ラリー・C・ジョンソンのSONAR21:2026年04月27日
ホワイトハウス記者夕食会での銃撃事件への短いコメント……トランプはイランとの交渉で矛盾した信号を送り続けとる
2026年4月26日 ラリー・C・ジョンソン
イランへの再攻撃が始まるんやないか、っちゅう議論の熱を全部吸い取ってしもた事件が起きた。カリフォルニア州出身の31歳の教師とされる単独の銃撃犯が、ホワイトハウス記者協会の夕食会が開かれとったワシントン・ヒルトンホテルの廊下を走り抜けたんや。この夕食会は、昔から「ガリ勉たちのプロム(ダンスパーティー)」なんて言われとるやつやな。銃撃犯は宴会場の中には入ってへん。防弾チョッキの性能を試すことになった法執行官一人を撃った後、会場の外のロビーで射殺された。
メディアはこの事件を「ドナルド・トランプに対するまた新たな暗殺未遂や」と煽り立てとる。犯人が取り押さえられて逮捕されたんは、会場の外のロビーやったにも関わらずや。ペンシルベニア州バトラーでの一件や、フロリダのゴルフ場での件……過去2回の暗殺未遂についても情報がろくに出てきてへんことを考えれば、わいを含めた一部の人間が「この銃撃は本物なんか、それとも偽旗(自作自演)なんか」と疑うんは無理もない話や。今後、ホワイトハウスがこの事件を利用して、トランプ政権の新しい政策や行動を正当化しようとするかどうか、見ものやな。例えば、イランへの攻撃とかや。
イランと言えば、ドナルド・トランプは相変わらず支離滅裂な動きを見せとる。ここ2日間の彼の発言を見てみ。
2026年4月24日(金曜日)、空爆や海上封鎖、ホルムズ海峡の問題で不安定な状況が続く中、トランプ大統領は米イランの停戦・和平交渉についていくつかコメントした。
ロイターの電話インタビューで、彼は「イランがアメリカ側の要求を満たすための提案を準備しとる」と述べた。「彼らは提案を出しとるし、どうなるか見てみよう」と言いつつ、詳細はまだ分からんとも付け加えた。
イラン側の交渉相手について聞かれると、「それは言いたくないが、今実権を握っとる連中とやり取りしとる」と答えた。以前は「イランの指導部の誰が本当に権力を持っとるんか分からん」とか言うとったくせにな。
ホワイトハウスは、特使のスティーブ・ウィトコフとジャレッド・クシュナーが翌日(25日)にパキスタンの仲介による交渉のためにイスラマバードへ飛ぶと発表した。JD・バンス副大統領も待機状態や。リービット報道官も、イラン側に「いくらかの進展」が見られると指摘しとった。
ところが、2026年4月25日(土曜日)、イランのアラクチ外相がアメリカと直接接触せんままパキスタンを去ると、トランプは予定しとった特使の派遣をキャンセルしよった。
彼はトゥルース・ソーシャルに投稿してキャンセルを発表し、「18時間もかかるような長いフライトをしてまで、中身のない交渉に行く価値はない」と批判した。さらに「こっちが全てのカードを握っとるんや」と強調して、「本気ならイランの方から電話してこい」と言い放ったんや。
フォックスニュースの取材に対しても、「何もしゃべらずに座っとるためだけに当局者を送るつもりはない」と繰り返し、キャンセルした後でイラン側が「もっとええ条件」を持って戻ってきた、とまで示唆した。すぐに戦争が再開する可能性については、否定的な言い方をした。
この48時間以内で、トランプは自分自身で矛盾したことを言うとる。金曜日には、キャンセル前の提案を「不十分や(もっとええ内容であるべきやった)」と言うとった。それやのに、キャンセルを発表してからたった10分ほどで、イランが「もっとええ提案」を送ってきたとも言うたんや。けど、ここが肝心なところや。イランが提示したんは、2週間前にトランプに渡した要求リストと全く同じもんやった。トランプは、イスラマバードでの会談(とされるもの)をキャンセルしたことが、条件を即座に改善させた「成功した圧力戦術」やったかのように描き出しとる。一方で、元の提案がひどかったからキャンセルしたんや、と正当化もしとる。これは賢い交渉術でもなんでもない。ただの道化や。
ロシアは欧州との戦いに備え、ホワイトハウスはイラン再攻撃のお膳立てをしとる
2026年4月24日 ラリー・C・ジョンソン
ロシアのラブロフ外相が最近行ったブリーフィングを見る限り、ロシアは欧州の言葉を額面通りに受け取って、全面戦争の可能性に備え始めとる。4月24日にモスクワで行われたNGO指導者らとの会合で、ラブロフは今までで一番冷徹な評価を下した。「プロキシ(代理)によるハイブリッド戦争」の時代は終わって、ついに化けの皮が剥がれたっちゅうわけや。
「欧州は今後3~5年以内にロシアと戦う準備をせなあかん」という欧州側の発言に対し、ラブロフは「EUはロシアとの直接的な軍事衝突に向けて動員をかけとる」とはっきり断言した。この戦略の中で、ウクライナはロシアを弱体化させ、欧州が今後数年かけて軍需産業を再建するための時間を稼ぐ「破城槌(打ち出しの槌)」として利用されとる。
外相が強調しとったんは、NATOの衛星情報や西側の将校が現地におらんと、キエフ(ウクライナ政府)は麻痺してまうっちゅうことや。これはもはや「代理戦争」やない。ロシアに対する公然とした戦争や。世界が「地政学的な断絶」を経験する中で、ロシアの市民社会はNGOを通じて、アジアやアフリカでのプロジェクトを支える「ソフトパワー」としての役割を求められとる。
ラブロフはこう言うた。
「我々に対して公然と戦争が宣言された。キエフ政権は、彼らが時間を稼ぐための『槍の先端』に過ぎん。彼らの意図はこれ以上ないほど明白や」
結論を言うとな、ロシアの外交団は「交渉」の姿勢から「動員」の姿勢へとシフトした。モスクワは、軍事化された欧州との、長期にわたるハイリスクな耐久レースに備えとるという信号を送っとるんや。これは単なる「特別軍事作戦」の延長やない。「戦争」への準備や。
その一方で、イラン戦線ではトランプ政権がイランへの攻撃を再開するためのお膳立てをしとる。ホワイトハウスの報道官、カロリン・リービットは金曜日に「イラン側から接触があり、直接会いたいと言うてきた」と言うた。それでトランプ大統領は「スティーブ・ウィトコフとジャレッド・クシュナーを、話を聞くために派遣した」らしいけどな。……これ、真っ赤な嘘やで。
イラン側は即座にその主張を粉砕した。イラン外務省のバカエイ報道官は24日後半、X(旧ツイッター)で「アメリカ当局者との会談の予定は一切ない。繰り返すけど、一切ない」と認めた。アラクチ外相は今、パキスタンのイスラマバードにおって、パキスタンの高官と会っとる。最近の情勢に対するイランの考えをまとめた文書を渡して、それをウィトコフやクシュナーに届けてもらうためや。
わいの考えでは、トランプはイランとイスラエルによる再攻撃を正当化するために、一つの物語を作ろうとしとるんやと思う。ユダヤ系の使者たちを「イランの交渉団と会うため」としてイスラマバードに送り込んでおいて、後で「イランがドタキャンしよった」と発表する。トランプはそれを「不誠実な行為や」と決めつけて、それ相応の罰をイランに与える、と主張するつもりやろうな。
もしテレグラムに流れてる以下の投稿が本当やとしたら、日曜の夜までに戦争は本格的な激しさを取り戻すことになる。
「中国大使館が、テヘランにおる自国民に大至急退避するよう促した」
「インドも自国民にイランからの退避を促した」
さらに、別のテレグラムの投稿によれば、トランプはネタニヤフ(ビビ)に対して、ヘズボラとの停戦をぶち壊す許可を与えたようや。
「イスラエル空軍がレバノン南部への空爆を再開した。この空爆停止は、アメリカとイランの間の停戦条件の一部やったはずや」
今週末は、長くて厄介な週末になりそうや。
プロキシ(代理人)を使うとなれば、アメリカはテロのスポンサーとしてイランをはるかに凌駕しとる
2026年4月24日 ラリー・C・ジョンソン
「イランが世界一のテロ支援国家や」っちゅう嘘については、前にも書いた。今回は具体的に、イランから支援を受けたプロキシによって、一体どれだけのアメリカ人(民間人も軍人も含めて)が殺されたんか、っていう数字を見ていきたい。その上で、話をひっくり返してみるわ……。今度は「アメリカのプロキシ」によって、どれだけのイラン人が殺されたんか?
その数字は、目え剥くほどえげつない。アメリカのプロキシは、イランのプロキシが殺したアメリカ人の数の、実に28,000倍近いイラン人を殺しとるんや。この数字は、主にアメリカ司法省の起訴状、国務省の報告書、アメリカユダヤ人委員会(AJC)、それに犠牲者のデータベースから集めたもんや。
アメリカ政府のテロ報告書でいつも名前が上がるイランのプロキシは、ハマス、ヘズボラ、それからイラクのシーア派勢力やな。もし「政治的な目的で民間人に暴力を振るう」っちゅう厳密なテロの定義を使うんなら、1979年以降、イランのプロキシによる実際のテロ犠牲者は300人足らずになる。この定義に固執するんなら、軍事目標への攻撃は全部除外せなあかん。
けど、アメリカのテロ統計には1983年のベイルート米海兵隊爆舎爆破事件や、2003年から2011年にかけてイラクで米軍を狙った路肩爆弾(IED)も含まれとるから、今回は公平を期すために、両方の側の軍人の犠牲者もカウントに入れることにする。
ハマス
1987年の結成以来、ハマスによる攻撃で殺されたアメリカ人(二重国籍を含む)は、少なくとも60人から70人。これはアメリカ政府や司法省の資料をまとめた概数やけど、その大半は2023年10月7日以降に起きとる。
2023年10月7日の攻撃:43人から46人のアメリカ人が殺害された。これには音楽フェスやキブツで犠牲になった人らが含まれる。他にも何人かが人質に取られたけど、イスラエルによるガザへの無差別爆撃のせいで、捕虜のまま死んだアメリカ人もおる。
それ以前(1987年~2023年):第1、第2インティファーダなんかを通じて、約15人から25人のアメリカ人が犠牲になっとる。
ヘズボラ
1982年の結成以来、ヘズボラ(またはその前身組織)によって殺されたアメリカ人は、少なくとも270人から300人以上。
1983年 ベイルート: 4月の米大使館爆破で17人、10月の海兵隊爆舎爆破で241人のアメリカ人が殺された。これは海兵隊にとって、硫黄島以来の最大の犠牲や。
その他: 1980年代の拉致事件や、TWA847便ハイジャック事件での海軍ダイバー殺害なんかがある。
重要なんは、ヘズボラは1990年代にはアメリカを標的にするんを止めて、イスラエル軍への攻撃に集中しとったっちゅうことや。
その他のイラン・プロキシ
1979年以降、ハマスとヘズボラ以外で、少なくとも620人から650人以上のアメリカ人(主に軍人)が殺されとる。そのほとんどは2003年から2011年のイラクでのもんや。
ペンタゴンの評価によれば、イランが支援するイラクのシーア派武装勢力によって、少なくとも603人の米兵が殺された。イランは高度な武器(EFPとか)や訓練を提供しとった。これは、その期間のイラクでの米軍戦闘死者の約17%にあたる。
アメリカによるイランへのプロキシ・テロ
さて、ここからはアメリカがどうイランを攻撃してきたかや。
まずはイラクのケースや。1980年、ジミー・カーターが署名した指令に基づき、CIAはサダム・フセインへの支援を始めた。目的はイラクにイランを攻撃させることや。1981年にレーガン政権になると支援は激増し、化学兵器の原料や資金、機密情報をイラク軍に流した。1987年からは、わいの親友やったパット・ラング大佐(故人)が、イラクへ直接情報を届ける役を担っとった。
ヘズボラの責任をイランに負わせるのと同じ基準で言うんなら、イラン・イラク戦争でのサダムへの膨大な支援についても、アメリカは責任を負わなあかん。イラン側の記録によれば、この戦争でのイラン軍の死者は約18万8千人から21万7千人。民間人の死者は、CIAの推計でも5万人から6万人に上る。
MEK(ムジャヒディン・ハルク)
イラクだけやない。アメリカはサダムと同じ手を使った。サダムはMEKを匿い、武器を与えてイランと戦わせた。2003年にアメリカがイラクに侵攻した後、ラムズフェルド国防長官はMEKのメンバーをジュネーブ条約下の「保護されるべき者」に指定した。米軍はキャンプで彼らを警護し、イランへの送還を防いだんや。
2005年頃から、アメリカはイランの核開発や政権に圧力をかけるために、MEKに秘密の支援を始めた。シーモア・ハーシュの報告によれば、米軍のJSOC(統合特殊作戦コマンド)は2005年からネバダ州の施設でMEKの工作員に特殊作戦の訓練を施しとった。通信、暗号、戦術、武器の扱い……これらは2007年かそれ以降も続いとる。
資金も秘密裏に渡され、MEKはイラン国内で情報収集をしたり、CIAが支援する作戦~例えばイランの核科学者の暗殺~なんかを実行した。MEKがアメリカのテロ組織リスト(FTO)に載っとる最中でさえ、この支援は行われとったんや。
2012年、ヒラリー・クリントンがMEKをテロリストリストから外した。これで堂々と政治的・兵站的な支援ができるようになり、多くはアルバニアへ移って、今もCIAの支援と訓練を受けとる。
イラン政府によれば、1980年代初頭からMEKによるテロや暗殺、爆破で殺されたイラン人は12,000人から17,000人に上る。
ええか、MEK単体だけでも、イランのプロキシが殺したアメリカ人の数の「12倍から17倍」のイラン人を殺しとるんや。数字の桁が全然違う。
今度、どこぞのアホなアメリカの政治家や評論家が「イランはテロのスポンサーや」なんて喚いとるのを聞いたら、この数字を思い出してほしい。どうひっくり返したって、アメリカの方がイランより少なくとも12倍は「テロのスポンサー」として上を行っとるんや。


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