ラリー・C・ジョンソン:イラン・ウクライナ情勢についての度し難い妄想
https://sonar21.com/unbridled-delusions-regarding-iran-and-ukraine/
イラン・ウクライナ情勢についての度し難い妄想
2026年7月8日 ラリー・C・ジョンソン
今晩はえらいぎょうさんニュースあるわ。一番でかいんは、アメリカがまたMoU破ってイランを攻撃したことやねん。この違反がどんだけひどいか分かってもらうために、アメリカとイラン・イスラム共和国のあいだのイスラマバード覚書(MoU)第5項に何て書いてあるか、ちゃんと思い出しとかなあかんで。
このMoUに署名したら、イラン・イスラム共和国はペルシャ湾からオマーン海への、またその逆向きの商業船舶の安全な通行を、60日間限定で無料で確保するよう最善を尽くす、てなっとるねん。商業船舶の通行はすぐに始めなあかんし、技術的・軍事的障害を取り除く必要があることも踏まえて、イラン・イスラム共和国による機雷除去は30日以内に行うことになっとる。イラン・イスラム共和国はホルムズ海峡における将来的な管理と海上サービスについて、適用される国際法とホルムズ海峡沿岸国の主権的権利に沿う形で、他のペルシャ湾沿岸諸国とも協議しながらオマーン国と対話するんやで。
この文書のどこにも、イランがペルシャ湾海峡当局(PGSA)のプロトコルを執行したらあかん、なんてことは書いてへんねん。イラン・ペルシャ湾海峡当局(PGSA)いうんは、ホルムズ海峡の海上交通を管理・規制するために設立されたイラン政府機関(IRGCと繋がっとる)やで。プロトコルの主な要件はこんな感じや。
安全確保と機雷除去:MoUにおける即時通行再開のコミットメントと、30日以内に障害物・機雷を除去するいうイランの取り組みに紐づいとる。
事前通行申請:船舶は海峡エリアに入る少なくとも48時間前に正式な申請を出さなあかん。申請はPGSAの公式ウェブサイト、ポータル、もしくはメール(例:info@PGSA.ir)経由でやるんやで。
詳細な船舶情報申告:膨大なデータを要求する包括的な様式で、以下を含むで。
船舶の身元(船名、IMO番号、旗国、種類、トン数、喫水など)。
所有権と管理の詳細(登録所有者、船舶管理者、傭船者)。
貨物の詳細(種類、数量、価値、危険物申告)。
乗組員情報(人数、国籍)。
保険(P&Iクラブその他の補償)。
航路、出発地/目的地、通行予定日時。
許可と遵守:準拠した申請を提出してPGSAの承認を得た船舶だけが通行を許されるんや。船はイランが指定したルートと指示に従わなあかん。不遵守(逸脱や許可なし)の場合は通行拒否か「実力行使」の対象になるで。
料金・関税免除(暫定措置):MoUに基づく最初の60日間は、安全、環境サービス、関連するイランの保険についての料金は取らへん。この期間が過ぎたら、イランはオマーンや他の沿岸国との継続協議次第でサービス料金を取る可能性を示唆しとるで。
管理区域の定義:イランは監督対象となる具体的な境界線を定めとる(例:イラン側の地点、ケシュム島のムバラク山みたいなとことUAE側の地点を結ぶ線)。この区域内ではPGSAとの調整が必須になるんや。
このプロトコルはっきりと、不遵守の船舶は「通行拒否か『実力行使』」に直面するて警告しとるねん。PGSAプロトコルを執行しとるからいうて、アメリカがイランを攻撃する権限をMoUのどこにも与えてへんのに、それがまさに火曜日にアメリカがやったことやで…ペルシャ湾のイランの標的にミサイルと爆弾を撃ち込んだんや。
これ書いとる今、イランはクウェートとバーレーンの米軍基地を含む米標的に対して、自前のミサイルとドローンの一斉射撃で応戦しとるで。IRIBはイラン国内の複数拠点からミサイルが発射されたことを確認しとって、IRGCの公式声明では、どんな侵略行為にも決定的な対応をするて警告しとるんや。
AP通信によると、バーレーン当局は今朝ミサイルの飛来を確認しとって、地元の緊急サイレンが鳴り響く中、クウェート陸軍参謀本部は同時に自国の防空システムが上空の敵性目標を実際に迎撃しとるて発表したで。
イランがクウェートとバーレーンだけに攻撃を限定するんやったら、アメリカに撤退するチャンスを与えとることになると思うわ。もしアメリカが攻撃を続けるんやったら、イランはヨルダンのムワッファク・アル・サルティ空軍基地、それにもしかしたらイスラエルの飛行場まで標的を広げてくるやろな。この時点でMoUはもう風前の灯やで。
フィンランド大統領は間違いなくいかれとるわ。火曜日にCNBCで放送されたインタビューで、アレクサンダー・ストゥブは、ウクライナが4年以上にわたって独立と主権を維持できたことでロシアに対する戦争に勝利した、て断言しよったんや。スウェーデンのウルフ・クリステション首相も、「ロシアは今、ウクライナに対する戦争で明らかに勝ってへん」て言うとったで。
ロシアはどうやらそのメモ受け取ってへんみたいやな。ロシアはドンバス、ザポリージャ、ヘルソン、クリミアから撤退するなんて申し出てへんで。それどころか、ロシアは全土のウクライナ軍陣地に対するミサイル、ドローン、FAB滑空爆弾の攻撃を強化しとるんや。ウクライナがこれ以上どんだけ「勝利」に耐えられるんか、わしにはようわからんわ。


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