は、もはや隠しようがない。彼に言わせれば、1年足らずで8つもの戦争を止め、今また9つ目を解決しようとしとる。なのに賞はもらえん。「リベラルめ、くそくらえ」という彼の落胆が聞こえてきそうや。 彼の虚栄心を笑うんは簡単やけど、一つ認めなあかんことがある。トランプのおかげで、「戦争は異常で不要なもんや」という認識が公の議論に居座り続けとるんや。
2. 「ビジネスマン」の合理性
トランプが全面戦争を嫌うんは、単にニューヨークの不動産開発業者として、大量破壊や犠牲を伴う「伝統的な戦争」を**「無意味で非効率」**やと思っとるからや。 代わりに彼は、力を見せつけ、経済制裁を課し、相手を強引に合意に引きずり込む。今回のベネズエラでのマドゥロ拘束作戦も、軍事施設への攻撃はあったけど、比較的精密で、血もそれほど流れんかった(相対的な話やけどな)。これが彼流の「戦争の代替案」や。
3. 「解決」はせえへん、ただ「封じ込める」だけ
トランプが止めたと言う「8つの戦争」の中には、本人が何もしてへんもんもあるし、実際には終わってへんもんも多い。 彼は紛争の根本原因には興味がないし、解決もしよらへん。ただ、「一番激しい殺し合い」だけを抑え込むことに成功しとる。今のカオスな世界では、それだけでも価値があるいうわけや。
4. ハイブリッド戦争の時代
かつて軍事力は「時代遅れ」と言われたけど、今はまた国際政治の主役に返り咲いた。「自由な世界秩序」が崩壊し、各国は「昔ながらの力の論理」に戻りつつある。 今の戦争は「ハイブリッド」や。経済、情報、技術、あらゆるもんが武器になる。トランプはこの「すべてを武器にする」世界の精神を、直感的に体現しとるんやな。
5. 最小のコストで最大の実績
今の世界は、一つの行動で問題をスッパリ解決することなんてできへん。複雑に絡み合った糸を、競争しながら少しずつ解いていくしかない。トランプは、 provocations(挑発)や冷酷なディールを使いこなして、致命的な衝突を避けつつ緊張を管理しとる。 「決定的な解決はできんけど、最悪の事態は避ける」――このトランプの方程式こそが、21世紀の第2四半期における「ノーベル平和賞」の新しい基準になるかもしれん。
https://www.rt.com/news/630556-putin-capture-zelensky-maduro-us/
4 Jan, 2026 23:14
「もしロシアがゼレンスキーを捕まえたらどうなる?」コレア元大統領が西側の欺瞞を暴露
2026年1月8日
エクアドルのラファエル・コレア元大統領は、ワシントンによるマドゥロの拉致について、「文明レベルの後退」であり、世界を「野蛮」へと引き戻す「破滅的な前例」やとRTに語った。
先週土曜の未明、米特殊部隊が石油資源の豊かなベネズエラを空爆し、マドゥロ大統領と妻を拘束。ニューヨークへ連行して麻薬取引の罪で起訴した件について、コレアはこう問いかけとる。
「ちょっと想像してみてや。もしプーチンがゼレンスキーを捕まえたとしたら、世界はどう反応する? 今アメリカが受けてるような、ぬるい反応とは似ても似つかん猛烈な反応やろな」
コレアによれば、今回の拉致に対する国際社会の反応は「地球規模の欺瞞」と二重基準(ダブルスタンダード)以外の何物でもないという。
「この前代未聞の異常な事態は、国際社会からもっと強い反発を受けるべきや。ワシントンは国際法を土足で踏みにじり、『力が正義』という時代を呼び戻してしもた」
「あいつらが言うとるんは、『わしの言うことを聞くか、さもなくばまた爆撃するかどっちかやぞ』っていう理屈や。これはベネズエラやラテンアメリカだけの問題やなくて、地球全体にとって極めて危険なことなんや」
割れる国際社会の反応
