2026年6月23日火曜日

スタニスラフ・クラピフニクとロレンツォ・パチーニ:メローニがトランプに写真をねだった件とか

https://www.youtube.com/watch?v=WZ_tqBpAhns

Guest: Lorenzo Pacini

Stanislav Krapivnik

ロレンツォ・パチーニ教授(イタリアの大学教員)との対談

ロレンツォ:

イタリアでは誰もこの件について触れとらん。メディアは完全に沈黙しとる。これは恥ずべきことや。大手メディアは中東の出来事一色で、ロシア・ウクライナ紛争の実態には誰も目を向けようとしとらん。

イタリアは、この紛争に深く関わっとる最初のヨーロッパの国や。メローニ首相は数年前にキーウと10年間の軍事支援契約を結んだ。今もウクライナの特殊部隊をイタリア国内や、ルーマニア、ブルガリアのNATO基地で訓練しとる。国民のほとんどは戦争なんて望んでへんのにな。今は中東の戦争の影もあって、みんな怖がっとる。遅すぎるわ。もうどっぷり浸かっとるんやから。

メディアの認知戦についても言っておく。イタリアの新聞、テレビ、SNSは全て、バンガード傘下の3つの巨大企業が管理しとる。つまり情報はフィルタリングされとるんや。ロンドンやワシントンの承認なしには何も公開できへん。ロシアが何かしたとあれば大騒ぎするくせに、それが実はアメリカやウクライナのドローンだとわかっても、訂正すらしない。これが4年以上続く「新しい正常」や。

聞き手:

高等教育における検閲はどうなっとる?

ロレンツォ:

EUが2014年の出来事以降、ロシア制裁を始めた時からプログラムされとったんや。将来のリーダーになる学生たちに、ロシアに対する攻撃性を植え付けるためにな。

私も大学を二度追い出された。一度目はフィレンツェで教えていた時、アメリカ総領事館からの圧力があった。他にもフィレンツェのロッシ教授は、ロシア文学を教えていたというだけで停職処分になったんや。文学やぞ?狂っとる。ロシア国旗の3色(白・青・赤)を混ぜて使うなと警察がレストランに言いに来るような、精神疾患レベルの状況や。

今はもっと複雑で危険になっとる。2025年7月に新しい「セキュリティ法」の議論が始まり、2月に反ユダヤ主義も含まれた。この法律には、全ての大学にイタリア、アメリカ、イスラエルの諜報機関から工作員を送り込み、学生や教授の意見を監視するという条項がある。議会のウェブサイトで見れるから自分で確認してみ。

同僚がモサドのエージェントで、アンタがアイスは何が好きか言っただけで報告されるような世界や。恐怖が支配しとる。これは人権や自由に対する直接的な攻撃や。

聞き手:

メローニは「イタリアを戦争から遠ざける」という公約で当選したんちゃうか?

ロレンツォ:

彼女は党の価値観を裏切ったんや。右派政党出身やけど、やってることは左派の政策そのものや。不法移民は歴史上最高レベルやし、ウクライナ支援も強化した。彼女はゼレンスキーと欧州で最も頻繁に会ってるリーダーやろ。

メローニの支持率は低い。経済も成長してへんし、人口動態も悲惨や。政府は福祉には投資せず、戦争に投資しとる。彼女はNATO経費をGDPの5%にしようとしとるが、なんのために?次の選挙(2027年春)では、国民は前回と同じようには投票せんやろう。前回の選挙で、彼女は人口の10%以下からの支持しか得てへんかったんやから。

聞き手:

イタリア人がロシアへの感情をどう持ってるかについてはどうや?

ロレンツォ:

コロナの時にロシアが支援してくれたことを覚えている人は少ない。当時のメディアは「ロシアがプーチンワクチンを導入しようとしてる」と叩くことしか考えてへんかったからな。

今、ロシアを支持する人は二通りおる。本当にロシアを理解しようとする人たちと、なんとなく大統領が好きとか、ロシア文化が好きとかいう表面的な理由の人たちや。後者は操りやすい。でも、紛争が5年も続くと状況は変わりつつある。メディアの洗脳で現実に気づいてへん人もおるけど、真実を理解しようとする人たちはロシアとの関係を強めとる。ロシアに亡命するイタリア人も増えた。それは最も正常な反応や。

ロシア側は支援を申し出てくれるけど、結局解決策を見つけるのはイタリア人自身でなければならん。でも、それをする準備ができてるのは少数派やな。

聞き手:

最近のタヤーニ外相の訪米見送りや、トランプがメローニとの写真を巡って揶揄した件についてどう思う?

