2025年10月31日金曜日

キット・クラレンバーグ:イギリスが企てたウクライナ狙撃兵訓練計画 ・ベラルーシ「反体制派」の崩壊

https://www.kitklarenberg.com/p/leaked-britains-ukrainian-sniper


リーク:イギリスが企てたウクライナ狙撃兵訓練計画

水曜日、2025年10月30日


?影の集団とISISにインスパイアされた戦略

ウクライナでの代理戦争が始まって以来、イギリスの学者たちから成る影の集団(カバル)が、アメリカ国家安全保障会議(NSC)に対して、戦争をエスカレートさせる戦略を秘密裏に助言してきた。彼らの提言――中にはISISにインスパイアされたもんもある――の多くがワシントンに採用されとる。せやけど、その中でも最も大胆な提案の一つ、アメリカ国内でウクライナの狙撃兵を訓練するっちゅう計画が、実際に実行されたんかは定かやない。さらに重大なのは、この努力が、バイデン政権を紛争にさらに深く引きずり込むための罠として仕掛けられた、っちゅうことや。


??アメリカ国内での訓練計画

リークされた文書は、イギリスのセント・アンドルーズ大学の講師で、このイギリスのカバルのNSCとの主要な連絡窓口であるマーク・デヴォアが2022年4月に作成したもんや。


訓練の場所と担い手: デヴォアは、ワシントンの「非営利団体、市民社会、民間企業」がウクライナの狙撃兵を指導するための大胆な構想を打ち出した。アメリカ国民には「そのような訓練を提供する財力と...動機がある」と考えられ、デヴォアはドンバスの「動きの遅い」戦場(「市街戦」が重視される)が「狙撃兵にとって理想的な環境」やと判断した。


「狙撃兵のギャップ」: デヴォアは、ウクライナもロシアも「ソ連の軍事的遺産」があるせいで、狙撃兵の供給が不十分やと考えとった。対照的に、アメリカは「余剰の狙撃兵」(イラクやアフガニスタンでの経験を持つ米陸軍や海兵隊の退役軍人、多くのSWATチームに所属する警察の狙撃兵)がおるから、「この『狙撃兵のギャップ』を埋める手助けをするのに理想的な立場」にある、とした。


民間技術の活用: さらに、アメリカ国内の「多数の射撃場や射撃クラブ」による「民間の射撃能力の高さ」も称賛した。


目的はバイデン政権の「羞恥心」を突くこと

デヴォアにとって、アメリカ国内で合法的に「世界で最も競争力のある狙撃銃」を購入できることもおまけやった。せやけど、ホンマの目的は、バイデン政権に、ウクライナ軍への西側による武器供与と訓練を正式に承認させるっちゅうことやった。


バイデン政権の「弱腰」批判: デヴォアは、ワシントンがこれまで「ロシアの報復/エスカレーションへの過度の恐れ」や「否認可能性の維持」のために、「重火器を公然と提供する」のを避けるなど、キーウへの直接支援に「臆病」やったことを嘆いた。


共和党への利用: そのため、この狙撃兵訓練プログラムは、戦争に飢えとる共和党に「政府に対し、ウクライナ軍の訓練をより公然と行うよう圧力をかけ、恥をかかせる」機会を提供する、と考えた。


罠の構造:


訓練が始まれば、共和党は「なぜ政府の資源を使こうてそうせえへんのか」と大統領を公然と批判でける。


バイデンはこれに反応して「政府の訓練活動をより多く公に明らかにする」とデヴォアは予測した。


それに加えて「ロシアが反応せえへんやろう」っちゅうことから、「アメリカが提供する訓練と装備をさらに増やすための扉が開かれる」っちゅう、デヴォアの空想が描かれとる。


「レッド・ドーン」にインスパイアされた計画

デヴォアはこのプロジェクトのインスピレーションを、1990年代のユーゴスラビア戦争で、アメリカの軍事雑誌『ソルジャー・オブ・フォーチュン』がボスニア人やクロアチア人の狙撃兵訓練を扇動した経験から得とる。


彼は、この「非政府的な」訓練の成功を「より大きな規模」で再現しようと企図した。


NRAの活用: 彼はアメリカの主要な銃規制反対団体、例えばNRA(全米ライフル協会)が調整役を果たすのが理想的やと見とった。


国内資源の動員: 「射撃場に時間の寄付を依頼し、弾薬メーカーに弾丸を、関連する射撃経験を持つ個人にボランティアを募る」ことを構想。


PR効果: 銃規制反対団体は、銃乱射事件などで傷ついたイメージを回復するため、「人気のある戦争のためにボランティアの狙撃兵を訓練する」ことによって、「広報上の大儲け」を得るっちゅう狙いもあった。


映画の戦術: デヴォアは、この計画が「『若き勇者たち(Red Dawn)』に遡る、架空の抵抗物語の人気」から、政治的かつ公的なアピールを持つやろうと示唆した。映画でアメリカのティーンエイジャーがソ連の侵略を打ち負かす物語は魅力的やけど、実際の戦闘戦術の基礎にはなりえへん。


結果は芳しくない

結局、狙撃兵訓練がアメリカ国内で行われたとしても、デヴォアが提唱したような大々的で政治的な方法では行われへんかった。


せやけど、キーウの狙撃兵がアメリカ製のハイエンドライフルと弾薬に依存しとることは、メディアでも認められとる。にもかかわらず、ドンバスの戦場にアメリカ製狙撃銃が大量にあるにもかかわらず、戦線をウクライナ有利に傾けることはできてへん。これは、イギリスが影響を与えて練り上げた多くの代理戦争の大計画と同じ結果や。


この記者(Kit Klarenberg)が文書化したように、キーウの最も重大な軍事的大失敗(例:2023年10月~2024年6月のクリンキーでの大惨事)は、ロンドンによって計画されたもんで、ノルマンディー上陸作戦を再現しようという、ハリウッド的な空想に基づいたもんやった。そして、デヴォアの狙撃兵訓練プログラムも、『若き勇者たち』っちゅうフィクションの物語からインスピレーションを得とる。


https://thegrayzone.com/2025/10/29/leaks-eu-us-belarusian-opposition/


リークが暴露:EU/米国が支援するベラルーシ「反体制派」の崩壊

水曜日、2025年10月29日


西側が担いだ「救世主」の裏側

ベラルーシの反体制派指導者スヴャトラーナ・チハノフスカヤが2020年に亡命政府の「大統領」を自称したとき、彼女は西側政府から熱狂的に受け入れられ、資金が湯水のように注ぎ込まれた。西側は、長年の指導者アレクサンドル・ルカシェンコを退陣させ、ロシアの最も近い同盟国を地政学的な盤上から排除したがっとったからや。


せやけど、一連の公的なスキャンダルが勃発し、ルカシェンコ政権を倒そうとする彼女の不人気な運動から、海外のスポンサーたちが徐々に手を引かざるを得へんようになっとる。