BRICS(ロシア、中国、ブラジル、イランなど): この米軍の作戦を強く非難しとる。ロシアは「自決権の保障」を求め、ブラジルのルラ大統領は「容認できない一線を越えた」と批判。中国も「覇権主義的な行為」と断じとる。
西側諸国: 反応は極めて鈍い。EUの外交安全保障上級代表のカヤ・カラスは「自制」を求めるにとどめ、ハンガリーを除くEU全加盟国による共同声明でも、この行為を非難も支持もしないという曖昧な態度を貫いとる。
https://www.rt.com/news/630518-russian-experts-assess-trumps-venezuela-gambit/
4 Jan, 2026 14:12
「これは世界への見せしめや」:ロシア専門家によるトランプのベネズエラ作戦評価
ワシントンは1月3日、ベネズエラへの軍事行動を激化させて、米特殊部隊がマドゥロ大統領と妻を拘束、国外へ連れ去った。米国政府はマドゥロを麻薬密売とテロの罪で起訴して、ニューヨークで裁判にかけるつもりや。
これに対してロシアや中国を含む外国政府は、事態の沈静化とマドゥロの釈放を求めとる。カラカスやラテンアメリカの各都市では外交活動が活発になっとるけど、今回の介入の正当性を巡って意見の対立は深まる一方や。
RTがまとめた、ロシアの主要な専門家によるコメントは以下の通り。
・バレンティン・ボグダノフ(VGTRKニューヨーク局長)の視点
ドナルド・トランプが残酷なまでにアップデートした「モンロー主義」。そのお披露目公演は、カラカス上空の夜間ヘリ急襲で始まり、トランプの指揮の下、ニューヨークへと舞台を移した。捕らえられたベネズエラ大統領を米国へ連行するまでの全過程が、最も屈辱的な場面を含めて細かく記録されとる。これは、ラテンアメリカを越えたターゲット層に対して、「歴史の終わり」なんて起こってへん、今は21世紀の第1四半期やなくて、モンロー主義が宣言された19世紀の第1四半期なんやと、思い知らせるための演出やったんやな。リベラルな感傷なんて一切なし。あるんは剥き出しの力だけや。
逮捕後、強襲揚陸艦「イオウ・ジマ」船上で撮られた最初の写真には、だらしなく下がったトレーニングパンツ姿のマドゥロがおった。スチュワート空軍州兵基地の滑走路では、グアンタナモから到着したボーイング機からハンガーへ移動する際、マドゥロの足には足枷と鎖が巻かれとる。DEA(麻薬取締局)の捜査官らは、手錠をかけられたマドゥロを囲んで、戦利品を仕留めた賞金稼ぎみたいに集合写真を撮っとる。けど、マドゥロは折れへんかった。DEAのニューヨーク本部へ向かう途中で放った皮肉な「ハッピーニューイヤー!」は、これから何年も語り草になるやろうな。
マ・ラ・ラゴでの会見に45分も遅れて現れたトランプは、あんまり嬉しそうやなかった。理由は明白や。マドゥロを捕まえることと、ベネズエラを支配することは別もんやからな。カラカスで誰が権力を握り続けとるかを見れば、トランプの当初の計画は実現には程遠い。誰の尽力でそうなったかは議論の余地があるけど、作戦の前にホワイトハウスが駐中米国大使を招き、マドゥロが中国代表団を迎えていたことを考えれば、誰がトランプの前に「レッドライン」を引いたかは想像に難くないわ。
だからこその強気な態度や最後通牒、そして限界の露呈や。まず真っ先に切り捨てられたんは、リーダーシップに欠けると判断された野党のマチャドやった。ベネズエラの暫定統治を引き受けるという公約も、すぐに現地の新旧当局者との取引にぶつかった。トランプはインタビューで、新しく就任したロドリゲス副大統領(現暫定大統領)がワシントンの望み通りにするなら、地上軍は送らんと明言した。トランプが欲しいんはシンプルに「石油」や。対するカラカス側は「石油は人民のものや」と定型文で返しとる。
