Adam Something:ドバイは21世紀のパロディや
https://www.youtube.com/watch?v=tJuqe6sre2I
「ドバイ」と聞いたら何を思い浮かべる?超高層ビル、莫大な富、ランボルギーニで走る警察、7つ星ホテルに集まる上流社会。パームアイランド、ワールドアイランド、ブルジュ・ハリファ、ブルジュ・アル・アラブ。信じられないほどの富を示す未来的なシンボルたちや。
でもこれらを踏まえた上で言わせてくれ。ドバイ、アラブ首長国連邦、その他の湾岸諸国は地球上で最悪の場所のひとつや。大胆な意見やとわかっとる。でもちゃんと根拠を示すで。これだけのグラマーの裏に何があるか見ていこか。ドバイと湾岸諸国の本当の顔をな。
ドバイで起きとることをよく理解するために、まずルーマニアの話をしよか。
第二次世界大戦後のブカレスト
第二次世界大戦後、ブカレストは他の東側の首都と同じ問題に直面した。都市化と住宅地の拡大により、大容量の公共交通機関が必要になった。ルーマニアの独裁者ニコラエ・チャウシェスクは地下鉄の建設を命じた。技術者たちが提案を持ってきた。そしてチャウシェスクは「ノー」と言うた。
「俺自身がルートを設計する」
元靴職人の助手で、自ら「カルパティアの天才」と自称した人物が、地下鉄の路線全体を川と並行して走るよう再設計した。そう、並行して。
でも奥さんのエレナ・チャウシェスクも口を挟んだ。元繊維工場の労働者やった彼女は、都市計画者が夫婦に計画を提示したとき、なぜ中心部のピアツァ・ロマーナに停車するのかと聞いた。そこに工場はあるのかと。ないと答えたら大学があって学生がたくさんいると言われた。
すると彼女はこう言うたとか。「学生?太っとるんやろ。少し歩かせたらええ。ロマーナに駅は要らん。歩いて行けばええ」
夫が何も言わず、誰も彼女に反対する勇気がなかったから、建設はキャンセルされた。もちろん他の全員はこれが完全にアホな話やとわかっとった。技術者たちは世論の圧力で将来作らなあかんことになると知りながら、秘密裏に建設することにした。彼らの読みは正しかった。結果はこの馬鹿げた狭い駅になった。追加の掘削工事を通す必要があったせいで普通の駅が建設できへんかったからや。
教訓:頭の悪い独裁者+建設=最悪の結果。
これがこの動画のテーマに繋がる。ドバイや。
ドバイという都市はとんでもないジョークや
現代の人類の悪いところを全部集めたつまらないパロディやで。なんでそう言うか?順番に見ていこか。
第1部:愚かさの記念碑
超高層ビルについての動画でブルジュ・ハリファについて話したことがある。砂漠の真ん中に建つ非常に醜いガラスとスチールの塔で、どの石油会社が一番でかいかを見せつけるためだけのもんや。
このビルには自分専用の詩まである。「俺は集合的な願望の力であり、文化の融合の象徴である。夢を刺激し、感情を呼び起こし……」
なんやあの騒音?ああ、うんこのトラックやないか。
そう、ブルジュ・ハリファは下水道に接続されてへんって知っとったか?毎日、大量の糞尿トラックの行列がビルからうんこを汲み出さなあかん。世界最高の超高層ビルを夢見たドバイに下水道はなかったわけや。
しかもさっきも言うたけど、超高層ビルを建てることにはあまり意味がない。スペースが足りないときだけ意味があるもんや。でもドバイにそういう問題はない。それが次のポイントや。
第2部:未来のアトランティス
パームアイランドはこの都市の最も有名なシンボルや。最初のパームジュメイラの建設は2001年に始まった。信じられへん話やけど、グーグルマップの写真によると今でも完成してへん。
実際に何が建設されたか見てみよか。宇宙からはかっこよく見えるけど、近くから見てみよう。幹の部分は8車線の都市間高速道路で、葉の部分は住宅街や。モノレールもある。でもよく見ると、起点と終点の間に駅がない。葉っぱに住んでる人はどうやって乗り降りするんや?
