グレイゾーン:OPCWがシリア化学兵器調査の証拠を隠蔽したことを認めよった
https://thegrayzone.com/2026/05/07/opcw-confirms-buried-evidence/
‘Highly Protected’: OPCW confirms it buried critical evidence in Syria chemical weapons probe
Aaron Mate・May 7, 2026
『極秘』:OPCWがシリア化学兵器調査の決定的な証拠を隠蔽したことを認めよった
アーロン・マテ・2026年5月7日
OPCW(化学兵器禁止機関)がようやく重い口を開いて、ドイツの軍事毒性学者の評価を隠蔽しとったことを認めた。その専門家らは、2018年4月にドゥーマで起きたとされる化学攻撃で数十人が死亡した件について、塩素ガスの可能性を否定しとったんや。
長らく続いた隠蔽スキャンダルの中で、世界トップの化学兵器監視機関が、当時のシリア政府による毒ガス攻撃という疑惑を覆す調査結果を検閲しとったことを、ついに認めたことになる。
これまでリークされた文書によると、OPCWが相談したドイツの軍事毒性学の専門家は、2018年4月のドゥーマでの化学攻撃とされる件について、死因が塩素ガスである可能性を否定しとった。それどころか、この事件は「偽旗作戦」やった可能性まで示唆しとったんや。せやけどOPCWはこの報告を揉み消して、「塩素ガスが使われた可能性が高い」とする最終報告書を出しよった。この結論は、ドゥーマでの化学攻撃を理由に2018年4月にシリアを爆撃したアメリカ、イギリス、フランスの主張と一致しとったんや。
長年ののらりくらりとした対応の末、OPCWはドイツ側の見解を隠蔽し、そもそも彼らに相談した事実さえ隠しとったことを認めた。
この自白は、OPCWのベテラン検査官であり、ドゥーマ・ミッションの派遣チームの幹部やったブレンダン・ウィーラン博士との法廷闘争の中で飛び出したもんや。ウィーランとチームのもう一人のメンバー、イアン・ヘンダーソンは、調査結果が操作されとることに懸念を表明しとった。
二人の内部告発が公になると、OPCWの上層部は彼らを公然と批判し、守秘義務違反の疑いで処分しよった。せやけどウィーランは、ジュネーブにある国際労働機関の行政裁判所(ILOAT)に提訴して見事に勝利。裁判所はOPCWに対し、損害賠償の支払いを命じるとともに、彼への処分を取り消すよう言い渡した。
ウィーランへの非難の一つは、2019年3月と4月にOPCWのフェルナンド・アリアス事務局長へ送った書簡が不適切やというもんやった。そこでウィーランは、ドゥーマ調査における非倫理的な行為を指摘しとったんや。ところが、ウィーランを追い詰めようとする過程で、OPCWは図らずも自ら隠蔽を認めてしもた。「ウィーランは、FFM(事実調査団)の調査官が毒性学の専門家から集めた『特定の詳細な情報』を報告書に含めた。これはOPCWの『極秘(Highly Protected)』扱いであり、公開された最終報告書には含まれていなかった」というんや。
OPCWは、ドゥーマでの塩素ガスの可能性を否定する「極秘」の毒性学評価が、2019年3月の最終報告書に「含まれていなかった」ことを認めたことになる。
この「極秘」情報を公開報告書から外したという事実は、ウィーランの主張が正しかったことを証明しとる。
「毒性学者の専門的な意見といった決定的な情報が、信じられないことに削除されている」と、ウィーランは2019年4月の書簡で指摘しとった。「報告書にはこれらの相談に関する記録さえ存在しない……専門家の意見や事実をこれほど都合よく選別して扱うのは、言葉を失うほど衝撃的だ」
ウィーランがドイツの毒性学者の意見を省略したことに抗議したんには、理由がある。ドゥーマ事件直後から、専門家からは塩素ガスが死因ではないという疑念が出とった。せやけど、2018年6月にOPCWが相談したドイツの軍事毒性学者はさらに断定的やった。彼らはOPCWに対して、被害者の死に様──二つの部屋の中央に山積みになって即死しとる状況、逃げ出せへんかった事実、口や鼻から激しく泡を吹いとる状況──は、塩素中毒とは矛盾すると報告しとったんや。当時OPCW研究所のトップやった人物によると、専門家らは「被害者の死の状況が塩素とは合致しない」として、「偽装攻撃の可能性」まで指摘しとった。
被害者らの激しい泡吹きは塩素ガスとは合致せえへんけど、神経ガスなら合致する。せやけど、当時のOPCWの化学分析では、現場や生体サンプルからサリンや他の神経剤は見つからんかったんや。
もし激しい泡吹きが神経剤や塩素ガスの仕業やないとしたら、化学攻撃自体がなかった可能性がある。つまり、反体制派がシリア政府に罪をなすりつけるために事件を偽装したというわけや。もしそうやったら、OPCWはアメリカ主導のシリア空爆の引き金となった「偽造された化学攻撃」を扱っとったことになるし、40人以上の男女や子供の謎の死についても説明がつかんことになる。
ドイツ側の評価は、ウィーランが専門家仲間と作成し、チームリーダーの承認を得て2018年6月に発行準備をしとった初期報告書には含まれとった。ところが、OPCWの上層部はそれを覆し、化学兵器が使われたという証拠を捏造した差し替え版を強引に出そうとしよったんや。ウィーランは直前でそれに気づいて抗議のメールを送り、捏造報告書の公開を阻止した。せやけど、ウィーランが組織を去った後の2019年3月に出された最終報告書には、ドイツ側の専門家の意見への言及は一切消えとった。代わりに報告書は、「化学兵器として有毒化学物質が使用された合理的な根拠がある。その有毒化学物質は分子状塩素(塩素ガス)である可能性が高い」と主張しとった。もしドイツ側の調査結果が公開されとったら、この結論は完全に否定されとったはずや。
2019年3月のOPCW最終報告書の「ミッション年表」からは、ドゥーマで塩素ガスを否定したドイツへのミッション(2018年6月)が消し去られとる。
2019年8月のメールで、ウィーランはドイツへの調査に同行した二人のOPCW職員に、毒性学者の結果を隠蔽したことについて抗議しようと持ちかけとる。「最低でも納得のいく説明が必要だ」と彼は書いた。せやけどOPCWは、初期の毒性評価に反論したこともなければ、なぜそれを隠蔽したのかの説明も一度もしてへん。
2023年1月にOPCWの調査・特定チーム(IIT)が出した別の報告書では、別の名もなき毒性学者に相談したとして、「被害者の症状は全体的に高濃度の塩素ガスへの暴露と一致する」と主張しとった。
せやけど、俺が当時報じた通り、そして国連へのプレゼンでも指摘した通り、IITの報告書は、毒性学者の評価範囲を、選りすぐられた「証言者の言い分」だけに限定しとった。さらにIITの毒性学者は、ドゥーマの動画で遺体が見せとった泡吹きについても、それが塩素ガスとは矛盾するというドイツ側の評価についても、全く触れとらへん。今に至るまで、ドゥーマの被害者の症状や急死の様子が塩素ガスと一致する、と実名で語った認定毒性学者は一人もおらへん。
権力の中枢では、IITの報告書は「ドゥーマでの化学攻撃が正しかったという証明」として扱われた。これは2024年12月にバッシャール・アル=アサド政権を倒した、アメリカ主導の政権交代工作には欠かせんやったんや。国務省やイギリス、フランス、ドイツの政府はIITの結果を称賛し、「OPCWスタッフによる独立した、偏りのない専門的な仕事」と持ち上げた。
大手メディアもそれに追随した。BBC、ロイター、ガーディアン、ウォール・ストリート・ジャーナル、ワシントン・ポストといった主要メディアは、OPCWによる隠蔽工作を一切無視して、IITの報告書を好意的に報じよった。ワシントン・ポストに至っては、内部告発した検査官を無視して、公式見解への疑念を「ロシア国家と一部のオンライン活動家による偽情報キャンペーン」と片付けた。さらに同紙は、これらの声は「口から泡を吹く子供たちを見て、症状を偽装しているとさえ主張している」と嘘までついた。
実際のところ、偽装を行っとったのは、症状の原因が塩素ガスではないと断定したドイツの毒性学者の意見を検閲した連中や。ウィーランの法的措置の結果として、OPCWはついに、ドゥーマでなぜ数十人が命を落としたのかという未解決の調査において、決定的な情報を揉み消しとったことを認めたんや。


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