【マグレガー報告】黒海が火の海に:NATOの「レッドライン」は越えられた
https://www.youtube.com/watch?v=i1UjNalj0BM
昨夜、黒海で起きたんは、ただの撃ち合いやない。戦略的な「激震」や。
ニュースが伝えてへん「本質」
マスコミは「またか」くらいの報道しかしてへんけど、それは間違いや。昨夜、ロシアが仕掛けたんは、黒海での「統合されたエスカレーション(段階的拡大)」や。ドローン約450機とミサイル約30発を組み合わせた、緻密に計算された作戦やった。 これは「ちょっとした小競り合い」やない。戦争の境界線を書き換えるための、冷徹な「転換点」なんや。
NATO加盟国・トルコへの直接攻撃
チェルノモルスク港で、トルコの民間船3隻が炎上した。ドローンの波と、極超音速ミサイル「キンジャール」がウクライナの港とエネルギー施設をズタズタにしたんや。 トルコはNATOのメンバーであり、この地域の安定を守る役目がある。その国の船が直接やられたっていう事実は、欧米の「抑止力」がいかにボロボロかっていう現実を晒してもうた。これは単なるパフォーマンスやない。世界貿易、穀物輸出、そして軍事的な動脈である黒海を「俺らが支配しとるんや」っていうロシアからの強烈なメッセージや。
エルドアンの顔に泥を塗った「タイミング」
これが一番重要や。この攻撃があったんは、トルコのエルドアン大統領がプーチンと会談して「停戦」を呼びかけた、わずか数時間後やった。 「偶然」なわけがない。ロシアは力で答えを出しよったんや。「外交なんてのは、ロシアの目的にかなう時しか意味がないんやぞ」とな。 NATOの同盟国の船を焼き、市民のエネルギー網を叩き、ヨーロッパ最大の原子力発電所(ザポリージャ)の外部電源をまた落とす。ロシアは今、欧米の顔色なんて一切伺わんと、戦争の範囲を広げとるんや。
黒海という「帝国の衝突点」
なぜこのトルコ船3隻の炎上が、今までの攻撃より重要なんか。 黒海は、何世紀も前から帝国がぶつかり合う要衝や。ビザンチンからソ連時代まで、ここを制する者は、その岸辺を越えて遠くまで影響力を持つ。 特にトルコは「モントルー条約」でボスポラス海峡(黒海への入り口)を握っとる。ロシアの艦隊を通すか、NATOを通すか。その鍵を持っとるトルコを、ロシアは今、暴力で「お前の立ち位置はどこや?」と問い詰めとるわけや。
「兵糧攻め」への移行
ロシアは2022年に穀物合意を破棄してから、単なる「領土取り」やなくて、ウクライナを「経済的に窒息させる(兵糧攻め)」モードに切り替えた。 昨夜の攻撃に使われた兵器が、その執念を物語っとる。
キンジャール(極超音速ミサイル): マッハ10以上で飛んでくる。今のウクライナの防空システムでは、まず落とせへん。これでオデッサやミコライウの港、発電所を精密に破壊し、ウクライナを「麻痺」させようとしとる。
450機のシャヘド(ドローン): 1機2万ドルの安いドローンや。でもな、これを数百機飛ばせば、ウクライナ側は1発数億円もする貴重な迎撃ミサイルを撃ち尽くさなあかんようになる。 「守る側」の方が先に弾切れになる。ロシアはこの「消耗戦」で圧倒的な優位に立っとるんや。
昨夜の攻撃は、単なる破壊活動やない。ウクライナの防空システムを「戦略的に枯渇」させるための冷徹な計算や。
現場の惨状:燃える「人道支援の象徴」
チェルノモルスク港では、ジェンク・シッピング社が運行するトルコ船3隻が、夜明け前の空を焦がすほど激しく燃え上がった。中身は世界中に届くはずの「食糧」や。 これは「たまたま当たった」んやない。国際的なサプライチェーンの急所を、わざと狙い撃ちにしたんや。
エネルギー網の崩壊と「核の恐怖」
オデッサ周辺では、氷点下の寒さの中で数千人が電気を失った。病院も水道もバックアップ頼み。そして何より恐ろしいんは、ザポリージャ原発が「12回目」の外部電源喪失に見舞われたことや。 ロシアは核兵器を使わんでも、原発のインフラを削るだけで、ヨーロッパ中に「核の恐怖」を植え付けられる。言葉を選ばずに言えば、これは「曖昧さを使った脅迫(Coercion through ambiguity)」や。
エルドアンを「無視」したプーチン
エルドアン大統領が「停戦しようや」と呼びかけた数時間後に、ロシアはその提案が守ろうとした港を爆撃した。これは事務的なミスやない。「ロシアは自分の条件、自分のタイミングでしか交渉せん」という、冷酷なパワープレーのデモンストレーションや。
戦略的な「テスト」:NATOのレッドラインはどこや?
