2022年3月7日月曜日

東洋経済オンライン「ウクライナ侵攻、危機の本質」はとてもいい

事実にもとづいて中立な立場で解説している。解説者がたいていのデータを網羅していて、勉強しようという気にさせられる。

https://toyokeizai.net/category/ukraine-invasion

ただし慶應大学の中山俊宏教授は除外しておこう。ヒステリックとかそういうのではないけれど、アメリカ政治がご専門のようなので、アジアとかロシアとか、いろんな見方を織り込んだコメントではなさそうだ。

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ウクライナに関しては日経がぜんぜんダメで、NTTがやっているJBなんたらも週刊実話レベル。んだもんで(<- 諏訪方言)日本語メディアをバカにしてほとんどチェックしていなかったのだ。でも東洋経済みたいな、そこそこ名の知れたメディアががんばっている。日本も捨てたもんじゃない。

スーパーマーケットの新聞スタンドで見た日経の見出し「ロシア経済壊滅的」たら。いやいや、壊滅的なのは日本経済。企業は石油屋みたいに政府から補助金もらったり、価格に転嫁したりできるけれど、われわれ消費者が大波を受けることになる。こないだ日曜討論で世耕が「国際協調のため痛みを」云々といってたけど、誰も突っ込まなかったのは残念だった。我輩なら「アメリカの尻尾にくっついた糞滓でありつづけるために、高いガソリン代を払ってくれ」と再翻訳したところなのだが。

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ところで、ホワイトヘルメットはウクライナに行ってないんだろうか。

毒ガスをもちこんで自作自演のムービーをつくったりして、シリアで「人道支援」のために大活躍だったのに。ウクライナの人道支援はしないのかな。

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「グレイゾーン」で、ユダヤ系のゼレンスキーがなぜネオナチと連帯するようになったのか、その経緯がくわしく描かれている。

https://thegrayzone.com/2022/03/04/nazis-ukrainian-war-russia/

ゼレンスキーがユダヤ系であること、ネオナチがユダヤ系大統領と呉越同舟するわけがない、と西欧メディアのプロパガンダに使われていること、昨年時点ではネオナチに武器を捨てろと迫っていたゼレンスキーがネオナチと呉越同舟するようになったさまなどが描写されている。キーパーソンはゼレンスキーのスポンサーでユダヤ系オリガーグのイゴール・コロモイスキー。

「俺っち犬飼っててさ、ロシア人の子供の骨を喰わしてるんだ」なんていう極右と握手するゼレンスキー。アメリカでは「ゼレンスキーが殺されたらどうするか」なんて議論があるらしいけれど、ぜひ殺されずに英米がウクライナで計画していたこと、生物兵器開発や核兵器開発などについて吐露してもらいたいものだ。

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ロシアだって、となりにサダム・フセインと同じくらい狂った国にいてもらいたくないはずだ。サダム・フセインの場合、アメリカに負けて殺されて、けっきょく大量破壊兵器が出てこなかった。でも日本もG7も、アメリカがでっちあげで侵攻したからといって経済制裁しなかった。日本はG7なんてやめてしまったらいいと思う。経済も教育も弱者救済もダメなので資格喪失、ということで。そしたら協調とかしなくてよくなるし、イムラン・ハーンみたいに言いたいことを言えるようになる。

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今日はなんだかオダジマみたいに粗くなってしまった。カレン・カーペンターも歌った「雨の日と月曜日はダメだな」って。でもいいこともある。下記引用記事に、スコット・ホートンのツイッターが転載されていた。そこで引用されたヒラリー・クリントンの動画が爆笑もの。

https://www.zerohedge.com/markets/foreign-fighters-all-over-world-join-ukraines-fight

「アフガンに攻め込んだロシアは結果としてうまくいかなかったけれど」・・・こないだ撤退したのはアメリカなんですけど。

「アフガンのジハド戦士に武器や訓練やアドバイザーを送り込んだ複数の国があったけれど」・・・自分らが育てたタリバンに勝てなかったのアメリカなんですけど。

「ウクライナでもロシア侵攻に対抗する戦士たちに武器や訓練やアドバイザーを」・・・やっぱりやっていたんですね。「汚い爆弾製造疑惑」や「生物兵器製造疑惑」って、西欧メディアがいうようにロシアのプロパガンダというだけなのかなあ?

MSNBCのディレクターはさぞかし焦っただろう。

ヒラリーはトランプにぜったい勝つと(誰もが)信じていたときに、トランプ支持者をディプローラブルズ、意訳すると「下級国民」って罵ったし、リビアのカダフィを殺したことをローマ皇帝の言葉をもじって「我ら来た、彼(カダフィ)死んだ」という名言を残した。もっと言いたい放題したら、反戦英雄の殿堂入りできそうだ。

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上のリンク先によると、16000人かそれ以上の外国人ボランティア兵がウクライナ入りしたいのだと。西欧(オーストラリアもニュージーランドもカナダも含め)は自分らの国のネオナチを送り込んで、ロシア人に殺してもらったらすっきりすると考えているに違いない。

エスタブリッシュメントに対する貧しい若者たちの反抗心が、白人世界では容易にナチスに結びつく。ドイツではナチが禁じられたのでいっときパンクに走った。それでパンクがすごくおもしろくなったのだが、またナチ=ネオナチが静かに広く増殖したようだ。ユダヤ人、非白人、植民地、モスレム、ロシア人・・・矛先はころころ変わるけれど、白人優越主義という通奏音はつねに鳴っている。

拙者の拙い予言では、ロシアが勝つ -> ウクライナ解体->義勇兵の相当数が逃げ帰る -> 裏切りものNATOと不甲斐ない自分の祖国に反逆する -> 欧州大混乱



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