2026年3月16日月曜日

ラリー・C・ジョンソン:SONAR21 2026年3月16日

https://sonar21.com/trumps-kharg-island-fantasy-all-bark-no-bite/

トランプはんのカーグ島幻想…吠えるだけで噛まへん

2026年3月14日 ラリー・C・ジョンソン著

金曜の夜遅う、トランプはんがソーシャルメディアの投稿でカーグ島の軍事施設を攻撃したと主張しよりましてん。彼のTruthをよう読んでみてください:

トランプはんは完全に夢の世界に入り込んどりまっせ。そや、ワイは彼が現実感覚を失ってしもたと思てますねん。彼自身、石油ターミナルは攻撃されてへんと認めとって、攻撃したんは正体不明の軍事目標だけやと言うてますねん。イランはかねてから、イランのエネルギーインフラへの攻撃には、米国とその同盟国が利害関係を持つ地域の石油・ガスインフラ全体を火の海にして破壊するという報復をすると警告してましてん。

今さら知らんかった人もいてはるかもしれまへんけど、イランが持つ5つの稼働中の石油輸出ターミナルのうち、カーグ島にあるんはたった一つだけでっせ。国際企業ケプラーのデータによると、カーグ島のタンクから積み出される石油の量は先月に比べて1.5倍に増えとったそうです。これはイランがカーグ島のタンクを素早く空にすることで、この攻撃に備えとったことを示してまんねん。

もしカーグ島のイランの石油ターミナルが破壊されとったら、イランはペルシャ湾岸諸国の石油ターミナルにミサイルを撃ち込んどったでっしゃろ。そのリストがこちらでっせ:

サウジアラビア

ラス・タヌーラ:世界最大の海上石油積み出しセンター。処理能力:日量600万バレル。

ラス・アル・ジュアイマ:2番目に重要なターミナル。処理能力:日量300-360万バレル。

アラブ首長国連邦

フジャイラ:複数の埠頭を持ち、地域最大の燃料補給センター。

ジェベル・アリ:原油と石油化学製品の輸出拠点。

カタール

ラス・ラファン:世界最大のLNG輸出施設。

クウェート

ミナ・アル・アフマディ:深水ドックと高処理能力を持つ主要原油輸出ターミナル。

バーレーン

シトラ・ターミナル:精製品を輸出。

土曜日の朝、カーグ島への米軍攻撃の限定的な影響についてのイランの報告がこちらでっせ:

ファルス通信の現地報告によると、2-3時間前、カーグ島が15発以上の爆発を伴う米軍の攻撃を受けましてん。

これらの攻撃で米軍は、陸軍の防空システム、ジョーシャン海軍基地、空港管制塔、そしてイラン沖合石油会社(IOOC)のヘリコプター格納庫に損害を与えようとしよりました。

ファルス通信の現地観測では島のあちこちから濃い煙が上がっとるのが確認されとりますけど、これらの攻撃でエネルギーインフラは何一つ被害を受けてへんそうです。

イランは以前から、自国のエネルギーインフラ攻撃に対する報復措置として、米国とその同盟国が利害関係を持つ地域の石油・ガスインフラ全体を火の海にして破壊すると警告してましてん。

これらの攻撃を受けてトランプはんは、米軍がカーグ島の軍事目標をすべて攻撃し、島の防空システムを「完全に破壊」したと主張しよりました。

けどもでっせ、攻撃から1時間後に島で防空活動が確認されとって、防空システムをすべて破壊したという主張がまっすぐ嘘やと証明されてしもてますねん。

トランプはんはまた、イランのミサイル能力の完全な破壊を繰り返し主張してますけど、イランからのミサイルとドローンの攻撃波はもう第48波に達してまんねん。

これには二通りの見方ができますわ。ひとつは、カーグ島に壊滅的打撃を与えたというトランプはんの嘘が、イランを打ち負かしたと米国民に思い込ませるためのPRキャンペーンの始まりで、それによってトランプはんが勝利宣言をして米軍の撤退を開始できるようにするためやという見方でっせ。それが一つの可能性。もう一つは、彼がその嘘を本気で信じとって、この最新の攻撃がイランを降伏させると確信しとるという見方でんな。トランプはんが狂気に陥っていく様子についての鋭い洞察を得たい方は、ぜひ1時間ほどかけてダニー・デイヴィスによるロバート・バーンズへのインタビューをご覧くださいな(リンクはこちら)。

今日はインタビューがめちゃくちゃ多い一日でしたわ。

まず最初に、ニマはんとウィルカーソン大佐とのインタビューから始めましてん。

https://sonar21.com/trump-is-trapped-but-doesnt-know-it/

トランプはんは罠にはまっとるけど、自分では気づいてへん

2026年3月15日 ラリー・C・ジョンソン著

上の画像は、現在のイランとの戦争がデジャヴの世界やということを思い出させてくれまんねん。中東で新たな戦争を起こさへんというトランプはんの選挙公約にもかかわらず、彼はまさにそれをやってしもたわけでっせ。ただ、ちょっとした問題が一つありますねん……彼はそれに勝てへんし、たとえ勝利宣言して空軍部隊や空母打撃群を本国に戻そうとしても、イランはそれに協力しよりまへん。

