ホロモドール
インターファックスによるとロシアは6月30日まで、小麦とメスリン、ライ麦、大麦、トウモロコシの輸出を一時的に停止するという。対象は旧ソヴィエト連邦諸国だが、すでに危機的状況だったアメリカはじめ世界の穀物供給は深刻な状況となるらしい。ちなみに窒素肥料はすでに禁輸対象になっている。
ワンリバー投資会社のエリック・ピーターズという人いわく、「ホロドモール」級の飢饉になると云々。
ホロモドールというのは、1930〜1933年にかけてスターリンが人為的にひきおこした大飢饉のこと。場所はウクライナ。その様子は「日本人の目からみたホロモドール」にもなまなましく描かれている。
http://www.eb.kobegakuin.ac.jp/~keizai/v02/data/WP-No28.pdf
2011年のアラブの春は食料値上げが背景にあった、とゼロヘッジも憂慮している。
ウィキによると、ウクライナのホロモドールがきっかけで、飢饉から救われるならドイツに来てもらったほうがマシだという社会的雰囲気がうまれた。それがウクライナ人がヒトラーのナチスとともにソヴィエト相手に戦うという遠因になったという。
しかるに飢饉をつくりだしたスターリンはジョージア人。それでウクライナ人がロシア人をなぜ恨むようになったのかがわからんのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム