ラリー・ジョンソンとグレン・ディーセン:イラン攻撃の決定が下されたんとちゃうか
https://www.youtube.com/watch?v=bQePSXNo8I8
グレン: お帰りなさい。またラリー・ジョンソンさんをお迎えしました。元CIAアナリストのラリーさんと、どうやらすぐそこまで来とるイランとの戦争について話していこうと思います。アメリカがこの地域にどんどん軍事資産を集めとる今の状況を、世界が注視しとるわけやけど、これ、どう見たらええんですかね?戦争の準備なんか、それとも交渉の中での単なる「力の実演」なんか。
ラリー: まあ、単なる威嚇やったらええなと思とったんやけど、国家安全保障に関わっとる友人らから聞いてる話やと、これはもっと深刻や。彼らは二つのうちのどっちかやって言うとる。一つは、かつてアメリカがイラン北部にB2爆撃機を飛ばした「ミッドナイト・ハンマー」の再現。これはイランとの協調というか調整の上でやられたもんやけど。もう一つは、イスラエルの攻撃を準備して、それをバックアップできるようにしとるっちゅうことや。交渉のテーブルでイランに譲歩を迫るためのもんやとは、彼らは一言も言うてへん。 あと、警告インジケーターとして見てるんが、元国防次官のスティーブン・ブライアンの動きや。スティーブンは友人で、まともな分析を書く男やけど、彼はシオニストや。神がイスラエルに土地を与えたと信じとる。その彼が2日前、アメリカとイランの交渉に反応して、めちゃくちゃ感情的な記事を出したんや。イランがモハメド・アリの「ロープ・ア・ドープ(わざと打たせて相手を疲れさせる)」戦略を使っとる、言うてね。スティーブンみたいな男がここまで感情的になっとるのを見ると、トランプに対してイランを叩けっちゅう凄まじい圧力がかかっとるのがわかる。 今や問題は核兵器やのうて、弾道ミサイルとか、ハマスやヘズボラへの支援や。でも、後者は完全な「レッド・ヘリング(話をそらすための偽情報)」や。イスラエルの主張は事実と合ってへん。ヘズボラができてから今まで、イランのプロキシ(代理勢力)に殺されたイスラエル人は5,000人以下や。対して、この2年3ヶ月でイスラエルに殺されたパレスチナ人は7万人を超えとる。計算が合わんのや。 トランプは今、攻撃しろっちゅう大きな圧力の下におる。ネタニヤフが来るんも、トランプを突っつくためだけやのうて、調整のためやろ。残念やけど、あと2週間以内に暴力沙汰が起きる可能性は高いと思う。外れてくれたらええんやけどな。
グレン: その議論、ほんまに不誠実ですよね。敵対する政府が国民をひどく扱っとるとか言うて煽るけど、じゃあ軍事攻撃で何を達成するんやって聞いたら、結局、民主化どころかカオスと分裂を作って、イスラエルを脅かさん程度に弱体化させるのが目的やったりする。人道的支援を口にしながら、経済を不安定にして武器を送り込んで暴力を煽る。正直に「イランを破壊したい」言う方がまだマシですよ。 仮に、単なる交渉の圧力やとしても、今さら何が達成できるんですかね?アメリカは「核合意だけやのうて、同盟国を捨てろ、弾道ミサイルを捨てろ」言うてるけど、それってイランに「丸裸になって、アメリカやイスラエルが襲ってこんのを祈れ」言うてるようなもんでしょ。
