マイケル・ハドソン:カウボーイ資本主義、中央アジアを行く
https://michael-hudson.com/2025/11/cowboy-capitalism-in-central-asia/
カウボーイ資本主義、中央アジアを行く
マイケル・ハドソン先生が言うてはるで。
NIMA ALKHORSHID: 皆さんこんにちは。今日は2025年11月13日木曜日やで。お馴染みのマイケル・ハドソンさんとリチャード・ウォルフさんが戻ってきてくれましたわ。お帰りなさい!
RICHARD WOLFF: 来られて嬉しいわ。
NIMA ALKHORSHID: マイケルさん、あんたから始めさせてもらおか。ドナルド・トランプと中央アジアの政策で、一体何が起こってんの? トランプはん、心臓部、つまり中央アジアを再征服する言うてはるけど、ほんまかいな? あんたの見立てではどうなってんねん。ウズベキスタンに350億ドルも投資する言うたり、カザフスタンやら、基地をまた置くとか話してるらしいけど。
あんたから見て、中央アジアってそんなに大事なん?
MICHAEL HUDSON: トランプはんが表向き言うてる目的は、アメリカの企業にタングステンとかレアアースに投資させることや。カザフスタンはタングステンがめっちゃ豊富でな。アメリカはこれで中国への依存を止められると思てるわけや。トランプはんの夢、いや、もう執念やな、それはレアアースや。せやけど、カザフスタンがそんなにレアアースの供給源になるようには、俺には見えへんな。
アメリカの石油会社はカザフスタンとかキルギスに、どえらい投資をしてきたけど、これが大失敗やったんや。「エコサイド(環境破壊)」って呼ばれてな。油田の労働組合が立ち上がって、それに反抗したんや。今、中央アジア全体で、アメリカの鉱山会社や石油会社に対する反米感情はめちゃくちゃ強いで。
トランプはんが戦おうとしとるんは、基本的にこの反米感情や。しかも、このための資金はアメリカ政府が出すんやなくて、IMF(国際通貨基金)とか世界銀行から引っ張ってこようと企んどる。そもそも、このIMFと世界銀行こそが、カザフスタンや中央アジアにネオリベラリズムを持ち込んだ元凶で、結果は大惨事やったんや。
中央アジアで起こったことは、バルト三国で起こったこととよう似とる。現地の泥棒政治家(クレプトクラシー)が権力を握ってな。財産を全部自分の名義にして、西側の企業と裏金を受け取る取引をして、その金は西側に隠したまま。一番ええ家は全部自分らのもんにしたんや。ほんで、IMFと世界銀行が「法の支配」を持ち込んだわけやけど、これはつまり、政府が借金を抱えた人々、家をローンで買うた人らに差し押さえができるようにしたってことや。
アメリカとかIMF、ネオリベラリストが推し進めたのが「マイクロクレジット」いうもんやった。これは主に女性を通じて実行されたんやけど、女性には借金を返済するように社会的圧力をかけやすいからや。そしたらな、自殺率が上がってしもて、なんとその女性らが、カザフスタンやキルギスその他の中央アジア全域で、西側の影響に対する反対運動のリーダーになったんや。
元々はソ連に対する反発から始まったんやけど、今では「あの頃の方がまだマシやった」という空気が全体的に流れてるわ。少なくとも、住居の心配はなかったし、格差もなかった。それに、今この国々で出てきた億万長者階級や、支配者による身内びいき(ネポティズム)もなかった。ある意味、19世紀に逆戻りやな。
せやから、今我々が見てるんは、どっちか言うたら鉱物が中心や。19世紀は作物とかアヘンとかやったけどな。でも、これ全部、昔「グレート・ゲーム」って呼ばれたもんの再現でしかない。イギリスが「東方問題」と呼んだ、イギリスとロシアの長ーい戦いや。それが今、アメリカとロシア、中国との間で、イランから中央アジアを突っ切って、西側の中国のウイグル自治区に至る、全てを支配するための戦いになっとる。この地政学的なゲームに、鉱山会社が加わっとるわけやけど、この会社らがこの地域で一番嫌われとるかもな。
中国とロシアが何しとるかは、何も聞こえてけえへん。多分、アメリカが勝手にカードを切るのを、静かに待っとるんやろな。せやけど、先週、カザフスタンの外務大臣がワシントンにおってな、国を売り込んで取引しようとしてた。今の政府は、自分らに利益になる取引をしようとしてるんは確かやな。彼らは、以前カザフスタンの鉄道の取引を仲介した商務長官のハワード・ラットニックに会うたみたいや。今は、コブ・カズ(投資ファンド)とカザフスタンとの間で、鉱業に投資するための提案が出とる。一種の利益分配契約やけど、利子や経営費、その他諸々の費用を全部引いた後で、分配できる利益がほとんど残らへんような、あの「ハリウッド」式の巧妙な会計のややこしいところを、カザフスタンは全部は理解しとらんのちゃうかな。
今のグレート・ゲームは、ネオリベラルな鉱業の利権(カザフスタンの人らがエコサイドと呼ぶ、石油会社が引き起こした汚染と流出による環境破壊)と、中国(ネオリベラリズムとは全く違う条件と哲学を持つ、中国の「一帯一路構想」)の間での戦いになっとる。