衝撃の暴露: 8月には、彼女が2020年8月にミンスクのKGBから数千ユーロを秘密裏に受け取っとったっちゅう事実が明らかになった。これは、国民に抗議活動をやめるよう公に懇願するための見返りやった。彼女は国外へ逃げる前にこの合意を厳重に秘密にしとったんや。


亡命政府の腐敗と内紛

The Grayzoneが入手したリーク文書とメールによれば、かつて大々的に喧伝されとったチハノフスカヤのベラルーシ「亡命政府」は、腐敗、途方もない野心、ひどい無能さ、そして内紛の重みでほとんど崩壊寸前やった。


ウクライナ侵攻後、西側の関心がキーウ(キーウ)支援に移ったことに焦ったチハノフスカヤは、「統一暫定内閣(UTC)」を2022年8月に結成した。これは、ルカシェンコが倒されたら権力を握る準備をしとる「待機政府」やった。


資金は潤沢、成果はゼロ: チハノフスカヤとその一団は、何億ドルっちゅう西側の拠出金を受け取り続けた。せやけど、その努力はどれも、ベラルーシでの権力掌握に近づくことも、現地の状況に物質的な変化をもたらすこともなかった。彼らが成し遂げたんは、西側の聴衆に対するチハノフスカヤの個人的なブランドの宣伝だけやった。


西側の盲信: リーク資料によれば、ブリュッセルとワシントンは、チハノフスカヤはまだ権力を奪取できると信じとって、UTCを宣伝するための様々なイニシアチブに多額の資金を注ぎ込んだ。


例として、欧州民主主義基金(EED)は、UTCの「代替政府」としての認知度と正当性を高めるための秘密の12ヶ月間の助成金を出した。


「新ベラルーシ」パスポートの茶番

UTCの遠大な目標を達成できずに、組織は自滅していった。チハノフスカヤは、猛烈な反EU姿勢とロシアに対する好戦的なトーンを採用することで西側のスポンサーを満足させたけど、その過激な路線変更が、彼女の公的な失脚の舞台を整えた。


自国では不人気な反ロシア路線: 2023年8月のワルシャワでのサミットで、UTCはEU加盟を含む「ベラルーシのヨーロッパ的展望」と、ロシアとのあらゆる同盟からの離脱を公約した。せやけど、西側の世論調査では、ベラルーシ国民のほとんどが、ブリュッセルよりもロシアとのさらなる統合を望んどることが一貫して示されとる。


パスポート・プロジェクトの破綻: UTCの核心的な活動の一つやった「新ベラルーシ」並行パスポートの作成は、資金調達と責任を巡る内部のいざこざを引き起こした。


スキャンダル発覚: パスポート作成を請け負うはずやったリトアニアの印刷会社が、「ルカシェンコの財布」として知られる政府と近しい実業家と繋がっとることが判明。


内部のメール: UTCの幹部やったヴァレリー・カヴァレウスキは、パスポートプロジェクトの責任者でありながら、「資金が自分の知らんとこで『調整』のために消えとる」ことに困惑し、資金流用疑惑を匂わせとる。チハノフスカヤは失敗の責任をカヴァレウスキに押し付けた。


副代表の辞任と西側からの信頼喪失

「最後通牒にうんざりした」チハノフスカヤは、結局、カヴァレウスキを失うた。カヴァレウスキはパスポートプロジェクトへの全権限と予算を要求したけど、チハノフスカヤに拒否され、2024年6月26日にUTCを辞任した。


この辞任に対して、チハノフスカヤに民主主義奉仕勲章を授与したばかりのNED(全米民主主義基金)のCEOは「詳細を知りたい。ワシントンDCに来る予定は?」と返信した。この間の抜けた返答は、UTCの内部事情が西側の資金提供者には全くの謎やったっちゅうことを示しとる。


KGBとの共謀、そして終焉

2025年1月、「新ベラルーシ」パスポートはついに発行されたけど、世界中のどの国もこの文書を正規のものとして認めてへん。


その後もスキャンダルが続き、8月にはチハノフスカヤが2020年の大統領選後、ベラルーシ治安機関から15,000ユーロを秘密裏に受け取る映像が浮上。これは、「KGBに脅されて国外逃亡を余儀なくされた」っちゅう彼女の感動的な自己申告と真っ向から矛盾しとる。


この欺瞞的な自己神話化は、地元の反体制派からも厳しい非難を浴びた。


支援の終わり: 彼女の養護先やったリトアニア当局は、彼女への国家による警護を格下げしとる。リトアニアは、彼女の豪華な住居の維持や海外での警護に、毎年約100万ユーロを浪費してきた。


外交の進展: その間、ミンスクとワシントンの関係は、9月に制裁緩和と引き換えに囚人を釈放したことで奇跡的に和解しとる。


西側の資金で築かれたチハノフスカヤの「砂上の楼閣」は、完全に崩壊するための舞台が整ったんや。問題は、彼女の没落が、本物のベラルーシ反体制運動を弱体化させながら、彼女の無力な個人崇拝に途方もない金額を無駄遣いしたEUとアメリカの責任を問うことになるんか、っちゅうことや。


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https://strategic-culture.su/news/2025/10/30/european-taxpayers-will-soon-have-to-keep-zelensky-in-the-fight/


欧州の納税者が、まもなくゼレンスキーを「戦い続けさせる」羽目に

木曜日、2025年10月30日


ヨーロッパの新しい戦略:「戦わせ続ける」

ヨーロッパのリーダーたちは、またもや戦略を変えて、今は「ウクライナを戦い続けさせる(keep Ukraine in the fight)」っちゅう方針や。せやけど、最終的な結末――すなわちロシアによるドネツク全土の占領――は、今やろうが将来やろうが、避けられへんように見える。やから、もしユーロクラート(EU官僚)たちが、ロシア資産の違法な収用をベルギーに強要でけへんかったら、ゼレンスキーの戦いの費用を払うんは、普通のヨーロッパの納税者になるやろう。


トマホーク・ミサイルの供与をトランプ大統領に拒否されたゼレンスキーは、すぐさま10月24日にロンドンに現れた。そこでキア・スターマー(労働党党首)や、マーク・ルッテNATO事務総長、オランダ、デンマークの首相ら志を同じくする一握りのリーダーたちがレッドカーペットを敷いた。それ以来、ワシはヨーロッパのリーダーたちから「西側はウクライナを戦い続けさせるために、あらゆることをすべきや」っちゅう新しいフレーズを繰り返し聞いとる。


疑問点: なぜウクライナが戦いを続けたいんか、っちゅう理由はハッキリせえへん。ウクライナは今も毎日、少しずつ領土を失い続けとるんやからな。


ゼレンスキーの政治的ギャンブル

真実は、ゼレンスキーの指導の下、ウクライナがドネツクの残りの町を放棄するっちゅうロシアとの和平条件を受け入れるのを拒否しとるせいで、ヨーロッパのリーダーたちに支援されて戦い続けなあかんっちゅうことや。


