2025年10月30日木曜日

グレン・ディーセンとマクレガー大佐:戦争の幻想を捨てる

https://www.youtube.com/watch?v=KY6AByu_UIw

Col. Doug Macgregor and Glenn Diesen


戦争の幻想を捨てる:マクグレガー大佐の「核心」

冒頭の挨拶とテーマ

ディーゼン: 今日はダグラス・マクグレガー大佐に来てもらっとるで。この人はアメリカ陸軍で偉い地位におったから、めちゃくちゃ深い洞察力を持っとる。戦場経験もあるし、軍事戦略の本もぎょうさん書いとるし、ワシントンでの政治経験もある人や。大佐、またようこそ。ホンマ、また会えて嬉しいわ。


マクグレガー: どうも。


ディーゼン: 大佐は最近、『幻想を捨て、戦争を終わらせる(Discarding Illusions Ending Wars)』っちゅう、ごっついええ記事を発表したな。これは単に興味深いテーマやのうて、「この恐ろしい戦争の終わりが近づいとるんちゃうか」って言われとる今、めちゃくちゃタイムリーや。わいも大佐の意見に賛成やけど、今日は大佐の主張を深く掘り下げたいんや。この戦争がどう始まったか、どこに向かっとるか、そしてどう終わるか、議論したいと思う。


なぜ核大国と戦争する羽目になったんか

ディーゼン: ほな、まず最初のごっつい質問からや。戦争を終わらすには、なぜ始まったかに正直にならんとアカン。今どき、これが物議を醸すみたいやけど、原因を考えへんと、相手の動機も分からへんし、解決策も見つからへん。世界最大の核保有国と戦う、こんな戦争にどうしてなってしもたんや?


マクグレガー: いくつかのレベルで答えがあると思うわ。


1. ロシアの懸念を無視した西側

一つはっきりしとるのは、過去15年から20年、ロシアのプーチン大統領とロシア政府が、NATOの東方への容赦ない拡大について、アメリカやNATOに懸念を伝えようとした試みは、全部無視されたっちゅうことや。


「やめてくれ」っていう訴えも、話し合いの要求も、ロシアの懸念に対応する安全保障体制を再検討する要求も、すべて無視されたんや。


それどころか、プーチン大統領に直接嘘をついた連中がおる。メルケル元独首相もマクロン大統領も、ミンスク合意は、モスクワが心配しとったウクライナ国内のロシア人の権利に対処するためのもんやのうて、「時間を稼ぐための道具」やったって、今は分かっとる。


2014年のマイダンクーデター後に生まれた急進的な民族主義国家ウクライナが、地域的な軍事大国に成長するための時間稼ぎやったんや。ロシア側のフラストレーションと、最終的に軍事力を使って「ロシアの懸念」を示すっちゅう1月の決断の、主要な理由はここにある。


2. プーチンの「合理的選択理論」の誤算

もう一つ、プーチン大統領は「合理的選択理論」の犠牲者やと思うわ。これは、「人間は合理的で、必然的に自分の利益を追求する」っちゅう考え方で、政治や経済で人気があるけど、ホンマは間違っとるねん。人間は合理的やない。感情で決断することが多い。


プーチンはごっつい少数の部隊(当初9万人が広範囲に)でウクライナに入った時、「これで、ウクライナがNATOの一員になってロシアへの攻撃拠点になるかもしれへんっちゅう、モスクワの深刻な懸念を伝えることができる」と考えたんやろ。


彼は、核保有国には細心の注意を払う、っちゅう過去の慣例から、「これだけ真剣さを見せたら、西側はすぐに『もう十分や、話し合うべきや』って言うやろ」って思い込んどったんや。


せやけど、彼は西側を完全に読み間違えた。12月と1月に出されたロシアの提案は、真剣に検討されへんかった。ワシントンはロシアに「ウクライナはNATOに入る。我々のやり方以外は認めん」と伝えたんや。


3. 西側による和平交渉の妨害

それで、プーチンは小規模な部隊をウクライナに送り込み、「ウクライナ人を殺したくない」「損失を最小限に抑えたい」っちゅう指示を出した。初期には、ロシア軍はウクライナ軍の基地を攻撃することさえ許されへんかったんや。戦争を本格化させたくなかったからな。


せやけど、これは見事に失敗した。最悪の結果になったのは、ウクライナとモスクワの間の和平交渉が始まった途端に、西側が介入して「和解なんか望んでへん」っちゅうのを明確にしたことや。


これは、ジョンソン(当時の英首相)がバイデン大統領の意向でキーウを訪問して、「中立を受け入れるな!全部拒否しろ!勝つために必要な科学的、産業的、軍事的な力を全部提供するって約束する!」って言うた、あの有名な訪問のことや。


ワシントンの合言葉は「ロシアは核兵器を持ったガソリンスタンドや。わしらの言うこと聞くしかない」やったからな。ゼレンスキーは、この議論に飛びついたんやろ。


4. 西側エリートの「ロシア嫌い」の変質

プーチンが理解でけへんかった根本的な点は、「過去の我々の行動に関する彼の推測は、現在には通用せえへん」っちゅうことや。


過去には、今ロシアに激しい憎悪を向ける連中の多くは、ソ連を「道を踏み外したけど、究極的にはマルクス主義のユートピアに向かっとる」と見とった。


せやけど、今のロシアは「国民言語、国民文化を持ち、ロシアのアイデンティティと正教のキリスト教に基づいてる国民国家」や。


これこそが、現在アメリカとヨーロッパを動かしとるグローバリストにとってごっつい嫌なもんやねん。


このグローバリストたちは、国境を開放して、ヨーロッパ人やない、同化できへん何百万人もの人々を受け入れとる。こいつらはヨーロッパ人を同化させようとしとる。


プーチンは今、「自殺行為(辞任して国境を開放し、西側にロシアの資源を剥ぎ取らせること)」以外にでけへん、どうしようもないジレンマに陥っとる。彼はそんなことはせえへん。だから、彼はホンマは戦いたくなかった戦争を戦わなあかん、っちゅう不幸な立場に立たされとるんや。


戦況と西側の幻想

1. ウクライナの甚大な人的損失

プーチンも彼の将軍たちも、ウクライナ軍が南部(ロシア系住民が多く歴史的にロシア領土)の防衛線に対して、無謀で愚かな反撃を繰り返すとは、思ってもみいひんかったやろな。


でもそれは起こってしもた。ウクライナの損失は恐ろしいもんや。病院は満杯や。ここ1ヶ月だけで、ウクライナは30万人から35万人の兵士を失っとると思う。3万人っちゅう意見もあるけど、そんなんはナンセンスな数字や。これは第一次世界大戦レベルの産業的殺戮やで。


対照的に、ロシアはごっつい軽微な損失や。戦死者は3万から4万人、負傷者もそのくらいで、負傷者の大半は任務に復帰しとる。


2. 変わらへん西側エリート

せやけど、ワシントンやブリュッセルの連中には、こんなことは何の意味も持たへん。オスロやストックホルム、ベルリン、パリの連中にも、たぶんそうや。なぜか?


それは、「ロシアは負けとる、ウクライナは勝っとる、もっとモノをあげればウクライナは最終的に勝てる」っちゅう、メディアが広く強化しとる自己欺瞞があるからや。


この自己欺瞞は、ポーランドやリトアニアをつけ上がらせとる。こいつらは、NATOとは関係ない、ウクライナの領土を自分らのモンにするっちゅう独自の腹積もりがある。


3. 欧米エリートの「自国への戦争」

彼らエリートは、ロシアが弱くて経済的に脆弱やと決めつけとったけど、そうやなかった。


さらに、彼らがロシアに対して仕掛けとる戦争は、ホンマは自国の国民に対しても仕掛けとる戦争なんや。


ロシアの国民的アイデンティティを破壊して、国境を開放し、文化を根絶したい連中は、ここアメリカでも同じことをやろうとしとる。


フランスやドイツでも、国民は「わしらのアイデンティティ(2000年の西欧キリスト教文化)のどこがアカンねん?」って怒り始めて、政府にめちゃくちゃ否定的になっとる。


エリートたちは、ソ連がやろうとしたのと同じように、西側の人間全員を「アイデンティティのない、均質化された塊」にしようとしとる。せやけど、これは失敗しとる。


今のロシアは、アメリカや西ヨーロッパのどの国よりも、社会として遥かにまとまっとる。ロシアは「指図は受けへん」っちゅう一点で団結しとるんや。彼らは、グローバリストの手に落ちたフランスやドイツ、アメリカのようにはなりたがらへん。


4. 世界の分断と米国の没落

プーチン政権がアフリカやラテンアメリカ、アジアで人気があるのも、彼らが「自国の主権と文化を守りたい」っちゅうプーチンの考えを共有しとるからや。彼らはアメリカにいじめられたくないんや。


わしらの金融システム(ドル覇権、SWIFT)のおかげで、何十年もぎょうさんの国を支配してきたけど、それも終わりや。


ヨーロッパとアメリカは、まるで孤立した島に固まっとって、「わしらとはもう商売せんといてくれ」って世界の残りの国に言われとるようなもんや。


ドルがすぐになくなったりはせえへんけど、これから起こる経済的な試練を考えると、アメリカが金融支配を維持するのはめちゃくちゃ難しい。軍事的な支配力も、過去20年の介入の失敗を見たら、もう怪しいもんや。