これは単なる地政学的なゲームだけやのうて、どんな経済の仕組みを採用するんかっていうゲームやな。BRICS諸国みたいな(多かれ少なかれ社会主義的な)やり方にするんか、それともアメリカが今推し進めようとしてるネオリベラルなやり方にするんか、やな。
RICHARD WOLFF: 俺は二つの側面を付け加えたいわ。
一つは、これは驚くほど19世紀・20世紀の帝国主義の再現に見えるっちゅうことや。つまり、西側の国々、この場合はアメリカが、利益を得る機会を見つけとるっちゅうことや。採掘による利益や。これは帝国主義と同じくらい古うてな、金や銀、その他ヨーロッパ人が世界中をうろついて、安く手に入れるか、盗むか、必要やったら何でもして、自分らの好きなように使える、ええ感じの流動的な資源を探してきた歴史と一緒や。
もちろん、タングステンやレアアースが加わったわけやけど。俺らが使える技術に応じて、地下のどの資源が利益のために掘るのに一番魅力的か、ってのは常に変わってきたんや。ほんで、今はこの新しい資源があって、それを手に入れる新しい場所があって、アメリカはそれをやろうとしとる。しかも、他人に出資させてな。環境を汚す? それが連中がいつもやってきたことやろ。目新しいことやないで。
一つ教訓を思い出してほしいんや。それは、グローバルな資本主義・帝国主義の仕組みから抜け出すことができた国こそが、成功物語っちゅうことや。20世紀のロシアと、今の中国やな。ロシアは、当時はソ連やったけど――
みんな、知らんふりするのが流行りみたいやから、あえて言うとくな。1917年の革命から1989年の崩壊までのソ連の経済成長は、20世紀の成功物語やったんや。一番遅れたヨーロッパの国がやで。(ええか?)第一次世界大戦で負けて、内戦と革命があって、農業の集団化があって、さらに第二次世界大戦を経験した。それでも、世紀末には、それだけの挫折があったにもかかわらず、他のどの国よりも速く成長したんや。とんでもない話やろ!そして中国がもう一つの成功例なのは、みんな知っとる。
この二つに共通してるんは何や? 植民地主義的な資本主義システムから離脱したことや。この時点でキルギスやカザフスタンで議論されとるようなことを許さへんかった国々が、成功したんや。これが一点目や。
二点目の観察(マイケルさんの話に付け加えるだけやけど)はな、俺は全ての策略をめっちゃ意識しとるっちゅうことや。カリブ海と太平洋で、麻薬船と呼ばれる船で殺された76人(俺は数えとる)の死者や。空母ジェラルド・フォードが今ベネズエラ沖におるっちゅう配置と共に、あれは一つのプロセスやと意識しとる。ベネズエラでちょっとした体制転換(レジームチェンジ)をやって、モンロー主義を再確認して、この地球上の偉大な石油の貯蔵庫の一つをかっ攫おうとしてるんやろな、って意識しとるんや。
ここからが肝やで。ロシアが、中国の暗黙のバックアップを得て、アメリカにそれをやるなと警告したんや。
これは大事な一歩や。まだ象徴的かもしれんけど、大事や。つまり、モンロー主義は無効化されたっちゅうことや。アメリカが西半球で支配する、なんていう暗黙の権利はもうないんや。ロシアは、「俺らもここにおるぞ」って公言しとるんや。もしロシアが船と海軍を連れてそこにおるんやったら、中国もそう遠くないはずや。
俺の推測ではな、トランプはんがホワイトハウスでこれらの会合を持つ魅力の一つは、「ええか、西半球でお前のことを真剣に受け止めなあかんのやったら、お前も俺のことを今まで以上に真剣に受け止めなあかんで。ほら見い、俺は中央アジアの政府と、お前の近所で動いとるんやぞ」って言うためなんやろな。
せやから、この地政学的な駆け引きが周りにあるわけや。これは、西側がもう支配的な経済プレーヤーやないっていう事実に、世界が流動的に対応してることの一部なんや。西側も含めて、みんなが急速に変化するこの世界情勢の中で、どうやって生き残るか、策を練り直してるんや。
MICHAEL HUDSON: モンロー主義を持ち出したのは正解やと思うわ。というのも、その裏には「ヨーロッパ、お前らは西半球から手ぇ引け。その代わり、俺らはお前らの半球から手ぇ引く」っていう約束があったわけやけど、それが全く守られとらんからな。せやから、ロシアと中国が「お前が約束を破ったんや。こっちに来たんやろ。じゃあ、仕返しや。俺らがやってることは、お前らの反応と行動に対して対称的や」って言うてるんやな。基本的には、ロシアと中国がこの件で、西側に対抗してるってことや。
せやけど、これも全部、[ハルフォード] マッキンダーのハートランド(心臓部) 対、イギリスが支配してた海沿いの商業地域っていう構図に戻るんや。
中国とロシア(特に中国)が過去20年間立ててきた計画の全体像は、中央アジアを通って陸路で拡大することやった。鉄道を建設しようとする、徹底した試みがある。これ全部、19世紀後半、ペルシャから始まったことの再現や。この地域のほとんどを支配してたんはペルシャ帝国やったんや。ほんで、18世紀後半に、ロシアがかつての北ペルシャ帝国やったアゼルバイジャン、ジョージア、ダゲスタンの辺りを再征服したんや。カジャールっていう地元の部族王朝が1789年にイランのシャー(ペルシャ王)を引き継いで1925年まで支配して、この地域を実質的に再征服したんや。その後、ロシアがまたそれを奪い返して、そのかつての北ペルシャの征服を利用して、鉄道をカザフスタンと中央アジアを通って、さらに東へ延ばしていったんやで。