ワイは金曜の夜遅うに、イランに住む40歳の男性にインタビューされましてん。彼は1980年代のイラン・イラク戦争の最中に生まれて、当時の大人たちがどんな思いやったかはほとんど記憶にありまへん。けどもでっせ、2025年6月と2026年2月の米国・イスラエルによる攻撃が、1980年から2010年の間に生まれた世代の間に愛国心とナショナリズムの炎を燃やしてしもたんでっせ。イランの国民がイスラム共和国の終焉を求めるやろという西側の期待は完全に打ち砕かれてしまいました。イランは今、1979年の革命以来いつの時代よりも一致団結してますねん。

なんでイスラエルと米国が、2月28日の攻撃が政権交代とイスラム共和国崩壊をもたらすと確信してたんかを説明するような話が出てきましてん……イスラエルのモサドがエスマイル・カアニ将軍を引き込んどったというんでっせ。エスマイル・カアニ将軍はイラン革命防衛隊(IRGC)のイラン人准将で、IRGCの海外・秘密工作部隊であるクドス部隊の司令官を務めてましてん。2020年1月3日にバグダッド近郊での米軍ドローン攻撃でカセム・ソレイマニが殺害された後、2020年1月に後任として任命された人物でっせ。カアニ将軍はイランを西側に引き渡すと約束してたそうでんけど、アリー・ハーメネイー最高指導者暗殺への関与が露見して、抹殺されてしもたとのことでっせ。彼の裏切りの全容を理解するにはこちらの動画をご覧くださいな。

「イランの最も危険な軍事部隊の司令官はモサドのスパイやったんか?完全調査」

ハーメネイー最高指導者とその最高幹部たちが死亡した後の一週間、イランの軍事作戦とミサイル攻撃は分散型で実施されて、各地域司令官が目標選定において完全な自律権を持ってましてん。今や、イランの軍と治安機関の指揮統制システムが回復されて、米国をペルシャ湾から追い出し、イランを攻撃するイスラエルの能力を破壊するための非常に精密で協調されたプランが実行されとるように見えますねん。

3月14日のイランの活動についての報告がこちらでっせ:

「真の約束4作戦」の第52波において、「ザイナブ・アル・クブラー様」というコードネームのもと、IRGC部隊がイランの工業都市の殉教した労働者たちの血に報いるため、占領地と米軍の3つの基地に対して複合攻撃を実施しましてん。

救急車のサイレンとシオニスト側が認める死傷者の増加が、テルアビブの工業地区へのIRGCミサイル攻撃の規模を物語ってますねん。

イランのミサイルとドローンはまた、エルビルのアル・ハリール基地、アリー・アル・サーレム基地、アリフジャン基地の工業地区と米軍の集結地点にも命中しましてん。

シオニスト政権の首相の安否不明と、死亡もしくは家族とともに逃亡中との報告は、シオニスト政権内の危機を浮き彫りにしてまんねん。この子供を殺す犯罪者が生きとるんなら、全力で追い詰めて殺すつもりでっせ。

イランは1日平均4波のミサイル・ドローン攻撃を実施してますねん。米国とイスラエルはイランの弾道ミサイルの備蓄を著しく過小評価してましてん。トランプはんが勝利宣言して撤退しようとしても、イランはせえへんでっしゃろ。イランはペルシャ湾の米軍施設とイスラエルの軍・インフラに対する攻撃を継続するでっしゃろ。ワイはイランが、米国とイスラエルがイランの条件に同意するまでホルムズ海峡の封鎖を解かへんと思てますねん。その条件というのは、イランに対する全制裁の解除、ペルシャ湾からの米軍基地の撤退、そしてこの戦争中にイランに与えた損害に対する賠償でっせ。

トランプはんはイランの条件を受け入れる(屈辱的な結果)か、イランが毎日少なくとも3波のミサイルを発射し続ける消耗戦を継続するかというジレンマに直面することになりまっせ。イランがホルムズ海峡の支配を維持し続ける限り、トランプはんへの圧力はものすごいもんになりまっせ……米国の同盟国、特にアジアの国々は戦争終結を懇願するようになって、国内の経済状況も悪化していくでっしゃろ。トランプはんは罠にはまっとるのに、政治的に実行可能な出口がどこにも見当たらへん状況でっせ。

金曜の夜遅う、ペレ・ネロス・テイラーはんと元ジャーナリストのマーティン・シーフはんと楽しいお話をさせてもろたで。ぜひ彼らのチャンネルを訪問してみてくださいな:

「イラン戦争スペシャル Capitals Uncovered 60。ラリー・ジョンソン:恐ろしい決断の解剖学」

スタスはんとワイは、ペルシャ湾で展開している大失態と米国の信頼性へのダメージについて議論しましてん。

https://sonar21.com/us-air-defense-thaad-and-patriot-pac3-missiles-are-kaput-or-soon-will-be/

米軍のTHAADとパトリオットPAC3ミサイルはもうアカンか、すぐそうなるで

2026年3月15日 ラリー・C・ジョンソン著

イランと米国・イスラエル連合の戦争は今や3週目に入っとるのに、終わりの気配がまったく見えまへんねん。イスラエルが明らかに優れた空軍力を持っとるのは確かでっけど、イランのミサイル戦力には到底かないまへん。これは消耗戦でっせ。トランプはんがイランは壊滅して米国が勝ったと何度主張しようとも、和平交渉が成立するまでイランは毎日少なくとも3波の大規模ミサイル攻撃でイスラエルをボコボコにし続けるでっしゃろ。

イランに有利な戦力の格差を浮き彫りにする、荒っぽくて単純なモデルを提示させてもらいまっせ。イスラエルとイランが毎日お互いに2000ポンド爆弾・ミサイルを50発ずつ撃ち込んだとしましょか。そのペースやと、理論上、イランの爆弾はイスラエルの全領土を3年以内に覆い尽くせますけど、イスラエルの爆弾がイランに同じことをしようとしたら2世紀以上かかりまんねん。これがイスラエルの小ささが持続的な空爆に対してはるかに脆弱やということを示してまっせ。どちらかの側による飽和爆撃キャンペーンの計算がこちらでっせ:

イスラエル(イランに爆撃される場合):8,019平方マイル ÷ 1日8.1平方マイル ≒ 990日(約2.7年)

イラン(イスラエルに爆撃される場合):636,372平方マイル ÷ 1日8.1平方マイル ≒ 78,600日(約215年)

イランが弾道ミサイルと巡航ミサイルを何発持っとるかはイラン人しか知りまへんけど、巨大な地下ミサイル基地の映像を見る限り、イランは少なくとも半年間は毎日複数回の発射を維持できると思てますねん。イスラエルの防空システムはすでに深刻に弱体化してますねん……実際、THAADとパトリオットシステムはもう枯渇してしもてるかもしれまへん。

実際のTHAADの数を見てみまひょか。ロッキード・マーティンが最初の量産契約を受けたんは2007年1月で、初期ミサイル、発射機、部品の製造でしてん。その後ロッキード・マーティンは2025年1月時点で900発以上のTHAADインターセプターを納入してます(900発目の納入を発表)。これはその18年間で年平均50発の生産ペースでっせ。飛来する弾道ミサイルへの迎撃では標準的にTHAADを2発発射しますねん。米国がTHAADを全部イスラエルに渡したとしたら、イランが弾道ミサイルを450発発射した時点でイスラエルのTHAADは尽きてしまいまんねん。イランは2月28日の開戦以来、イスラエルに向けて1日平均40発のミサイルを発射してますねん。つまりイランはすでにイスラエルに640発の弾道ミサイルを撃ち込んでることになりまっせ。この数字から判断すると、THAADミサイルはもう残ってへんと思てますねん。供給は枯渇しとるか、枯渇寸前でっせ。単純な計算でんがな。

イスラエルと米国はパトリオットミサイルでも同じ問題を抱えてますねん。前の記事で書いたように、米国は2026年1月1日時点でPAC3ミサイルを合計4,620発生産してましてん。そのうち約1,000発はすでにウクライナで消費されとるので、残りは3,620発でっせ。米インド太平洋軍(USINDOPACOM)は少なくとも1,296発、最大で1,728発のPAC3を持っとります。低い方の数字で計算しまひょか。あ、USEUCOM(米欧州軍)を言い忘れてましてん……こちらはパトリオットミサイル大隊が1つあって、最低でも432発のPAC3があります(バッテリー6基、1基あたり72発と仮定)。ということは、米中央軍(USCENTCOM)に残るのは1,892発のPAC3だけでっせ。CENTCOMの在庫のうち何発がイスラエルに渡っとるかはわかりまへんけど、オープンソースによると、複数のパトリオットバッテリーがサウジアラビア、カタール、バーレーン、クウェートに派遣されとるそうです。各国に1バッテリーずつ配備されてそれぞれ72発のPAC3が供給されたと仮定すると、イスラエルに残るパトリオットミサイルの合計は1,584発になりまっせ。

これが最善のシナリオでっせ。つまりイスラエルはイランの弾道ミサイルと巡航ミサイルを最大792発しか迎撃できへんということでんがな。イスラエルの在庫がまだ尽きてへんとしても、すぐ尽きてしまうでっしゃろ。米国のニュースサイト「セマフォー」は、イランとの紛争が激化する中、イスラエルが今週米国に対して弾道ミサイル迎撃システムが危機的に不足してきていると伝えたと報道してますねん。そしてイスラエルはすでに昨年夏のイランとの衝突で迎撃ミサイルを消耗した状態でこの戦争に入ってたそうでっせ。米国とイスラエルの当局者はそれを否定してますけど、ワイが上で示した数字がセマフォーの報道を裏付けてると思てますねん。

今週初めにホルムズ海峡封鎖についてCounter Currentsの動画を収録しましてん:

「ホルムズ封鎖:なぜ世界はもう元には戻らへんのか」

土曜日にグレン・ディーセンはんからお電話もろて、米国が地上軍を戦闘に投入しようとした場合に直面する兵站・戦術上の問題について話し合いましてん。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム