2023年1月25日水曜日

米国は中国と戦う準備ができていない

https://www.rt.com/news/570405-taiwan-conflict-simulation-munitions/

2023年1月24日 13:55

米国のシンクタンクは、中国との大規模な軍事衝突に備えて、米国には十分な弾薬の備蓄や補充する産業能力がないと警告している。

シミュレーションを行った戦略国際問題研究所(CSIS)は、国防総省に対し、武器やそれを製造するための材料を備蓄し、より良い条件を提示することでメーカーに新しい施設を建設するインセンティブを与えるよう促している。

CSISは、ロッキード・マーチン、ボーイング、ジェネラル・ダイナミクスなどの大手防衛関連企業を寄付者に持つ非営利団体で、米国の防衛産業の現状は "今日の競争環境 "には不適切だと批判している。

生産基盤は、長引く高強度の紛争を支えることができないと、月曜日に発表された報告書は述べる。ジャベリンやスティンガーミサイル、155ミリ榴弾砲、対砲兵レーダーなど、ウクライナに送られたため、シミュレーションでは特定の武器が不足した。

CSISは、台湾をめぐる中国との紛争が、ほとんど準備期間なしに勃発する可能性があると推定しており、このシナリオが再現される可能性がある。

「台湾海峡での米中戦争を検証したCSISの戦争ゲームのほぼ20回の繰り返しで、米国は通常、紛争の3週間で5000発以上の長距離ミサイル(4000発のJASSM、450発のLRASM、400発のハープーン、400発のTLAM)を費やした」と報告書は述べる。

中国海軍が台湾を封鎖する場合、LRASM(長距離対艦ミサイル)が特に重要になると予測している。

CSISは、米国はモデル紛争のすべての反復において、最初の1週間でその兵器の在庫を使い果たしたが、この兵器の製造期間は2年であると付け加えた。

報告書は、国防総省が兵器の唯一の買い手であることや、スピードや能力よりも効率やコスト管理を優先する取得ルールなど、多くの根本的な弱点を指摘した。

兵器メーカーは、例えば複数年契約によって提供され得るような、予測可能な軍需需要を享受していない、と報告書は説明している。そのため、資本や人材に真剣に投資することは、「健全な経営判断ではない。」

米国の武器輸出規制は、パイプラインを通すのに数ヶ月、数年という余計な時間を要することを意味する。中国やロシアが提供する先進的な兵器は、このような理由から競争力を持ち、価格も安い、と報告書は主張している。

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