MICHAEL HUDSON: まあ、イギリスはこれ全部に反対してな。「ロシアは我々の存亡にかかわる敵や!」って言うてクリミア戦争まで仕掛けたんや。今のアメリカと中国の関係を見たらええ。あれがクリミア戦争当時のロシアとイギリスやったんやで。その続きが英蘭戦争(1856-1857年)や。ペルシャが支配してたアフガニスタンへのルートをどっちが抑えるかで戦ったんや。アフガニスタン西部のヘラートっていう街を巡って争ったわけやな。イギリスは「ロシアがインドにアクセスするのを絶対阻止せなあかん」言うてた。インドはまだイギリス帝国に財政的なサポートをしてくれる王冠の宝石やったからな。結果的に、イギリスはロシアとペルシャを打ち負かして、そこを支配下に置いたんや。そっから半世紀、19世紀の終わりまで、ロシアとイギリスは両方とも、まだ大部分がペルシャの支配下にあったこの地域に鉄道を敷設するための利権を求め続けたんや。
まあ、お互いに邪魔し合ってな、ペルシャは結局、1930年代の半ばになるまで鉄道を建設できんかった。外国に利権を渡すのを恐れたんや。ペルシャからさらに東に及ぶイギリスの投資によるトラウマは、あまりにも破壊的でな、全体的に親ロシア感情が芽生えたんや。ロシア革命の後、この地域の住民はロシアを支持した。ペルシャ(後にイランになるけど)と中央アジアの全てを誰が支配するのか、っていう戦争が続いとったんや。基本的に、イギリスが軍事介入して、二人のシャー(パフラヴィー朝の父と息子)による警察国家を作り上げて、カジャール部族王朝を倒して事を収めたんや。
1901年にペルシャがイギリスの[ウィリアム・ノックス] ダーシーに石油利権を与えたんが、その10年後に石油の発見に繋がったんやけどな。俺が思うに、その後のペルシャで起こったことが、中央アジアで起こるやろな。イラン人は1950年代初頭にモサデクを指導者に選んだ。そしたら、イギリスのMI6とCIAが彼をひっくり返してな。シャーは警察国家を強化したんやけど、これがひどすぎてな、抑圧的すぎて、人々が集まって抵抗できる場所はモスクしかなかったんや。その結果、シャーを打倒するシーア派の革命が起こったんや。
これは、1890年代に、ペルシャのタバコとアヘンの貿易をイギリスが乗っ取ろうとしたことに、主に宗教指導者が反対して起こったこととよう似とる。指導者らは喫煙禁止のファトワ(宗教令)を出して、水パイプが全部壊されてな。結果的に、50年間支配してきたシャー(カジャール部族のシャー)が暗殺されて、イギリスは自分らの手先を据えたんや。
今で言う「カラー革命」みたいな、こういう種類の戦いが中央アジアでも起こるやろな。もしアメリカの鉱業支配の計画と、ネオリベラルな泥棒政治家(クレプトクラシー)の支援がこの地域で成功したら、他の国々で起こったのと同じような革命が起こるで。これが次の10年を形作るダイナミクスになるやろな。
NIMA ALKHORSHID: なるほど。リチャードさん、カザフスタンとウズベキスタンの件はどうなってますか? 両国とも、中国の「一帯一路構想」とロシアの「ユーラシア経済連合」に深く繋がってますよね。
この地域の現実を見たら、この国々が、今の戦略的な依存関係を危うくせんと、ワシントンに寝返るなんて、現実的に可能なんですか?
RICHARD WOLFF: 難しいやろな。かなり無理があると思うで。理由は二つあるわ。一つは、歴史の一部やけどな(今マイケルさんが言うたことに付け加えられることや)、ペルシャでは、イギリスと、イギリスと同盟を組んどったペルシャ社会の一部がやってたことへの抵抗として、世界で最も大きく、最も発展した共産党の一つ、トゥーデ党が発展したんや。西側によるこういう行動は、単に宗教的な反対運動を引き起こしただけやのうて(それは起こった。そして、一時的に、それは今に至るまでかなり優勢になったけど)、その宗教的な反対運動は、非常に強力な非宗教的な反対運動と並存してた。イラン/ペルシャの場合、それがトゥーデ党やったんや。これは、宗教的な反対運動が生き残れるように、徹底的に破壊されなあかんかった。そして、それが続いとるんや。今のイラン国内の反対勢力も、いろんな意味で、あのトゥーデ党に根っこがあるんやで。イランの人々は何回も俺にそう説明してくれたわ。
せやから、俺は慎重にならざるを得へん。今俺らが見とる、この手の行動、言うなれば古典的な帝国主義の再来みたいなもんは、ある意味では宗教的な反対運動を強めるかもしれへんけど、同時に、この地に深い根を張ってる非宗教的な、社会主義的、あるいは共産主義的な抵抗に、全く新しい命を吹き込むことにもなるやろな。