まあ修辞的な質問やけどな。この島はアメリカの住宅地と同じく車のために作られとる。第2のパーム、ジェベル・アリも同じようなもんになるやろ。
それからワールドアイランド、億万長者とその豪邸のための小島の複合施設がある。これは完全に黙示録的な光景に見える。
しかも建設中の3つ目のパームもある、2つやと足りないとでも思ったんか。それに使われた砂は砂漠の砂やない。砂粒が大きすぎるから、海底から採掘しなあかん。その過程で何エーカーもの海洋生物が壊滅される。ちなみにこれらの島はサンゴ礁の上に作られて、完全に覆い尽くした。
そしてNASAによると、これらの島は年間5ミリのペースで沈んどる。ついでに言うと、海面が上昇しとるのは知っとるやろ?アブダビ環境庁によると、最悪のシナリオではドバイの大部分が水没する。
整理してみよか。世界中のお金があって何でも建設できるのに、サンゴ礁を破壊して沈みゆく住宅地を建てるためにお金を払うんか。お前に対して言い過ぎたかもしれへん。
でもまだ終わってへん。なんで砂漠があるのに海に建設するんや?必要なだけのスペースが全部ある。なんでパームを逆向きに作らへんかったんや、パームを水にしてな。宇宙からも同じくらいかっこよく見えて、海洋生物も破壊せんで済む。
待って、パームのすぐ下にそういうことをやったやつがある。ああ、これはアメリカスタイルの住宅地か。まじか。信じられへん。アメリカの最悪の都市計画を一つひとつ実装しとる。都市計画の地獄の完成形がある。同じような家、行き止まりの路地、真ん中を通る高速道路、公共交通機関の欠如。12車線の幹線道路、神様よ。そして次のパートへ。
第3部:砂漠のフューチュラマ
ドバイの都市計画は全体的に本当にクレイジーや。バブルみたいなもんや。砂漠の中の富裕層のための小さなディストピアや。
この配置を見てみ。超高層ビル2つのセクションが約20車線の高速道路で分断されて、その後ろに住宅地とゴルフ場がある。レトロフューチャーな美学を持つロサンゼルスみたいなもんや。
これは非常にイライラする。あれだけのお金と権力があれば、これよりずっとよいものが作れたやろうに。これが観光を呼び込んで石油依存から脱却するためやと理解しとる。悪くない考えや。でもなんでユニークなものを作らへんかったんや?醜いガラスとスチールの塔でもなく、沈みゆく砂の上の住宅地でもなく、ショッピングモールとゴルフ場でもなく。
アラブの黄金時代の建築に現代的な要素を加えた都市を想像してみて。まあこれはディアブロ3のやつやけど、わかるやろ。超高層ビル、ショッピングモール、住宅地、高速道路、ゴルフ場なら見たことがある。でも歴史的あるいは歴史主義的なアラブの都市はまだ見たことがない。それこそがあのオイルマネーを使う素晴らしい方法やったはずや。少なくとも今よりよかった。しかも億万長者や寡頭政治家以外の客層を引きつけることもできた。
まあそれは公平やないかもしれへんけど。ドバイは今のところ知識人の避難所とは言えへんからな。ちなみにドバイの人口のうち地元民はたった10%しかおらへんのを知っとったか?残りの90%は移民や駐在員や。
実際、全員が移民なんやけど、白人の人々は移民とみなされたくなくて「駐在員」という言葉を作り出した。有色人種だけが移民扱いされるわけや。それが次のパートに繋がる。
第4部:奴隷国家
これがドバイ、アラブ首長国連邦、湾岸諸国全般について俺が最も許せないことや。
ドバイのあらゆる贅沢、富、豪華さは人間の悲劇の山の上に成り立っとる。
インド、パキスタン、バングラデシュの貧しい人々が高賃金と安定した仕事の約束に引き寄せられる。労働ビザを取得するために友人や家族からお金を借りる。ビザの費用は約2,000ユーロで、UAEの法律では企業が負担することを義務付けとるのに。
着いたらパスポートを没収されて、身動きが取れなくなる。週7日12時間働くことを強制されて、月平均165ユーロの賃金しか受け取れへん。多くの労働者は何ヶ月も賃金を受け取られへん。
シビル・ライツ・ウォッチの報告書を引用する。「わずか1ヶ月の賃金滞納でも労働者にとっては非常に深刻や。すぐに採用エージェントへの借金が積み重なる。追加の利息が発生して、自分たちを頼りにしてる家族に送金できへんようになる。場合によっては、給料を受け取れへんことは食料や生活必需品が買えへんことを意味して、生き延びるためにお金を借りなあかんことになる」
COVID-19はこれをさらに悪化させた。それに石油価格の下落で多くの人が仕事を失った。結果、雇用主に見捨てられた。今や彼らは街外れのキャンプに置き去りにされとる。食料の寄付だけが餓死から救っとる。
ガーディアン紙の記事には労働者のハッサンがこう語っとる。「時々食料を持ってきてくれる。でも誰も来なければ、飢える。何もない」
これが全部、7つ星ホテル、世界最高の超高層ビル、世界最大のショッピングモール、富裕層のゴルフ場から数キロのところで起きとる。
CHRIの推計によると2012年から2018年半ばの間、毎日10人以上のインド人労働者が湾岸で死亡した。これはインド人だけの話や。
さらにジェゼベルの記事では少なくとも週2人のインド人がアラブ首長国連邦で自殺してると言う。その数は衝撃的やけど驚くことやないと。彼らが生活してる状況の写真が掲載されとる。動物以下の環境や。インスタグラムの並行世界との残酷なコントラストや。
「現代の奴隷制度」と呼ばれとる。残念ながら正しいと思う。この問題と前の問題、でも特にこれが俺がアラブ首長国連邦、特にドバイを憎む理由や。
ドバイという都市はとんでもないジョークや。異常なほど残酷なやつや。現代の人類の悪いものすべての歪んだパロディや。
最後に1935年に書かれたベルトルト・ブレヒトの詩「読む労働者の問い」を残しておくで。
七つの門を持つテーバエを誰が建てたか?
書物にはただ王たちの名があるのみ
王たちは石の塊を引きずったのか?
幾度も滅ぼされたバビロン
その度に誰が再建したのか?
黄金のリマを建てた者たちは
どんな家に住んでいたか?
長城が完成した夜
石工たちはどこへ行ったのか?
偉大なローマは凱旋門に満ちている
誰がそれを建てたのか?
カエサルは誰に凱旋したのか?
幾度も賛えられたビザンチウム
その住民にとって宮殿だけがあったのか?
伝説のアトランティスでさえ
海に飲み込まれた夜
溺れゆく者たちは叫びながら
奴隷に助けを求めた
若きアレクサンドロスはインドを征服した
彼一人でか?
カエサルはガリア人を打ち破った
料理人も一緒ではなかったのか?
フィリップ2世は艦隊が沈んだと知って涙した
彼よりも多く泣いた者はいなかったか?
フリードリヒ大王は七年戦争に勝った
他にも勝った者はいなかったか?
どのページにも勝利がある
宴の膳を整えたのは誰か?
十年に一人の偉人
誰がその費用を払ったのか?
これだけ多くの話に
これだけ多くの問いがある
最後まで見てくれてありがとう。最後がこんなに暗い方向に行ってごめんな。ドバイについて調べれば調べるほど、暗い情報が出てくる。ほんまに。また見てくれてありがとう。


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