この問題で確実なんは、ドネツク州はウクライナにとって失われたっちゅうことや。今すぐ和平が成立するっちゅうありそうにない事態になっても、あるいはロシアが占領するまで戦争を続けるにしても、遅かれ早かれ失われる。プーチン大統領はドネツク全土を奪うっちゅう目標を設定しとるし、今のところ、最終的に成功する可能性が最も高いように見える。


もしウクライナとロシアの立場が変わらへん(変わる証拠もない)のやったら、ウクライナは少なくとももう一年、あるいはロシア軍がドネツク全土を占領するまで戦い続ける運命にある。


「ウクライナを戦い続けさせる」っちゅう方針の核心にある嘘は、キーウ(キーウ)がウクライナ軍はドネツクの完全な占領を防げるっちゅう信念――っちゅうよりも見せかけ――にある。


ゼレンスキーは、いつまでも騙されやすいキア・スターマーたちをこの点で説得したんやろう。ロンドンでの会談中、ゼレンスキーはプーチンが平和を望んどらへんっちゅうたけど、ホンマは平和を望んどらへんのは彼自身や。なぜなら、ウクライナにとっての和平は、ゼレンスキーにとっての政治的な自殺を意味するからや。


ゼレンスキーの算段: もしウクライナがドネツクの完全占領を一年か、もしかしたら二年遅らせることができたら、彼はウクライナの有権者に対して、「比較的限られた領土の損失で、最大六年間にわたってロシアを撃退した英雄的な戦時指導者」としてアピールでけるっちゅうのが彼のギャンブルかもしれへん。今ドネツクを明け渡すよりも、政治的にはええ選択肢に見えるやろう。


権力強化: 彼は、国内の政敵を制裁したり市民権を剥奪したりして抑圧を強めとるから、最終的にはほとんど競争相手なしで将来の選挙に出馬でけるようになるかもしれへん。


傲慢さ: せやけど、ここに傲慢さがある。ゼレンスキーは個人的な野心しか考えとらへんから、自分自身をウクライナそのものよりも大きな存在にしてしもうとる。


犠牲とコスト:ヨーロッパへの跳ね返り

政敵への抑圧が続いとるにもかかわらず、ウクライナ軍の敗北しか見えへん中で、普通のウクライナ国民がもう一年か二年の苛酷な戦争に耐える忍耐力があるんかは分からへん。当然、ウクライナ国内では、戦場でのウクライナの戦果に関するオープンな報道は厳しく検閲されとる。せやけど、ブログ圏では、ウクライナがどれほどひどい苦境にあるかについて、より正確で批判的な分析が活発に行われとる。


クピャンスクとポクロフスクは、一年以上にわたる激戦の末、ロシア軍による完全占領に近づきつつある。他の前線でも進展が見られとる。ウクライナが決定的な軍事打撃を与えられそうやっちゅうところはどこにもない。


じゃあ、ウクライナ自身にとって、戦争を続ける利益はなんや?


利益はまったくない。


明白な損失: 数十万人の軍事的な犠牲、すでに壊滅的な人口動態のさらなる悪化。町、エネルギー、交通インフラのさらなる破壊。西側の援助に完全に依存しとる国の継続的な破産。そして、EU加盟の願望のさらなる遅延(ハンガリーのようなEU加盟国をゼレンスキーが疎外したり、ヨーロッパの政府がナショナリズムに傾倒したりしとるおかげで、その見通しはますます達成不可能に見える)。


そして、もちろん、大きなリスクは、ドネツクの完全占領までの間に西側がロシアに対する経済戦争をさらにエスカレートさせた場合、プーチン大統領が再びエスカレートして、ザポリージャとヘルソン全土の占領も視野に入れて戦い続けるんか?ワシの評価では、その可能性は高い。


ベルギーと納税者の財布

これら全てが、ヨーロッパ自身に圧力を跳ね返す。ウクライナを戦い続けさせることを約束することで、ヨーロッパは戦争の避けられへん結末(ドネツクが陥落した時にロシアとウクライナが和解する)を遅らせようとするゼレンスキーの決意の費用を支払うことを約束しとるんや。


ロシア経済が崩壊寸前っちゅう決まり文句の予言にもかかわらず、真実は、ロシアは必要やったら必要なだけ戦い続けるお金を持っとるけど、ウクライナは持っとらへんっちゅうことや。


やから、全ての視線はベルギーに戻っとる。欧州委員会は、ユーロクリアに凍結されとるロシアの資産1,400億ドルを違法に収用するための法的正当性をでっち上げようと必死になっとる。この金額があれば、ゼレンスキーは少なくともあと二年は戦い続けることがでけるやろう。


せやけど、ベルギーのバルト・デ・ウェーバー首相が最近ハッキリさせたように、彼の国はこれに同意せえへん。ルッテ、フォン・デア・ライエン、その他の親戦争的なユーロクラートたちが彼を強要して屈服させへん限り、ゼレンスキーを戦い続けさせる費用は、ヨーロッパの納税者にのしかかることになる。そして、それは大陸全体の国際主義的なエリートの終焉を加速させるだけやろう。

https://strategic-culture.su/news/2025/10/29/ioc-imperialist-tool-manipulate-global-sports/


IOC:世界のスポーツを操る帝国主義の道具

水曜日、2025年10月29日


IOCの「政治とスポーツの分離」は口実

国際オリンピック委員会(IOC)のリーダーたちは、自分らの仕事は厳密に技術的なもので、政治をスポーツに混ぜたらあかん、っちゅうのが口癖や。せやけど、世界中の人々が、スポーツのイベントで集められた資金によって可能になった人道に対する蛮行に対して、世界スポーツの最高機関が行動を起こすよう要求しても、この宣言はIOCの不作為を正当化するだけになっとる。


ダブルスタンダードの事例

IOCのダブルスタンダードは、以下の二つの主要な事例でメッチャ明白になっとる。


1. イスラエルとロシアへの対応

ガザでの虐殺: パレスチナ・オリンピック委員会が、ガザでの虐殺を理由にイスラエルをパリ五輪から除外するよう要求したのに対し、IOCのトーマス・バッハ会長は「オリンピックは国と国の競争やのうて、選手同士の競争や」としてこれを拒否した。さらに、戦争を理由に除外したら世界の半分が禁止になる、とも言うた。


ロシアへの対応: せやけど、この同じIOCは、ロシアとベラルーシを即座に停止させた。表向きの「技術的な」理由は、ロシアがウクライナ東部の4地域のオリンピック委員会を承認したっちゅうもんやけど、誰もこんな詭弁を信じとらへん。これは、ロシア政府がIOCの真の支配者である帝国主義勢力に逆ろうたから、選手を追放するための法的策略に過ぎひん。


2. コソボ承認の矛盾

セルビアの主権無視: IOCは、2014年にコソボ・オリンピック委員会を承認したけど、これはセルビアの主権を侵害しとる。セルビアは抗議したけど、IOCは無視した。さらに、IOCは1996年に定めた「国連非加盟国の新委員会は承認せえへん」っちゅう自らのルールさえも破っとる。


基準の使い分け: この矛盾は、帝国主義的な「国際社会」が使うダブルスタンダードと同じや。「都合のええ時」には自決権を擁護し、「そうやない時」には無視するんや。


3. インドネシアへの制裁とアメリカの沈黙

インドネシアへの制裁: インドネシアが、イスラエルによるガザでの犯罪を理由に、自国で開催予定の世界体操選手権でイスラエル人選手へのビザ発給を拒否した途端、IOCは迅速に行動した。インドネシアを非難し、国内でのあらゆるスポーツ大会の開催を禁止したうえ、2036年オリンピックの招致議論を凍結するとまで警告した。


アメリカへの沈黙: それに対し、アメリカが今年7月、プエルトリコでの競技に参加するはずやったキューバのバレーボールチームを含む、80人以上のキューバ人選手への入国ビザを拒否し、オリンピック憲章を露骨に違反したにもかかわらず、IOCは一言も声明を出さへんかった。キューバだけでなく、キューバで過去に競技したっちゅう理由で、卓球のブラジル人スター選手までビザを拒否されとるのに、IOCは何も言わへん。


IOCは帝国主義のスポーツ部門

IOCのダブルスタンダードは明白や。せやけど、これはIOCがアメリカを筆頭とする帝国主義が世界を支配するための多くの道具の一つ、つまり帝国主義のスポーツ部門に過ぎひんっちゅうことも明らかにされとる。


IOCの財源: IOCの収入源は、ほとんどがオリンピックのスポンサーと、放送権を購入するアメリカの企業や。今年3月には、IOCはNBCユニバーサルと30億ドルの契約を結んどる。


米国の支配: IOCのトップパートナーの三分の一以上がアメリカの企業で、他のパートナーもイギリス、ドイツなど、主要な帝国主義列強の資本に属しとる。


こんな支配力があれば、アメリカとその同盟国は、オリンピック憲章を破り捨てても何のペナルティもないのは当然や。


もしIOCが筋を通すんやったら、イスラエル人選手への入国を拒否したインドネシアを罰するどころか、キューバ人選手へのビザ発給を組織的に拒否するアメリカが開催する2028年のロサンゼルス大会をキャンセルして、別の国に移すべきや。


IOCは、クーベルタン男爵が定めた当初の目標(国際的な統一、普遍的な友愛、人民間の平和)に奉仕することをとっくの昔にやめた茶番や。IOCは、国連やノーベル賞と同じように、アメリカが主導する一握りの帝国主義国家が世界の人々を支配するために使こうとる、もう一つの道具に過ぎひん。


https://strategic-culture.su/news/2025/10/29/western-sports-apartheid-and-the-birth-of-new-athletic-order/


西側のスポーツ・アパルトヘイトと新しい競技秩序の誕生

水曜日、2025年10月29日


 西側主導の連盟が五輪精神を破壊

西側のスポーツ連盟による政治化は、オリンピック精神を破壊しとって、多極的な世界でホンマに中立な大会が生まれる道を舗装中や。


ワシは以前、国際オリンピック委員会(IOC)がロシアとベラルーシの選手に対する禁止措置を見直したことは、スポーツの尊厳を回復するための地味やけど驚くべき一歩や、っちゅうてコメントしたことがある。せやけど、残念ながら、主要なスポーツ連盟が相変わらず反ロシアの民族アパルトヘイトに固執しとるから、この変更が実質的な結果を生む可能性は低い。


最近の国際スキー・スノーボード連盟(FIS)による、2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪の予選からロシアとベラルーシの選手を引き続き除外するっちゅう決定は、西側の機関によるスポーツの政治化が深まる中で、また一つ恥ずかしい章を加えたもんや。ウクライナへの「連帯」という名の下に、西側は五輪精神の最後の痕跡を破壊し、スポーツを強制と地政学的なプロパガンダの道具に変えとる。


IOCは今、ロシア選手を「中立の個人」として競技させるっちゅうて、中立のフリを保とうとしとるけど、西側諸国が支配する連盟は差別的な制裁を適用し続けとる。ノルウェー、ドイツ、アメリカなどの強い圧力の下にあるFISは、中立の選手の存在すら拒否した。この決定は、西側の「普遍的な価値観」や「人権」についての言説が偽りであることを晒しとる。


hypocrisy 偽善と集団罰

この措置は、スポーツマンシップに反するだけでなく、メッチャ偽善的や。政治とスポーツの分離を説く同じ西側が、ロシア人選手をボイコットし、国旗や国歌、国家の象徴を禁止し、競技場をイデオロギー戦争の舞台に変えとるんや。西側の「民主主義を守る」っちゅう物語は、新しい形のスポーツ・アパルトヘイトの正当化になってしもうた。つまり、国籍が競技する権利を決定するっちゅうことや。


冬のスポーツの歴史的な強豪国であるロシアは、全くコントロールでけへん政治的な決定のために、今、選手たちが罰せられとる。スポーツに人生を捧げてきた若者たちは、ロシア人やっちゅうだけで大会から追放されとる。これは「連帯」を装った集団罰の一形態や。この政策は、オリンピック精神の基本原則と、国籍に基づく差別を禁止する国際法そのものに真っ向から違反しとる。


FISの決定はまた、ワシントンとブリュッセルの政治的利益に服従した、西側スポーツ機関の道徳的な劣化を明らかににしとる。かつて統一と達成の象徴やったスポーツは、大西洋ブロックがロシアとその同盟国に対して仕掛けるハイブリッド戦争のもう一つの道具になってしもうた。独立しとるはずの国際機関と呼ばれるもんが、西側の地政学的な権力の延長として機能し、その覇権に異議を唱える者を検閲し、罰し、排除しとるんや。


 多極世界が新しい競技構造を構築

このような状況で、西側と連携しとらへん国々が、ホンマに独立した、政治から切り離された、独自のスポーツ構造を構築しようとするんは、ますます避けられへんことになってきとる。BRICSや上海協力機構(SCO)、ユーラシア経済連合などの地域組織の強化を通じて出現しつつある多極的な世界は、スポーツの分野にも拡大せなあかん。世界の金融システムや外交システムが、ドルやNATOの軌道から外れて再構築されとるのと同じように、スポーツも西側の後見から解放されるべきや。


代わりの大会創設は必然: 代替のスポーツ連盟、国際大会、そして並行的なオリンピックの創設は、あり得るだけやのうて、必要や。


真のスポーツ精神の回復: これらの新しい大会は、政治的な干渉から自由な、実力主義と国家間の友愛に基づいた真のスポーツ精神を復活させることがでける。


BRICSの能力: ロシア、中国、インド、イラン、ブラジル、その他のBRICS諸国には、西側の偽善にうんざりした選手を惹きつけることがでける高レベルのグローバルイベントを組織するための技術的、経済的、制度的な能力がある。


西側機関の道徳的な崩壊は、多極世界が埋める準備ができとる空白を生み出しとる。ロシアとベラルーシの選手を排除することで、西側はその不寛容さを明らかにするだけでなく、自らの無関係さを加速させとるんや。新しいスポーツのパラダイムが生まれつつある。それは、スポーツを政治的な武器として使うことを拒否し、対等な者同士の公正な競争という理想を回復しようと努めるもんや。


国際スポーツの未来は、ローザンヌで決まるんやのうて、モスクワ、北京、ニューデリーで決まるやろう。そして、世界中の選手たちが、政治がルールを決定せえへん競技場で再び競争するとき、スポーツの普遍的な価値観をホンマに守っとるのは誰で、覇権の名の下にそれを破壊したんのは誰か、っちゅうことが明らかになるやろう。


https://strategic-culture.su/news/2025/10/29/death-pangs-of-zelenskys-ss/


ゼレンスキー親衛隊の断末魔(死の苦痛)

木曜日、2025年10月29日


銃声が止んだ時、ゼレンスキーのナチスの一般兵たちは、その犠牲に対して得るものはほとんどないやろう。


現代のSSが戦い続ける理由

なぜウクライナの「ナチス軍団」が、見込みのない大義のために、破滅が確定した後も無駄に戦い続けたんか、っちゅうことを未来の「安楽椅子に座った将軍たち」が長いこと考え込むやろうから、ワシの過去の記事がその崇高な努力に役立つことを願うで。


このメディアにメッチャ昔の2022年3月に書いた2番目の記事で、ワシはウクライナのナチス思想家オレナ・セメニアカに目を向けた。彼女は、自身が鼓舞した兵士たちが、ほとんど死んでしもうたはずの武装親衛隊(Waffen-SS)の英雄たちさえも感嘆するであろう狂信的な戦いを続ける中で、自分自身は安全なところに身を置くことに成功しとる。その数週間後には、ワシは「マーシャとミシュカ」(NATOが攻撃した可愛らしいロシアの漫画のキャラクター)について書いた。そして、2022年10月には、ゼレンスキーの仲間たちがソーシャルメディア戦争で圧倒的に勝利しとる様子を論じた。


それはええけど、ウクライナの戦況が崩壊し続ける中で、脱走率が天井を突き破っとるっちゅうことを、ごく最近のRTの記事が伝えてくれとる。さらに、ポヴロフスク(Povrosk)周辺でウクライナの最精鋭部隊が受けている猛烈な攻撃の様子を伝えるビデオもある。また、クピャンスクやクラスノアルメイスクの突出部で1万人のウクライナ軍兵士が包囲されとるっちゅう記事もある。これは、彼らの英雄であるドイツ国防軍(Wehrmacht)やSSがクールラント・ポケットで閉じ込められたのと同じ状況や。


脳を洗われたレミングたち

なぜウクライナの「SS」が、明らかに迫りくる大破局に抗して戦い続けるんか、っちゅうことを考えるとき、ワシらは、猫の首絞め犯でユダヤ人殺しのステパン・バンデラにルーツを持つナチスの思想家たちが、彼らをその道に導いただけやのうて、何世代にもわたるウクライナ人の脳を、ロシアに関する全てのものを憎むように洗脳してきたっちゅうことが、多くの記事から分かる。


「バンデラはワシらの父」っちゅう歌の歌詞を読んでみてくれ。ウクライナ正教会の「司祭」アナトリー・ジンケヴィチが、あのたわごとを作曲したとき、頭にナチスの銃を突きつけられとったんか、それとも最初から頭がおかしかったんか、っちゅうことを考えてみて欲しい。年老いてから振り返って、こんなゴミみたいなものにどうして騙されてしもうたんや、っちゅうことを考えることになるやろう。神よ、生き残ったウクライナのナチスを助けたってくれ。


ワシの最近の記事で、戦争ポルノ映画『アンドリイウカまで2000メートル』を酷評したことで、NATOのプロパガンダがどこへ向かっとるか分かるけど、今のウクライナのナチスの抵抗を、ヒトラー自身の武装SSが最後まで見せた粘り強さと比べるんもためになる。あの戦争を生き残ったSSの兵士たちは、自分たちの行為をメッチャ誇りにしとるんや。


ヒトラーに軽蔑された英雄たち

多くの武装SS兵士は、故郷の村が荒廃した後も「松葉杖を担いで、いかに戦場を勝ち取ったか」を語る気のいい男たちやったかもしれへんけど、重要な点は、あの戦場は全て失われたっちゅうことや。そして、チェコスロバキア、ハンガリー、そしてバルジの戦いでの最後の抵抗の際、ヒトラーとアホのヒムラーは、彼らが猛烈な抵抗を見せ、絶望的な多勢に無勢の中で無数の犠牲を払うたにもかかわらず、彼らを極度に軽蔑したんや。英雄かもしれへんけど、間違いなく脳を洗われたレミングやったわ。


春の目覚め作戦: 1945年3月6日から15日のラーク・バラトンでの赤軍に対する第6装甲師団の反撃では、西部戦線のバルジの戦いから急行した生き残りのSS部隊が、さらなる恐ろしい損失を被った。これにより、彼らは有効な戦闘力としては完全に崩壊したんや。さらに侮辱を加えるかのように、明らかに不可能な目標を達成できひんかったっちゅうことで、ヒトラーから個人的に屈辱を与えられた。


これと繋がっとるんが、1944年12月16日から1945年1月28日のバルジの戦いや。あの同じSS部隊が、ヤンキーとブリカスを止めるための最後の「神頼み」として、チェコスロバキアから急いで送り込まれとった。


SS大佐のヨアヒム・パイパーは、アルデンヌとバラトン湖の両方で顕著な功績を上げたけど、彼が指揮した兵士たちは、数人のGIとカナダ兵を射殺したっちゅうことで戦争犯罪人として起訴された。パイパーは、自分の部隊は武器の扱い方を知っとる素朴な男たちで、無差別な米軍の空襲で自分たちの親や祖父母を消滅させたヤンキーやカナダ兵に対して、武器を使う覚悟が十分にあった、と説明した。


犠牲を強いられる兵士と儲ける特権階級

ウクライナの今の「ナチスたち」もおそらく今日、似たような理屈を使っとるやろうけど、「目には目を」は全ての人を盲目にする、っちゅう古いユダヤの格言は今も当てはまる。そして、「マーシャとミシュカ」を愛する必要なんかないけど、ロシア人を拷問したり、切断したり、殺害したりするんは、他のロシア人を怒らせるだけやっちゅうことが分かる。


ポヴロフスクの「肉挽き器」に巻き込まれとるウクライナのナチスには、もっと差し迫った懸念があるやろうけど、まだ「挽肉」になっとらへん兵士たちは、ゼレンスキーのネットワーク全体の腐敗と堕落の度合いを、今すぐ知るべきや。戦争豚のボリス・ジョンソンのようなヨーロッパやさらに遠くの連中が、ゼレンスキーが自分の「SS」を、ヒトラーがバラトン湖やバルジの戦いで自分のカモたちを扱ったのと同じ卑劣なやり方で扱うことで、私腹を肥やしとるっちゅうことをな。