二つ目の理由は、ロシアと中国が、単独で、あるいは一緒になって、このトゥーデ党を土台とした反対運動を復活させる手助けをする能力が、以前のロシアや中国ができたことより、はるかに大きいからや。そして、連中には、ここで既に多岐にわたって存在しとる反西側勢力への支援者になるっていう確固たる利害があるんや。せやから、マイケルさんが描いたみたいに、あの古い戦いを再燃させるかもしれへんけど、条件と、相対的なプレーヤーの力は、一回目とは違うんや。せやから、今回は、二回目は、結果はかなり違ってくるやろな。
MICHAEL HUDSON: 2021年やったかな、バリハル・サンゲラとエルミラ・サティバルディエヴァっていう人らが書いた、めちゃくちゃええ本が出とるわ。『レントシーキング資本主義とその不満:中央アジアの権力、道徳、そして抵抗』っていうタイトルや。俺はその本に序文を書いたんやけど(今日俺のウェブサイトに載せるつもりや)、まさにアメリカの石油会社がこの地域に入ってきた時に起こったトラウマを克明に描写しとる。そして、そのネオリベラルなルールが、この地域を中国の「一帯一路」により受け入れやすくさせたんや。
シェブロンは、この膨大な石油埋蔵量、特にカザフスタンのテンギス油田に目をつけた。カザフスタンが欲しかったんは、単に西側の専門知識やった。自分たちで開発したかったんや。せやけど、シェブロンが欲しかったんは支配権や。この地域のどのアメリカの鉱山会社も欲しがるんはそれや:同じ種類の支配権や。政府には「支配権を与える」って約束するやろけど、IMFと世界銀行が押し付けた自由市場のルールっちゅうのは、特にレアアースの採掘が引き起こすであろう全ての汚染に対して、国がこれらの会社に罰則を与えるためにできることなんて、実際には何も残ってへんのや。
トランプはこう言うてた:「アメリカのレアアースの需要の半分は、カザフスタンだけで賄える!」
まあ、これはほんまにクレイジーな話やで。だって、これらの採掘施設を全部作るのにどれだけの時間がかかるか、誰が精錬作業をやるんか、カザフスタンでやるんか? それとも、今原鉱が送られてるみたいに、全部中国に送ってやらせるんか? 誰が生産をやるんか? トランプやアメリカ人が説明するやり方やと、契約はめっちゃシンプルに見えるけどな。
そして、彼らはいつも契約の細かい字で、ホスト国を騙すんや。「ええか、お前らがクリーンアップ費用とか損害賠償を求めようとしても、俺らは国際投資紛争裁判所を通じてお前らを訴えるだけや。お前らは俺らに損害賠償を払うだけやのうて、俺らがエクアドルの弁護士にしたみたいに、お前らの弁護士を逮捕したるで。シェブロンの汚染に反対した弁護士(スティーブン・ドンツィガー)みたいにな。わかるやろ? お前らの人生を地獄にしたるだけや」ってな。
ロシアと中国が、新しい鉱山会社がシェブロンがやったことをこれらの国々にやらせたら、どんなことになるかっていうシナリオを全部提示するのを見ても、俺は驚かへんわ。
シェブロンはカザフスタンに、生産量の80%を約束し、この80対20の利益分配契約を反映させた。せやけど、蓋を開けてみたら、カザフスタンはプロジェクトの収益のたった2%しか手に入れられへんかった。あれだけの石油を採掘してるのに2%やで!大失敗やったんや。ここ数十年の間に交渉された石油契約の中で、最も不利なもんやったんや。カザフスタンは今もその後遺症に苦しんどる。せやから、西側の投資に対して良い経験なんてしとらへんのや。
キルギスでも同じや。金採掘による汚染で、同じような苦しみを味わった。これも入ってきてな、金採掘はめちゃくちゃ汚染がひどいんや。もちろんレアアースやタングステンもそうやけど。彼らは非常に不幸な目に遭っとる。さっき言うた本の著者らの言葉を読んでみよか:「ネオリベラルな投資ルール体制は、政府を多国籍企業と結んだ合意に縛り付けます。もし合意が破られたら、投資家は損害賠償を求めてホスト国を国際仲裁に連れて行くことに正当性を感じます。『法の支配』は、国家が個人の権利と自由を侵害できないこと、そして私有財産の領域が多数決の政治から保護されなければならないと主張しました」
せやから、ネオリベラリズムは国家計画を排除したんやのうて、ソ連の計画やったもんを、この国々の大企業と多国籍企業に引き渡したんや。
それが、彼らが既に経験しとることや。政府は今お金が欲しいんやろな、ってのはようわかる。そして、過去の投資の例、19世紀のペルシャのタバコ利権から今日の鉱業利権に至るまでと同じように、役人へのあらゆる種類の贈賄や、裏取引が進行中なんやろ。それがこのシステムの仕組みや。犯罪は自由市場の一部なんや。
[R. H.] トーニーは「財産は盗みではないが、かなりの盗みが財産になる」と言うたけど、まさにそれが中央アジアで今まで見られてきたことや。そして、それがこの地域に対するアメリカのゲームプランや。
RICHARD WOLFF: そして、そこで使われとる国際法に注目せなあかん。「多数決主義」から私有財産を守る、やて! なんて素晴らしい言葉や! 「民主主義」って言えたはずやけど、言わへんかったな。その言葉を排除して、なんか違う響きの言葉に置き換えた:「多数決主義」。多数派に決定的な役割を持たせてはいけない、っちゅうことや。
そんなことしたら、こういう種類の対立を平和的に解決する方法として、多数決のシステムが与えるはずやったもんを要求する革命を、先送りしてるだけやで。何が可能やったんか、ってことに、いつも驚きで首を振らなあかんわ。
そして、トランプの連中がそうするのも、俺は驚かへん。彼らのモデルは他に何があるん? 彼らの頭の中には、過去2?300年の資本主義的帝国主義しかないんや。他に何が思い浮かぶっちゅうねん。彼らは批判者やない。革命的とか、反抗的とか、社会主義的とか、(どんな言葉を使おうとも)代替的な考え方にどっぷり浸かっとるわけやない。いや、彼らは今あるもの、資本主義システムと、それをどうやって維持していくか、っていうことだけを扱っとる。タングステンが必要なら、レアアースが必要なら、世界中を見回して、どこにあろうと、投資と支配をしに行くっちゅうわけや。
イギリス帝国がどう機能してたかを思い出すわ。アメリカが独立して、今や発展できるようになって、その領土内に世界資本主義が欲しがるものがあることがわかった。19世紀、世界資本主義が何よりも欲しがったんは綿花やった。世界がいろんな種類の綿布で服を着ることを覚え始めたからや。そして、黒人アフリカ人を連れてきて働かせることができたら、アメリカ南部がその綿花の供給源になった。ほんで、イギリス帝国は、もう植民地やないから、綿花に金を払わなあかんっていう事実に直面した。これらのアメリカ人に払わなあかん、てな。
せやから、イギリス帝国では「ロンドンの郊外にあるキューガーデンで、世界中のどこで綿花が育つか、あらゆる方法で試して、自国の綿花産業のために収穫できる場所を見つけるべきや」っていうお触れが出たんや。だから、ウガンダは綿花プランテーションになり、エジプトは綿花の供給源になったんや。彼らはあらゆる場所で試した。うまくいかんかった場所は忘れた。うまくいった場所には、植民地体制で乗り込んで、確実に手に入れたんや。そして、ウガンダの小さなアフリカの農民には何も与えず、エジプトのほとんどの人々にも何も与えず、っていうやり方で、綿織物から一世紀にわたって、ほんまにええ金を稼いだんや。
俺らは今、新しい地域で、手に入れなあかん新しい問題をもって、あの古いゲームを繰り返してるだけや。でも、枠組みは全く一緒やで。
MICHAEL HUDSON: そして、究極的には短期的な枠組みや。つまり、帝国主義、ネオリベラリズムは、基本的に収奪的なんや:短期的な利益を狙って、ヒット・アンド・ランや。そして、ある時点で、最終的に彼らを追い出す革命が起こるから、逃げざるを得なくなるんや。中国(とロシア)はこの地域で、長期的なゲームをしとる。そして、長期的なゲームは、最後には必ずうまくいくんや。
問題は、中央アジアがその長期的なゲームの一部になるのに、どれくらいの時間がかかるかや。そして、アメリカの鉱業利権の拡大に抵抗する国に対する、あらゆる体制転換の試みに対抗するために、中国とロシアは今、何ができるんかや。
あんたの綿花の例と同じことが起こっとるわ。アメリカは、単に南/中央アジアを、中国の代わりになる鉱物の供給源と見とる。中国はこう言うことができる:「ええか、俺らはモノカルチャー(単一作物経済)を超えることを望んどる。モノカルチャーこそがお前らを貧しくしたんや。モノカルチャー(石油であれ、タングステンであれ、レアアースであれ、鉱物のモノカルチャー)は、ソ連邦諸国全体でそうやったように、ごく一部のクライアント寡頭制、つまりクライアント泥棒政治を生み出すだけや。それとも、社会革命を起こすんか?」
まあ、もちろん、それがロシアがペルシャでやったことや。あんたが正しゅう言うたように、MI6とCIAの指示の下でシャーによる(ピノチェト式のような)大量殺人や暗殺が行われる前は、共産党はそこで非常に強かったんや。せやから、そこから汚い戦争や汚い政治、そういうもんが全部出てくるかもしれへんな、って想像できるわ。
中央アジアは、泥棒政治的な中央集権的官僚国家になるんか? それとも、一種の(俺は「多数決主義」っていう言葉が好きやな)国家になるんか? これが、おそらく中国が使う政治的な戦術になるやろな:「俺らの一帯一路に乗っかれば、お前らの経済を発展させるために金を出すのは、IMFや世界銀行、そしてウォール街で金を借りてここに投資し、その利益が全部(俺ら自身の銀行家やオフショア金融法人や経営法人に利子を払うために)利子支払いに吸収されて、お前らには何も残らへんような法人を通じてやるよりも、はるかにええやろ」ってな。それが「ハリウッド会計」や。あるいは、単に「ネオリベラル会計」と呼んでもええけど、ホスト国が天然資源の恩恵を受けるのを防ぐために使われるもんや。
そして、アメリカのそこでの試み全体は、これらの国々が自国の資産、つまり天然資源を税源として使うのを防ぐことなんや。
