2025年12月2日火曜日

日本:西洋列強の崩壊における最初のドミノ倒し | ジョン・ミアシャイマー

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日本:西洋列強の崩壊における最初のドミノ倒し | ジョン・ミアシャイマー  

冷戦後秩序の「生きた解剖」

ミアシャイマーはんの目には、今の日本経済の停滞は、単なる景気の落ち込みちゃうねん。

昔は安定しててハイテクで優等生やった日本が、今は「人口崩壊」、「戦略的な依存」、そして「中国の経済的な圧力」っていう、めちゃくちゃ危ない三叉路に立たされとる。

これは日本だけの話やのうて、「歴史は終わった」と信じて、グローバル化とアメはんの警備、そして無限の金融トリックで永遠に逃げ切れると思っとったすべての国々が、これから経験する予告編やと言うとる。


崩壊した「ニッチ特化」モデル

ソ連が潰れて、アメはんは同盟国にこう言うたわけや。

「ウチらが海を守って悪者を懲らしめるから、お前らは高付加価値なニッチに特化して、汚い仕事は全部アウトソーシングして、軍事費はケチりなはれ」ってな。

日本はこれを完全に信じきって、産業を空洞化させて、サプライチェーンを中国中心にアジア中に散らして、軍事費はずーっとGDPの1%以下に抑えてきた。貿易がスムーズで、アメはんの第七艦隊が絶対やった間は、このモデルは天才的やに見えた。

せやけど、過剰に頼りきった「矛盾で成り立っとる秩序」は、必ず潰れるもんや。今、大国同士のライバル争いがガチで復活して、東京で見えとる亀裂は、自由主義的な国際秩序全体が壊れとる証拠やねん。


経済的な人質(中間国家トラップ)

この状況で日本の置かれとる立場が、ホンマにえげつない。

軍事的には遠いプロテクター(アメリカ)に依存しとる。

経済的には隣の巨大なライバル(中国)に人質に取られとる。

中国の圧力は、貿易、観光、技術、そして重要なレアメタル全般に及んで、日本経済の弱さを丸裸にしとる。

東京が台湾に口先だけでも動いたら、北京は観光客を止めたり、レアアースの輸出を脅したりして、軍事的な反撃より速く、即座に経済的な痛みを与えられる。これが21世紀のパワーの新しい顔や、って言うとるで。


金融トリックと人口の衝突

金融面でも、日本は西側の実験を30年間、極限までやった。

兆単位の財政出動、ゼロ金利、日銀による国債・株の買い占め…。せやけど、成長はアカンし、給料は上がらへん。今や国債市場まで反発し始めとる。

借金がGDPの230%超えとる状況で、金利がわずか0.5%上がっただけでも、財政全部がグラグラになる。

働き手は減り、お年寄りは増え、生産性は伸びへん。どんな金融魔術でも、算数と人口の現実からは逃げられへんことを、日本は世界で一番厳しい形で証明しとるんや。

日本は、この「人口減少」「サプライチェーンの分断」「金融の限界」っていう全問題の重圧を、最初に受けた先進国や。他の西側諸国が「まだ大丈夫や」って言うてる間に、「鳴き止んだカナリア」になった。

中国の「ファクトリー」と西側の「ソフトパワー」

中国がこの一世代で築いた「工業力」は、もう西側には真似でけへんレベルや。これは議論の余地がない事実やねん。

中国:大量にホンマもんのモノを、安く大量に作る能力を持っとる。

西側:持っとるのは、金融市場、文化的なソフトパワー、基軸通貨(ドル)、そして軍事力だけ。せやけど、その軍隊を維持する工業力や、戦時に必要な弾薬すら、もう自分らで作れへんようになってきとる。

日本は、このプレート(地殻)の間の真ん中にいて、グシャッと潰されそうになっとる。

アメはんの警備は欲しいけど、アメはんの保護主義は経済的に痛い。

中国の市場と資源は欲しいけど、中国の経済的な圧力は政治的に受け入れられへん。

若い働き手は欲しいけど、文化的な理由で移民を拒否する。

財政規律は必要やけど、赤字垂れ流しをやめられへん。

要するに、何十年も日本の政策を支えてきたタブーを全部破らんとアカン状況やのに、政治はデカすぎて身動きが取れへん。結果として、賢明なふりをした「現状維持」と、だらだらとした衰退が止まらへん、ってわけや。


アメリカの自滅と日本への二重の痛み

ヨーロッパも、日本と同じ高齢化、金融緩和依存でヤバいけど、日本のような貯蓄も団結力もないから、さらにマズい。

西側全体が「モノ作りをアウトソーシングして、借金して、金融トリックで乗り切る生活」は、もう期限切れやと気づいたんや。

さらにタチが悪いのは、アメはんの保護主義が、日本を二重に痛めつけとる、っていう話や。

アメはんが鉄鋼とか半導体に関税をかけたら、日本は割高になったアメはん市場に輸出せなあかんから、一回ダメージを受ける。

さらに、日本企業が割高になったアメはんの素材を使わなあかん場合もあって、もう一回ダメージを受ける。

もっと皮肉なのは、アメはんが「デカップリング(中国との縁切り)しろ!」って騒ぐほど、日本のCEOたちは「コスト競争力があって政治的に安定してる、唯一の製造拠点」である中国との関係を逆に深めてしまう、っていう笑えん話や。


墓石ピラミッドと金融の幻想の衝突

そして、この状況を加速させとるのが、アメはんの「ドルシステムへの信頼の揺らぎ」や。

アメはんも大規模な財政赤字を垂れ流しとるけど、いつか債券市場が「もうアメはんの財政は信用できひん」とリスクプレミアムを要求する日が来る。

その日、「金融的なアメリカ例外主義」の時代は終わり、東京からベルリンまで、全部に衝撃波が走る。

日本は、「人口の墓石ピラミッド」という現実に、「金融トリックという幻想」がぶつかって、構造的にどうしようもなくなっとる状況を、世界に先駆けて見せとる。

ミアシャイマーはんの結論は、「日本はアジアの病人やない。健康やと思ってたけど、最初に医者に行って、病気を発見された人間や」ってことや。

このままやと、西側全体が、「技術は一流、文化は豊か、でも構造的に破綻した」という、日本の未来をなぞることになる。

だから、「経済はパワーと切り離せへん」「生産無しに消費は続けられへん」という鉄の現実を、日本から学ばなあかん、って警告や。

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