2026年8月14日金曜日

ラリー・C・ジョンソンのSONAR21:死者の請求書が届く時ほか

https://sonar21.com/the-butchers-bill-comes-due-a-military-run-past-its-limits-and-the-leaders-who-keep-saying-everything-is-fine/

死者の請求書が届く時:限界を超えて酷使される軍隊と、「すべて問題ない」と言い続けるリーダーたち

2026年8月13日 ラリー・C・ジョンソン

ラリーからの注記:この記事は自殺について扱っとる。危機的状況にある軍人、退役軍人、そしてその家族は、988にかけて1を押すか、838255にテキストを送るか、VeteransCrisisLine.netにアクセスして、退役軍人/軍関係者危機ラインに連絡できるで。

陸軍長官が、部隊の全ての将校と軍曹に対して、毎日一人一人の兵士の様子を直接確認せえと命じた時、それは単なる恒例の挨拶やあらへん。それは警報や。そしてダン・ドリスコルがその命令を出してから10ヶ月、その警報は鳴り続けとる。アラビア海の空母から、フォート・ミードの秘密の司令部から、なんで自分の子供が飢えとるんか、まともな答えをもらえへん水兵の家族から。話は違う部門、違う任務から届くんやけど、それらが積み重なって一つの告発になるんや。アメリカ軍は、その中の人間の限界を超えて酷使されとって、あまりにも多くの指導者たちが問題を解決するんやなく、問題が存在すること自体を否定することで対応してきたんやとな。

命令そのものが、実は自白やった

ドリスコルの2025年11月のメモが実際に何を認めとったんか、まずそこから始めよか。「昨年、うちらは260人の兵士を自殺で失った」と彼は書いた。「兵士たちは必要な助けを得られてへん」。もう一回読んでみてくれ。陸軍の文民トップが、文書で、部隊全体に対して、既存の自殺予防体制、つまり何年にもわたる説明会、義務的な訓練、啓発キャンペーン、専門の予防事務局が、それを必要とする人々に届いてへんかったと告げたんや。彼の解決策は、利用可能な最も基本的な人間的介入に頼ることやった。つまり、一人の人間に、もう一人の人間に電話をかけて、1日1回「大丈夫か」と聞くよう命じることや。

その本能そのものには何も問題はあらへん。毎日の確認は人道的やし、ドリスコルはそれを形式的やなく個人的で義務的なものにしたことで評価に値するで。せやけど、その感傷を取り除いたら、このメモは自白なんや。ペンタゴン自身のデータが、2011年から2023年にかけて、複数の政権と数え切れへん「予防イニシアチブ」を通じて、現役兵の自殺率がほぼ一貫して上昇し続けてきたことを示しとる。10年にわたる制度的失敗への対策が、個人に互いを手動で見張るよう命令することやとしたら、その組織は自分らのシステムが機能してへんことを認めとるんや。毎日の確認は症状を扱うだけで、傷を生み出す状況そのものには何もせえへん。そしてその状況は、これからさらに悪化しようとしとったんや。

海軍が振り払おうとした食事論争

2026年4月までに、その負担は統計から食事トレイへと移ったんや。USA Todayは、空母USSエイブラハム・リンカーンと強襲揚陸艦USSトリポリに乗っとる軍人の家族から提供された写真を掲載した。半分空のトレイ、少量の食事、そしてグレー色をした加工肉の塊が写っとった。ある水兵は母親に、乗組員は「食べられる時に食べる」もんで、誰かが他の人より多くもらったら均等に分け合うんやと語ったらしい。リンカーンはイランとの戦争に投入されて、250日を超える展開を続けとったんや。

ここから、責任という話が抽象的やなくなってくるんや。写真と直接の証言を突きつけられても、戦争長官のピート・ヘグセスは調査を命じもせえへんし、調べると約束もせえへんかった。彼はSNSに投稿して、この報道を「フェイクニュース」呼ばわりしたんや。この反応こそが、この話全体が回っとるパターンなんや。負担の証拠が浮上した時、トップからの反射的な反応は、状況を検証することやなく、メッセンジャーを攻撃することの方が多かったんや。公に存在しないと宣言した問題を解決するのは難しいで。そして戦争長官からの否定は、指揮系統に対して、指導部がどんな答えを聞きたいんかについて、明白なシグナルを送ることになるんやからな。

