ゼレ、再びワシントンへ

https://www.zerohedge.com/political/mr-zelensky-goes-washington-again

2023年9月15日金曜日 - 午前07時40分

ゼレは、再びホワイトハウスへの訪問するとブルームバーグが報じている。

「ジョー・バイデン大統領は来週、ゼレをホワイトハウスで迎える予定。」

AP通信より：

ウクライナの指導者が初めてワシントンを公式訪問したのは2022年12月のことで、ロシアが侵攻して以来、戦禍に見舞われた自国外への初の訪問となった。

ペロシ下院議長（当時）はカマラ・ハリス副大統領とともにウクライナの国旗を振り回し、ゼレと抱き合うなど、彼をロックスターのように扱った。待望の反攻がうまくいっていない、あるいは失敗しているだけでなく、彼の個人的な「スターの地位」も衰えつつある。

ブルームバーグは、新たな背景、すなわち、共和党が連邦予算における新たな大規模支援策に署名する可能性が低くなっていることを指摘している：

バイデン米大統領にとっては、連邦予算をめぐる今後の対決と重なる。バイデンは、ウクライナ戦争と関連費用に240億ドルを提供するよう議会に要請しているが、下院の保守派は、どのような資金援助法案もウクライナへの「白紙委任状」だとみなせば、アメリカ政府を閉鎖すると脅している。

現在の政府運営資金は9月20日までである。来週の会談はロイターが最初に報じた。

ゼレとの写真撮影は、バイデンが国内の支持率を上げるために必要だと考えている...だけでなく、彼は2024年に向けて、世界中の民主主義を「守る」「タフな」最高司令官であることに新たに焦点を当てた：

「彼は夜陰に紛れてウクライナに入った。そして朝、ジョー・バイデンは戦争で荒廃した街路を同盟国と肩を並べて歩いた」と、バイデンの新しい1分間のキャンペーン広告のナレーターは始まる。

「暴君が民主主義を奪おうと戦争を仕掛けている場所で、民主主義のために立ち上がる」。

ウクライナ側では、ゼレは共和党のタカ派や保守支持者の支持と熱狂を強め、仲間の共和党議員を味方につけるために来た可能性もある。キエフはまた、F-16の納入スケジュールや、長距離ミサイルのような米国の最新兵器を手に入れることに関して、最近になって焦りや不満をあらわにしている。

現在、政権内では、ウクライナが最大射程190マイルのMGM-140陸軍戦術ミサイル・システム（ATACMS）の承認を得るという話が出ている。確かにゼレはこれ以上のことを要求してくるだろう。バイデンは、来週ホワイトハウスでゼレに挨拶する際、このことを「重大な発表の焦点」にするのか？