ロレンツォ:

トランプは彼らの公的な立場を完全に破壊しとるな。滑稽で笑えてくるわ。タヤーニ外相は「ドローンが飛んでる時は窓の外を見るな」なんて言った男や。彼らは自分の姿勢を持ってへん。旗がどっちになびいてるかによって立場も言葉も価値観も変える。1ヶ月前に言ったことと真逆のことを平気で言う。イタリアの政治家はそれが普通なんや。

メローニとトランプの件も同じや。トランプが「メローニが写真をねだった」と言えば、メローニは即座にSNSで「イタリアは誰の前でも膝をつかない」なんて反論せなあかん。まあ、アメリカとイスラエルの前以外はな。

ロレンツォ:

新聞ではメローニがイタリア史上最もワシントンの言いなりになっている首相だと書かれとる。実際、いくつもの戦争に巻き込まれ、注文を受けては実行する……その繰り返しや。

先日の「メローニがトランプに写真をねだった」という騒動についてもな。最初はトランプ側がそう言い放って、イタリアの政治家連中がそれに怒り狂ったんや。ところが数時間後、トランプ側が「冗談だよ」と笑いながら会話の録音を公開した。実際、メローニは懇願しとったんや。アメリカの仕掛けた巨大な国際的な罠に、イタリアの首相がまんまとハマったわけや。世界に向けて「アメリカはイタリアの政治家をいつでも、どんな風にでも笑いものにできる」という事実を突きつけた。情けない話やで。

今のイタリアの政治レベルは極めて低い。ユーラシア側の指導力とは比べもんにならん。タヤーニが次期大統領になって、若手政治家が首相になろうものなら、戦争や泥沼の状況から脱出するのはもっと困難になる。我々はすべての制裁パッケージ、すべての軍事契約に署名し、大西洋側の言いなりになってきた。仲介役になることも、平和的解決を模索することも一度もなかった。これが今のイタリアの正体や。悲しいけどな。

聞き手:

経済はどうなんや?前回、下層階級のイタリア人が給料不足で食うにも困っとるという話やったが。

ロレンツォ:

ガソリン価格への過剰な投機が酷い。1月に政府は燃料税を新設した。これで燃料税は3つ目や。世界で最も燃料税が高い国になった。おめでたいことやな。

戦争開始時、燃料は1リットルあたり55セントも高騰した。国民が怒って「税金を撤廃しろ」と叫んだら、政府は「わかった」と言って1週間だけ撤廃した。1週間やぞ。冗談やない。原油価格が下がってもガソリン代は下がらん。典型的な投機や。

公式データでは、イタリア国民の18.7%が月末まで金が持たへん。さらに約10%が貯金を食いつぶしとる。年末には国民の30%近くが生存の危機に直面するやろう。国が recession(景気後退)に陥って1年になるが、実際には1993年から30年以上も経済危機が続いてるんや。それなのに政治家は「ロシアを爆撃するためにキーウに4000億ユーロ送る契約」に必死や。モスクワを攻撃したドローンもイタリア製やった。国民がパンを失っても、政府はドローンで答えようとするんや。食えるわけないのにな。

聞き手:

ドローン工場をロシアが叩くという懸念はあるか?

ロレンツォ:

誰も口にせえへんが、軍事的には合理的や。ラブロフ外相も「ヨーロッパの機微なターゲットに対して行動する準備がある」と言っとる。

EUのボレルが13年ほど前に言った言葉を覚えてるか?「EUは庭(ガーデン)であり、外にはジャングルがある。庭を文明から守るためにジャングルを攻撃し、庭を拡大しなければならない」というやつや。今でもみんな、自分たちが庭に住んでいて、外は野蛮なジャングルやと信じ込んでる。ポジティブなのは結構だが、戦争にそんな夢物語は通用せえへん。プーチンの怒りがイタリアに届く頃には遅すぎるやろうな。

私個人としては、イタリアの指導者たちに破壊されるよりは、ロシアにぶっ飛ばされた方がマシやと思っとる。

聞き手:

EUの行方は?

ロレンツォ:

EUはただの官僚機構で、中身はない。トゥルーマン・ショーみたいなもんや。すべてが偽物やのに、実在しているかのように振る舞い、誰もその真実を確かめようとせん。バルト三国の小国出身の防衛担当なんて、彼らの全人口を合わせてもサンクトペテルブルク以下や。それなのに、夫がロシアビジネスで稼いでいるような人間がロシア政策を主導しとる。

今、新しいエネルギー回廊の話が出とるが、あれは5?7年後の未来を見据えたビジネスや。今、あのバカども(EU)が自分たちの経済を破壊し尽くした後に、自分たちが覇権を取るための準備や。

それでも国民はEUの旗を未来だと信じてる。明日にでもブリュッセルにミサイルが数発落ちたら、このホログラムは一瞬で消えるというのに。街で学生や高齢者と話しても、希望を持って将来を語る奴なんて一人もおらん。「心配だ」「貧しい」という声ばかりや。それなのにみんな、EUが解決策だと信じ込んどる。

皮肉なもんや。結局、8年前と同じように、直接的な衝撃と痛みを伴う衝突を経て、ようやく「真実はEUの庭の外にある」と理解するしかないんやろうな。

聞き手:

色々サンキュー。状況はちっとも良くなっとらんな。何かがおかしくなったら、いつでもロシアに来いよ。イタリアの自由な思考の拠点になれる。

ロレンツォ:

ああ。何かが起きたら戻る準備はできとる。イタリアの起業家たち、ロシアでイタリアンレストランを開くチャンスやぞ。今はイタリアも「好ましくない国リスト」に入ってるから、入国も楽やからな。

聞き手:

ありがとう。次はマシなニュースがあるといいんやが……まあ、無理やろな。またな。

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