2026年3月28日土曜日

マイケル・ハドソンとリチャード・ウルフ:2026年3月26日

https://michael-hudson.com/2026/03/multipolar-oil-markets-are-now-a-reality/

多極化する石油市場はもはや現実や

ニマ・アルコルシッド: みなさんこんにちは。今日は2026年3月19日木曜日で、リチャード・ウルフ先生とマイケル・ハドソン先生にお越しいただいてます。ようこそ。

リチャード・ウルフ: おおきに。また来れてよかったわ。

ニマ: まずエコノミスト誌の記事から始めよか。「オペレーション・ブラインド・フューリー(盲目の怒り作戦)」と名付けて、「イランとの戦争がトランプをより弱く、より怒りっぽくしてる」て書いてんねん。今起きてることはほんまに驚きで、新たなエスカレーションはイランの石油施設への攻撃で、それが地域全体に大きな反応を引き起こした。カタールからサウジアラビア、UAE、クウェート、果てはハイファにまでイランのミサイルが飛んできとる。ロイターはカタールがLNG生産能力の17%を失ったて報じてて、それだけで市場への影響はとてつもなく大きい。同時に「戦略フォーミュラ」の問題もある。マイケル先生に状況分析をお願いする前に、スコット・ベッセントが制裁解除について言うてたことを聞いてほしいんや。

スコット・ベッセント(映像より): 政権全体と財務省にわたる「ガラスを割る(緊急)計画」で、ロシアの石油の制裁を解除したんや。水上に約1億3000万バレルあることは分かってて、ホルムズ海峡の外に供給を作り出したんや。こういう事態は想定してた。一時的なボトルネックが生じる可能性は分かってたし、実際1億3000万バレルの洋上在庫があった。近日中には水上にあるイランの石油も制裁解除するかもしれん。約1億4000万バレルある。イランがこれまで押し出してきた量で、全部中国に行く予定やったやつや。要するに、このキャンペーンを続けながら今後10日か14日間、価格を抑えるために「イランのバレル」をイランに対して使うことになるわけや。

ニマ: なるほどな。

リチャード: マイケルに渡す前に、みんなにはあの男が今言うたことをよく考えてほしいわ。「上は下、下は上、上が上を下げて、そしたら下があって上がって、中国に行くはずのイラン産石油を売らせてやることでイランに打撃を与える」て言うてんねん――ところで、そんなんイランはもともと普通にやってたわけやけど。あのレベルのノイズと支離滅裂なお芝居に頼らなあかんようになったら、もうほぼ終わりやで。失うもんがほとんどなくなってるから。信頼性はもうとっくに消えて、形も崩れてもうてるんやから。横槍入れるつもりはなかったけど、一歩引いて見てみなあかんわ。スコット・ベッセントはトランプが連れてこれた最善の人材で、それがトランプ自身のことをよう物語ってるで。

ニマ: マイケル先生、どうぞ。

マイケル: うーん、皮肉なことに、ロシアとイランの石油貿易を許可したことで、トランプがやろうとしてたことの目的が全部逆転してしもたんや。イランの石油を押さえようとしたことで、アメリカの三つの基本的な目標とは正反対の結果が生まれたんやで。今日は順を追って話せるよう整理してきたから、トランプの攻撃がアメリカ外交政策の戦略全体をどうひっくり返したか、三つの点を言わせてほしい。

まず一つ目、ホルムズ海峡を封鎖することでイランはOPECの石油に軍事的な意味での制裁に相当することを課して、ロシアの石油やイランの石油、そして将来的にはアメリカが売ることを妨げようとしていた国々からの石油への依存を強制したんや。こうしてアメリカのロシア産石油への制裁は逆転させられた。トランプは制裁停止は一ヶ月程度やと言うてて、ベッセントもそう示唆してたし、その後は元に戻って、ロシア産石油のそれ以上の購入は認めへんと言うてる。

でもそれが馬鹿げてることはもう分かってる。石油の中断は少なくとも今年いっぱい、おそらく2027年まで続くやろうと思うわ。

二つ目に指摘したいのは、1974年以来の半世紀、アメリカはOPECの外貨準備や富の積み立ての主要な金融受益者になることを望んできたんや。OPECが米国債や株式、アメリカの銀行預金を購入するという形でこの貯蓄は保持されてきた。そやからOPECの輸出能力を今破壊することは、これらの国々に、今や石油輸出の流入がなくなって負債を抱えた自分たちの経済と財政赤字を賄うために、ドル建て準備を売り払わせることになってんねん。

三つ目は、リチャードとわしが半年間話し合ってきたことなんやけど、NATO諸国やOPEC諸国から補助金を引き出すというアメリカの要求を支えてきた神話全体――ロシア・中国・イランの脅威からこれらの国々を守るアメリカの努力への対価という神話――が破壊されたんや。

アメリカを守護者として金銭的な支援を受けるに値するという考え、NATOを通じた金銭的支援やOPECによる米国製兵器購入という形での支援――その兵器が明らかに機能せんとわしらは今言うてる――こうした考えは全部崩壊したんや。ベネズエラとイランへのトランプの攻撃、グリーンランドやカナダへの脅しは、アメリカが同盟国をロシア・中国・イランから守るどころか、世界の安定に対する最大の脅威そのものであることを示してしもた。そしてアメリカはウクライナ支援でロシア語話者に対して、イスラエル支援でパレスチナ人に対して、シリアのアルカイダ支援で、世界最大のテロのスポンサーになってしもたわけや。

この冷戦体制の一環として、アメリカの兵器が同盟国を守れへんかったことで、もし本当にロシア・中国・イランが主要な危険だという馬鹿げた主張に対する軍事的保護が必要なら、アメリカの兵器は役に立たへんということを同盟国に気づかせたと思うんや。イランのミサイルとドローンはイスラエルやアラブのOPEC諸国の防衛を容易にかわして、実際それらを消耗させた。これにより、イランはこれ以降、攻撃者を自由に爆撃できるようになった。アメリカの兵器も守るという約束も機能せえへんのや。

せやから、他の国々はなんで今踏み出して「アメリカとイスラエルが世界経済全体を脅かし、うちらの経済を金融危機に陥れ、産業を丸ごと閉鎖させて雇用を失わせ、ガス価格や暖房費が上がって消費者を圧迫し借金漬けにさせるのを、放っておくわけにはいかへん」と言わへんのやろ?なんでみんな立ち上がって「うちらは間違った馬を支持してた。介入してアメリカの攻撃を止めることで自分たちを守らなあかん」て言わへんのや?

確かにイランははっきり言うてる。「この攻撃は長期的な目標が解決されるまで止まらへん。今後はアメリカ・イスラエル・近東におけるアメリカの同盟国であるアラブOPEC諸国を締め出す。お前らはわしらを実存的な脅威にさらした――わしらは破壊される、指導者たちは個人的に殺される、イランの石油はトランプに奪われ、彼はアメリカの石油会社がイランの石油支配を取り戻せるよう許可するイランのボリス・エリツィンみたいな新しい指導者を個人的に任命するやろ」と。それが基本的に、積極的に行動を起こさない他の国々が黙認しとる計画なんや。そしてまだそれをやろうとしてる国はない。

基本的にトランプは「うちらの戦争やけど、お前らの問題や」と言うてんねん。テキサス州知事のコナリーが、ドルが金に対して切り下げられてアメリカ財務省の約束手形だけが世界準備通貨になった時に言うた言葉やな、「ドルはうちらのもんやけど、問題はお前らのもんや」ってな。トランプも「うちらの戦争、問題はお前らのもん。解決したいか?ホルムズ海峡の機雷除去のために掃海艇を提供するか?イランと戦う軍隊を供給するか?うちらはやらんで。爆撃しかできへん。それだけが残ったもんや。兵士は送らへん」と言うてる。トランプは今日もまたそう言うてた。「兵士はなし。爆撃しかできへん。イランが生存のために戦い続けるなら、イランの油田をまた標的にする」ってな。

まあ、イランは明らかに生存のために戦い続けるやろし、アメリカは中東全体の石油輸出能力が終わるまでエスカレートし続けるつもりやろ。そやから安定の源としてアメリカに頼るという世界は、もう終わった。そして米イラン戦争は言うたように来年まで続くように見える。

すでに数分話してしもたけど、まず制裁について話した最初の点をもう少し掘り下げたい。トランプ政権以前からのアメリカの長期的な目標は、アメリカの軍事・経済ブロックに反する政策をとる産油国――ロシア、イラン、ベネズエラ、そして競争でアメリカと張り合いながら石油を採掘しようとする他の誰でも――に制裁を課すことで、世界の石油貿易を独占することやったんや。

1979年にシャーの軍事警察国家を倒した時にイランの石油を奪おうとしてイランへの貿易制裁を課したことで、2022年にロシアの石油に制裁を課したことで、そして昨年ベネズエラの石油に制裁を課したことで、アメリカは世界の石油生産をドル化したんや。それは単に石油をドル建てで価格設定するというだけをはるかに超えていた。イブ・スミスはいつもわしに思い出させてくれるんやけど、石油貿易はドル需要の5?7%を占めるに過ぎへんということや。世界を本当に動かすのは金融資本の動きやねん。ペトロダラーの役割は単に石油をドル建てで価格設定して価格を上げることにあったわけやなくて、ペトロダラーの本質はOPEC諸国が石油貿易からの収益を全部アメリカに送るということにあったんや。

キッシンジャーはこう言うてた。「OPECには好きな値段をつけていい、と伝えた。ただし、アメリカの企業の支配権は買わせへん、不動産や農地もあかん。債券を買うか株を買うか、アメリカの産業に資金を提供するのはええけど、アメリカが投資する時の本来の目的とは違い、自分たちの目的のために所有権を使うことはできへん」ってな。

OPECは世界の石油貿易の40%、総石油生産の20%を占めてるけど、貿易では40%や。せやからホルムズ海峡封鎖が数ヶ月以上続いたら、石油依存国は全部不況に突入するやろ。そしてこれらの国々はすでに「国家ファンドを売却せなあかん」と発表してる。予算の均衡を保つために証券、おそらくアメリカ国債や銀行預金、イギリスの保有分も売り払わなあかんのや。なぜかというとOPEC諸国自体が、普通じゃ支えきれへんような地域での不動産開発に財政を注ぎ込んで借金を抱え込んでしもてるからやで。

まあ、それで数ヶ月は何とかなるやろけど、戦争の緊急時に備えて蓄えてきた国家準備が全部空になる。兵器供給も空になるのと同じや。それで危機を先送りするだけで、もう投げられる石油がなくなった時、ロシアとイランがOPECに取って代わって世界最大の石油輸出国になることを許さへんとしたら、そこで崩壊が起きる。そやから他の国々はどうするんや?「OPECへの依存から離れよう」と言うのか?OPECはアメリカの金融システムの要やったわけやけど、貿易システムどころか、金融システム、国際収支、これらの国債保有や株式保有や銀行預金、そういうものが全部逆転し始めるんやで。

つまりトランプがやったことは、石油貿易に対するアメリカの支配という基本的な金融目標を逆転させてしもたわけで、その石油貿易支配こそが他国をコントロールできるという能力の支柱になるはずやったんや。

そして深刻なエネルギー危機をさらに防ごうとして、さっきも言うたけど、トランプは「ロシアの石油貿易は買ってええで」と言うた。多くは既に船に乗ってる。では2週間か2ヶ月後に船が石油を降ろした後はどうなるんや?ベッセントとトランプは「まあ、OPECの施設が爆破されたんやから石油輸出はまだない。せやから見渡す限り先までロシアとイランの石油を買い続けていいよ」と言うやろ。それがどれだけの変化やかということや――石油支配、つまりエネルギー貿易、つまり化学産業、肥料産業、石油貿易に基づく他の全てに対するアメリカの支配の支柱になるはずやったものがどうなったかということや。これ全部がアメリカの最も近い同盟国、NATO、ヨーロッパ、日本、韓国を脅かしてるんや。

それでも今日の株式市場を見ると、全て何かちょっと違うだけで、問題は全部一時的なものやというような態度を見せてる。世界はリチャードとわしと番組のゲスト全員が指摘してきた、積み重なって起きようとしてる問題から目を背けてる。認知的不協和というか、トランプとイスラエルの攻撃がアメリカの指導の下で世界にもたらした問題全体がいかに体系的なものかを直視することへの拒否反応があるんや。

ニマ: リチャード先生、さっきイランがホルムズ海峡は開いてるけど誰でも使えるわけやないと言うてたこと分かりました。中国、インド、イラク、マレーシアは使えるけど他の国は使えない、ということですな。フィナンシャル・タイムズの記事には「ホルムズ海峡におけるイランの行動は多極化した経済戦争の現実を示してる」と書いてあります。数十年間アメリカが制裁を支配して金融的圧力を戦略兵器として使ってきたけど、今や中国やインドのような他の大国が参入してきてその反応は違うものになる、と。そしてアメリカの反応がどうなるかは誰にも分からへん。でも今のところ、ホルムズ海峡がその概念をさらに複雑にしてるように見える。中東で今起きてることをどう見てますか?

リチャード: まず大きな文脈から。トランプに支離滅裂さ、真実との乖離、予期せぬ結果を見てる人は分かると思うけど、わしは彼がそれまでの大統領と大して変わらへんと思うんや。アメリカの大統領なんて頭を振って感心できるもんやない。いつも前の人の方がよかったと思うけど、それは今持ってる人が以前の人よりもっとひどいからで、以前の人もその前の人よりましやと思ってたんやで。スターマー、マクロン、マローニ、メルツのリーダーシップの質を笑うのが今ヨーロッパでは特に流行ってる。認めるわ、わしもそれに引き込まれてしもてるで。これは驚くほどの無能さや、考え抜かれてへんさやで。ホルムズ海峡がどういうものかは以前から分かってたはずや。これが非常に脆弱な地域で、イランが地理的に莫大な力を持ってるということは、大した社会科学者やなくても分かる。

でもここがポイントや:風が追い風の時なら、失敗を一つや二つや三つしても大丈夫やで。風がお前の方向に吹いてて、しくじったことを修正してくれるから。アメリカは1960?61年にキャストロを倒そうとして惨敗した。でも20世紀後半のアメリカの支配は根本的には変わらへんかった。帝国が台頭してて、古いヨーロッパに取って代わり、世界を作り直してて、マイケルが今説明してくれたようなペトロダラーの仕組みを作ってたからや。理解の枠組みを持ってほしいんや。今の問題は風が変わったことや。帝国はもう成長してへんし、拡大してへん。縮小してて、何より中国を中心に構築された全く新しい経済大国に出し抜かれてるんや。でもBRICSと彼らの同盟は、BRICS諸国間のさまざまな違いを超えて、一種の連合として彼らをうまく結束させてて、それが今の危機を乗り越える助けになってる。

ロシアは中国に石油を売れる。インドはロシアからの石油を制裁をかいくぐって買える、というようにな。そういうことを頭に入れておいてほしいんや。トランプは今、衰退の問題を抱えてる。失敗をしたら、どうでもよくなるんやない。悪化するんや。別の状況やったらそうはならへんかったやもしれんのに、状況をより悪くする。それは6ヶ月でもう見えてきてる。6ヶ月前、イスラエルとアメリカはイランを攻撃した。その時のアメリカへの影響は比較的小さかった。6ヶ月後に再びイランを攻撃した。今度の結果は壊滅的や。何が起きたんや?何が変わったんや?特定の事情でそれを説明できるかもしれんけど、もっと大きなシフトが起きてて、それをうちらは把握する必要があるんや。

さて、それを踏まえて他の側面を見てみたい。ヘグセスが言うには、この戦争を戦うために議会に2000億ドルの追加予算を要求してるとのことやが、もちろんこれは「戦争」やあらへん。なぜなら戦争を起こすかどうか議会に投票させてへんからや。開戦の判断に議会は参加できへんのに、自分たちが参加してへん戦争に資金提供できるかどうかは投票しなあかんて。これはコントロール不能のサインや。こんなひどい茶番が繰り広げられてて、無能さと混乱を叫んでるんやけど、もっとずっとひどいことがある。最高裁が関税を無効にして、追加料金を支払わされた消費者も含め、無数の輸入企業も含め、あらゆる人々の訴訟が山積みになってきてる。彼らはきっと何かしら返還してもらえるやろ。どう解決されるかは分からんし、時間はかかると分かってるけどな。

でも、アメリカ政府に入ってくる唯一の新しい歳入やった1500億ドル(実際はそれ以下やけど)は今や根本的に危うくなってる。どれくらいまだ入ってくるとしても、たいした額やないやろ。その一方で、イランとの戦争前に5000億ドル……いや失礼、6000億ドルの国防予算増額を提案してた。それにイランとの戦争でさらに2000億ドルが加わる。今の国防予算が9000億ドルくらいやから、来年の予算に6000億ドル足して、イラン戦争に2000億ドルが加わる。一年で国防費をほぼ倍増させようとしてて、しかもその国は世界の他の国々を合わせたよりも多くを国防に使ってる国やで。

こんなのはもう完全に非常識で、みんな「どうやって賄うんや?」と思うやろ。政治的な理由から増税はできへん。アメリカは戦争を税金で賄うことは絶対せえへん。借金で賄うだけや。なんでか?税金で賄おうとしたら許してもらえへんから、借金で賄うんや。でもうちらはすでに世界最大の債務国やで。国家債務は35兆ドルや。そしてもはやAAAの格付けやない。スタンダード・アンド・プアーズ、ムーディーズ、フィッチ、三つの格付け機関が全員一致でAAAやない、かろうじてAAやと言うてる。

そやから8000億ドルをさらに借りなあかんのに、すでに兆ドル規模の赤字を出し続けてる。これを見ると、単純な算数や。ここで言うてることに特別な情報も秘密も何も要らへん。関連する数字を見た誰でもアクセスできる公開情報だけや。さて、これからどうなるのか?アメリカの外交政策全体に今必要な資金を借りる唯一の方法は、見たこともないような規模で借金することや。それで金利低下は終わりやで。昨日と今日、景気後退に向かってるという理由で金利を下げるだろうと言われてたFRBが、それをせえへんで「戦争の影響を見極める必要がある」と言うたのに気づいたやろ。マイケルは戦争が続くやろうから、その影響をかなり長い間見極めることはできへんやろうと言うてるわけやな。

でも株式市場全体が金利は上がると理解してる。アメリカのマクロ経済にとってこれはよくない。株式市場にとってもよくない。そして過去2年間地政学的混乱に賭けて金を買って大儲けした人たちへ――金を買うのはリスクがあることを忘れたらあかんで。金は何も払ってくれへんから。利子率がない。もらえる利息を保証してくれる機関もない。せやから金は金利が上がる時に価値が下がる資産なんや。お金は利子がもらえるところを探しに行くからや。何が起きたか?金はここ数日、ここ2?3週間で暴落した。この戦争が始まって以来、2年間上がり続けてた金は上がるのを止めただけやなく、急降下した。石油は上がったけど、金は違うんや。株式市場はこれら二つの動きで痛手を受けてる。金を積み上げてた人たちが、その金が急速に価値を失うことで大損してるからや。

これは非常に危険な局面や。金はかつて一種の指標やった。信頼できる指標やった。世界に問題が起きると、豊かな人たちが富を守ろうと金に走るから、世界の問題の指標になってたんや。かつてはドルに走ってたけど、過去2年間の金の上昇自体が、ドルはもはや安全な避難先やないという認識の上に成り立ってたんや。さて今、ドルはより悪くなってる一方やし、金もあかん。じゃあ金はどこへ行くんや?答えは皆目見当がつかへん。それが国際資本移動にまったく新しいレベルの不確実性と混乱を加えてるわけや――マイケルが少し前に話してたことにね。マイケルが話してたことへの直接的な影響だけやなく、今起きてることのマクロ経済的な波及効果によっても、国際資本移動は攻撃されてんねん。

その一方でアメリカは借入を増やして国家債務を大幅に増やす予定や。ちなみにそれらは両方ともトランプが是正すると約束してたことやで。戦争はせえへんと言うてた男がもう大きな戦争を複数やってるだけやなく、赤字も大きくなって国家債務も大きくなって、金利上昇にエネルギーコスト高騰が重なってインフレがさらに悪化する。それはもうその前提で投資活動が起きてる。これはもう完全に、混沌としたコントロール不能の状態になりつつあるんや。最後に、マイケルの心理的不協和という指摘に触れておきたいわ。心理的不協和が起きるのは周りの矛盾を脳に入り込ませる時だけや。アメリカはいつも、矛盾が存在するのにそれがないふりをすることで矛盾に対処するという、ユニークな能力を持ってきた。

この社会を動かしてる人たちは矛盾に直面せえへん。全部うまくいってる、ってな。それがどこから来てるか知ってるか?帝国が一世紀ただ上昇し続けてきたことからや。それが終わったという考え方がまだ認識できてへん。もう起きてへん。問題は悪化し続けてるのに、そこにないふりをしながら再考せなあかんのやで。

マイケル: リチャード、増税の代わりに借金に走って戦争に資金調達するという君の指摘は、まさにアダム・スミスが指摘したことやで。「国富論」の核心的な主張の一つは、戦争に資金調達するために対外債務に走ることへの反対やった。スミスは「いかにしてイギリスはその金利を払うために課税を余儀なくされる対外債務を避けられるか?」と言うて、解決策はいつも収支均衡の原則で戦争に資金調達することやと言うた。なぜなら国民が戦争の実際のコストを戦争中に自分で税として感じたら、そんな熱心に愛国的にそれを支持しようとはせえへんやろうからやて。

そしてイランについてやけど、先週わしらが話した時、イランが戦争を終わらせる条件の一つとして主張してたのが、アラブOPEC諸国はアメリカドルを金融資産の形で支援するのをやめなあかんということやったと思う。OPECのアラブ経済とアメリカ経済の間の共生関係を断ち切らなあかんという、それが上で述べた二番目の点やったわけや。アメリカの目標は世界の石油貿易のドル化、より正確に言えばOPEC石油輸出国の経済と彼らがこの半世紀の石油貿易で蓄積してきた金融的貯蓄のドル化やったんや。

ジョー・ケントという人物がいてな、元タルシ・ギャバードの首席補佐官で自身も安全保障顧問の役職を持ってたけど、昨日(3月18日)タッカー・カールソンの番組でつい数日前に公式に辞任したと言うてた。イランとの和平解決交渉に向けたアメリカの主要な要求は、イランが石油とガスをドル建てでのみ販売して、BRICSやその他の非ドル通貨ではなくドルで価格設定することを要求することやと言うてた。

まあ、この全体のポイントは、ドルでの価格設定そのものはそんなに重要やないということや。問題はアメリカへの融資という形で準備金を保持することで、ヨーロッパがロシアの3000億ドル相当のドル保有を没収したのと同じように、アメリカが自分のために掴んで使えるものを持つということや。せやからOPECの石油利益のドル投資はアラブOPEC諸国をアメリカの人質にしてきたわけで、イランはそれを認識してんねん。そしてそれが本質的に、石油とドルのこの繋がりを断ち切らなあかんと言う動機やわけや。

アメリカとOPECの関係にとって最も重要やったのは、彼らが輸出収益で何をするかということやったんや。石油資源を実際に所有しなくても、その貿易をコントロールできるんや。中東の首長国は資源を所有できるんや、これらの輸出からの収益、これらの資源からの収益が全部アメリカへの融資として送られる限りにおいてはな。そしてリチャードが指摘してくれたように、アメリカはその世界の貯蓄で世界への戦争に資金調達したいんやで、自分のお金でやなくてな。それがドル本位制や。それが帝国主義の新しい形や。キッシンジャーは1974年に、OPECのドル保有はアメリカ企業の実際の所有権と支配権という形を取るべきやない、と明確にしてた。もっと匿名性の高い債券や株式保有という形やとな。

せやから資本勘定でのこの側面こそが、石油貿易のドル化が本当に意味することや。もちろん他の国々はすでに多くの資金を、うちらが今見てるように実は機能せえへんかった米国製兵器の購入という形でアメリカにリサイクルさせてきた。戦うための兵器やあらへん。パレードで見せびらかすためのステータスシンボルで、高級車や有名な彫刻を持つようなもんや。見せびらかすためのものであって、防衛に使うためのものやない。そして突然、米国製兵器を買ってきた国々は「待てよ、使えへんやないか」と気づいたわけや。

昨日、ここ数日、マレーシア首相マハティールが2022年に言うてたことに大きな注目が集まった。マレーシアはマレーシア空軍のために、たぶん6000億ドル相当の非常に高性能なアメリカの航空機を買ってた。そしたら全部の空軍機にキルスイッチが仕掛けられてることが分かったんや。マレーシアが買ったどの飛行機もアメリカにコントロールされることができる。スイッチを押すと、スタックスネットがイランの遠心分離機を乗っ取ったように、アメリカのコントローラーが飛行機を乗っ取ってアメリカが望む場所に飛ばせるようになってるんや。

せやからマレーシアや他の飛行機購入国がアメリカの同盟国に対抗して防衛したり攻撃したりするためにそれを飛ばそうとしたら、アメリカは単に飛行機をコントロールして墜落させるか、反転させてその飛行機自身の国を爆撃させることさえできる。せやからほぼ金融フロートと同じ規模の米国の武器輸出という考え全体が、多くの場合一瞬にして吹き飛んでしもた。みんな「待てよ、飛行機が使えへん。買っても自分でコントロールできへんやないか。これは本当におかしい。これはどんな武器取引やねん」と言い始めてる。

1970年代の石油価格上昇後にOPEC諸国のこれらの貯蓄がどうなったかを見ると、多くが米銀行に預けられた。米銀行はそれを第三世界の国々(今はグローバルサウスと呼ばれる)に貸し付けた。最初からこの融資は返済不可能やった。他の国々のアメリカへの依存を食料輸入、貿易、そして世界銀行や米国のアドバイザーや学術界の「工業化せずに原材料に特化しろ、高コストの高度な製品やなく低コスト労働製品に特化しろ」というアドバイスに従うことで可能にするための融資やったんや。中国がやってたこととは正反対やな。

