日本、米国経由でウクライナへ砲弾供与を検討
https://sputniknews.jp/20230615/16285911.html
2023年6月15日, 19:26
米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)」は15日、ウクライナへの軍事支援のため、日本が米国に砲弾を供与する方向で両国が協議を進めていると報じた。実現すれば米国は日本から供与を受けた砲弾の分、自国が持つ砲弾をウクライナ支援に回せることになり、事実上米国を介して日本がウクライナへ軍事支援をする形となる。
今回焦点となっているのは、155ミリ口径砲弾。北大西洋条約(NATO)加盟諸国のほか、日本の自衛隊もこのサイズの砲弾を採用している。WSJは情報筋の話として、次のように報じている。
「日本は2016年の米国との協定をもとに、155ミリ砲弾を米国に供与する可能性を検討している。協定では両国がお互いに砲弾を融通し合うことが定められている。米国はウクライナの軍事行動を支援しているため、日本によって供与される砲弾は米国の備蓄を満たす助けになる」
一方、砲弾の供与数については言及されていない。
日本は武器輸出三原則によって、紛争地域への軍事支援を制限しており、ウクライナへの殺傷能力のある武器支援もこれまで行ってこなかった。砲弾の供与が実現すれば、例え米国を介した形でも大きな方針転換となるほか、ただでさえ冷え込んだ露日関係はさらに悪化するとみられる。
これまでに韓国も同様に、米国へ155ミリ砲弾50万発を「貸与」する形で、ウクライナへの軍事支援に加担している。
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム