2026年7月24日金曜日

サイード・マランディ先生とダニエル・デイヴィス太佐:なんでイランはイスラエルを攻撃せえへんのか?

Daniel Davis / Deep Dive
イスラエル政権の存在自体が、アメリカの利益にとって害悪やねん。アメリカにとってはお荷物やっちゅうことや。「なんでイランはイスラエルを攻撃せえへんのや」ゆう人もおるかもしれへんけど、理由は三つあると思うわ。
一つ目は、この戦争はホルムズ海峡についての戦争やっちゅうことや。イランはそこに焦点を当てて、アメリカを失敗させることに集中したいねん。
二つ目の理由は、イランは絶対に戦争を仕掛けへんっちゅうことやねん。ほんまにせえへんのや。ようけの人らがイランを攻撃してきても、イラン支持者のオンラインの連中でさえ「核兵器持つべきや、お前アホちゃうか、バカやで、戦争始めるべきやったんや、間抜けなことしてるで、お前ら滅ぼされるぞ」て言うてくるんや。ほんまに世界中からイランを心から支持してる人らからもそういう声、よう聞くわ。せやけどイランは戦争を始めへん。それがイランのやり方なんや。宗教的信念でもあるし、絶対にせえへんのや。
せやけど三つ目の理由もあってな、それはイスラエル政権が危機的状況にあるっちゅうことや。内部危機があって、選挙も近づいてきてるし、その危機は多くの人が思ってるより大きいもんなんやで。アリスター・クルックの奥さんのアシュリングが作ってるコンプレックス・フォーラムの資料読んだんやけど、彼女はヘブライ語のプレスから内部の情報を翻訳して出しとるんや。それを見ると、イスラエル政権内の分裂はほんまに深くて危険なもんやねん。
せやから今、イラン側は様子見して、政権内部の状況を観察しとるとこや。ネタニヤフの背後で色んな政治勢力が団結してしまうようなことは、あんまりしたないねん。この内部の衝突が続いてほしいくらいや。せやけど、もしネタニヤフとその連立政権がイランにミサイル撃ち込んだら、そこで戦争になって、イランはめっちゃ強烈に反撃するで。とにかく、イランは戦争の準備は進めとるんや。アメリカ軍とイスラエルの機構を守るためのレーダー施設やら資産やらを、片っ端から破壊してるとこやしな。
ところで、イスラエルの件で言うたら、最近の報道で、ネタニヤフを含む一部のイスラエル高官の発言の中に、「もしイランがまた攻撃してきたら、これまで以上に強く叩く」ちゅうニュアンスのもんがあってな、それが核兵器を示唆しとるんちゃうかって話もあるんや。イラン側で、いつかイスラエルの核兵器を受けることになるかもしれへんっちゅう懸念はあるんか?
まあ、彼はこれまでも何度もこういうこと言うてきたわけやけど、まず、こういうこと言うこと自体が、世界の目から見てイスラエル政権の本性をさらけ出すことになるだけやと思うわ。せやけど、そもそもイスラエル政権がそんな攻撃に耐えられるとも思わへん。まず、世界がそれを許さへんし、あの政権はすでに世界中から軽蔑されて憎まれとる。それが一つ。
二つ目は、イランはめっちゃでかい国やし、イランには核兵器を作る計画なんかあらへんのや。1980年代、アメリカがサダム・フセインを支援して、西側がイラン人に対して使う化学兵器を渡したことあったやろ。ワイもこの番組で前に話したことあるかもしれへんけど、ワイ自身、化学攻撃を二回生き延びとるんや。カルバラ作戦で神経ガスも生き延びたし、1988年にはマスタードガスも生き延びたわ。
せやから、こういうことについては、ちょっとは分かっとるつもりや。イランの指導者や政治家らは当時、指導者ホメイニ師のとこに行って「化学兵器が要る」て言うたんやけど、彼は「あかん、これは非人道的な兵器や、お前らが作ることは許さへん、化学兵器なしで戦争を戦い抜け」て言うたんや。この考え方はずっと続いとって、みんな知っとる通りやけど、イランが核兵器を作ろうとしたっちゅう証拠を、IAEAは一度も出したことあらへんのや。アメリカ自身も、少なくとも2003年以降はイランが核兵器を作ろうとしてへんって認めとるし、2003年より前もそうやったんやけど、まあそれはそれとして、この件についてはええ本が二冊あるで。一つはゲアレス・ポーターの『マニュファクチャード・クライシス』、もう一つはイギリス人のピーター・オーンの『デンジャラス・デリュージョン』や。