もちろん「ムチ」もある。トランプはすでに第2波の攻撃をちらつかせとるけど、同時に最大の恐怖である「地上戦(Boots on the ground)」も図らずも露呈させてしもた。今のトランプ時代のアメリカには、自国の裏庭であっても地上作戦に耐える力はない。だから今回の出来事は、地政学的な大変動というよりは、むしろ米国内の政治的な節目としての意味が大きいんや。
ここでの主な受益者はトランプやなくて、マルコ・ルビオ国務長官かもしれん。今回の作戦を外交的に支えたことで、2028年の大統領選に向けて、勢いを増しとるヒスパニック系有権者の間で大きな弾みをつけてる。ベネズエラやメキシコ、キューバといった層は、今の共和党の新しい支持基盤になりつつあって、彼らはウクライナやグローバリズムなんて興味はない。それが悪いことやとは言われへんけどな。
・アナスタシア・ガファロワ(政治情報センター副所長)の視点
ドナルド・トランプには、ベネズエラで長引くような地上戦を始めるつもりなんてさらさらない。アメリカはとにかく素早く動いて、最大の効果を狙うはずや。ベネズエラには深いジャングルがあるし、ゲリラ活動も盛んやから、どうしても「ベトナム戦争」みたいな嫌な連想をさせてまう。だからこそ、トランプ政権は明確な成果を出して、一刻も早くこの状況から抜け出したいと考えとる。その「成果」いうんが、いわゆるマドゥロ政権の打倒なのは明白や。
今回の出来事は、もっと大きな政治的ディール(取引)の一部かもしれん。もしかしたら、マドゥロ本人や主要なパートナーの合意の上で行われた可能性すら否定できへんし、あるいはマドゥロ側近による裏切りの結果かもしれんな。
重要なんは、これらの一連の動きがベネズエラだけやなくて、他のラテンアメリカ諸国への圧力にもなっとる点や。例えば、選挙が近づいとるブラジルなんかに対しても、強烈なプレッシャーをかけてるんやな。
・マキシム・スチコフ(MGIMO国際問題研究所長)の視点
中間選挙の年に戦争を始めるんはリスクが高いけど、決して「無謀」な賭けやない。泥沼化する可能性はいつでもあるからリスクやけど、政治的にも軍事的にも、今回のベネズエラ作戦は慎重に練り上げられたものに見える。
まず政治面やけど、ワシントンは事前にマドゥロへの外部支援を遮断するように動いとった。ウクライナを巡るロシアとの交渉が決定的な局面に入っとる中で、「今のロシアはアメリカと真っ向から衝突したがらへんやろう」という読みがあったんや。同時に、ここ数日、米国は中国とも極秘で集中的な協議を重ねて、「ここから先はうちの勢力圏や」という線引きを明確に示しとったんやな。
軍事面では、トランプは明らかに「電撃戦(ブリッツクリーク)」に賭けとる。 けど、これは単なる軍事作戦やなくて「トランプ流」や。軍事施設やインフラへの精密爆撃だけやなく、象徴的な場所への攻撃も含まれとる。例えば、(マドゥロ政権の精神的支柱である)チャベスの墓を破壊したんは、政権への象徴的な打撃であり、米国内のイデオロギー的な対立相手へのシグナルでもある。これは、いわゆる「認知戦」の論理に従って、軍と市民の両方の抵抗意志を挫こうとしとるんやな。
ただ、この「トランプ流の世界秩序」は、伝統的なアメリカの勢力圏だけに留まらへん。ベネズエラのケースは、世界の石油市場をコントロールするための強力な手段でもある。これはラテンアメリカを越えて、ロシアの利益にも直接関わってくる大きな問題や。
・ドミトリー・ローゼンタール(ロシア科学院ラテンアメリカ研究所長)の視点
ドナルド・トランプが最初からベネズエラを攻撃するつもりやったとは、うちは思わへん。今起きてることは、主にアメリカ国内の政治的な事情で動いとるんや。トランプは自分の支持層を固めて、さらにマドゥロ政権みたいな左派政権を蛇蝎(だかつ)のごとく嫌う、ベネズエラ系やキューバ系の移民コミュニティからの支持を確実にする必要があった。けど、事態が進んで緊張が高まるにつれて、トランプはもう後に引けへんところまで言うてしもたし、やってしもたんやな。
少し前には、米ベネズエラ両政府の間で交渉が進んどるという話もあったし、取引が成立する可能性を指摘する声もあった。けど、結局そうはならんかったみたいやな。1月3日の米軍と特殊部隊による行動は、事態を新しいエスカレーションの段階に引き上げてしもた。今はもう、賭け金が格段に跳ね上がっとる状態や。
もっと広く言えば、ベネズエラは長いことアメリカの支配層から「米国の国家利益に対する脅威」と見なされてきた。ワシントンにとって、西半球(南北アメリカ大陸)を完全にコントロール下におくことは不可欠やし、あからさまに敵対的な国が近所に居座るんは我慢ならんことなんや。それにベネズエラには莫大な石油資源があるし、戦略的なポテンシャルも大きい。共和党、民主党を問わず、歴代のアメリカ政権がベネズエラの立場を弱めて、親米的な秩序を押し付けようとしてきたんは当然や。とはいえ、ベネズエラがアメリカにとって常に最優先事項やったわけやない。今回のトランプの決断は、かなりの部分で米国内の政治的圧力によって形作られたもんや。
ロシアについて言えば、この状況で取れる選択肢は正直かなり限られとる。モスクワは間違いなく、ベネズエラの指導部に対して政治的、道義的な支持を表明するし、国際社会の場でも必要な措置は講じるやろう。けど、そこから先、この段階で具体的に何ができるかを言うんは、いろんな理由から難しいのが現状やな。
・フョードル・ルキヤノフ(ロシアグローバル事務局編集長)の視点
ドナルド・トランプは、自分にとっての「モンロー主義」が単なるスローガンやなくて、実際の行動指針であることをはっきり示した。トランプ陣営にとって、ベネズエラを親米政権にすげ替えるんは、イラクやアフガニスタンのような「終わりのない戦争」やなくて、米国の国家安全保障そのものの問題なんやな。カラカス(マドゥロ政権)が麻薬密売や移民流入に関与しとるという口実――見たところ完全にでっち上げやけど――を持ち出してきたんは、偶然やない。マドゥロを追い出すことで、「この地域を仕切っとんのは誰か」「どう振る舞うべきか」をラテンアメリカ全体に知らしめる狙いがある。
チャベス派への国民の支持がどれほど強固で、圧力をどれだけ跳ね返せるかは、近いうちに明らかになるやろう。トランプがどれだけのリスクを許容できるかも同様や。地上戦となれば犠牲者が出るし、泥沼化の危険もある。これはトランプが本来嫌がる展開や。けど、もしマドゥロが国外へ連れ出されたという報告が事実なら、ベネズエラ国内で次に何が起きようと、トランプはすでに「完全な勝利」を宣言できる立場におるな。
ロシアにとって、これは実に具合の悪い状況や。ベネズエラは密接なパートナーで、志を同じくする同盟国やし、マドゥロとプーチンの関係も長い。アメリカの暴挙に対して、モスクワは憤慨せざるを得ん。けど、同時に、これほど遠く、全く異なる地政学的環境にある国に対して、実質的な支援を行うんは、物理的にも政治的にも不可能に近い。プーチンとトランプの間には、今、ウクライナというモスクワにとって遥かに重要な議題があるからな。クレムリンが、二の次の問題のために、極めて重要な相手(トランプ)との大きなゲームをぶち壊すとは考えにくいわ。
実のところ、ベネズエラとより深く実利的な関係にあるんは中国や。トランプのラテンアメリカでの動きは、中国をこの地域から追い出すという大きな戦略目標と結びついとる。けど、北京もまた、この状況で具体的な行動に出る可能性は低いやろ。
・ティモフェイ・ボルダチョフ(経済高等学院教授)の視点
いわゆる「モンロー主義」への執着いうんは、まあ多くの人にとって魅力的なんやろうな。馴染みのある歴史的な例え話を持ち出せば、深く考えんで済むからな。今の情報環境には、まさにうってつけや。けど、もしこの200年も前の概念を大真面目に持ち出しとるんやとしたら(それ自体が疑わしいけどな)、それは単なる見せ物以上の意味がある。つまり、現代における「アイディアの根本的な危機」を指し示しとるんや。