まあ、もちろん、それはアダム・スミスとか、ジョン・スチュアート・ミル、[カール] マルクス、社会主義者といった、全ての古典派経済学者がヨーロッパで提唱しとったことや:「レントシーキング階級を排除せよ。地主を排除せよ。土地のレントと天然資源のレントを税源として使え」ってな。[デイヴィッド] リカードもその分析で非常に明確やった。そして、中国は、この古典的な経済学の「自由市場」の考え方を拾い上げることができる:「自由市場とは、天然資源の、あるいは土地のレント、鉱物のレントの収奪から解放された市場のことや」ってな。中国は、中央アジアが自国の石油、タングステン、その他の原材料からの収益に課税できるようにして、その税収を、中国が建設したい「一帯一路構想」の資本投資の支払いに使うことを望んどるんや。
せやから、中央アジアで展開されとるんは、誰が天然資源のレントを手に入れるか、っていう戦いや。西側の私的な石油会社や鉱山会社に支払われるんか? そして、中央アジアの政府には、意味のある税源としての天然資源が残らへんようにして、一般市民に広く課税せなあかんようにして、産業の離陸を妨げるんか? それとも、「いや、これらの全ては国家の所有物や。俺らが最初にアメリカの利権と話した時に、約束されたこと、つまり、俺らの石油を開発するための専門知識を与えてもらうっていう、元々やりたかったことをやるんや。そして、俺らが利益を得る。そして、それを国を発展させるために使うんや」って言うんかや。
一回目はそうならんかった。ここでは学習曲線があるはずや。そして、中国は今、この学習曲線を促進することに確固たる利害を持っとる:「お前らの天然資源を使いなさい。西側にいくらでも原材料を輸出しなさい。俺らは輸出を望む:それが収益源や。ドル建ての収益源や。それが、お前らの経済全体を発展させるために俺らがしようとしとる『一帯一路』への投資に対して、俺らに補償をすることを可能にするんや。そうすれば、単なる収奪産業である以上のものになることで、小規模産業、大規模産業を立ち上げ、農業を近代化するなどして、一般市民全体に恩恵をもたらすんや」ってな。
それが次の10年で展開していくことになるやろな。
NIMA ALKHORSHID: リチャードさん、アメリカはもうヨーロッパとかインド太平洋で手一杯になってるんやないですか。問題は、他の戦略的な場所から注意力をそらさずに、中央アジアで本気で競争できるんか、っていうことやと思いますけど。
中国の中央アジアでの存在感は、経済だけやのうて、SCO(上海協力機構)とかBRICSを通じて、インフラや制度の面でもガッツリ入ってきてることを考えたら、どうですか?
RICHARD WOLFF: ええ、俺も違う角度から同じことを言おうとしてたとこや。古典的な帝国主義では、イギリス、フランス、ドイツ、ベルギーなんか、ヨーロッパの国々がみんな同じ論理、同じシステムを使っとった。せやけど、今すごいんは、中国、ロシア(特に中国)が違うシステムを持っとるっちゅうことや。でも、それだけやのうてな。彼らは世界で一番裕福な経済圏でもあるんやで。いざとなれば、中央アジアにもっと多くの金を提供できるんや。BRICS諸国のGDPを全部足したら、G7の合計GDPをはるかに上回るんやで。もう、対等な競争相手やないんや。
中国が何をしてきたかを見いや。「一帯一路」は、中国がようやるとんでもない額の資金投入や。単なるええ計画やのうて、単なる利益の吸い上げやのうて、長期的な、莫大な金の投資なんや。
ほんで、今、アメリカはあの関税狂乱で、基本的に残りの経済圏に宣戦布告したようなもんやからな。これによって、中国やBRICS諸国、いや、ほとんど全ての国々にとって、これから商売をする相手をアメリカ以外で探すためのインセンティブを作り出してしもたんや。なんでかって? 今やアメリカは、ナショナリストで、国家安全保障を神聖化するシステムに変貌したせいで、信用できへんパートナーになってもうたからや。売る場所としても信用できへん(関税が何をするか見いや)。買う場所としても信用できへん。なぜなら、このアメリカのシステムでは、全てが兵器化されとるからな。何かを輸入することへの依存が(もうアメリカは輸出でそんなに重要な国やないけどな)、信頼できひんもんになってもうた。
みんな、確実なビジネスパートナーを見つけようとしとる。どこで? 中国の勢力圏で、あるいは少なくとも反アメリカの勢力圏でや。アメリカへの依存を分散させる方が安全やからな。このことは、ニーマ、あんたが言うたように(そして、あんたの言うとおりや)、軍事的な交戦はさておき、経済競争においては、アメリカは中央アジアでロシアや中国と争うのにええ立場にはおらへんっちゅうことを意味しとる。カザフスタンやキルギスでさえ、もし大量の金を借りて、大量の採掘をやって、大量の輸出をアメリカに売るっちゅうことをするんやったら、依存を深めてることになるんやで。世界中がお前らに「逆の方向に行け、アメリカへの依存を減らせ」って言うてる時にや。
こんな冗談も考えられるかもしれへんで。アメリカはIMFから金を借りるように仕向ける。その資金でインフラを開発する。そして革命が起こって、タングステンやレアアースを中国に売る、てな。考えてみいや、今はそういう風に考える必要があんねん。それが出来事の法則を考える合理的な方法や。世界で変わったんは、まさにそれや。
MICHAEL HUDSON: ニーマ、何か告知することがあるんちゃうかった?