ロシアは今、こう問いかけとる。
トルコへ: 「NATOのバッジを付けてても、ロシアの同意がなけりゃ商売も身の安全も守れんぞ」
NATOへ: 「加盟国の船を燃やしても、『流れ弾や(コラテラル・ダメーション)』と言い張れば、お前らは集団防衛(第5条)を発動できんやろ?」
ゼレンスキーへ: 「誰も助けに来ん。港は空になり、保険会社は逃げ出す。経済的に干殺しにしてやる」
「1962年の再来」:キューバ危機以来の危機
マグレガー大佐は断言しとる。「我々は今、キューバ危機以来、最もNATOとロシアの直接衝突に近いところにいる」と。 これは煽りやない。 escalation dynamics(拡大の力学)が動き出してしもたんや。
トルコの選択肢: トルコがNATO第4条(安全保障の協議)を動かせば、事態は同盟全体の危機に格上げされる。
武力の激突: トルコ海軍は黒海で最強や。自国の船を守るために護衛艦を出せば、ロシアのミサイルと「不慮の事故」でぶつかるんは、もはや時間の問題(必然)や。
昨夜の黒海攻撃は、世界を「破滅」へと引きずり込むいくつかのレバー(引き金)を同時に引いてしもたんや。
偶然の衝突が「全面戦争」を招く
一番怖いんは、「誤解」や。 トルコの司令官は自国の船が焼かれるのを見て、極限まで神経を尖らせとる。もしトルコの艦隊が護衛に出て、ロシア軍と「レーダーロック(照準固定)」の応酬になったら? 誰かが引き金を引いた瞬間、外交が介入する暇もなく、NATO対ロシアの全面衝突が始まる。 「計画(プラン)」なんてのは、現実にぶつかった瞬間にゴミ箱行きや。現場の恐怖と政治的なプレッシャーが、理性を飲み込んでまう。
ボスポラス海峡という「最後の手札」
トルコには、モントルー条約に基づいて「ボスポラス海峡を閉鎖してロシア艦隊を閉じ込める」という最強の法的権利がある。でもな、ロシアみたいな大国が、自国の艦隊を袋のネズミにされて黙ってるわけがない。 たとえ「合法的」であっても、ロシアはそれを「敵対行為」と見なして、トルコ本土(=NATO領土)に報復してくるやろう。
「核の恐怖」を武器にする
ザポリージャ原発の電源喪失は、もはや「事故」やなくて「人為的な危機」や。ロシアは核兵器を爆発させんでも、原発の安全装置をジワジワ削るだけで、ヨーロッパ中に「放射能漏れ」の恐怖を植え付けられる。 欧米のリーダーたちがこの「恐怖」に屈して、ウクライナに「妥協しろ」と圧力をかけるのを、ロシアは計算しとるんや。
「食糧」の兵器化と「アラブの春」の再来
黒海の航路が危なくなれば、保険料は跳ね上がり、船は来なくなる。ウクライナの穀物が止まれば、エジプト、レバノン、チュニジア、イエメン……こういう国々でパンが買えんくなる。 かつて「アラブの春」の暴動に火をつけたんは、パンの値上げやった。ロシアは、遠く離れた国々で暴動を起こさせ、難民をヨーロッパに押し寄せさせて、欧米の結束を内側からボロボロにしようとしとる。
測定できる数字の裏にある「人間の尊厳」
450機のドローン、30発のミサイル、3隻の燃える船。 マスコミは数字ばっかり追うけど、その裏におるのは「真っ暗で凍える部屋で震える家族」や。 冬が来るオデッサで、暖房も水もない中で、ろうそくの火で宿題をする子供、予備電源で手術を続ける医者。ロシアの狙いは、物理的な破壊以上に、この「統治能力(政府が市民を守れるか)」を根こそぎ奪うことにある。
この戦争がもたらしとるんは、ただの建物の破壊やない。それは「魂の破壊」なんや。
世代を超えて残る「心の傷」
インフラへの絶え間ない攻撃は、人々に深いトラウマを植え付ける。物理的な復興はいつか終わるかもしれんけど、爆撃に晒され続けた人々が抱えるPTSD、うつ、絶望感は、何十年も社会の活力を奪い続ける。ウクライナは今、そのあまりにも高い代償を、一発のミサイルが着弾するたびに払い続けとるんや。
トルコ人船員という「新たな犠牲者」
チェルノモルスク港で炎に包まれたトルコ船に乗っとったんは、兵士やない。ただ家族のために飯を食わせようと、食糧を運んどった民間人や。 彼らは戦場を選んだわけやない。でも、目の前で同僚が焼かれ、煙に巻かれながら逃げ惑う経験をした。その恐怖は一生消えへん。そして、その犠牲を知ったトルコの世論は変わる。「中立」とか「調停」とか言うてられんほど、怒りと不安が国中を覆い、エルドアンの政治的な舵取りをどんどん難しいものにしとるんや。
世界中に届く「請求書」
黒海の治安が悪化すれば、世界中の海運会社が「リスク」を再計算し始める。 保険料は跳ね上がり、船はもっと長くて金のかかるルートに回り道をする。そのコストは、何千キロも離れた場所におる消費者の財布を直撃するんや。 特に、ウクライナの穀物に頼り切っとる北アフリカや中東の国々は悲惨や。
「パンの値上げ」が招く地獄
エジプト、レバノン、チュニジア、イエメン……。 これらの国でパンの値段が上がれば、瞬く間に暴動が起きる。「アラブの春」を思い出してみい。飯が食えんようになったら、政府なんて簡単にひっくり返るんや。 そうなれば不安定な地域から難民がヨーロッパに押し寄せ、その圧力が欧米の政治を内側から引き裂く。ロシアは、「オデッサへのドローン一機が、一年後のヨーロッパの選挙結果を左右する」っていう、壮大なドミノ倒しを計算しとるんや。
「根性」を試されるのは誰か
心理的なプレッシャーは戦場だけやない。
ヨーロッパ人: いつ全面戦争になるかという恐怖。
ロシア人: 孤立と、出口の見えん犠牲への不安。
アメリカ人: 「どこまで支援し続けるんや?」という議論の疲弊。
すべてが繋がっとる。誰かの一手が、地球の裏側で誰かの日常を壊しとるんや。


0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム