AI版ヤニス・バルファキス:なぜオデッサがアメリカの覇権にトドメを刺す「棺桶の釘」になるんか
https://www.youtube.com/watch?v=uZO0tAH-50E
こんばんは。古のギリシャには、俺らギリシャ人が大好きな物語がある。だいたい、取り返しのつかん大失敗をやらかす直前に語られる話や。それが「セイレーンの歌」や。 船乗りたちが美しい歌声に聞き惚れて、「栄光と快楽をあげるわ」っていう約束を信じて、船をそっちへ向けてまう。音楽にうっとりしてしもて、船底を突き破るゴツゴツした岩に気づいた時にはもう遅い。水がドバーッと入ってきて、船は沈没や。
この3年間、西側諸国も、俺の故郷ヨーロッパも、そしてその首輪を握ってるアメリカ帝国も、ずっとセイレーンの歌に耳を傾けてきた。「ウクライナは完全勝利できる」「制裁でロシアを瓦礫にしてやれる」「ロシアを孤立させて、中国から技術を奪って、ルールに基づいた国際秩序を永遠に守れる」……そんな歌をな。 でもな、今日は歌い手から目を逸らして、目の前の「岩」を直視せなあかん。その中で一番鋭くて、一番ヤバい岩の名前は……「オデッサ」や。
今回の話のタイトルは「なぜオデッサがアメリカの覇権にトドメを刺す最後の釘になるのか」や。ドラマチックに聞こえるかもしれんな。あんたは「ヤニス、盛りすぎやろ。アメリカには軍事基地が800もあるし、世界の金融システムも握ってるんやぞ。黒海の一つの港町が、帝国の終わりになるわけないやん」って言うかもしれん。 まあ、ちょっと待て。オデッサはただの街やない。「歴史のボトルネック(難所)」なんや。あそこで今起きてることは、アメリカが掲げてるプロジェクトの芯にある「嘘」を暴き出そうとしとる。
文脈を整理しようや。この悲劇的で、避けられたはずの戦争も4年目に入ろうとしとる。ドンバスの前線は肉挽き機状態や。反転攻勢は失敗し、ロシアの戦略は変わった。アイツらは今、海岸線を見てる。オデッサを狙っとるんや。 なんでか? オデッサはウクライナ経済の「肺」やからや。オデッサがなけりゃ、ウクライナは内陸国。経済的に自立できん「お荷物」になって、生き残るためにヨーロッパの慈悲にすがり続けるしかなくなるんや。 もしオデッサが落ちるか、あるいは封鎖されて使いもんにならんようになったら、「西側に統合されたウクライナ」っていう夢は死ぬ。それと同時に、ヨーロッパの安全保障の守護神としての「アメリカの信用」も一緒に死ぬんや。
でもな、これが「最後の釘」になる理由を理解するには、将軍みたいに考えるのをやめて、政治経済学者として考えなあかん。表面の下で動いてる機械を見てみぃ。 アメリカは冷戦後、ある特定の論理で動いてきた。「俺たちが航路を支配し、通貨(ドル)を支配し、技術を支配する。だから、全ての国はワシントンにひれ伏せ」っていう論理や。 でも、今の現実を見てみぃ。アメリカ海軍は、安いドローンを持った民兵組織フーシ派にすら、紅海を開放し続けることができへん。黒海でも、キエフに何十億ドル分もの軍事情報(インテリジェンス)を流してるくせに、オデッサの商船の安全を保証できへんのや。
これは「覇権(ヘゲモニー)の危機」や。覇権っていうんは、「力があると思われてる」ことで成り立ってる。一種の自信満々の「ペテン」や。アメリカが全能やと信じてるから、みんな米国債を買うし、SWIFT(国際決済網)を使うし、制裁にも従う。 でも、その覇権主が「ウクライナを必要な限り守るで!」と言いながら、ゆっくりと、苦しみながら、それを守れんかったとき……その幻想は粉々に砕け散るんや。 グローバルサウス、インド、ブラジル、南アフリカ、中国……アイツらはみんなオデッサを凝視しとる。「裸の王様やんけ」ってな。アメリカは金を刷れるし、パイプラインを爆破することもできるやろ。でも、自分の国境のすぐそばで戦ってるロシアみたいな工業大国を相手に、消耗戦で勝つことはできへん。