NIMA ALKHORSHID: ああ、続けてください。
MICHAEL HUDSON: いや、あんたがやるんかと思ったんや。
NIMA ALKHORSHID: 視聴者の皆さんへ:マイケル・ハドソンとリチャード・ウォルフをフォローしたい人は、彼らのウェブサイトに行ってください。リチャードは「Democracy At Work」の https://www.democracyatwork.info/へ、マイケルは https://michael-hudson.com へ行ってください。(ハイフンがあることに注意してな。)[マイケルもリチャードもPatreonサイトを持ってるで:https://www.patreon.com/home に行って「Michael Hudson」と「Democracy at Work」で検索してな。][Democracy at WorkはYouTubeチャンネル @democracyatwrk もあるで。]
もう一つやけど、リチャード、始める前に話してたように、俺らが作ってるこの対談ビデオを盗んでる奴らがようけおるんやけど、数が多すぎて追いかけられへんのや。
RICHARD WOLFF: ニーマについて一言、補強しとくわ。
俺はこれを「偽ビデオ」と呼んどる。何が作られとるかと言うとな(俺の仕事に関するものがほとんどやけど、みんな同じやと思う)、コンピューターに詳しゅうて、ビデオに詳しゅうて、AIの使い方を知ってたりする奴らが、俺の顔(か、それらしいもん)を出しながら、議論全体を組み立ててるビデオや。俺の口やし、声も俺の声みたいに聞こえる――
それ、全部捏造やで。俺やない。
他の連中は、(あるケースでは)俺の顔の上半分だけを使って(俺を見慣れてる人にはわかるように)、下半分は誰か別人の口で、俺が書いてへん、俺とは全く関係ない台本を喋らせとる。そして、全体を「これがリチャード・ウォルフや」ってパッケージ化しとる。俺の仕事についてそこそこ知ってる人たちやから、多分、向こうの連中は、そのビデオを見たい人から金を徴収して、その金を集めとるんやろな。そして、俺をただの原材料として利用してるだけや。
想像できるように、俺はめっちゃ心配になったわ。だって、俺が言うてることと文字通り正反対のことを入れられるかもしれへんやろ。今のところ、それはされてへんけど(まあ、今から「されてる」って示すメールが来るかもしれんけどな)、今のところ俺らが見たんは、思想的に、あるいは分析的に正反対なもんやのうて、単なる作り話や。単に誰か別人の創作物や。
せやから、ほんまに俺かどうか確認したいんやったら、democracyatwork.infoに行ってくれ。あるいは@democracyatwrk(YouTubeチャンネル)か、Substackの @democracyatwork に行ってな。これらは全部俺らのもんや。俺らが所有しとるもんやし、俺ら自身のコンテンツしかアップしてへん。そうすれば、偽物やないって確信できるわ。
MICHAEL HUDSON: 俺のサイトでも同じやけど、特にニーマの番組についてや。人々が、リチャードと俺が出てるニーマの番組のコピーを俺に送ってきてるんやけど、画面の下に別のホスト(4人目のホストや!)が、彼らのサイトに座っとるみたいな感じで、俺らがやったばかりのあんたの番組を丸ごと載せとるんや。
俺がこの番組のために作って、俺のサイトに投稿して、あんたに送ってる台本を盗んでるかもしれへんし、そうやないかもしれへん。せやから、あんたの番組、Dialogue Worksが、Dialogue Worksやないサイト、全く別のサイトに、リチャードと俺と一緒に、誰か別の人間が喋ってる状態で現れるわけや。そして、彼らはあつかましゅうも俺にメールまで送ってきよった:「あんたたちとリチャードとニーマのビデオ、視聴者の反応がええんや。うちのサイトにゲストで来てくれへんか?」ってな。まるでそうすれば全てが正当化されるかのように。
せやから、俺らは大規模な盗用に対処しとるんや。YouTubeがこれをスポンサーしとるようなもんや。YouTubeはこれで広告収入が増えるからな。「百花繚乱(ひゃっかりょうらん)」ってわけや。
そして、俺は、これらの盗用サイトの視聴者は、普段ニーマの番組を見てる人たちや、リチャードと俺がそれぞれのウェブサイトで書いてるもんを読んでる人たちとは、種類の違う視聴者やと思うてる。具体的に言うと、俺のサイトは michael-hudson.com やで。そこに行ってほしいんや。俺はPatreonグループを持っとるし、リチャードもグループを持っとる。俺ら自身のサイトがあるのに、奴らは俺らがやってることを海賊行為しとる。そして、偽サイトや。リチャードが指摘するように、俺らの偽のコンテンツまで作ってるんや。
これがAI革命や。プラットフォーム、AIプラットフォームを支配するもんが、コンテンツを支配するんや。[ジョージ] オーウェルが言うたことと同じや:「過去を支配するもんが、未来を支配する」。じゃあ、AIシステムを支配してるんは誰や? 「ゴミを入れれば、ゴミが出てくる」、それを見てるんや。
NIMA ALKHORSHID: ええ。問題は、オリジナルのビデオよりも、奴らのビデオの方が見られとるっちゅうことですよ!
