2026年3月29日日曜日

真実の目:マーク・スレボダ × スタニスラフ・クラピヴニク

https://www.youtube.com/watch?v=QyJF20xbqn4

ゲスト:マーク・スレボダ × スタニスラフ・クラピヴニク

「真実の目」へようこそ。マーク・スレボダとともにお届けするで。

こんなにひどい作戦、見たことあるか?

スタニスラフ:ここ数週間でようけのことが起きたけど、歴史的知識も含めて、トランプのこの作戦ほど計画がずさんで、読み誤りだらけで、迷走してる軍事作戦って今まで見たことあるか?

マーク:呼んでくれてありがとう。いや、正直すぐには思い出されへんな。アメリカもいくつか軍事的な失態をやらかしてきたけど、これはその中でも最悪クラスや。主にトランプ自身の責任やと思う。統合参謀本部議長がこれは楽勝にならないと警告したっていう話も伝わってるし、情報機関も同じことを言うてたらしい。でもトランプは聞く耳持たんかった。

彼の外交顧問っていうのが、不動産屋の友人スティーブ・ウィトコフとジャレッド・クシュナー。イギリスの外交官がこの2人を「イスラエルの資産」と評したらしいけど、そら誰でもわかるやろ(笑)

リンジー・グラハムとか周りも煽っとったけど、軍の意見も情報機関の意見も全部無視した。トランプは報告書を読まへんどころか、イランでの戦争の状況をNBCによると「アメリカがイランで起こした大爆発を集めた2分間の動画、1日1本」で把握してるらしい。それだけや。

ベネズエラと勘違いしとったんちゃうか

トランプはベネズエラのあれが「軍事的勝利」やと思い込んどる。でも実際はCIAの工作でマドゥロを引き渡させただけやねん。それをイランでも繰り返せると思った。完全な無知や。

イランはベネズエラとは全然違う。個人ではなく制度で成り立っとる国家や。最高指導者もその家族も暗殺されたけど、後継者が即座に動いた。4層の後継体制を事前に用意してたんや。むしろ攻撃後のほうがイランの指導部は結束して戦闘意欲が高まったくらいや。

ホルムズ海峡封鎖という「核オプション」

イランの非対称戦略で一番効いてるのがホルムズ海峡の(選択的)封鎖や。アメリカは何週間も打つ手なしや。トランプは「海峡を封鎖されるかもしれない」と警告されて「数時間で政権交代できる」と一蹴した。その結果がこれや。

機雷をばら撒く必要もなかった。いくつかの船を標的にして「ここを通れる船と通れない船を決めるのはわしらや」と示せばよかっただけ。保険会社も船員も誰も挑もうとせえへん。アメリカ海軍も「あそこは自殺行為や、行かれへん」と言うてる始末や。

迎撃ミサイルと兵器の欠乏

アメリカの本当のアキレス腱は防空・ミサイル防衛や。パトリオットは昔からポンコツ、THAADの迎撃ミサイルなんて年間100発未満しか作ってへん。月9発、1発1200万ドルや。スタンダードミサイル3も6も全部、値段だけ高くて生産量はわずかや。

これ全部、「コストプラス」という契約形式のせいや。利益率が決まってるから、できるだけ高くしようとする。だから手作りになる。腐敗がシステムに組み込まれとるんや。

トマホークもJDAMもほぼ底をついとる。対してイランはまだ防空能力を残してる。山岳要塞の下に500メートルの花崗岩に掘られたミサイル都市が少なくとも10か所、下手したら12か所ある。地下鉄みたいなシステムでミサイルを発射台まで運んで、打ったら扉閉めて引っ込む。数十年かけて準備してきたもんや。

ロイターの報告では「破壊できたのは30%程度」。トランプが言う「90%」とは大違いや。

イランの勝利条件は何か

イランはアメリカとイスラエルを軍事的に打ち負かす必要はない。政府と社会制度を守って生き残ればそれで勝ちや。政権交代という目標はもう誰も口にせえへん。

あとはホルムズ海峡封鎖と湾岸基地への攻撃でアメリカに十分な痛みを与えて「もうやめろ」と言わせること。グローバルエネルギー市場、ひいては世界経済に圧力をかけ続けることや。これを実にうまくやっとる。

アメリカの選択肢はもうない

引き下がれない。引き下がったらホルムズはイラン支配下に置かれる。でも続けることもできない。

唯一の賢い選択は出口を探してトランプが「勝利宣言」することやけど、それをやる気配がない。むしろ海兵隊遠征部隊と第82空挺師団(1個旅団)を送り込もうとしとる。FPVドローンが飛び回る戦場に歩兵を送り込むのは自殺行為や。

ロシアと中国はポップコーン食いながら見てるやろな。ロシアは石油・ガス・肥料・アルミ・穀物の価格が全部上がって大喜びや。

トランプのMBSへの暴言

マーク:数時間前にトランプがムハンマド・ビン・サルマンについて言った話を聞いた。「あいつが俺のケツを舐めることになるとは思ってへんかった。今は俺に愛想よくせなあかん」。

これが今のアメリカ外交や。マフィアの中堅ギャングや軍閥と比較するのも、そういった方々に失礼なくらいや。世界中の国がこういうちょっとした侮辱、恫喝、屈辱を全部しっかり覚えとる。

ハリスのほうがよかったかもとまで考えてしまうくらいや。でもハリスならロシアへの弾道ミサイル攻撃を続けて核の終末が来てたかもしれんから、それはそれで怖いけどな。

現代戦争の変化

ドローンが戦争を根本的に変えた。大規模な機動戦はもう成り立ちにくい。前線に3?5人以上集めたらすぐ標的にされる。戦術的後方も作戦的後方も事実上消えた。

ウクライナのドローン部隊はNATO演習で何度も大軍を打ち負かしとる。なのにアメリカは2025年8月に初めてドローンから手榴弾を落とした、と宣伝してた。信じられへん話や。

イスラエルもレバノンでメルカバ戦車100両をドローンにやられとる。グリルなしで突っ込んでいった。4年間のドローン戦争から何も学んでへんみたいやな。

ロシア文学とドストエフスキー談義(締め括り)

マーク:ロシア人の国民性を一言で言うなら「長苦」(ながくるしみ)やと思う。ドストエフスキーがそれを書いとる。苦しみなくして成長なし、みたいな。

ロシアの諺に「いつだってもっと悪くなりうる」ってあるんやけど、これがロシア人の生き方を表しとる。最悪の事態に備えて、それが来なかったら「ラッキー」って思える。制裁が来たときも同じで、準備してたら案外大した影響なかった、ってなった。

スタニスラフ:みんな楽しんでくれてありがとう。また来週。ちなみに笑ってるのは「笑いながら泣いてる」ブラックユーモアやで。それじゃあ!

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