国際関係論を学ぶ1年生やったら誰でもわかるはずやけど、歴史的な類推いうんは分析ツールとしては機能せえへん。時代遅れの概念も、政策の基礎にはなり得んのや。この200年で、世の中のコンテキスト(背景)があまりに激変してしもたからな。言い換えれば、この「知的な危機」こそが現代の世界政治を象徴しとる。それがアメリカというフィルターを通したときに、これほどまでに劇的で、演劇的な形(マドゥロ拘束ショー)で現れるんは、別に驚くようなことやないわな。
・イヴァン・チモフェエフ(バルダイ・会議プログラム・ディレクター)の視点
経済制裁も武力行使も、どっちも外交の道具や。これらはセットで使われることが多いし、イラン、シリア、イラク、ユーゴスラビア……歴史を振り返ればそんな例ばっかりやな。今回のベネズエラ作戦もその一つやけど、ちょっとひねりが効いとる。現職の政府をひっくり返して、大統領を拉致してまうなんてのは、そう滅多にないケースやからな。
今回のエピソードで浮き彫りになったんは、他の大国から地理的に離れた場所にある政治体制がいかに脆いか、っていう事実や。 とはいえ、昔はソ連がキューバを効果的に支援したこともあるし、(アメリカが失敗した)ピッグス湾侵略みたいな例もある。逆に1980年のイラン人質救出作戦「イーグルクロー」は、不運と不手際が重なって無残な失敗に終わった。
でも、今回はアメリカにとってすべてが上手いこと運んだ。トランプは大きなリスクを取って、今のところは勝ったいうわけやな。
そうなると、世界中のリーダーたちは今頃、「もしトランプが自分らに対しても同じリスクを取る気になったらどうしよう」と自問自答しとるはずや。 これから北京やモスクワに向けて、いろんな国から使節団が向かうことになるやろうな。リスクをコントロールする――あるいは「軽減(ミティゲーション)」せなあかんからな。
これから世界がどれだけ「多極化」に向かうかは、それらの国々が自力で、あるいは「ブラック・ナイツ(黒い騎士)」の助けを借りて、アメリカのリスクをどれだけ上手いこと管理し、抑え込めるかにかかっとる。
・コンスタンチン・コサチョフ(ロシア連邦会議副議長)の視点
ベネズエラがアメリカに対して、軍事的、人道的、あるいは犯罪や麻薬に関連するような脅威をこれっぽっちも与えてへんのは、疑いようのない事実や。麻薬の話にしても、国連の専門機関が(ベネズエラ側の潔白を)裏付けとる。つまり、ここ数日、数週間にわたってベネズエラに対して行われた軍事作戦には、実質的な正当性なんてこれっぽっちもないいうわけやな。
えげつない皮肉な話やけど、2025年のノーベル平和賞は「ベネズエラへの爆撃を呼びかけた」人(マチャド)に贈られた。やとしたら、実際にベネズエラを爆撃しとる今の状況は、2026年の平和賞に向けた一歩とでも見なされるんやろか?
本来、秩序いうんは「国際法」に基づかなあかんのであって、自分らで勝手に決めた「ルール」に基づくもんやない。今回の件で、国際法が明らかに踏みにじられた。こんなやり方で押し付けられた秩序がまかり通るようなことがあってはならんのや。
うちは確信しとるけど、世界の「多数派(グローバル・マジョリティ)」は、今回のベネズエラ攻撃から断固として距離を置き、非難するはずや。対照的に、世界の「少数派(西側諸国)」は、苦しい選択を迫られることになる。自分らの掲げる「価値」と「利益」をちゃんと正当な場所に置き直すんか、それとも「大西洋同盟」の地政学的な優先順位のために、自分らの価値観をきっぱりゴミ箱に捨てるんか。どっちかやな。


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