インドネシアの国営企業、VisaやMastercardとの提携を解消
https://www.rt.com/business/576334-indonesia-visa-mastercard-domestic-card/
15 May, 2023 16:32
銀行幹部「国内向けカードは手数料無料」
インドネシア銀行(BI)は、外国のシステムへの依存を減らし、地政学的な混乱から取引を保護するための大きな戦略の一環として、国内のカード決済システムを立ち上げたと、CNBC Indonesiaが月曜日に報じた。
インドネシアのインターバンクシステムに基づくGerbang Pembayaran Nasional (GPN) (National Payment Gateway)は、国営企業や機関向けに設計されており、VisaやMastercardに代わって、国が外国の決済プロバイダーの役割を最小限に抑え、決済インフラに対する自律性を高めることを目指している。
BIの決済システム政策部門の責任者であるDicky Kartikoyonoによると、国内カードはユーザーの個人データを国内で処理し、手数料はかからない。
このカードは、在庫、家賃、建物の維持管理、公式旅行などの予算支出など、政府機関が支払いを行うために必要な機能を備えている。
「私たちは、インドネシア・クレジットカードと呼んでいる政府決済カードを発売します。このカードは、予算の効率的な使用を促進し、中堅・中小企業を奨励するさまざまな機会を提供します。」と、カルティコヨノは付け加えた。
インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は先に、外国の決済システムから離れ、地元の銀行が発行するカードを使い始めるよう地方当局に促した。ウィドド大統領は、ウクライナ紛争をめぐる米国、EU、およびその同盟国によるロシアの金融セクターを対象とした制裁を引き合いに出し、インドネシアは地政学的な影響から身を守る必要があると主張した。
3月、インドネシアクレジットカード協会(AKKI)の理事であるDodit Proboyakti氏は、RIA Novostiに対し、インドネシアはロシアとそのMir決済システムの実務知識を応用して、国内の金融ネットワークを促進すると述べた。
モスクワは、2014年に米国が初めて同国を制裁の対象とした直後に、独自の国家カードシステム「Mir」を展開し、米国に拠点を置く企業がプラグを抜いた場合にVisaとMastercardのすべての取引をスムーズに引き継ぐための国内国家支払カードシステム(NSPK)を創設した。
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