フォート・ミード:ペースが命取りになった場所

そして最も深刻なシグナルがやってきたんやけど、それには写真は伴ってへんかった。8月、ブルームバーグは、アメリカのネットワークを守り、攻撃的サイバー作戦を実行する部隊であるアメリカ・サイバー・コマンドが、自分らの人員の間で起きた死亡事案の集中について調査しとると報じたんや。同社が確認した内部通信、記録、インタビューによると、2026年6月初旬から7月初旬にかけて、この司令部で働くか、密接に関わっとった最大5人が自殺で亡くなったんや。その集中度は異常なほどで、サイバー・コマンドはペンタゴンの「自殺クラスター」指定を発動したと報じられとる。指導部は6月には既に内部メールで3人の死亡を認めとった。

ここで正確さが重要になってくるんやけど、それは責任を回避する方向やなく、責任を追及する方向に向かうんや。当局は共通の原因を特定してへんし、タイミング以外にこれらの死を結びつける公的な証拠はあらへん。誰もそれ以上のことをほのめかしたらあかんで。せやけど報道が明らかにしとるのは、その背景や。外国での紛争、とりわけイラン戦争によって引き起こされた業務量の急増に見舞われた労働力で、その死は、その戦争の最も激しい時期の一つに起きたんや。サイバー・コマンドは、公にはまだ何も知られてへんかった5月には既に、フォート・ミードにメンタルヘルスの臨床医を配置し始めとったと報じられとる。これは、指導部が既に自分らの人員が困難な状況にあると理解しとったことを物語っとるで。

これが責任問題の最も鋭い形なんや。もし指揮官たちが春の時点で臨床医を配置するほど心配しとったんやったら、その臨床医が必要になるほどの作戦テンポについては、誰が責任を負うんや? エリートサイバー部隊での燃え尽きは天候やあらへん。それは任務、人員配置、ペースについての決定の結果であって、名前と階級を持つ人間が下した決定なんや。上院軍事委員会は現在、より多くのメンタルヘルス資源について議論しとると報じられとって、下院委員会は自殺の増加を「重大な問題」と呼んどる。議会の注目は歓迎すべきことやけど、それは死者が出た後に来るもんで、その前やないし、より多くのカウンセラーは、なんで負担が野放しに増え続けることを許されたんかという以前の問いには答えてくれへんのや。

リンカーン、再び――そして同じ反射反応

もし4月の食事論争が一回限りの補給トラブルとして振り払えたとしても、8月がその言い訳を取り除いたんや。MS Nowは、家族約10数人と、家族と海軍指導部の会議の録音を引用して、リンカーンの乗組員が約250日間の海上生活の後、食料不足、長い食事の列、壊れたトイレ、シャワーのカビ、故障した洗濯機、石鹸や歯磨き粉の不足、そして崩壊する士気に対処しとったと報じたんや。この報道は安全上の懸念を提起して、一部の家族の証言では、疲弊しきった乗組員による自殺未遂も伝えとる。

そして組織的な反射反応は変わらへんかった。第5艦隊のスポークスマンは、250日の展開が「乗組員とその装備にとって困難や」と認めながらも、水兵たちは「回復力を持って準備万端のまま」で、艦は「全ての任務遂行能力を完全に維持しとる」と主張したんや。ファクトチェッカーは、この主張の一部要素をまだ調査中としとる。具体的な主張が全て確定しとるわけやあらへんし、誠実な説明にはそう言う必要があるで。せやけど、この答えの形を見てみ。「この乗組員を家に帰す」やない、「うちらは補給に失敗した」やない、任務がまだ達成できるという安心感やねん。それが本音なんや。防衛の優先順位が反射的に、人間の準備状態やなく即応能力を守ることに向いとる時、誰の福祉が帳簿の一番下にあるんかが正確に分かるんやで。

誰が責任を負うんか

4つの状況を一つの陰謀にまとめてしまうのは不誠実やし、同じ年に同じ軍隊の中で偶然重なった無関係な出来事やと装うのも同じく不誠実や。真実は構造的なもんで、それには宛先があるんや。

共通の加速要因は、既に6ヶ月目に入っとるイランとの戦争で、それが何年にもわたる高い作戦テンポの上に重なっとる。そして作戦テンポは天災やあらへん。それはどれだけの任務を実行して、どれだけ長く空母を前方展開させて、負傷者リストに決して載らへんサイバー部隊をどれだけ酷使するかについての政策的選択なんや。誰かがそのペースを選んどるんや。繰り返し出てくる第二の糸は、証拠への対応や。少なくとも文書で失敗を名指しした陸軍長官と、直接の報道を「フェイクニュース」と呼んだ国防長官、そして疲弊した乗組員についての主張に任務遂行能力の保証で答えた艦隊とが対比されとる。自分の人員が壊れとることを認められへん軍隊は、彼らを守ることができへん。なぜなら、これまで書かれたあらゆる予防プログラムの最初の一歩は、問題を声に出して認めることやからな。

ここから見ると、ドリスコルの毎日の確認は、恒例の親切というより、その上の全てに対する静かな不信任投票のように見えてくるんや。つまり、公式のシステムが失敗して、残されたのは疲れ果てた一人の人間がもう一人を見守ることだけやという認識なんや。それはギリギリの命を救うかもしれへん。救うべきやで。せやけどそれは止血帯であって、止血帯というのは、傷を防ぐ責任がある組織が既にその傷を開けてしまった時に頼るもんなんや。ペースを設定した連中、補給を削った連中、調査の代わりに「フェイクニュース」に飛びついた連中こそが、実際に出血を止める権限を持っとる連中なんや。今のところ、あまりにも多くの連中が、血なんか出てへんと言い張ることを選んどるんやで。

もしあんたか、あんたの知り合いが危機的状況にある軍人、退役軍人、あるいは軍関係の家族やったら、退役軍人/軍関係者危機ラインは24時間365日利用できるで。988にかけて1を押すか、838255にテキストを送るか、VeteransCrisisLine.netにアクセスしてくれ。これはデリケートな話題や。個人的に苦しんどる人は誰でも、そのラインか、他の信頼できるサポート源に連絡することをお勧めするで。

https://sonar21.com/the-us-navy-is-in-crisis-and-pete-hegseth-does-not-give-damn/

アメリカ海軍は危機にある、そしてピート・ヘグセスは知ったこっちゃない

2026年8月13日 ラリー・C・ジョンソン

ガーディアン紙は水曜日、空母USSエイブラハム・リンカーンに乗っとる複数の水兵が、展開が9ヶ月目に突入して260日以上連続で海上におる中、船外に飛び込もうとしたと報じる記事を掲載したんや。記事によると:

軍関係の家族と議会議員たちは、USSエイブラハム・リンカーン船上でのメンタルヘルス危機の深刻化について警鐘を鳴らしとる。5000人の水兵と海兵隊員が、イランとの戦争に関連した記録破りの海上展開に耐えとるからや。

軍事専門紙のネイビー・タイムズとスターズ・アンド・ストライプスという二大有力紙が、リンカーンでの劣悪な環境と精神的ストレスが限界に達する中、水兵による複数回の船外への飛び込み未遂があったと報じとる。乗組員は海上9ヶ月目に入っとって、陸に上がらへんまま連続250日を過ごしとる。これは現代の空母としては記録的な数字や。

戦争長官を務めとる道化師ピート・ヘグセスは、海軍家族の訴えを「フェイクニュース」と切り捨てたんや。ここで嘘をついとるのはヘグセスの方だけやで。

このガーディアンの記事は、最近陸軍を退役した親しい友人からの反応を引き出したんや。彼が送ってきたのはこんな内容やった:

「そしてついに真実がな。これが今広まっとるやつや。もしリンカーンに5000人乗っとって、38週間陸を見てへんのやったら…そいつらは飢えとって、荷物も届かへんで、コーヒーも配給制で、くそったれなイランの極超音速兵器で死ぬのを待っとるだけや。未遂の数は6件やと言われとるけど、ほぼ1年海上で陸なし、その他もろもろを考えたら、実際の未遂の数はおそらくその5倍か10倍やろうな。

通常の空母作戦でも、自殺未遂はもっと多いんや。それは統計上の要因で、単に普通のことなんや。それが、公然と軍関係者を憎んで、怪我したり死んだりするのは軟弱者やと思っとるやつからの、純粋に政治的な任務で死地に送られる前の話やで。

6件っちゅうのは多く聞こえるかもしれへんけど、その数字はあまりにも小さすぎるんや。士官として、彼らと同じように、わしも自殺した兵士についての陸軍規則15-6の指揮官調査を何度もやらなあかんかった。全ての士官がやっとることで、通常の業務なんや。自殺というのは非常に現実的で、安定した数字でもあるんやで。それも、まだ現役でおる間の話や。彼らは、帰国して最初の夜に何が待っとるかなんて全く分かってへん。一人で過ごす時間ができて、一人きりで考える時間ができる。何の気晴らしもなく、あるのは唯一の友達、ジムとジャックだけや(つまりジムビームとジャックダニエルのウイスキーのことやな)。海軍の船で『ファイアガード』って呼ばれとる巡回警備があるって知っとったか? その用語は今や全ての軍種で使われる包括的な用語になっとる。周辺を監視するローテーションスケジュールのことで、『火事』がないか確認するためのもんや、って言われとるけど、それは違うんや。その警備は、その場で自殺しようとする人間を防ぐためのもんなんや。『ファイアガード』は今日でも、陸軍の基礎訓練で、フィールドに出る時、演習や展開の時に行われとる。火事とは何の関係もあらへん。自殺は軍隊での日常生活の一部なんやで。

もう一つ例を挙げよか。第82空挺師団や第101空挺師団みたいな大きな部隊では、部隊が82日か101日、飲酒運転なしで過ごせたら、みんな4日間の連休をもらえるんや。まあ、実際は3週間以上、飲酒運転なしで過ごせたことなんて滅多にあらへんかった。せやから分母を…自殺に変えなあかんかったんや。うちらの部隊で自殺なしに82日過ごせたら、みんな長い週末休みをもらえるってな。何日休みがあったと思う? ゼロや。もう一回分母を変えなあかんかった。正直に言うと、新しい分母は実は薬物やったと思う。宿舎か何かで薬物使用で捕まって起訴された者が出えへんまま82日過ごせたことはあったかもしれへん。せやけど飲酒運転や自殺なしで82日過ごせたことは一度もなかったんや。

わしは2003年3月26日のイラク侵攻初期に参加した。ちょうど44歳になったところで、現役を退いて1年以上経つ。44引く20は24。

44歳から20を引くと24年間のPTSDや(実際に人を殺したことから来るもんで…あの頃はワイルド・ウェストみたいなもんやった)。離婚、何度かのゆるい自殺未遂、大半はハワイでの大波サーフィンやったな、あれは本当に戻ってこられると期待して乗るもんやあらへんからな。まあ、わしはイラク侵攻の時は下士官やったけど、その後ウェストポイントに入学して、その後さらなる実戦配備を含む、成功した士官としてのキャリア全体を築いたんや。

前にも言うたと思うけど、わしはウェストポイントの自分のクラスの会長で、もう20年くらいそれをやっとる。せやから、ウェストポイントに入学した初日から今までの死者の数字を全部知っとるんや。ウェストポイントでの自殺はかなり頻繁なんや。みんな体調がええし、よく走るから、好まれる方法はベア・マウンテン橋まで走って、そこから飛び降りることやな。わしがおった間だけでも少なくとも5人は自殺したと思う。それに、彼らはほとんどの場合、単に辞めて家に帰ることもできたっちゅうことも忘れんといてくれ。それから、特に2009年から2012年にかけて、増派後にまた全部が激化した時期には、実戦で何人か失ったな。せやけど、士官として、家族を持ちながら、自殺で失った数の方がずっと多いんや。

会長として、わしがやらなあかんもうちょっと『楽しい』決断が何か分かるか? 彼らの名前をどこに置くか、クラス名簿にどう記載するかや。うちらには死んだクラスメートの3つの区分がある。戦闘、自殺、非戦闘での負傷(訓練中のヘリ墜落など)や。

わしは、死んだクラスメート全員の家族が、もしその大半が戦闘展開中に自殺したか、戦闘から帰国した直後に自殺したか、あるいは何年も後に自殺したんやったら、その名前を『戦闘で倒れた』者のリストに載せるべきかどうかを議論するのを、一人一人聞いて対応しなあかんのや。その会話がどれだけ感情的なもんか、想像できるやろ。

激しい怒り、フラストレーション、死を待つだけの火薬庫みたいな空母で、5000人中たったの6件の自殺未遂だけ? 最低でも5倍にはなるやろな。結局のところ、直属の上司には、もしあんたの部下の水兵や兵士が自殺したら、それはあんたの責任やと言われることになるんやで。」

わしはまた、USSトリポリに乗務しとった水兵の母親からも連絡をもらったんや。彼女はこう書いとった:

「戦地の海軍艦艇に乗っとるこれらの水兵と海兵隊員のメンタルヘルスについて心配しとるって、前に言うたと思う。なんでかって? うちの息子が乗っとるUSSトリポリから、全ての従軍牧師が外されたからや。CENTCOMに入る最後の区間の直前に、ディエゴガルシアで彼らは降ろされたんや。これがめっちゃ腹立たしいんや。わては多くの政治家に電話して、この撤去について警鐘を鳴らしたで。他の船でどれだけの従軍牧師が外されたんかって聞いたんやけど、それでも誰も折り返し電話もメールも答えもくれへんかった。そして今、水兵たちが戦地で自殺を図ろうとしとる。まったく、ヘグセスは解雇されるべきやで! 多くの軍関係の家族が、自分らの大切な人の従軍牧師が戦地に向かう前に外されとったことを知らへんと保証できるわ。戦時に従軍牧師がおるっちゅうのは、決定的に重要な資産なんやで! 彼らはあまりにも多くの悲惨な光景(死傷者、吹き飛ばされた子供や友人)を目にするんやから、どんな人間にとっても対処するのは難しいんやで。これには本当に激怒しとる! 誰がこのメッセージを全てのニュースで発信できるんや、ヘグセスにはあの従軍牧師たちを外す権利なんかまったくあらへんかった。政治家たちは彼の解雇を要求して、すぐに全ての海軍艦艇、特に戦地にある艦艇に従軍牧師を戻すべきなんや。」

この危機は本物や。そしてドナルド・トランプと彼の頼りない戦争長官は、この問題に対処するために何もしてへんのやで。

https://sonar21.com/trump-wants-2000-more-patriot-interceptors-a-year-but-xi-jinping-holds-the-trump-cards/

トランプ、年間2000基のパトリオット迎撃ミサイルを求めるも、切り札を握っとるのは習近平

2026年8月11日 ラリー・C・ジョンソン

トランプ政権は、兵器不足の蔓延についての複数のメディア報道を受けて、慌てて補充作業を始めようとしとる。ウクライナと2026年のイランとの紛争という2つの戦争で、平時の産業基盤が想定してへんかったペースで迎撃ミサイルの備蓄が消費され尽くしたんや。ペンタゴンは、最も重要な防空兵器を急速に再建しようと、異例のスピードと異例の金額で動いとる。7月下旬、米陸軍はロッキード・マーティンに、報道によるとおよそ539億ドル規模の複数年PAC-3生産契約を授与した。これは、PAC-3ミサイル・セグメント・エンハンスメント(MSE)迎撃ミサイルの年間生産量を、約600発から2030年までに2000発に引き上げることを目的とした枠組みの一部や。アメリカ史上最大級のミサイル生産契約の一つやで。

せやけど、この契約が金だけでは解決できへん小さな問題が一つあるんや。PAC-3の誘導システム、つまりヒット・トゥ・キル型迎撃ミサイルを実際に命中させる部分は、供給がほぼ完全に中国に支配されとる2つのレアアース原料に依存しとるんや。ワシントンは防衛関連企業に対して、最も代替不可能な部品が北京を通るサプライチェーンの末端にある兵器の生産を3倍以上にするよう迫っとる。野心と脆弱性が同時に膨らんどって、それらは衝突コースに乗っとるんやで。

需要シグナルは本物で、しかも巨大や

まず、なんでこの圧力が存在するんかから始めよか。イラン戦争は防空戦争であって、迎撃ミサイルの面で破滅的に高くついとる。戦略国際問題研究所(CSIS)の分析は、アメリカが紛争中に戦前のパトリオット迎撃ミサイル在庫のおよそ3分の2を消費したと推定しとる。ロッキードは2025年全体でPAC-3 MSE迎撃ミサイルをわずか約620発しか納入せえへんかった。これは、同盟国のバッテリー全体をカバーする世界的ネットワークにとって、1日あたり約1.7発というペースや。現代の戦闘消費率に対して、これは生産ラインとは呼べへん、ちょろちょろとした滴りやで。前立腺肥大の老人が小便しようとしとるのを想像してみ。ぽたり、ぽたり、ぽたり、そんな感じや。

せやから政府は、この問題に調達改革の全力を注ぎ込んどる。1月、ペンタゴンとロッキードは、PAC-3 MSEの生産能力を年間約2000発に引き上げる7年間の「変革的パートナーシップ」に署名した。海外からの需要もアメリカ国内の需要の上に積み重なっとる。2026年1月のたった一件の国務省承認だけで、迎撃ミサイル730発を含む最大90億ドル規模のサウジアラビアへの売却が可能になったんや。ペンタゴンは同時に、THAAD迎撃ミサイルの生産を4倍にする動きを取って、L3ハリスとノースロップ・グラマンとも推進系統で並行契約を結んどる。あるCSISアナリストの言葉を借りれば、需要シグナルは「莫大」なんやで。

まさにそれが、物理的な脆弱性をこれほど危険なもんにしとる理由なんや。それぞれの部品が必要とするわずか数グラムの特殊磁石材料を確保できへんかったら、兵器の生産を3倍にすることなんかできへんのや。そしてそれこそが、アメリカが管理してへん原料なんやで。

2つの元素、1つのシーカー、そしてほぼ完全な中国の独占

PAC-3迎撃ミサイルを、それを操縦する部品まで分解していくと、レアアース依存が抽象的なもんやなく、具体的なもんになってくるんや。

迎撃ミサイルのシーカー、つまり飛来する弾頭を追跡して接近する誘導ヘッドは、旋回と照準にサマリウムコバルト(SmCo)磁石に頼っとる。SmCoはここでは好みの問題やあらへん、必須条件なんや。この磁石は、より一般的なネオジム磁石が減磁し始めるような、終末段階の迎撃で発生する極端な高温でも、その磁力を保持するんや。同じサマリウムコバルト材料は、パトリオットの地上レーダーの進行波管でマイクロ波ビームを収束させるのにも使われとる。そしてレーダーの位相シフター、つまり空を電子的にビームで走査する部品は、イットリウム、具体的にはイットリウム鉄ガーネットで調整されとるんや。

サマリウムとイットリウム、この話の核心にある2つのレアアースなんやけど、その両方において、中国の支配はほぼ完全なんや。

イットリウムについては、はっきりしとる。2020年から2023年の間、中国はアメリカのイットリウム輸入の93%を供給しとった。サマリウムはもっと微妙な形で悪いんや。問題は原鉱石やなく、重希土類を使用可能な材料に分離・精製することにあって、そこで中国の支配は独占に近づいとる。2023年まで、中国は世界の重希土類処理の約99%を占めとって、唯一まともな競合相手やったベトナムの精製所は、税をめぐる紛争で稼働停止になっとって、事実上中国が唯一の供給源になっとるんや。アメリカは現在、事実上国内の重希土類分離能力を全く持ってへんで、アメリカ政府や学術機関の情報源によると、完成品のレアアース磁石については100%輸入依存やと評価されとる。

サマリウムとイットリウムはどちらも中国の輸出管理リストに載っとって、2025年4月の7種類の中重希土類の管理措置に追加され、2026年1月にはサマリウム化合物について北京が管理を特に強化したんや。これが一文でまとめた矛盾やで。政府は、戦略的競合国が意のままに制限できる2つの元素に誘導とレーダーが依存しとる兵器の生産を3倍にせよと命じとるんや。

中国は既にレバーを引くことを示しとる

これは将来の危機で問題になるかもしれへん理論上のリスクやあらへん。北京は既にその意志と手段の両方を実証しとるんや。

中国が2025年4月に管理措置を課した時、その効果はクリーンな禁輸措置やなく、もっと巧妙なもんやった。名目上の審査期間が日常的に無期限に延びる、自動承認やないライセンス制度やったんや。2025年4月以降に提出された何百件もの輸出ライセンスのうち、その後の数ヶ月で承認されたのはおよそ4分の1だけやった。遅延そのものが武器なんや、正式な貿易戦争宣言なしに、報復を招くことなくサプライチェーンの不確実性を課すことができるからな。2025年の夏までには、アメリカ唯一のサマリウムコバルト磁石メーカーのCEOによると、中国側は単に備蓄を抱え込んで、放出せえへんかったんやで。

まさにイラン紛争の最中に、これは北京に、アメリカがまさに発射しとった迎撃ミサイルそのものの補給能力に対する、静かなレバーを与えることになったんや。中国は世界のレアアース精製の約85~90%を支配して、世界の高性能磁石のほぼ90%を生産しとる。事実上、ライセンス書類を処理するペースだけで、アメリカと同盟国の防空システムの補給率に影響を与えることができるんやで。

ペンタゴンが競走しとる時計

ワシントンはこの罠に気づいとって、これまでの対応はそこから逃れるのがどれだけ難しいかを物語っとる。新しい国防連邦調達規則補足(DFARS)規則は、2027年から中国原産のレアアース材料をアメリカの兵器システムから事実上締め出すことになっとる。紙の上ではそれが解決策や。せやけど実際には、二つ目の衝突を引き起こすことになる。PAC-3の生産増強は、まさにサプライチェーンが現在依存しとる中国製コンテンツから浄化されるべきその期間中に加速する予定になっとるんや。これはもう一つの、官僚の右手が左手のやっとることを知らへんという例やで。

代替手段の構築には数四半期やなく数年かかる。国内での取り組みは存在する。国防生産法が発動されて、大統領令が鉱物許可を合理化して、国防総省は国内磁石工場に資金提供しとる。せやけど工場が稼働することが、即座に認定された軍事グレードのサマリウムコバルトとイットリウムの供給と等しくなるわけやあらへんのや。以前の試みがその難しさを物語っとる。前政権は2022年に国内のサマリウム処理を始動させようとしたけど、アメリカ最大のレアアース鉱山会社であるMPマテリアルズは、市場が単に投資を正当化するには小さすぎると結論付けたんや。重希土類分離、磁石冶金、そして防衛グレード部品の認定サイクルは、戦時のスケジュールでは魔法のように作り出せへん能力なんや。この問題についてのある分析がはっきり言うとる通り、こういう能力は長期的な投資を必要として、一夜にして作り出すことはできへんのやで。

それが戦略的な板挟みなんや。迎撃ミサイル生産のタイムラインは、新しい工場ラインを立ち上げるのにかかる2年から4年で測られる。サプライチェーンの独立のタイムラインは、ほぼゼロの状態から重希土類精製と認定された磁石生産を構築するのに現実的にかかる5年から10年で測られる。そして脅威のタイムライン、つまり次の紛争でパトリオットが消費されるペースは、日単位で測られる。この3つは噛み合ってへんのや。

結論

539億ドルの契約は、工場能力、工具、労働力、そして計画の確実性を買うもんや。それが買えへんもん、少なくとも今のところ買えへんもんは、PAC-3のシーカーとレーダーが機能するために不可欠な2つのレアアース元素、サマリウムとイットリウムに対する主権や。アメリカが自国の重希土類を分離して、自国の軍事グレードのサマリウムコバルト磁石を大規模に鋳造できるようになるまで、パトリオットの生産増加は静かに、最終的には中国の精製所と中国の輸出ライセンスを通じて流れる材料への、アメリカの需要を増加させることになるんやで。

完全に自前で調達できへん兵器の生産量を3倍にすることは、実際に配備できる兵器を3倍にすることとは同じやあらへん。ペンタゴンが再装備しようとしとるのは正しい。せやけど磁石問題が解決されるまで、ワシントンは戦略的競合国がエンジンを動かす燃料を売ることを拒否しとる中で、より大きなエンジンを作っとるだけなんやで。

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