まあ、これらの融資は全部不良債権になって、ラテンアメリカや他のグローバルサウスの債券が債務削減されなあかんくなった時、グローバルサウス諸国への米銀行や債券投資のリサイクル全体が終わった。今日も似た状況に直面してるんやけど、同じグローバルサウスの国々だけやなくて、ガスから作られる肥料の高額を払えへん国々、石油とガスを払えへん国々、そしてこのガスから作られる肥料で育てられた輸入食品を払えへん国々も含めてや。全体がどれだけ複雑に絡み合ってるか見えてくる。タマネギの皮を剥くように、これが意味する層が次々出てくるんや。

これらはみんな、OPEC諸国が積み上げてきた貯蓄の蓄積全体に関係してるんや。カタールが精油施設の置き換えに何十億ドルもかけたり、アラブ共和国やアラブ諸国が作り上げてきた豪華な観光業や、こういうものが全部今や脅かされてる。そして突然、彼らはずっと永遠に増え続けると思ってた準備金を全部清算しなあかんようになった。全部拭い去られて、全部売り払わなあかんくなってる。大石油輸出国になって、莫大な観光・ホテル・不動産・金融プロジェクトに投資しようとした意味が何やったのか、という話や。それは悲惨な結果になってしもた。

最後に一点指摘しておきたいんやけど、イギリスのスターマーはここ数日「アメリカがNATOから撤退するなら、イギリスは自国の領土でアメリカ基地を運営させへん」と言うてる。

せやからトランプがやってきたことは、米国製兵器輸出の貯蓄手段としての市場を壊しただけやなく、もしかしたらついにヨーロッパをNATOから分裂させてしまったかもしれへんのや。ヨーロッパがNATOから離れたら、ロシアと戦う意味は何や?イランと戦う意味は?経済崩壊を防ぐための石油とガスへの必要性がトリガーやとしたら、それを避ける方法はロシアと中国とイランに対するアメリカの冷戦全体をやめることや。他の国々がこのアメリカの冷戦を支持せえへんようになったら、ロシア・中国・イランを破壊するという脅しで他国を支配しようとするアメリカの戦略全体が崩れ去る。アメリカは他の国々の経済を破壊してるけど、主に自分の同盟国のものをや。そして今や同盟国は「経済を破壊する帝国主義的冒険に乗り出さへんような国々との貿易・外交・金融関係に乗り換えた方がええ」と言いたいやろな。まあ、一言で言えばそういうことや。

ニマ: リチャード先生、続けてどうぞ。

リチャード: そうやな。戦争最初の2週間に質問が出た時、世界の多くが驚いたわ。一方のアメリカとイスラエル、もう一方のイランの代表者に「目標は何か?何を勝ち取ろうとしてるのか?」と聞かれた時のことや。アメリカはこんな混乱した答えを返した。核兵器は持たせへん、というけど、彼らはそれに同意してすでにそうしてるやないか。それはそこに居座り続けてる。ネタニヤフは来週までにイランが核兵器を持つ準備ができるかのように言い続けて自国民を脅してきた。

IAEA含む全ての中間機関も、アメリカの諜報機関でさえも「そこまで近くはない、たとえ望んだとしても」と言うてるのにな。まあ、次はレジームチェンジや。イスラエルはレジームチェンジと言うてるけど、それは文字通り指導者を殺して別の人に置き換えることを意味してるようや。それはテロリズムやで。常にそうやったんや。テロリストという本来の概念は、19世紀のロシアで皇帝を暗殺した人たちに適用されたんや。彼らは国の指導部を脅かしてたからテロリストと呼ばれた。

でも一番興味深いのはイランやで。ジャーナリストが期待するようなことを言えへんのや。少なくともジャーナリストが期待することとは違う。「爆撃をやめろ」とは言わへん。それはイランにとって戦争を終わらせる条件やない。それははっきりさせてる。「そんなことはする、もちろんだ」とはいかへん。そして説明するんや。聞いてくれ――「アメリカに中東から出ていってほしい」と。わあ。みんな「頭おかしいんちゃうか。何やそれ。『北米からアメリカ出ていけ』という古いジョークやないか」みたいな反応や。面白いのはアメリカが北米の一部だからやけど、これは面白くはないけど奇妙や。でも今から、なんでそうやないのかを説明しよか。

一番シンプルな説明は、イランの問題はこれやあれやということやない。ホルムズ海峡でも通過船舶でも、そういうことやない。イランの問題、彼らがついに理解せなあかんくなった問題は、世界のあの部分におけるアメリカの存在なんや。マイケルはペトロダラー、資本フローのコントロール、石油の価格設定、それら全部の詳細を教えてくれてる。そうや、でもそれが中東におけるアメリカの役割やろ。その一部を変えても、まあ石油は人民元やユーロや何かで取引できるようにもなれるかもしれん。それは問題やない。アメリカはほぼ前の世紀の大部分でそうしてきたように、今世紀の世界経済を動かしたいわけや。誰もそれに驚かへんはずやで。

でもイランは「それが問題や」と言うてる。わしの言葉で言えば「お前の帝国は静かに十分速く衰退してへんのや。お前はこの地域でうちらを困らせてる。お前は20世紀後半にこの地域で作り上げたものに必死にしがみつこうとしてる。そしてその真実は、1953年のモサデクを打倒したことから今の戦争まで連続線上にある。それは終わりのないプロセスで、うちらはそれが問題やと分かったんや」

うちらにはここにジュニアパートナーとしてイスラエルという厄介なものがある。でも誰もが分かってる、アメリカなしにはイスラエルという問題が生まれなかったか、そもそも今のイスラエル自体存在してへんかった。せやから問題はそこやない。「イスラエルと別の戦争をするな」と言うてるわけやない。ヒズボラがそれをやるのは十分や。うちらにとってそれが問題やない。本当に問題やない。問題はこれで、だからこそ「お前が出ていくまで戦争は終わらへん」なんや。世界は「何?ちっぽけな国がアメリカに向かってそう言うのか?」と言う。そうや、なぜならそれが今いる場所やから。この帝国の疲弊は今なんや。アフガニスタンならそれはできへんかった。貧しすぎるし小さすぎる。同じ理由でイラクも無理やった。ベトナムでさえ同じ理由でできへんかった。

でも今や人口9200万人がいる。ドローンとミサイルを永久に供給してくれる国と国境を接してる。せやから今これは、突然そんなに不平等に見えへん戦いになってる。アメリカではみんなそれをただ笑い飛ばす――中東から出ていけ、ってな。大間違いや。笑うのは分かる、それがこの現実に向き合う助けになるんや。でもそれは突きつけられてる問題を退けようとしてるだけや。

つきまとう疑問は「神様、あれほどイスラエルとアメリカから爆撃を受けても、本当に勝てるまで耐えられるのか?」ということや。そしてその考えが、ニマ、君の方がマイケルとわしよりも答えを知ってるやろうけど、あの国の中での葛藤、違い、対立を含むあらゆる複雑さを含めて――あらゆる国が持つけど、イランには確かにその分はある――彼らは十分長く持ちこたえられるのか?

なぜなら考えれば考えるほど、イランの指導部のあの並外れた発言――「アメリカが中東から出ていくまで戦い続ける」という――が狂気やないどころか、彼らが実現するために戦う気でいる、輝かしい可能性になってきてるからや。そしたら問題は「どこまでアメリカは衰退の段階を下りてきてて、今の政府がやってることに耐えられるアメリカ国民の忍耐力が、イラン人の忍耐力より先になくなるのか?」ということや。そしてわしが言えることは、わしらがここで話してるのは蝕みやということや。だからマクロに焦点を当てたわけや。今やってることで、この社会の結束は蝕まれてる。金利が上がって、インフレが再び上昇して、景気後退が来たら――全部これが始まる前より今の方が起きやすくなってる――そしたらイランは、アメリカは「張り子の虎」だということを、わしら他の誰よりも先に理解してた国として人類の歴史に残るやろ。中国から借りるけど「張り子の虎」やな。

マイケル: リチャード、イランがアメリカやその同盟国よりも長く持ちこたえられると思うのは、イランが世界に向けて「アメリカとイスラエルのテロと破壊を止めるために介入せえへんのなら、世界経済全体が崩壊するやろ、少なくともアメリカとそのヨーロッパやアジアの同盟国の世界経済はな。わしらは殺されても世界経済を道連れにせえへんってことはでけへん」と言えるからや。それが基本的なメッセージやし、すでにその覚悟を見せてる。なぜなら本当に選択肢がないからや。やめたら、またトランプが攻撃してくるやろ。指導者たちはそう言うてるし、それは確かにアメリカの行動様式の現実的な評価や。せやから世界が自分たちの経済的な破壊を止めるかどうかはその世界次第で、まだそれを真剣にやろうとしてへんのや。

ニマ: まとめる前に何か付け加えたいことは?

リチャード: いや、ただスターマーについてマイケルが言うたことにまだ反応してる。わしはヨーロッパに半分足を置いてる。家族がそこから来てるしね。あの引用は本当やとしたら、スターマーが何かに勇気を持ったなんて聞いたことない。彼のキャリアは終わりに差し掛かってる、本人は真っ只中だと思ってるやろうけど。労働党が議会両院で多数を占めて吹き込むように政権に就いた選挙をだいなしにしてしもた。それを全部台無しにしてしもた。ものすごく嫌われて人気がない。フランスのマクロンとタメや。うちらの視聴者のために言うと、先週の週末、日曜日に地方選挙があった。マクロンの与党は全部失った。右翼の国家主義者か左翼のラ・フランス・アンスミーズとその左翼連合のどちらかがよく頑張った。マクロンが代表する中道は全滅や。これは普通、国政選挙の前兆になる。

せやからヨーロッパ人がアメリカの外交政策を認識するまでにどれだけかかるんやろと思ってたんや。わしの言い方では「衰えゆく帝国」は、もはや一緒に物事を解決していく同盟国を持つ気がない。属国が欲しいんや。同盟国はうちらを豊かにしてうちらをより安全にする限りにおいて興味深い。それを十分やってへんから、彼らはヒルやで、何もしてくれへんって文句を言う。愚かやけど、どこから来てるかは分かる。支援が欲しいんや。イスラエルとの攻撃決断は協議されへんかった。ドイツ政府は先週、メルツがそれをはっきり言うてた――これはアメリカと支援する上で最も重要な経済大国やで。例えば知らへん人のために言うと、今この時点ではウクライナの最も重要な支援国はドイツや。