あと、この番組で前も紹介した二冊、アレシュテール・クルックの『ゴーイング・トゥ・テヘラン』と『レジスタンス』も一緒に読んでほしいわ。せやから、イランは核兵器を作ってへんかったんや。せやけど、この戦争で殉教した、最高国家安全保障会議の議長やったラリジャニ博士がな、議長になる前、指導者の代理をしてた時に言うてたんやけど――正確な言葉は忘れてもうたかもしれへんけど――「イランの存立に差し迫った脅威があれば、イランの核の姿勢は変わる」て言うとったんや。ハタミ大統領のもとで外相やったハラジ博士も同じこと言うとったし、彼も戦争でアメリカとイスラエルに殺されたんや。
せやから、もし差し迫った脅威が――信頼できる核の脅威がイランに向けられたら、それは差し迫った脅威とみなされるやろな、思うわ。前も言うた通り、イランには色んな能力があって、めっちゃ高度なもんやし、この戦争でもそれは見えとるやろ。せやけど核兵器を持たへんことを選んどるんや。せやけど、もし存立の脅威が来るんやったら、状況は変わるかもしれへんな思うわ。
――回線切れたんかと思うたわ、映像消えてもうたし。
いやいや、ちゃんとつながっとるで。ワイらの方がたまに映るように調整してるだけや。ほな、今のところの効果はどうなんや?昨日フォックスニュースでスコット・ベセントが言うてたんやけど、制裁がイラン経済に壊滅的な打撃を与えとって、インフレ率は180%上がって、店の棚は空っぽで、みんな職を失うとる言うて、実際にかなり効いてきとる、て話やったんやけど、現地の実態はどないやねん?
まあ、それはワイがティーンエイジャーやった頃からずっと言われてきたことやで。「イランはいつも崩壊寸前や」「政権は」――彼らはよう「政権」て言葉使うんやけど――「政権は崩壊の瀬戸際にある」「めっちゃ不人気や」「自分らで統治する能力もあらへん」て。せやけど、この「邪悪な政権」はどっこも行かんとまだここにおるんや。街には何百万人もの「邪悪な人ら」がおって、殺された指導者や子供たちを悼んどるやろ。彼らは自分らの別世界に生きとるんやろな。
まあそりゃそうやろ、包囲網敷いて、工場や学校、病院、集合住宅を爆撃して、その上に制裁かけたら、そら生活は苦しくなるわな。せやけど、イラン人は粘り強く、抵抗し続けるで。この国は何千年もの文明を持っとって、シーア派の宗教的アイデンティティがあるんや。アリスター・クルックが著書『レジスタンス』でよう説明しとるけど、それが抑圧に対抗するときに、独特の強さを発揮するんや。それがレバノンで見られることやし、イランで見られることやし、イエメンで見られることやし、抵抗軸全体で見られることやねん。
まあ、アメリカはこの戦争、何があっても勝てへんで。せやけど、アメリカが最大限の圧力の制裁を課した後、指導者を暗殺した後、去年の12日間戦争を仕掛けた後――そういう全部の後で、テヘランやマシュハド、ゴムの聖地、それからイラクのナジャフやカルバラの聖地でも葬儀の様子を見たやろ。アメリカは失敗しとるんや。まあ、彼らは勝っとるふりをすることもできるやろな、まるで戦争長官が「我々のミサイルは全部破壊した」て言うたみたいにな。せやけど結局、現実がずっと彼らの頭を殴り続けてて、それが現実やってことに気づいてすらへんのやろ。
そうやな、それはずっと続いていくやろな。ほんで最後にもう一つ聞きたいんやけど、さっきイラクの話も出たけど、昨日フォックスニュースのジェシー・ワターズの番組で、石油の状況がほんまに効き始めとる言うてな、まあアメリカはホルムズ海峡を開通させる主張しとったけど、それはさておき、彼はこう言うたんや、「イラクと石油関連の契約を二つ結んだ、一つは新しいパイプラインでホルムズ海峡を迂回するもの、もう一つは新規の掘削を許可するもの、確かシェブロンやったかな、いくつかの石油会社が絡んどったと思うけど」て。せやけど、トランプ大統領がイラクの首相をもてなした時、その合意の一部にアメリカ軍の撤退が含まれとったのも覚えとるし、それがもう起きたか、もうすぐ起きるっちゅう話も聞いとって、同じ首相がテヘランに行って、もっと合意を結ぶかもしれへんっちゅう話も聞いとるんやけど、イランと石油の現在の関係の実態、教えてくれへんか?
実際のとこは、パイプラインを開発したいんやったら、何年もかかるっちゅうことや。せやけど、たとえパイプラインを開発したとしても、もしイランがその石油を輸出させたないんやったら、その石油の産地を爆撃することもできるんやで。それに、アメリカはそもそもイラクでめっちゃ不人気やしな。今、イラクの民衆はアメリカを軽蔑しとるんや。北部のクルド系グループとか西部には、アメリカを支持する少数派もおるけど、大半のイラク人はそうやあらへん。理由はいくつかあるんやけど、一つは、イラクが石油を輸出する時、アメリカの銀行を通さなあかんっちゅうことや。ほんで、アメリカ政府がイラク政府に「自分の金を持てるかどうか」まで指図しとるんや。
自分らの金なのに、スプーンで少しずつしか与えへんっちゅうわけや。イランは何しとるかっちゅうと、イランは余ったガスや電力があるとき――まあ戦争のせいで今余ってるかどうかは分からへんけど――イラクに輸出しとるんや。アメリカの制裁のせいで、イラク政府はイランに石油やガス、電力の代金を払うことが許されてへんのやけど、アメリカの財務省はいつも他の政府に「放っておけ、ガスと電力は与えさせておけ」て言うとるんや、イラクの民衆にはそれが要るからな。電力とガスの不足があるからや。せやから、イランはアメリカの最大限の圧力制裁を受けとるにもかかわらず、実質的に無料でイラクの民衆にガスと電力を提供しとるんや。せやのにアメリカはイラク人の首を絞めて「言う通りにせえ、さもなくば石油はやらん」て言うとるわけや。
ほな、長い目で見て、誰が人気を得て、誰が続いていくんかっちゅう話やし、それにイランはイラクの隣国なんやで。10年後を見据えた合意なんぼでも結べばええけど、その頃にはワイら、全然違う世界に生きとると思うで。
そうやな、その日が来たときにこの地域全体、それにグローバル経済がどうなってるか、考えるだけで心配やわ。最後の質問なんやけど、これはちょっと周辺的な話かもしれへんけど、意見あったら聞きたいんや。最近、西側のメディアの一部でも、ロシアや中東側からも、こういう議論があってな。もし戦争が悪化して、特に双方が全面戦争に入って、イランがミサイル部隊を本格的に解き放って、脱塩施設みたいなエネルギーインフラを破壊し始めたら――こっちがあっちを叩いたら向こうもそうするって話やったけど――イランが地上部隊を動員してクウェートとかの地域に進出して、油田の一部を実際に制圧する可能性もあるんちゃうか、っちゅう議論なんやけど、これはただの与太話なんか、それともほんまに真剣に検討されとることなんか?
実は、もっと差し迫っとるのは、イエメンがまずサウジアラビアに入って、彼らの石油施設を破壊してから、サウジアラビアに侵入する可能性やと思うわ。彼らはでっかい軍隊持っとるし、サウジは今めっちゃ脆弱な状態にあるんや。ホルムズ海峡もバブ・エル・マンデブ海峡も使えへんし、輸出による富もあかんくなってきとる。それに石油だけやのうて、あらゆる物資がそうなんや。せやからサウジは大変なことになっとるんや。それにイラクの抵抗勢力もあるやろ。イラクの抵抗勢力は予備兵力込みでヒズボラより大きいんやで。
イラクには、イランに親和的な抵抗勢力に所属しとる人が15万から20万人くらいおるんや。抵抗勢力っちゅうのは、イランの抵抗勢力のことを言うとるんか?
そうや、40日間の戦闘の間、アメリカ軍基地に向けて発砲しとったイラン支持派のことやな。せやけど、彼らはエスカレーションの段階をあんまり上げてへんかったんや。今と同じように、いつも自制心が働いとる。せやけど、もし全面戦争になったら――君が言うてるそのシナリオやけど――もし全面戦争になったら、イラクの抵抗勢力自体が簡単にクウェートを取れるやろな。もしイラク人がクウェートを取って自分らのものにしたいんやったら、イラン側はそれで全然かまへんと思うで。
このイラクの抵抗勢力は、イラク治安部隊の意志や参加なしに動けるもんなんか?