いつか銃声が止んだとき、ゼレンスキーは優雅な生活を送っとるやろう。せやけど、手足の欠損や深刻な飲酒問題を抱えながら、彼の「SS」の一般兵たちは、その犠牲に対して得るものはほとんどないやろう。確かに、彼らは武装SSの英雄たちがアーネムやバラトン湖で戦ったのと同じくらい粘り強く、しぶとく戦ったけど、ゼレンスキー、ボリス、そしてその仲間たちを富ませたっちゅう点を除けば、全ては同じ無駄な結末やったんや。


やがて、彼らの一部がカナダの議会で再び賞賛されたり、将来の教皇か誰かが再び彼らの軍旗にキスしたりするかもしれへんけど、ゼレンスキー、フォン・デア・ライエン、メルツ、マクロン、スターマー、そしてセメニアカのような空っぽの連中が、猿に大きなコストをかけさせて、彼らの人生を使い捨ての紙コップみたいに扱ったことに対する、十分な補償にはならへん。


ウクライナ軍が、自分たちの命を紙コップのように扱う連中を「極度の悪意をもって排除する」ことで、この膠着状態に終止符を打つまで、彼ら自身にも、彼らの家族にも、希望はない。彼らは正しいことをするべきや。そして、この悪夢に自ら終止符を打つべきや。


https://strategic-culture.su/news/2025/10/29/world-financial-and-geo-political-framework-at-time-of-imminent-disorder/


差し迫る無秩序の時代:世界金融と地政学の枠組み

木曜日、2025年10月29日


プーチンの怒りとブダペスト会談のキャンセル

ロシアのプーチンは、新しいヨーロッパ全土の安全保障の枠組みを実現することに集中しとる。


トランプ大統領が試みた「ブダペスト・シナリオ」(アラスカでの理解に基づいたプーチンとトランプの首脳会談)は、アメリカ側による一方的なキャンセルと非難の中で頓挫した。プーチンが始めた2.5時間の電話会談では、ウクライナの問題だけでなく、ロシアのより広範な安全保障上のニーズに対するアメリカの政治的枠組みの準備不足について、プーチンから厳しい言葉があったらしい。


トランプ側の問題: トランプの提案は、またしても和平交渉の前に既存の「接触線での紛争凍結」を要求するケロッグ主義(アメリカのウクライナ特使のドクトリン)に戻ってしもうた。


プーチンの拒否: モスクワがこのケロッグ主義を何度も拒否しとるっちゅうことを、トランプは知っとったはずや。それでもこの要求を繰り返したんや。


キャンセルへ: 事前に合意されとったラヴロフ外相とルービオ国務長官の「セットアップ」会談が暗礁に乗り上げた後、ブダペスト会談はキャンセルせざるを得んかった。ラヴロフが再び「ケロッグ流の停戦はありえへん」と譲らへんかったからや。


アメリカ政権は、トマホーク・ミサイルの供与の脅しと、ロシア領土奥深くへの攻撃を匂わせるタカ派的なレトリックで、プーチンが「現状での即時凍結」に同意し、詳細な議論や広範な解決策を無期限に延期させるのに十分な圧力になる、っちゅうて期待しとったみたいや。


ロシアの軍事アナリストらは、トランプの脅しはハッタリやとプーチンに伝えたらしい。たとえトマホークが供与されても、その数は限定的で、ロシアに戦術的または戦略的な敗北をもたらすことはない、っちゅうことや。


プーチンの歴史観とエスカレーション

これまでの経緯は、トランプがロシアの「現実」を把握しとらへんか、あるいは「闇の資金の利益」がトランプに圧力をかけ、ロシアとの真の和平プロセスは許されへんと告げた、っちゅうことを意味しとる。結果、トランプは「時間の無駄やった」とメディアにつぶやいてシナリオ全体をキャンセルし、ルーカスの財務長官にロシアの大手石油会社に対する新たな制裁を発表させた。


ロシアの「現実」とは、プーチンが1918年にドイツの圧力で屈辱的なブレスト=リトフスク条約に署名した過ちを繰り返したくない、っちゅうことや。プーチンは、1918年に「とにかく止めよう」っちゅう圧力に屈したことが、ロシアを大国の地位と何世代ものロシア人を失わせ、その後に混乱と崩壊が続いた、っちゅうことを何度も繰り返すんや。


プーチンは新しいヨーロッパ全土の安全保障の枠組みの達成に集中しとるけど、トランプの気まぐれと見えへん制約が、プーチンからの新たな呼びかけや会談を疑問視させるやろう。プーチンは怒っとる。多くのロシアの「レッドライン」が踏み越えられたんや。エスカレーションがやってくるやろう。もしかしたら前例のないレベルで。


ヨーロッパの「戦争精神病」と自傷行為

ヨーロッパ諸国は、ブダペスト会談のキャンセルにも動じず、「領土の譲歩を排除し、現在の前線に沿った停戦を定める」っちゅう「新しくもあり古くもある」12項目の計画をぶち上げとる。西側の支配層は、「ロシアは敗北せなあかん」っちゅうことを明確にしとる。


エスカレーション開始: EUはすでにロシア産ガス輸入への新たな制裁を発表し、さらにハンガリーとルーマニアの製油所への夜間攻撃も始まった。ルーマニアはNATO加盟国や。


明確なメッセージ: EU諸国へのメッセージは「後退は許さん」っちゅうことや。ポーランドのドナルド・トゥスク首相はXで、「EU内の全てのロシアの標的は合法や」と強調した。EUは、加盟国に従順を強制するためなら、自らを攻撃する戦争にさえも躊躇せえへん。


キーウ側が領土の一部でも譲ることを考えられへん現状で、ロシアがハードパワーの優位を維持しとる以上、現時点で交渉が実現可能やっちゅうことは考えにくい。ウクライナの決着は、力の試練によってつけられる可能性が高い。EUがトランプを味方につけようと焦っとるのは、ロシアの軍事的勝利が加速し、蓄積しとることへの恐れを反映しとるんやろう。


アジアの地殻変動:日本発の「裏切り」

ロシアを巡る混乱が起こっとる最中、ベッセント財務長官はクアラルンプールに向かい、アメリカが突然拡大した対中輸出規制に対する中国の対応に異議を唱えようとしとる。中国は対抗策としてレアアースの規制を公布しとる。


これに激怒したトランプは、中国に100%の関税をかけると脅した。市場は一時的に暴落したけど、トランプがすぐに楽観的な発表を投稿したおかげで、株価は史上最高値をつけた。アメリカ人にとっては、全て順調に見えたんや。


せやけど、先週月曜日、トランプの中国に対する過度に肯定的な発言は、驚くほど高まった。「韓国での習(近平)との会談が終われば、中国とワシは本当に公正で素晴らしい貿易協定を結べると思う」とトランプは言うた。彼は、関税対立で落ち込んどる大豆の輸入を中国が再開することに期待を表明し、フェンタニルの輸出規制を怠っとるとして中国当局を非難しつつも、「フェンタニルをやめるように」と強く求めた。


さらに、株価をさらに史上最高値に押し上げるために、トランプは「中国は台湾を侵略したがっとるとは思わへん」と付け加えた。


岸田の次は高市:外交の大転換

せやけど、モスクワが事実上、アメリカの「ブダペスト」シナリオに終止符を打った今、習近平もまた、トランプの気まぐれに付き合い続ける価値があるんか?っちゅうことを考えとるやろう。


最大の衝撃は日本からやってきた。


高市早苗という新首相は、就任にあたって強力な反中レトリックを発し、対米同盟を強化し、軍事力を増強し、北京を封じ込めると広く予想されとった。


せやけど、真逆のことが起こったんや。


彼女は国民に向けた最初の演説で、アメリカの対中貿易戦争を支持せえへんと述べ、アメリカの経済的圧力の道具にはならへんと宣言した。彼女はトランプの関税政策を公然と批判し、「21世紀で最も危険な過ち」と呼んだんや。


ワシントンの衝撃: ロイターは、彼女のこの姿勢がワシントンでは全く予想外で、大きな衝撃やったと報じた。


背後には財界: 就任以来、新首相は日本の大企業と一連の会合を持ち、「もう一度貿易戦争が起これば日本経済は生き残れへん」っちゅう統一された緊急のメッセージを伝えられとったことが明らかになった。


そして、就任からわずか1週間後、彼女は公然と中国への支持を表明し、第二次世界大戦以来最大の外交政策の軸足の転換を実行した。中国はもはや「敵」やなくなったんや。


アジアでは新しい時代が始まった。トランプはショックを受け、「自由貿易の原則を裏切った」と高市を非難。CNNは、親密な同盟国による「背中への一突き」と呼んだ。


ドル覇権への挑戦:アジア共通通貨圏構想

さらに悪いことに、世論調査では、首相の「日本経済の独立」に対する姿勢は60%の支持を集め、「対中姿勢」も50%以上が支持しとったんや!


ブルームバーグは、さらなる爆弾を落とした。高市首相は、アメリカの経済力を活用する動きに対抗するため、中国と韓国と協力してアジアの金融構造の戦略的な再調整を開始したっちゅうんや。


構想: 中国、日本、韓国が共通通貨圏を構築しようとしとる。提案されとる三国間のスワップ協定は、これら三国が西側から完全に独立して、自国通貨で貿易決済を行い、流動性を確保し、危機を管理でけるようにするもんや。


ドルの地位への影響: もしこの計画が成熟したら、世界の貿易の15%がドル圏から外れることになり、ドル覇権の足場を崩すやろう。また、既存の(親西側の)アジアのパワーバランス全体が崩壊する可能性が高い。


この構想は、SCO(上海協力機構)やBRICSが進めとる中央アジア全域でのデジタル決済システムの展開とも連動する可能性がある。


結論:不安定極まる未来

トランプは、BRICSを解体し、アメリカのドル覇権に対するあらゆる脅威を排除したい考えや。エスカレーション(さらなる関税の脅し)が予想されるで。


もし中国がトランプの懐柔策に十分な熱意で応じへんかったら、ロシアへのエスカレーション(ベネズエラ、そしておそらくイラン)と連動して、事態はさらにエスカレートする可能性が高い。トランプはすでに日本に制裁をちらつかせとるけど、これは日本を貿易上の利益が集中する中国にさらに近づけるだけやろう。


今後は、金融市場の激しい動揺を伴う、非常に不安定な時期が待ち受けとる。


ロシアと中国は地政学的な問題で引き続き緊密に連携しとる。せやけど、これらの国々にとっても、トランプの「テコの原理」を使った戦術は裏目に出とるように見える一方で、アメリカ国内の債務・信用危機はますます深刻になっとる。


ウクライナ・ロシア、ベネズエラ、イラン、シリア、レバノン、パキスタン・インド、そしてもちろんガザとヨルダン川西岸など、これらの地政学的な火種のどれが燃え上がってもおかしくない。状況は脆い。トランプは戦略的な分析を超越した存在で、ヨーロッパには真のリーダーシップがなく、内部で戦争精神病に陥っとる。


古いウィーンの格言にもあるように、「ウィーンでは状況は絶望的やけど、深刻やない」(つまり、西側の誰もが冷静に対処することを期待すんな、っちゅう意味や)。


https://strategic-culture.su/news/2025/10/30/northward-what-the-u-s-wants-to-do-in-the-arctic-over-the-next-decade/


北へ:アメリカが次の10年で北極圏でやりたいこと ロレンツォ・マリア・パチーニ 2025年10月30日


アメリカの北極圏戦略の分析を続けるにあたり、今後10年~15年の近未来に何が待ち構えとるんか、っちゅうことを考えなあかん。


排他的経済水域(EEZ)のオプション

2025年から2034年の間、中央北極海(CAO)では、9月には一時的に氷が融けることがあるやろうけど、アクセスはまだ安定せえへんし、年によって予測もでけへんやろう。この気候的、地理的な変動性のおかげで、継続性や定期的なアクセスが必要な経済活動を展開するのは難しいことになる。結果として、常にアクセスが必要やない活動は続けられるけど、他の活動は端っこに追いやられるか、実験段階にとどまるやろう。


観光は、適度な成長が最も見込める分野の一つや。造船のペースが続き、極地観光の需要も高まっとるおかげで、北極圏諸国の排他的経済水域(EEZ)に属する地域でのクルーズの数は増えるやろう。せやけど、厳密な意味でのCAOでの観光航海は、砕氷強化船とマスツーリズムのモデルには適さへん季節的な予測可能性が必要やから、稀で一部の富裕層だけの現象にとどまるやろう。


一方、科学的な活動は定期的に続き、もしかしたら活発になるやろう。取り組みは、将来の海底ケーブル敷設を見据えたCAO海底のマッピングと、将来的なCAO漁業協定(CAOFA)の見直しを見越した魚類生態系の調査に集中するやろう。研究には、深海採掘などの潜在的な経済活動が環境に与える影響の評価も含まれるかもしれへん。せやけど、この種の作業は、CAOの中心部よりも南の、北極圏諸国のEEZ内で行われる可能性が高いわ。


この期間のインフラプロジェクトとして最もありそうなんは、「ポーラー・コネクト」プロジェクトのような横断極地海底ケーブルの敷設や。この取り組みは、世界の電気通信ネットワークにおける冗長性(バックアップ)の必要性が高まっとるっちゅうことと、短いルートでデータ遅延が減るっちゅう技術的な利点に対応しとる。建設とメンテナンスのコストは高いけど、この種のインフラへの関心は高まるやろう。


この10年間、CAOへのアクセスが厳しく制限されとるおかげで、沿岸近くでより簡単かつ低コストで実施でける活動は、CAOでは避けられるやろう。これは、石油・ガス資源の探査・採掘、鉱業、洋上風力発電所の開発に当てはまる。同様に、支援インフラの不足、乗組員への高いリスク、市場インセンティブの欠如を考えると、CAOを通じた貨物輸送は経済的に成り立たへんやろう。


商業的な存在感が薄いため、この地域での常時監視や軍事的な駐留の必要性は見込まれへん。演習やパトロール活動は、防衛能力の誇示として、または戦略的なシグナルを送る手段として、引き続きEEZ内が主となるやろう。