ラリー: せやな。イランがもしその教訓を学んでへんのやったら大問題やけど、彼らはわかっとるはずや。イランは今、18種類もの弾道ミサイルを持ってて、ICBMのテストも成功させとる。クルーズミサイルも5種類、ドローンは15種類以上や。この46年間、彼らは自分たちがアメリカと戦争状態にあることを自覚して準備してきたんや。 アメリカはいつも「うちは普通にしとったのに、悪いイラン人がいきなり襲ってきた」っちゅう物語を作るのが大好きや。1983年のベイルートの海兵隊宿舎爆破を例に出すけど、その直前にアメリカの戦艦がシーア派の村を砲撃して、女子供を殺しとったことは言わん。自分らが民間人を殺して、その親族が報復してきたら「驚いたわ!」みたいな顔をする。 1980年には、ヘズボラができる前から、アメリカはサダム・フセインにイラン侵攻をそそのかして、マスタードガスの原料まで供給しとった。その結果、50万人のイラン人が死んだんや。もし自分の親族や友人が50万人も殺されたら、「グレン・ディーゼン死ね!」って叫ぶ理由もわかるやろ。アメリカはそのへんの繋がりが完全に抜け落ちとる。 イランは2024年10月に、イスラエルに対して「これだけのことができるんやぞ」っていうデモンストレーションの攻撃をしたけど、イスラエルはそれを「イランは弱い、忍耐しとるんは弱さの証拠や」と勘違いした。2025年6月の「12日間戦争」でもそうや。アメリカは「イスラエルに被害はなかった」って嘘をつき続けてるけど、事実は逆や。 今、イランは一線を引いとる。自分から先制パンチは打たんけど、攻撃されたら大規模な報復をする準備はできとる。そして、経済制裁が解かれるまで戦争を止めんやろ。今回はロシアと中国がバックにおるしな。中国からは高度な3Dレーダーが提供されとるし、中露の軍艦が2月中旬か3月初めには共同演習のためにアラビア海に来る。2025年6月の時とは、戦術的な状況が全然違うんや。
グレン: 毎回「解決策は戦争や」ってなるんが、ほんまに奇妙ですよ。ロシアに対してもそうやけど、普通は大きな勢力同士、どっかで妥協点を探るもんやのに。インテリジェンス・コミュニティの人らはまだ相手の伝統や文化を理解する成熟さがあるけど、政治家やジャーナリストは、相手への憎しみと軽蔑で目がくらんどる。異論を唱える奴は「ナイーブ」か「敵に買収されとる」扱いや。昔はもっと相手を尊重できたはずやのに。
ラリー: それは二つの理由がある。一つはシオニスト・ロビーによる50年間のプロパガンダや。「イランは最大の脅威や」ってアメリカ人を洗脳してきた。 もう一つは、アメリカの無知や。9.11の後、米軍の特殊作戦軍(SOCOM)と一緒に仕事したけど、彼らはスンニ派とシーア派の違いすら知らんかった。「イスラム教徒はみんな一緒やろ」みたいな。イランが、アメリカを襲ったパキスタン系のスンニ派過激派(ワッハーブ派やデオバンド派)と長年戦ってきた事実を知らんのや。本来ならイランはアメリカの天然の同盟国のはずやった。 でも一方で、CIAはアフガニスタンのソ連戦の頃から、その過激なスンニ派グループに資金を出して協力関係を築いとった。チェチェンでのロシアとの戦いでも彼らを使ったし、最近やとアルカイダやISIS出身のアル=ジャウラーニーが、ホワイトハウスでハグされとる始末や。自分らが反対しとるはずの過激主義を、私の古巣(CIA)が支援しとる。世界は教えられてるような単純なもんやないっちゅうことやな。
グレン: 9.11の後、プーチンがブッシュに電話して「協力しよう」言うたとき、NATO拡大みたいなゼロサムゲームを超えてパートナーになれるチャンスがあったのに、それを捨てた。イランに対しても同じや。結局、アメリカや西側はシリアでアルカイダと同盟を組むようなことになっとる。むちゃくちゃですよ。 ところで、今回のイラン戦に向けて、アメリカはどんな武器を集めとるんですか?10日間で終わるようなもんやのうて、相当な準備が必要なはずですけど。
ラリー: F-35戦闘爆撃機を大量に配備しとる。空母から飛ぶタイプだけやのうて、陸上基地からもな。これを使って敵の防空網を制圧(SEAD)しようとしとるんや。アルメニアのエレバンには、C-17輸送機なんかが大量に集まっとるっていう情報もある。 アメリカは「イランはF-35を検知できんし、止められん」と思って進めとるけど、中国がステルス機専用のレーダーを配備したっちゅう話がある。これはめちゃくちゃ危険な賭けや。 イランが本気で反撃したら、中東各地にある10から12のアメリカ軍基地はただでは済まんで。前回の「12日間戦争」の時は、トランプが「イランを消し去る」とか言うた後にカタールの基地のレーダーを叩いただけで終わったけど、今回はそうはいかん。イラクをはじめとする地域のシーア派が一斉に立ち上がって、アメリカの権益や人員を総攻撃するやろ。 そうなれば、あっという間に制御不能や。イランはイスラエルに壊滅的な打撃を与える能力を持っとる。ハイファやテルアビブは、今までにないレベルで破壊されるやろな。サード(THAAD)やパトリオット、アイアンドームも、イランのミサイルの物量と、極超音速で機動する最新ミサイルの前には通用せえへんわ。
グレン: 予測不能な要素が多すぎるんはほんまに嫌なもんですけど、アメリカはイランが何を隠し持っとるか正確には把握してへんみたいですね。イスラエルは「イランは前回の戦争で失ったもんを全部補充しとるぞ」って警告しとるけど。それに、ロシアや中国も今回の戦争が前みたいに短期間で終わらんことはわかっとるはずやし、直接撃ち合わんでもインテリジェンスなりレーダーなりでイランを支援するでしょう。過去のウォーゲームの結果も散々やったのに、それでもトランプが突き進もうとしとるんは、正気の沙汰やないですよ。
ラリー: せやな。2025年6月13日の「12日間戦争」や、その後の12月28日から始まった「カラー革命」の失敗の時は、イラン国内にモサドの協力者が大勢おって、防空システムの破壊なんかに一役買っとった。けど、その諜報ネットワークは去年から今年にかけて、スターリンク端末の追跡なんかでイラン側に完全にバレてしもた。つまり、今のアメリカとイスラエルは、以前より「盲目」の状態なんや。 さらに、海軍の惨状を見てみ。去年の3月、紅海で展開した「ラフ・ライダー作戦」や。フーシ派の攻撃を抑え込んでイランとの繋がりを断つのが目的やった。空母2隻、駆逐艦や巡洋艦をゾロゾロ連れてって、一隻につき100発近い防空ミサイルを積んどった。 翻って、今のイラン沖を見てみ。空母はたったの1隻や。紅海の時の半分。防空能力のある艦船も3隻しかない。しかも、その3隻の垂直発射システム(VLS)には、防空ミサイルが半分(50?60発)しか入ってへん。残りはトマホーク巡航ミサイルや。トマホークを積んどけばええと思うかもしれんけど、イランのドローンや対艦ミサイルを恐れて、船を海岸から1,600キロ(1,000マイル)も離しとる。トマホークの射程も1,600キロや。撃っても海岸に届くのが精一杯で、イランの奥深くまでは届かへんのや。 空軍も防空システムも持ってへんフーシ派相手に完全に失敗したアメリカが、ロシアや中国の支援を受けた最新の防空網と、地下深くに隠された無数の弾道ミサイルを持つイランに挑もうとしとる。一体何を考えとるんや、っちゅう話や。
グレン: イスラエル側はどう考えてるんですかね?ネタニヤフが今週トランプに会う予定やけど。前回の戦争でイスラエルも相当なダメージを受けたし、「今回はアメリカに任せて、うちらはイランが弱った時だけ乗っかる」みたいな、コストの低い軍事アドベンチャーを狙っとるっていう見方もありますけど。
ラリー: ネタニヤフの訪問は「緊急事態」や。41日前(12月29日)に会った時は、あの失敗した「カラー革命」の調整をしとったはずや。CIAとモサドが「デモで政権を崩壊させるから、そのタイミングでアメリカが叩いてくれ」って約束しとったんやろな。けど、その計画はパーになった。だからネタニヤフは「二度目の正直」を狙って、トランプに会いに来るんや。トランプには、アメリカ国内のシオニスト・ロビーからも強烈な圧力がかかっとる。 私が注目しとるんが、スティーブン・ブライアンみたいな「理性的なシオニスト」までが感情的になっとる点や。彼は「トランプは行動すべきや」って煽っとる。こういう奴らまでが狂信的になっとるのを見ると、トランプも折れる可能性が高い。 一番危険なんは、自分たちの軍事力を過信しとることや。白雪姫の女王みたいに鏡に「世界で一番強いんは誰?」って聞いて、「あなたです」って言わせて喜んどる。けど、現実はどうや?アフガニスタンで21年かけて負けて、紅海でも失敗した。今はもう、馬に乗ったテディ・ルーズベルトの時代やないんや。 150億ドルかけて作った空母が、50万ドルの極超音速ミサイル1発で沈む時代や。アメリカ海軍の最新ジェット機なんて、空母に着陸できへん仕様で作られとるんやで?空母を海岸から遠ざけなあかん時点で、その存在価値はもうないに等しい。 もし、たった100発しかミサイルを持ってへん駆逐艦に、300機のドローンを群れで突っ込ませたらどうなる?全部撃ち落とせんし、弾切れになったら港に戻ってクレーンで積み直さなあかん。今の米軍は、実戦では使いもんにならん「機能不全のハイテク玩具」になっとるんや。 アフガンでは戦車も航空機も imagery(画像情報)も全部持っとったのに、ライフルと迫撃砲しか持ってへん連中に21年かけても勝てんかった。イスラエルも同じや。30万の大軍でガザを包囲して、ライフルしか持ってへんハマス相手に、未だに制圧できてへん。「ハリウッド映画みたいな軍事力の幻想(Hollywood mentality)」からええ加減目を覚ませ、っちゅう話やな。
グレン: 地域周辺の国々はどう動くんでしょう。イランは「アメリカを助ける国も責任を取らせる(攻撃する)」って警告しとるけど。バクー(アゼルバイジャン)やアルメニアを北からの拠点にする動きはどう見ます?
ラリー: 戦争はアルメニアやアゼルバイジャンから広がるやろうな。あそこが拠点に使われる可能性は高い。イランもそれはわかってて、カウンターの計画を立てとる。ロシアも、アメリカがそこをロシア攻撃の足がかりにしようとしとるのを察知して、イランにインテリジェンスを提供しとるわ。 サウジやカタールは高みの見物を決め込みたいやろな。イラクにいたっては、もう完全にイラン寄りや。40年前は殺し合っとった両国が、今や同盟関係や。皮肉なことに、80年代の最初の8年間、イランが武器を手に入れるのを一番助けとったんはイスラエルやったんやで。敵味方がコロコロ変わる複雑な情勢なのに、西側は「悪いアヤトラ vs 美しいアメリカ」っていう漫画みたいな勧善懲悪の世界に浸りきっとる。
グレン: 中国が仲介してサウジとイランの関係が改善したとき、元モサドのトップが「イランと和平の道を探るべきや」って言うたのを覚えてます。共通の国境もないし、交渉の余地はあるはずやのに、なぜかアメリカは「あいつらは生まれつきの悪魔や」って決めつけて対話を拒否しとる。
ラリー: イランとイスラエルは、かつては良好な関係やったし、またそうなる可能性は十分にある。けど、イスラエルのシオニスト連中が「神から授かった土地やから、そこに住んどる奴を殺してもええ」っていう人種差別的な考えを捨てん限り、解決は難しいやろな。 忘れたらあかんのは、1979年の革命以来、イランが自ら他国に軍事侵攻したことは一度もないっちゅうことや。彼らがバシャール・アサドを助けたんは、アメリカが支援しとった(9.11で自分たちを襲ったはずの)過激派と戦うためやった。筋が通らへんのは、いつだってアメリカの方や。


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