リチャード、終わる前に、ドナルド・トランプが関税について話してるクリップを一つ流したいんやけど。トランプがこう言うてますわ。
DONALD TRUMP (CLIP): 私は何億ドルもの関税を徴収した。私は非常に早く中国に関税をかけた。その後、COVIDにやられた時、我々はそれに戦った。非常にうまくやった。だが、あれはCOVIDだった。中国のある場所から来たものだ。
LAURA INGRAHAM (CLIP): 中国からのもう一つの素晴らしい贈り物ですね。
DONALD TRUMP (CLIP): ……我々がもらったもう一つの小さな贈り物だ。だが、見よ、私は習主席とはとても仲が良い。中国とはとても仲が良い。だが、中国とうまくやっていく唯一の方法は、力のある立場から取引することだ。我々には関税があるから、とてつもない力がある。私がやってきたことがあるから、とてつもない力がある。私は軍隊を再建した。彼らは多くのミサイルを持っているが、我々も多くのミサイルを持っている。そして、彼らは我々にちょっかいを出したいとは思わないだろう。
RICHARD WOLFF: ええ、まあ、知ってのとおり、ここはカウボーイを発明した国や。そして、そのカウボーイ精神は広まっとる。たくさんの小さな男の子が、馬に乗って銃を撃ちまくる、めちゃくちゃかっこええ奴をモデルに育つ。そいつらは大抵肌の色が濃い奴で、カウボーイや、とか、そんなんばっかりや。ここで俺らが見てるんは、それや。
あんたは、トランプが目を輝かせながら、船に乗ってる麻薬密売人を撃ち殺す様子を、どうやって説明してるかのクリップを流すこともできたかもしれへんな。そいつらを始末したら、「死ぬ」ってな。彼は、ありったけの強さで「死ぬ」って言葉を言う。麻薬密売人を殺す、やて。アメリカでは、毎日、麻薬取引に関わってる人間を逮捕しとる。この国には巨大な麻薬取引がある。そして、毎日、どこかしらで人々を逮捕しとる。俺らは決して彼らを殺さへん。有罪であろうと無罪であろうと、麻薬取引に関わってる人間に死刑はあらへん。トランプさんが裁判官と陪審員と弁護士と証拠を兼ねて、「船に人がいるのを見た」から直接処刑することに決めるまではな。ひどすぎて、イギリスの諜報機関が――
まあ、あんたがここで見とる、彼の中国についての議論や、軍隊を再建したっちゅう話は、全部同じや。それは全部、タフガイ氏の入念な芝居や。真面目な話やない。ただ、この国はまだ金持ちで、まだ強力な軍隊を持っとるし、まだ損害を与えることができる、っちゅう点を除いてはな。ほとんどの場合、関税プログラムがやったんは、損害やった。
ほんで、最後に一つ言うとくな。俺らは今、関税が合法的な行為なのかどうかについて、最高裁の決定をみんなで待っとるところや。
さて、結果がどうなろうと、これが何で大事かと言うとやな。アメリカ合衆国大統領は、関税によって被害を受けた数えきれない国々、数え切れない企業を攻撃し、傷つけた。そして、彼はそれが違憲であるかもしれへんと知りながら、それをやったんや。彼は、そのコストが莫大になる(そしてもう既に莫大や)かもしれへんのに、国にそういう経験をさせたんや。なぜなら、彼はカウボーイで、真っ先に銃に手を伸ばすから、そんなことを知る時間も手間もかけへんかったからや――
せやから、彼は関税を課したんや。そして今、ちなみに、最近最高裁に嘆願した彼の弁護の一つは、もし彼が関税を全て撤廃せなあかんくなったら、世界経済にとってどれだけ混乱を招くかを裁判所に伝えることやったんや――
まさにその通りや! どうしてそんなことができたんや? どんな政治指導者がそんなことをするんや? ああ。俺らは、既にそうであるように、そして恐ろしく自己破壊的になりかねへんようなやり方で、行き当たりばったりに銃を撃つことについて話してるんや。
MICHAEL HUDSON: ああ、リチャード、これこそがトランプが計画しとること、トランプが中央アジアの上にかざしてる剣なんや。彼はこう言うことができるんや:「ええか、もしお前らが輸出をアメリカに向けるんやったら、俺らはお前らの輸出品に関税をかけることができるし、もしお前らが中国、ロシア、イラン、あるいは俺らの敵リストに載ってる誰かに歩み寄るような動きをしたら、お前らの国に混乱を引き起こすことができる」ってな。中央アジアの鉱物、石油、その他の製品に投資することで、トランプは彼らに混乱を生み出す能力を手に入れ、アメリカ市場へのアクセスを拒否することで、支配力を行使するんや。
ニーマの引用したクリップで、トランプはミサイルについて話してた。彼は中央アジアでミサイルなんか使わへんで。使うんはアルカイダや。これがアメリカのテロとの戦争や。彼らは「対テロ戦争」と呼ぶけど、これは「テロによる戦争」や。アルカイダによる暗殺、CIAによる暗殺、全米民主主義基金による体制転換、そういったもんを全部使うんや。そして、アメリカが好まへんような行動をとる中央アジアの国には、アルカイダを持ち込もうとするやろな。そして、中央アジアで、アルカイダがイラクやシリアでやったことと全く同じことを見るやろな。
そして、その事実やけど、二日前にアルカイダの指導者([アブ・ムハンマド・アル・]ジュラーニ)がホワイトハウスに現れて、トランプと握手して、アメリカ中央軍の将軍たちとバスケットボールまでやってるんやで!
「もうお前の首には1000万ドル(の懸賞金)なんかかかってへんで。クリスチャンを殺し続けろ。大丈夫や。他の国がクリスチャンを殺してると非難して、俺らがそれに反対してるのは事実やけど、お前は俺らのクリスチャン殺しであって、あっちのクリスチャン殺しやないから、クリスチャンを殺してもええんや」ってな。
この偽善、この全体が、単なる見せかけ、張り子の虎やったアメリカの仮面が、ここ数日で剥がれ落ちて、誰の目にも明らかになっとるんや。
NIMA ALKHORSHID: ええ。これでそろそろ締めくくりやと思います。リチャードさん、マイケルさん、今日は本当にありがとうございました。お二人とお話しできて大変光栄でした。
RICHARD WOLFF: こちらこそ。偽ビデオに対しても、少しでも進展があったらええんやけどな。
NIMA ALKHORSHID: ええ、そう願ってます。
MICHAEL HUDSON: せやな。
NIMA ALKHORSHID: 確信はないけど、そう願ってます。また近いうちに。さよなら。


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