この期間には、国際海底機構(ISA)が公海域での深海採掘に関する規制を発行する見込みや。もしこの規則が特に厳しくなれば、すでに大陸棚限界委員会(CLCS)に申請を提出しとる北極圏諸国からの関心が高まるやろう。これは、ISAの管轄外となるこの広大な海底領域が、潜在的に採掘可能として残るからや。この動きは、特に鉱物資源が豊富やと考えられとる海嶺地域で、主張が重複しとる国々(特にカナダ、デンマーク、ロシア)の間で緊張を煽る可能性がある。


新しい漁業の機会

2035年から2049年の間には、中央北極海へのアクセスが徐々に改善し、氷のない期間が年間に1ヶ月未満にまで延びる可能性がある。この進展は、長い準備期間や同じ場所での長期滞在を必要とせえへん活動の限定的な拡大への道を開くやろう。この中で、漁業がこの段階で最も実行可能になる活動や。


2037年以降、CAO漁業協定(CAOFA)は、締約国のいずれかが反対せん限り、5年ごとに自動的に更新される。非更新の可能性は、署名国が新しい魚資源を見つける緊急性や、存在する種の科学的な知識の状態、資源の規模、漁獲の持続可能性にかかっとる。5年ごとの更新に異議を唱える可能性があるんは、交渉段階で当初合意された16年よりも短いモラトリアムをすでに支持しとったアジアの署名国とヨーロッパ連合が主やろう。この場合、関係国は有効期間の満了の少なくとも6ヶ月前、または禁止期間終了前の最後の会議で反対を通知せなあかん。


っちゅうことは、2036年という早い時期に、関係国はCAOでの漁業再開に向けた戦略を準備し始めたり、将来の地域漁業管理機関(RFMO)に関する予備的な議論を開始したりする可能性があるっちゅうことや。せやけど、この組織が実際に設立されるには、実働的な合意に達するまでに数年間の交渉が必要になるやろう。


一部の国、例えば中国、日本、韓国、台湾、そしてEU諸国は、季節的にアクセス可能な場合にCAOで活動でける長距離漁船団を、少なくとも理論上はすでに持っとる。特に中国は世界最大の魚製品の消費国やけど、今や沿岸水域のほとんどの資源を枯渇させてしもうた。その結果、世界最大となった遠洋漁船団の活動を、徐々に全ての海に拡大しとる。中国の漁業の一部は合法的で規制されとるけど、かなりの部分が違法または無報告のままや。


北京が2022年に発表した「国家漁業発展五カ年計画」では、養殖に適用される人工知能や総許容漁獲量計算システムなどの先進技術ツールを通じて、持続可能性を高めることを目的とした、2025年までの部門拡大の新しい目標を設定しとる。中国の漁業の巨大な規模と国内消費の着実な増加を考えると、将来的に北極圏の漁業資源が経済的に利用可能になり、物流的にアクセス可能になった場合、この国が関心を持つ可能性が高いわ。


せやけど、この初期段階では、CAOの生態系に関する科学的な知識は依然として極めて限られたままやろう。氷のない地域へのアクセスは、わずかな期間(数週間以内)しかでけへんから、漁業の機会は、遠洋漁船団だけでなく砕氷強化船も持つ国に限定される。せやから、航行条件が許す時だけCAOに乗り込み、一時的に市場価値のある資源が確認でける場所での「侵入型漁業」という日和見的な遠征が行われると予想する方が現実的や。たとえこれほど限定的な活動でも、遠征の経済的な正当性を証明するためには、商業的価値の高い種の発見か、あるいは価値は低いけど大量の種が必要になるやろう。


しかし、現在の生態学的知識の不足を考えると、CAOには、生物学的な理由(食用や好ましくない種が存在する)または魚群の規模が小さいっちゅう理由で、経済的な関心のある資源がない可能性がある。経済的および環境的な持続可能性を示す科学的な証拠がない場合は、漁業のモラトリアムはさらに5年間延長される可能性が高いわ。


さらなる不確実性の要素は、2023年に署名されたBBNJ(国家管轄権外区域の生物多様性)条約を、CAOの全ての経済活動を全面的に閉鎖するための法的根拠として使用する可能性から生じる。この条約では、公海域を海洋保護区に指定でける。BBNJがCAOに適用された場合、漁業だけでなく、エネルギー採掘、鉱業、海運、観光も禁止されることになる。せやけど、このシナリオは、ロシアもアメリカもBBNJの署名国やないし、CAOFAに署名した非北極圏国が、将来的な商業的開放を見据えた交渉役を確保した後に永久的な閉鎖を受け入れる可能性は低いから、ありそうには見えへん。さらに、CAOの閉鎖は、北方海路(NSR)沿いの交通量を増やすことになり、特にロシアとの関係において、全ての国が有利やと考えるわけやない地政学的な影響をもたらすやろう。


同じ期間に、9月の間に横断極地航路(TSR)沿いで実験的な貨物輸送が行われる可能性がある。せやけど、商業交通の大半は引き続きスエズとパナマの伝統的なルートを好み、北極圏の輸送は、主にロシアのガスや鉱物をアジア市場へ運ぶためのNSR沿いに集中したままやろう。鉱物や炭化水素の出荷は、カナダのメアリー川鉱床と国際港を結ぶルートなど、確立されたルートをたどるやろう。


この段階までに、船舶は国際海事機関(IMO)が2021年に採択し、2029年までに完全に発効する重油(HFO)の使用禁止にも従わなあかん。この燃料は、コンテナ輸送で広く使用されとるけど、汚染がひどく、ブラックカーボンの排出を通じて氷の融解に貢献する。IMOはまた、2050年までの海上輸送における気候中立の目標と、2030年までの低排出またはゼロ排出燃料の採用目標も設定しとる。したがって、TSRのターミナルで発生する可能性のあるものを含め、海運部門と港湾インフラにおける構造的な移行を強制しとる。


その間に、ISAの規制が実行を禁止せん限り、将来の鉱業プロジェクトを見据えたCAOでの探査および試掘活動は続くか、活発化すると予想される。重要鉱物に対する国際競争の激化は、この取り組みを加速させ、国や民間の関係者に北極圏の資源を特定しマッピングするための投資を促すやろう。


最後に、この期間中に、アメリカ、ロシア、中国、フィンランド、スウェーデンを含むいくつかの国が新しい砕氷船を手に入れるやろう。これにより、北極圏での存在感と介入能力が向上する。アメリカは3隻のポーラー・セキュリティ・カッターを就役させ、カナダは新しい北極巡視船を追加する。デンマークとノルウェモ、極地の状況に合わせて強化されたフリゲート艦と巡視艇を取得する計画を続けるやろう。この艦隊の強化は、CAOでのより継続的で目に見えるプレゼンスを可能にする。同時に、漁業や商船の交通がわずかでも増加すれば、国際協定の順守に関する検査やチェックを含む、海上監視および管理活動の強化につながるやろう。


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