ここで、今の悪夢を説明するための概念、「テクノ封建主義」の話をせなあかん。 俺はずっと言ってきた。アダム・スミスやヘンリー・フォードがいた時代の資本主義はもう死んだんや。もっとタチの悪いもんに取って代わられた。市場がアマゾンやグーグル、メタといった「デジタル領主」に支配され、「利益」が「地代(レント)」に変わってしもた世界や。 オデッサがどうテクノ封建主義に関わるかって? 考えてみぃ。 ウクライナ戦争は、クラウド資本の所有者たちにとって「金鉱」やった。パランティアが標的設定システムを動かし、スターリンクが通信を握り、アマゾン(AWS)がウクライナ政府のデータをホストしとる。この戦争は、シリコンバレーのデジタル・オリガルヒたちのための「実験場」にされたんや。アイツらは破壊から価値を搾り取っとる。
でもな、ここに矛盾がある。人間は「データ」を食うことはできへんねん。 テクノ封建主義は、カリフォルニアの0.1%の金持ちをさらに肥え太らせるには最高やけど、物理的な戦争に勝つには最低や。ロシアはテクノ封建主義のゲームなんてやってへん。アイツらがやってるのは、21世紀の「工業ゲーム」や。アイツらが作ってるのは砲弾であり、鋼鉄であり、穀物や。 オデッサの問題は、穀物の問題や。つまり「物(実体)」の問題やねん。 アメリカは経済を金融化しすぎて、「物を作る」っていうことを忘れてしもた。複雑な金融派生商品やメタバースは作れるけど、モスクワに対抗できるだけの155ミリ砲弾を作ることはできへんのや。 オデッサは、「仮想の物語」に対する「物質的な現実」の勝利を象徴しとる。西側は「俺らには道徳的優位がある! 物語がある!」と言うけど、プーチンは「俺には戦車があるし、港をいただくで」と言う。この衝突で、アメリカは負けとる。なぜなら、アメリカの力は「クラウド」にあるのに、戦争は「地上」で起きてるからや。
さて、黒幕たちの正体を暴こうや。 アメリカの戦略は最初から冷淡やった。ウクライナを使ってロシアの血を抜くこと。リンゼー・グラハム上院議員が言うたやろ、「今までで最高の金の使い道や」ってな。アメリカの若者を死なせる代わりに、アメリカの「借金」を送っただけやからな。 でも、コストが高くなりすぎた。オデッサを失えば、このプロジェクトは失敗やとアメリカも気づいとる。でもアイツらは麻痺しとる。第三次世界大戦を始めんと直接介入はできへんし、代理人はもうヘトヘトや。
次にEU(欧州連合)。俺の可哀想で情けないヨーロッパや。 俺たちがこの件で最大の敗者や。ただの「家来(バッサル)」やからな。ワシントンを喜ばすために安いロシアのエネルギーを切り捨てて、自分とこの産業をぶっ壊した。ドイツを見てみぃ。 もしオデッサを失ってウクライナが崩壊したら、誰が復興費用を払うんや? 誰が何百万もの難民を受け入れるんや? ワシントンやない。ベルリンやパリ、そしてアテネや。俺たちはアメリカの戦争の代償を払わされとるんや。
一方、ブラックロックや巨大農業企業は、もう何百万ヘクタールものウクライナの農地を買い叩いとる。アイツらは復興特需の契約を想像してヨダレを垂らしとるわ。 でもな、一つ問題がある。もしオデッサがロシアのものになるか封鎖されたら、どうやってその穀物を運び出すんや? アイツらの投資は砂埃に変わる。ウォール街がパニックになってるんは、民主主義のためやない。ラリー・フィンク(ブラックロックCEO)の「投資の回収」が危ういからや。
ちょっとキツい質問をさせてくれ。 なんで2022年に外交交渉をせえへんかったんや? イスタンブールで合意できる可能性があったんは、今やみんな知っとる。ロシアが撤退し、ウクライナは中立を保つ。オデッサの港も安全で、経済もそのまま。 なんで西側はそれを邪魔した? なんでボリス・ジョンソンがキエフに飛んで、「戦い続けろ」なんて言うたんや? ウクライナの自由を心配したからか? それとも、オデッサをNATOの海軍基地にしたかったからか? 黒海を「NATOの湖」にしたかったからか? その傲慢さ(ヒュブリス)のせいで、ウクライナは海を完全に失うリスクに晒されとる。これが「ウクライナ支援」か? 敵を傷つけるかもしれんからって、友達を崖から飛び降りるように唆すんが支援か? 悲劇的なコメディやで。
