アフガン撤退が決まってから派遣されたジョン・ボーン大尉の撤退体験、そして福井
https://tunein.com/podcasts/News--Politics-Podcasts/Scott-Horton-Show---Just-the-Interviews-p1229749/?topicId=166099387
このインタビューを聞いていて、アフガニスタンのバグラム空軍基地っていうのはどれくらいのでかさだったのか、はじめて興味をもった次第だ。ウィキによると3600メートルの滑走路がひとつあるという。
成田空港には2本の滑走路があって、ひとつは4000メートル、もうひとつは2500メートル。だいたい拡張前の成田空港よりひとまわり大きいくらいのイメージなのかな。
その成田空港の1日の平均利用者数が2018年で11万人。アメリカ軍の撤退がはじまってからバグラム空港にあつまった人々の数がだいたい10万人。ということなので、成田空港で平均的な1日に利用する人々がいっぺんにあつまって去らない、という状況だったみたいだ。
成田空港で働く人々はだいたい4万3200人。バグラム空港を警備するアメリカ兵が1500人たら2500人たらという話だったので、そんな少人数ででっかい空港を警備しているときに、自爆テロで百人単位の人々が死んでしまうというのがロジスティックス的にどんな悪夢だったのか、ちょっと想像ができる感じがした。
それにしても、アフガニスタンはアメリカのピースコーがはじまって最初の派遣国のひとつ。ピースコーというのは我が国の青年海外協力隊みたいなものだんだけれど、いったい派遣された隊員たちは、なにを見聞きし、どんな体験をし、どんなレポートを書いたのだろう。そのレーポートをちゃんと読んだ人が多かったら、こんな戦争は仕掛けなかったと思うのだが。
もしピースコーの隊員たちが現地人とちゃんと交流して文化風土歴史を理解していて、そのレポートを読んだなら、タリバンの背景がだいたいわかるはずだ。そしたら、いくらソ連の社会主義が憎かったとはいえ、タリバンに資金・武器・戦闘技術を支援するのはちょっとまった、ということになったんじゃなかろうか。少なくともアフガンが社会主義政権だったころ、女性の社会進出がもっとも進んだ時代だったのだから。
さんざんタリバンを支援し、育てておいて、ソ連が崩壊したとたん、「タリバンは女性蔑視だから」と戦争をしかける。それはないんじゃないか?タリバンはずっと変わっていないのだから。
我々アジア人にとって、女性蔑視の国といえば南朝鮮が最右翼である。そして我々日本人にとって、福井県がその文化伝統を保持している。いわばタリバン県である。だからアフガニスタン人の気持ちがよくわかる、なんてことはないんだけれど、福井県民はみんながそうであるとは言わないまでも、女性蔑視とか一向一揆のようなカルチャーを受け継ぎ、誇りとしている人たちが一定数いる、という認識がある。そんなん、アメリカ人には想像の埒外だったのだろう。
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