せやからドイツと連携せえへんことは言葉を失うほど愚かや。そしてあまり丁寧やない形で「軍艦を送ってくれないか」と頼んでる。マイケルが正しく指摘してたように、軍艦はないか、あってもほとんどなくて、長い間使う機会がなかったから大して機能せえへんけどな。そして怒ってる、彼らが「まあ、ご存知のように」と言うことに対して。スターマーは最初はそうやと言うたけど、キャリアが終わりやと悟ったんや――皮肉なことに、それに反対することで、そうしない全てのイギリス人のヒーローになれるから。神様しか知らんような考え方をしてる英国の愚かな保守党と、さらにおかしいファラージ改革党がアメリカを熱心に支持してる中でな。

せやからスターマー氏はたった今、アメリカに反対することが消えてしまわないための最良のチャンスかもしれないと気づいたんや。イランや英国帝国主義とは何の関係もない。彼はそれを一度も疑問視したことがないし、これからも絶対にしいへん。でも、ここに資本主義の歴史のまた別の例があると分かるやろ。わしの主張では、いつも国内の状況が戦争に行くかどうか、いつ行くか、どうやって行くか、いつ終わらせるかを決定するんや。そして2027年に起きることがこの国でその戦争を終わらせると思う。あるいはトランプが経済で展開し始めていることへの恐れが、戦争をやめなあかん状況に追い込むやろ。

そしたら問題は「注目のシフトに気付いたか?」ということや。もうアメリカが何をするかが始まりで終わりやなくなる。「イランはどうするか?」になるんや。もしアメリカが爆撃をやめて平和を宣言したら、イランはどうするのか?世界全体が今や、指導部の何人が生き残ってるかにかかわらず、イランの指導部が戦争を終わらせる基盤を作れるかどうかに注目するやろ。そしてイランはその準備ができてへんかもしれへん。そしたらトランプはあらゆることを虚勢でやろうとしてきた、そのことを踏まえると絶対にユニークな立場に置かれることになる。彼はそれを乗り越えられるやろけど。なんで分かるか?スコット・ベッセントのあのクリップのせいやで。「ロシアへの制裁を解除してる。イランへの制裁を解除してる、ロシアとイランを打ち負かすために。彼らが輸出するものに対して法外な価格を払って大金を渡してる。そしてそれが彼らへの打撃や?」これがあまりにも馬鹿げてて、本当に立ち止まって深呼吸して考えなあかんわ。多分、わしには確信はないけど、彼はたぶんそこまで馬鹿やないけど、口から出てることは馬鹿の二乗や。

マイケル: リチャード、機会主義者でさえアメリカから離れてる時、彼らは炭鉱のカナリアやで。イギリスで今週起きてることを見てみ。ガス料金が急騰してる。イギリスの賃金労働者は住宅の暖房費や電気代で非常に締め付けられてる。賃金労働者とその雇用主に降りかかる全てのエネルギーコストが急騰して、物事を明らかにしてる。そしてメルツやマクロンやスターマーとのヨーロッパでの問題だけやなく、韓国を見てみ。たった2日前、韓国議会が3500億ドルのアメリカへの「贈り物」を承認した。「うちらの輸出への関税を上げへんなら、トランプ大統領に3500億ドル渡す、あなたが投資して利益の大部分を持ってええから、ただ輸出市場を確保させてくれ」という話やで。

でも韓国はOPECの石油とガスがなければ何を輸出できるんや?これはトランプが約束してたことを全部壊してるやないか。韓国からの3500億ドルも、日本が送ると約束した5500?7500億ドルも、日本が韓国と同じエネルギー危機に直面してる中でな。昨日、日本の首相が来てて、反ロシア・反中国・親アメリカの首相が膝にきつく手を置いて座ってた。するとトランプは「うちらは本当に驚いた。イランは攻撃を予期してなかった。そして奇襲が戦争に勝つ方法や、日本を爆撃した時と同じや、あれは奇襲やった。もちろん最初はお前たちがな、真珠湾で爆撃したやないか」という会話が繰り広げられてたわけや。それが日本と、日本のアメリカへの服従を続けるかどうかという決断にどんな影響を与えるか想像してみてくれや。1930年代みたいに再び隣国を攻撃する夢を見るより、隣国と取引して利益を上げる方がずっとええやないか、というな。これはトランプが、このペースで行けば世界平和の再考をもたらすかもしれへんな。

リチャード: 今日だけでもいくつかのメールが来てるんやけど、読み上げたら目頭が熱くなるようなものやからやめとく。みんなすぐに理解したんや――真珠湾はハワイのあの湾の海軍基地を日本が攻撃したことや。一方でアメリカがやったことは、人類史上初めてで唯一、核兵器を二つの市民の街に落としたことや。広島と長崎は人口集中地域やった。一方の国は軍事目標を攻撃して、もう一方の国は核兵器を使った。ついでに言うと、来週は世界保健機関からの声明について話し合う必要がある。WHOがこの戦争で核兵器が使用される可能性を真剣に検討してると。公式にはそれだけやけど、非公式には消えてしまうリスクがあるイスラエルがそうせざるを得ないだろうという見通しのようや。どうすればええか分からへんけど、そんな考えが浮かぶと胃の底が重くなる感じがする。

せやから少し議論することがどれほど弱くても、そんな想像もしたくない考えに向き合う一つの方法として有益かもしれへんと思う。

ニマ: そうですな、そうですな。リチャード先生、マイケル先生、今日は本当にありがとうございました。いつものことながら、大変光栄でした。

リチャード: お気をつけて。

ニマ: お気をつけて。

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