台湾、ハワイとの比較でイーロン・マスクを非難

https://www.zerohedge.com/geopolitical/taiwan-lashes-out-elon-musk-over-hawaii-comparison

2023年9月15日金曜日 - 午前03時45分

現在イーロン・マスクに激怒しているのはウクライナだけでなく、台湾も彼の「ポリコレ的に正しくない」スピーチで怒っている国に加わった。マスクは今週、ロサンゼルスで開催された「オールイン・サミット」で演説した。

遠隔操作で会議に参加したマスクは、台湾がまだ「中国の一部」であることを示唆する言葉を使う場面もあった。X、テスラ、スペースX、その他の企業のオーナーである億万長者は、幅広い発言の中で、「少なくとも部外者として、中国をかなり理解している」と述べた。

そこで彼は次のような「物議を醸す発言」をした： 

「中国の立場からすると、それはハワイみたいなもんで、中国の不可欠な一部だ。けど、中国の一部ではないみたいなことを好き勝手に言う人たちがいて、そんでもって連合艦隊を派遣するたら。」

当然ながら、これは台北（そして一部のハワイアン）は気に入らなかった。台湾のジョセフ・ウー外相は木曜日のコメントでマスクに反撃し、Xでこう述べた：

「台湾は中華人民共和国の一部ではないし、売り物でもない。」

呉氏は外務省のアカウントに投稿した。

台湾の外務大臣は、マスク氏が中国共産党に、テスラのCEOが2022年10月に購入したXを自国民に使用させるよう要請することを望んでいると付け加えた。

台湾のトップ外交官は、北京の膨大な検閲法と市民のソーシャルメディア活動の監視、特に米国ベースのプラットフォームに関して強調していた。

間違いなく、この1週間はマスクにとって非常に忙しい1週間であり、ネット上での憤慨や偽情報、そして主権国家、特にウクライナからの一般市民の抗議に満ちていた。

ウクライナのスターリンク問題や、クリミア地域を狙ったウクライナの作戦の際にアクセスを遮断したという疑惑について、彼は重要な釈明を行った。

もちろん、彼を非難する人々がニュアンスや記録を正すことに注意を払うとは思えない。

台湾の発言に関しては、明らかに地政学に関する彼自身の信念を体系的に説明したものではなく、むしろ通りすがりの観察であり、そのために例えを提示したもので、そのようなものには常に限界がある。彼は「彼らの立場から」（中国のことであり、彼のことではない）という重要な注意書きまで入れてから、こう続けた。「ハワイとか、中国の重要な一部みたいなものと似ているかもしれない」と。

親ゼレ派と同様に、マスクの反対派は彼の短い台湾発言に、中国（あるいはロシア）への密かなシンパシーを見ている。彼が世界第2位の経済大国の中で公正なビジネスをしたいだけであることも、以前から明らかだ。