G7のリーダーたちの顔を見てみぃ。スナク、ショルツ、バイデン、マクロン。潰れかけのデパートの雇われ店長みたいな顔しとるわ。「必要な限り支援する」「理不尽な侵略」……スローガンばっかりや。タイタニック号のオーケストラと同じやけど、音程は外れてるし、乗客から救命ボートの追加料金まで取ろうとしとる。 「ヨーロッパの女王」ウルズラ・フォン・デア・ライエンは、キエフに行って防弾チョッキ姿で写真を撮り、ありもしない500億ユーロを約束して、ブリュッセルに帰ってワインを飲む。 その間、オデッサの徴兵官は街角で男たちを引きずり出して前線へ送り込んどる。グロテスクやわ。ナイフで切り裂けるくらい、偽善が充満しとる。
まあ、権力を持ってるピエロたちのことは一旦忘れようや。人間の影響について話そう。 俺が「オデッサが棺桶の釘や」と言うとき、それは地政学の話やけど、オデッサの人らにとっては比喩やない。 オデッサは美しい街や。詩人や船乗り、重工業、多様な文化の街や。ロシア語を話すけど、アイデンティティはウクライナ人や。アメリカのナショナリストの二進法的な頭じゃ理解できん複雑さを持っとる。 もしオデッサが戦場になるか、封鎖されて経済的に干からびてしもたら、苦しむんは労働者階級や。金持ちはもうロンドンやウィーンに逃げとる。残されたんは年金生活者や整備士、教師や。電力が止まった暗闇の中に座り、息子が棺桶に入って帰ってくるのを見てるんはアイツらや。ウクライナを国やなくて「チェス盤」として見てる連中のギャンブルの犠牲者や。
じゃあ、未来はどうなるか。予測は暗い。 オデッサはアメリカの力の「限界」を象徴することになる。アメリカはそこを救えへん。シナリオは2つ。 1つは、交渉による解決。ウクライナは領土を失うけど、オデッサを「中立で非武装の港」として維持する。基本的には3年前に合意できたはずの内容やけど、それよりずっと悪い条件になるやろな。 もう1つは、完全な崩壊。ロシアが海岸線をごっそり取って、トランスニストリアと合流し、ウクライナを「残存国家」にする。 どっちにしても、アメリカの「勝利の物語」は死ぬ。これが最後の釘や。
なんでか? 世界中の国々が「アメリカは自分の代理人の戦略的拠点を救えへんかった」という事実を見たら、ドル体制の崩壊はもっと加速するからや。もう始まっとる。BRICS諸国は独自の決済システムを作り、自国通貨で取引しとる。アメリカにドルを握られてたら、ロシアの中央銀行の資産みたいに、いつか自分たちのも没収されるって分かっとるからな。
オデッサが証明してしもたんや。「アメリカは危ない友達や」ってな。 守ってやるって約束して、全部吸い取って、戦車が攻めてきたら知らん顔や。サウジアラビアもトルコもそれを見とる。「リスク分散せなあかんな」と考えとるわ。 一極集中(ユニポーラ)の時代は終わりや。棺桶は閉じられた。
じゃあ、俺たちはどうしたらええ? 絶望するんは簡単や。リーダーたちの無能さや、モスクワとワシントンの戦争屋たちの冷酷さを見て、無力感に浸るんは簡単や。でも、無力であってはあかん。 アメリカの覇権が崩壊することは、必ずしも新しい暴君が生まれることを意味せえへん。世界が民主化されるチャンスかもしれんのや。ただし、俺たちがそれを要求すればな。 新しい「非同盟運動」が必要や。ワシントンや北京、モスクワのチェスの駒になるのを拒否する国々が必要や。戦争を利益に変える「テクノ封建主義」の論理を拒否せなあかん。
オデッサのため、そして俺ら自身のために、今すぐ戦闘をやめさせなあかん。「一年後」でも「勝ったとき」でもない。「今」や。 「外交」は汚い言葉やない。大人のための道具や。「戦争」は子供の癇癪や。それも、めちゃくちゃ金持ちでめちゃくちゃ危険な子供のな。
アメリカの覇権という棺桶が閉じようとしとる。閉じさせればええ。 でもな、その中に「ウクライナの人たち」まで一緒に埋めてまわんように、それだけは気をつけなあかん。
おやすみ。


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