ロシア、中国、インドは、自分らがめちゃくちゃ強力な立場におるって気付いとる。わしらは「イデオロギー的にわしらが正しくて、他は全部間違っとるから勝てる」っちゅう幻想に浸っとるけど、そんなんは通用せえへん。ワシントンと世界中のバブルは弾けるで。


差し迫った危険とロシアの自制

ディーゼン: 終戦は長期戦になりそうやな。この戦争の現状、今どんな大きな展開があるんや?そして、今後数週間で何が起こると思う?


マクグレガー: ウクライナは、わしらが想像もでけへんほどの腐敗にまみれとる。それに加えて、戦場での大量の死者や。衛星写真でも、何千人ものウクライナ兵の遺体が回収されへんと転がっとるのが見える。


ウクライナの部隊は、「間違った管理をされとる」「もうウンザリや」「無意味な犠牲は嫌や」っちゅう理由で、ロシア軍に投降しとるケースが増えとる。ロシア軍は投降者にええ待遇をしとるから、ウクライナ兵もそれを知っとるんや。


今後、投降や脱走がもっと増えるやろ。いつになるかは分からへんけど、いつか軍は完全に崩壊すると思うわ。


1. ポーランド介入の危機

今、わいが考える紛争全体で最も危険な局面が近づいとる。


ウクライナは崩壊寸前やけど、ロシアはまだ総攻撃を仕掛けとらん。東部では攻勢に出とるけど、真の総攻撃はまだや。


わいは、「わしらが戦争終結の交渉をせえへん」っちゅうのがハッキリした時、総攻撃が始まると睨んどる。


それどころか、今、NATO軍を西ウクライナに投入することを真剣に考えとる連中がおる。ポーランドがこの動きを主導しとる。「ポーランドの尻尾がアメリカの犬を振っとる」っちゅうのはこのことや。


ポーランドとリトアニアが西ウクライナに入り込んだら、攻撃されるで。プーチンは「来たら二度と帰れへんようにする、そこに埋める」と明確に言うとる。


ポーランド人は、そうなったらアメリカが助けに来ると思っとるかもしれへんけど、ワシントンの軍幹部はそれをめちゃくちゃ恐れとる。せやけど、政治指導者たちは、ウクライナが崩壊するのを見るより、「ポーランドを助けるために何らかの形で介入せんと、NATOの信頼性が完全に失われる」って考えるかもしれへん。


2. ロシアの自制の理由

ディーゼン: ロシアは、何十万人も動員して武装しとるのに、なぜまだこの大きな矢(総攻撃)を放ってへんのや?


マクグレガー: プーチン大統領は、NATOとアメリカとの直接対決を招きたくないから、用心しとるんや。これが彼の最大の懸念や。


せやけど、彼の周りのお偉い将校たちは「このまま待っとったら、わしらの自制を弱さと誤解されて、つけ込まれる」って言うとる。その通りやと思うわ。


防衛に座り込んどるだけでは戦争には勝てへん。目の前の敵をほとんど殺せたとしても、勝利したことにはならへん。ロシアの幹部たちは、「キーウの主要な通りを行進して、ドニエプル川を渡るまでは、誰もわしらが勝ったとは信じへんやろ」って考えとる。


今の危険は、ロシアの自制が過ぎることや。もしこれが続けば、ポーランドとリトアニアの介入を招いて、パンドラの箱が開く。そうなったら、神よ、わしら全員をお助けくださいや。その結果は計り知れへんもんになるで。


ディーゼン: マクフォールみたいな連中が「アメリカが介入したら、ロシアは怖がって屈服する」って言うてる話も聞くけど、プーチンが自制しとる裏には、やっぱり「NATOとの直接対決」を避けたいという思いがあるんやな。


ロシアの自制は「弱さ」と誤解される


マクグレガー: そうやな。ロシアは、反撃したらNATOとの戦争になるリスクがある。せやけど、反撃せぇへんリスクの方が、もっとデカくなりつつあるんや。なぜなら、反撃せぇへんかったら、マイケル・マクフォールみたいに「国境を越えてしまえば逃げ出すやろ」って、敵を図に乗らせてしまうからや。ロシアにとっては、ごっついジレンマやな。


プーチンは、中国やインドだけやのうて、グローバルサウスの国々の意見にもめちゃくちゃ敏感やった。彼は、戦争の人道的な側面を無視する人間やと思われたくなかったんや。


つまり、この問題への彼のアプローチは、攻撃的やのうて防御的であるっちゅうのをハッキリさせたかったんや。「ロシアはこんな戦争は望んでへん。他に選択肢がなかったからやってるんや」と。


せやけど、これが西側では「弱さ」と解釈されとる。ロシアもそのことは分かっとるはずや。


わいが思うに、ロシアはポーランドとリトアニアが何をするか見とるんやろな。もし彼らが愚かにも介入したら、その時は、ロシアの軍事力の巨大な雪崩がウクライナ、そしてポーランドとリトアニアに落ちかかると思うで。もし彼らが「わしらは手出しされへん」とでも思っとるなら、それは通用せぇへん。ウクライナに入ってきたら、ロシアにとっては狩り放題になるやろな。


戦争終結:和解の道はどこにあるんか?

ディーゼン: じゃあ、ええ方に考えて、この恐ろしい戦争が始まって1年半後に、「政治的な和解を目指すべきや」っちゅうことに、みんなが同意したとする。その時、和解はどんな形になると思う?


以前は中立化で十分やったかもしれへんけど、1年半も戦った後で、ロシアは占領した領土を一切手放さへんやろ。どんな合意が考えられる?ロシアからどんな譲歩が引き出せて、NATOとウクライナは何を差し出すことになるんやろか?


マクグレガー: まず、ロシアは西ウクライナを欲しがっとらへん。本質的にウクライナの地域を併合したいとは、一回も言うてへん。彼らはアホやない。それは毒リンゴをカゴに入れるようなもんで、後で食おうと思ってもできへん。そんなもんには興味がないんや。


わいが思うに、ロシアと話し合えば、彼らが今持っとる、歴史的にロシアの土地で、ロシア人が多く住んどる地域は手放さへんって言うてくるやろ。問題はオデッサとハルキウをどうするかや。


オデッサは難しいやろな。2014年にロシア市民に対して恐ろしいことがあったし、何より、この1年、オデッサはウクライナ軍の武器や装備を荷揚げする拠点として使われてきた。ロシアは「もう許さへん」と言うとる。


黒海でアメリカやイギリスの船が支配権を握ることは、ロシアは絶対に許容せぇへん。もしアメリカ海軍やイギリス海軍の船が黒海に入ってきたら、躊躇なく沈めるやろ。ハッキリ言って狂気の沙汰や。


だから、真の難問はここや。「今持っとるモンは保持する。ほんで、ハルキウとオデッサをどうするんか?」やな。


オデッサについては、完全な非武装化で、ダンツィヒ(かつての自由都市)みたいな自由都市にするっちゅう、何か独創的な解決策があるかもしれへん。


ハルキウは別の問題や。ロシア語圏やけど、再建費用を考えると、ロシアがホンマに欲しいかは分からへん。それはロシア人と座って話してみんと分からへんことやな。


ウクライナ側は、残った部分が中立になるんは間違いない。ポーランド国境より東にNATOの駐留は絶対にあれへん。それをやろうとしたら、ロシアとの戦争になる。これは明白で、交渉の余地はない。


アメリカのやり方:尊厳ある撤退という名の「逃亡」

せやけど、過去のアメリカのやり方を見たら、ええ結果になるとは思えへん。


ベトナムを振り返ってみい。アメリカがベトナムで負けたんは、戦場で組織的に敗北したからやのうて、戦略がなかったからや。達成可能な軍事的・政治的な目標がなかった。結局、「カネも血も流す価値がない」と判断して、撤退を決めた。


1968年以降、「敗北したとは言えへん」っちゅうて、体裁を保って撤退するための、手の込んだ手順を踏んどる。「尊厳ある撤退」っちゅうやつやな。でも、南ベトナムの人々にとっては、ええ結果にはならへんかった。


今、バイデン大統領や戦争を主張する上院・下院の議員たちは、どうやって手を引くかを組織せなあかん。せやけど、彼らはそんなことせんで済むと思っとる。ロシアが本気でドニエプル川を渡ってくるっちゅうことを知った時、どうするんやろか?


わしらの過去の記録からすると、「何もしない。起こらんかったことにする。終わったと宣言する」っちゅうのが関の山やろ。


パリ、ベルリン、ロンドン、ワシントンを牛耳っとるグローバリストが立ち上がって「ごめんなさい、わしらは間違っとった」なんて、絶対に言わへん。彼らは、ウクライナ人の命よりも、自分らの政治的な将来の方が大事やからな。


ディーゼン: 今日はごっつい時間、ホンマにありがとう。今のメディアは、この戦争について自由な意見交換の場を提供しとらへんから、大佐の視点はホンマに貴重やで。


マクグレガー: ありがとう、グレン。

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