アーロン・マテ:トランプのイラン合意は「平和」やなくて「一時停止」や
Trump’s Iran deal is a pause, not peace
Tue, Jun 16 at 1:02 AM
While Iran accepts limits on its nuclear program, the Trump admin still doesn't accept Iran's rejection of US-Israeli dominance.
Aaron Mate
Jun 15
トランプのイラン合意は「平和」やなくて「一時停止」や
要するに、今の停戦はあくまで「小休止」に過ぎへん。トランプ政権はイランの核プログラムを制限させることはできても、イランが頑なに拒否しとる「米・イスラエルによる支配」を認める気はサラサラないからや。
1. 実態は現状復帰と「端金」の解放
今回の合意は、あくまで武力衝突を止めるだけで、それ以上のことは何も解決しとらへん。イランはホルムズ海峡の封鎖を解き、トランプは海上封鎖を止める。イランに戻される資産は凍結された数十億ドルのうちの「端金」程度で、石油や石油化学製品の輸出制裁も限定的な緩和に留まる見込みや。
2. JD・ヴァンスが露呈させた「無理ゲー」な条件
副大統領のJD・ヴァンスがメディアで見せた態度は、真の平和が遠いことを物語っとる。核プログラムへの「長期的なコミットメント」を求めるだけやなくて、イランに対して「中東でのテロ活動支援の停止」、つまりはイランが頼りにしてる地域同盟勢力との縁切りまで要求しとる。核抑止力を持たへんイランにとって、そのネットワークは「前方防衛」そのものやから、テヘランが呑めるはずもない条件やな。
3. イスラエルという「破壊者」
合意成立直前にイスラエルがレバノンを爆撃したんは、合意を台無しにするための明らかな挑発や。トランプは公然とネタニヤフを叱りつけたけど、イスラエルはレバノンからの撤退を拒否しとる。「妥協や譲歩よりも決定的な結果(武力解決)を目指す」という彼らのドクトリンがある限り、外交が成立する余地は極めて薄い。
4. 変わらん米国の構造的な「傲慢さ」
40年前、レーガン政権でも似たような状況があった。当時の外交官カリルザドが「制裁解除でイランと関係改善を」と提案したとき、国務長官シュルツは「地政学的には正しいが、政治的には(米国内の既得権益層にとって)意味がない」と一蹴した。40年経った今も、ワシントンの超党派エスタブリッシュメントは、地政学的な合理性よりも、米・イスラエルの支配を維持することに固執しとるわけや。
5. トランプの戦略的敗北
今回の戦争はトランプが仕掛けたものやけど、イランの反撃能力の前に、米国は事実上の「戦略的敗北」を喫した。中間選挙を控えてトランプは、自らが招いた経済的ダメージに対する政治的な代償を払わされる可能性がある。せやけど、ワシントンからテルアビブにかけての権力構造は、平和よりも「無意味な覇権」に投資し続けとるのが現実や。


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