2015年6月26日金曜日

アメリカが勝てない戦争を続けられるわけ

アメリカは借金大国だ。その借金大国のアメリカが、勝てない勝たない戦争をずるずると続けられるのは、ドルが基軸通貨だからだ。ドルが基軸通貨なのは、原油をドルのみで表示するというシステムがあって、湾岸諸国から買い上げた石油をドルで支払って、湾岸王たちはドルでプロジェクト(石油精製プラントとか高速道路とか高層ビル)計画をつくってドル需要をつくり、アメリカ企業を雇ってドルで支払ったり、余ったドルでアメリカの国債を買って、つまり石油というコモディティーを中心にドルを循環・再循環させているからだ。これをペトロダラーという。

だからこそ西暦2000年にサダム・フセインがイラクで汲んで売る原油をユーロ建てにして、アメリカに殺されたのだ。原油をドル以外で表示するなんて、アメリカには耐えられない。

アメリカはいうことを聞かない国々をハミゴにしたり、戦争を起こしたりしてペトロダラー体制を守ってきた。でもキューバを、イランを、ロシアを、ベネズエラをハミゴにして、ベトナムで、イラクで、アフガンで戦争を起こし、中国を仮想敵にしているあいだに、いじめられっこたちが連携して、ロシアは中国向け原油を人民元決済にするし、イランは中国とかインド向け原油を物々交換にするし、ロシアとイランはお互いの決済に銀行をつくっちゃうし、ユーロはぼろぼろにできたけれど、中国はアメリカ国債を売却しまくっていて、アメリカ陣営もかなりぼろぼろになった。原爆でアタマをユワされた日本の政治家だけがまるで肛門みたいにぴったりと大きな犬にくっついて回っているけれど、日本人は肛門ばっかりっていうわけじゃない。

最近ではサウジが原油をぽこぽこ汲み出して、供給過剰にして原油価格を下げてしまった。ペトロダラーに対する大いなる挑戦だ。じゃあなんでサウジは原油の安売りをやめないのか?

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