イラクは複雑な国やで。両者の関係はかなりええし、前も言うた通り、イラク人らは――アヤトラの葬儀を見たやろ、イラク人らのイランとの関係はほんまにええんや。アメリカへの怒りは明白なもんやし、せやから彼ら同士が戦い合うことにはならへんのや。ここがアメリカ政府が理解してへんとこやねん。大国のイラクはアメリカに反対しとる。イエメンもアメリカに反対しとる。アメリカの同盟国は誰や?クウェート、カタール、UAE。まあ、彼らは石油やガスを産出しとるけど、大国やあらへんのや。銀行にはめっちゃ金あるかもしれへんけど、ほんまの軍事力は持ってへんし、サウジアラビアがイエメンと戦ったの見たやろ。
サウジアラビアとUAEが一緒になって、傭兵部隊を何万人も雇ってイエメンと戦ったんやけど、結局失敗したんや。今、アメリカはそんなに人気あらへんし、アラブ系メディアのコメント欄見てみ、この地域全体、アラブ世界の人らはイランを支持しとって、アメリカを支持してへんのや。せやから、これはワイ個人的には、アメリカが勝てるシナリオなんか一つも見えへん戦争やと思うわ。
悪化する可能性もある言うたけど、それは終わり方の話や。全部のシナリオで悪化するんやけど、ひどい悪化とそこまでやない悪化があるくらいの違いや。どのシナリオを見ても、アメリカが負けへんっちゅう状況は想像できへんのや。
そうやな、君が言うたそのシナリオ、イラク治安部隊やらイエメンのフーシ派武装勢力がサウジアラビアに対してやるかもしれへんっちゅうやつ、これは1991年にサダム・フセインがクウェートを占領した時とは違うで。当時存在してたアメリカ軍の体制は今もう存在してへんし、簡単に彼らを追い出すっちゅうこともでけへんで。地上部隊もあらへんし、資源も基地もあらへんし、ワイがやったみたいに上陸することももうでけへん。ワイは第二騎兵隊と一緒にサウジアラビアのジュベイルに上陸して、船から全部の物資を降ろして共和国防衛隊を撃退しに行ったんやけど、今はそんなことは絶対でけへんで。
せやから、もしそのシナリオが起きたら、もし愚かにもこの戦争を始めて地上戦になったら、今回はもう誰もクウェートを救えへんで。せやから、そこまで行かへんことを祈るしかないわ。サウジアラビアもな。もしイエメンが動いたら、もしイラクが動いたら、サウジは持たへんと思うわ。それに、もしアメリカがイランの重要インフラを狙い始めたら、これらの政権は全部崩壊してまうやろな。
それに巻き込まれへんことを神に祈るしかないわ、なぜなら、それはエネルギー供給の混乱のせいで、ほぼ間違いなく大恐慌に突入することになるやろからな。そうならんことを、正気が勝って、少なくとも悪い状況で終わって破滅的な状況にはならへんことを祈るわ。せやけど、今日はこの明晰さを持って来てくれて、ほんまにおおきに。多くの人が聞きたないことかもしれへんけど、これが現実やし、今まさに必要とされてることやと思うわ。ほんまにありがとう。
おおきに。こういうことを言うのに喜びを感じてるわけやないんやけど、言わなあかんと思うんや、なぜなら、フォックスニュースやMSNBC、CNN、BBCなんかが言うてへんことを、みんなに知ってもらわなあかんからな。
その通りや、それがまさにこのチャンネルがある理由やで。ほんまにおおきに、みんなも感謝しとるで。あと2分半ほどで戻ってくるわ。ラリー・ジョンソンが出てきて、今日話したことのいろんな部分について、それにロシア・ウクライナ戦争についても彼の見解を話してくれるで。ラリー・ジョンソンはいつも見たいもんやろ。あと2分でお目にかかれるで、ほなまた。ワイは金を買えとか、株のポートフォリオをどう運用しろとか言うつもりはあらへんけど、みんなに協力してもらえる方法が一つあるで。チャンネル登録して、いいねボタン押して、大切な人にシェアしたってくれや。

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