ダグラス・マグレガー:トランプはどないしたらええんかさっぱりわからんのやで
https://www.youtube.com/watch?v=acy15WvThsQ
Iran Just Played A Secret Card. Trump Has No Idea What Will Happen Next | Col Douglas Macgregor
大統領は絶望しとると思う。真実を認めれば、アメリカ国内でも海外でも屈辱にまみれることになるからな。彼が「もう全部ヨーロッパの連中に丸投げして去るわ」なんて言い出したとき、我々はいくつかのことを立ち止まって考えなあかん。
まず、ホルムズ海峡の商用通行量は95%から97%も落ち込んどる。日量1,500万バレルの石油が市場から消えたんや。物理的な不足があまりにひどくて、今やシンガポールの航空燃料は1バレル231ドルで売られとる。
この戦争が続く限り、ホルムズ海峡を本当に止めとる連中はイラン人やない。ロンドンの「ロイズ」や。保険業者が、今の海峡を戦場やと判断して保険を引き受けんのや。だから、本当に海峡を開けたいなら、戦争を止めなあかん。イランに最後通牒を突きつけて、相談もしてへんヨーロッパ連中に丸投げしたところで解決せんのや。
日本も韓国も相談されとらん。率直に言うて、我々は同盟国をすべて無視して、自分勝手に動いただけや。それが我々の利益になったことは一度もない。インドのような友好国に目を向ければ、彼らは激怒しとる。彼らはエミレーツと年間1,800億ドルの商売をしとったんやが、それが突然消えてしもたんやからな。
もし我々がイランのインフラを破壊し続ければ、イラン側はこう言うとる。「ええよ。もしあんたらが我々の海水淡水化プラントや石油施設を叩くなら、我々もペルシャ湾にあるものすべてを消し去るまでや」とな。
大統領は何をするつもりや? おそらくどこかの島に軍隊を上陸させたいんやろう。今、アメリカ海軍は湾内から800kmから1,300kmも離れた場所で、沈められんように巨大な四角形を描きながら逃げ回っとる。
敵に見つからず、攻撃も受けずに軍隊を送り込めるんか? 攻撃したい場所をどうやって叩くつもりや? 肩担ぎ式のミサイルも含めて、そこにある防空システムをすべて把握できとるんか? イラン全土、内陸数百キロに渡って張り巡らされた、奴らの見事な情報・監視・偵察ネットワークと打撃システムを無力化できるんか?
こういう質問に、まともな答えが返ってきたことは一度もない。いつも「我々は成功しとる、優秀や、すべて正しくやっとる」と手を振ってごまかすだけや。「あの厄介なイラン人はバカやから降参せえへんけど、十分なダメージは与えた」とな。
さて、ここで誰の声が聞こえてこん? 本当に仕切っとるんは誰や? イスラエルや。
なぜ我々はこの戦争をやっとる? イランが国際社会の「サタン(悪魔)」で、文明の安全のために排除せなあかん存在やと突然決めたからか? 違う。そんなもんは全部ナンセンスや。我々がそこに居るのは、イスラエルがイランを「盤面から消したい」と望んどるからや。ワシントンのネオコンが使う言葉やな。
この件は最初からこういう前提で売り込まれた。まず「短期間で終わる。96時間以内に奴らは崩壊する」と。次に「イランを消せばイスラエルは安全になり、地域を牛耳ることができる」と。トルコのことは心配するな、我々の言うことを聞くから、とな。イスラエル側の態度はこうや。「イランを粉砕してくれ。ついでにうまくいけば、あんたらと一緒に石油利権も支配できる」と。
イラクもシリアもトルコも無視してええ、エミレーツは我々に依存しとるから言う通りにする、というのが連中の考えやった。
けど、エミレーツ(UAE)はアメリカに依存するのがええ考えやないことに気づいてしもた。我々は奴らへの攻撃に対して全く準備ができてへんかったし、彼らは我々の基地を置いて支援したことで、とんでもなく高い代償を払わされることになったんや。
今、どこに立っとる? アメリカとイランの間の信頼はゼロや。中国がパキスタンを通じて仲介を申し出たが、我々は反応しとらん。ワシントンの連中の頭にあるのは、「中国に湾岸の権益を奪われるんが最悪の事態や」っちゅうことだけや。けど、中国はもう着々とそれを進めとる。
ロシアはどうや? 我々はまだロシアを傷つけようと必死や。キエフの「ウクライナ政府」なんていうフィクションを維持するために全力を尽くしとる。MI6やヨーロッパ諸国を助けて、長距離兵器を送り込み、「我々のドローンはサンクトペテルブルクまで届いて石油ターミナルを壊せるぞ」と国際社会に見せびらかしとる。けど、できるんはその程度や。
トランプは決断を迫られとる。「すべてをやり遂げられるか?」 おそらく無理や。なら何ができる? ペルシャ湾でいつまでこれを持たせられる? 我々はそこにお邪魔しとるだけで、現地の人間やない。他人の港や基地に依存しとるんや。一日に何発のミサイルを作れる? 中国は何発作れる? 中国からの補給はどうなっとる? イランに貸し出されとる宇宙ベースのインテリジェンスの話もまだしとらんな。
今夜、彼はどちらかの道を選ばなあかん。「もう終わりや、我々は勝った、撤収する」と言うか。その場合、イスラエルは困ることになる。彼らは勝ってへんし、アメリカの無条件のバックアップがなきゃ何も勝ち取れんからな。アメリカにおる強大なシオニストの億万長者たちが、イスラエルを見捨てる(Throw under the bus)ことを許すとは思えん。
トランプは「イスラエルを支援し続ける」と言うかもしれん。けど、それは「死んだ猫に餌を与え続ける」と言うようなもんや。今のイスラエルは廃墟や。事態は全く良うなっとらん。どれだけの人間が死んだか分からんが、イスラエルが想定しとった以上の犠牲が出とるんは明らかや。
イランは何を望んどる? 連中はアメリカにペルシャ湾から出ていってほしいんや。我々は何十年もイランを包囲し、基地を作って脅してきた。イラン人は「もう結構や」と言うとる。第一次大戦後に作られた「サイクス・ピコ協定」の枠組みは、もう終わりや。
奴らはアメリカの撤退以外に何を望んどるか。それはイスラエルの変革や。ガザやヨルダン川西岸での大量虐殺と破壊をアメリカが支援し続ける限り、奴らは和平には応じん。イスラエルがレバノンやシリアに侵攻して何千人も殺しとる間は、和平の条件には乗ってこん。
リーダーシップさえ叩けば、内部崩壊を誘発できる。そんな考えや。連中は3万人が殺されたなんて嘘をついとったが、実際は3,000人程度やった。連中が暴力を煽り、武器を配って警察を撃てとそそのかしたんやが、結局失敗した。
そこで次は「斬首作戦」や。これならいけると思ったんやが、それもあかんかった。
ほな、今の目的は何や? ロンドンのロイズがホルムズ海峡を止めて、今やイランが通行料を取れる立場になった。こうなると、もう「イランを破壊する」しかない。それだけや。
イランを破壊し、社会をバラバラにする。結局、ロシアに対してやりたかったことと同じや。ヨーロッパ連中が理解しとらんのはそこやな。私が「我々」と言うとき、それは普通のアメリカ人のことやない。トランプをバックアップしとる連中のことや。
連中はロシアに対しても同じことを考えてる。ロシアを破壊し、レイプし、分割し、資源を盗む。今、その矛先が同じ目的でイランに向いとるんや。ドナルド・トランプがこの「地獄行きの列車」から降りられるのか、私にはわからん。彼は今、地獄へ向かう列車に乗っとるんや。
(ロシアの反応について)
まず、ロシア人はアメリカ政府がどう動いとるんか理解しとらん。アメリカ国外で理解しとる奴はほとんどおらん。プーチンがした最も鋭い観察は、「何人もの大統領と話してきたが、結局何も変わらん。他の連中が支配しとるからだ」というもんや。
ある者はそれを「ディープステート」と呼ぶが、私は「シオニストの億万長者」と呼んどる。世界で最も裕福な連中や。ウォール街を支配しとる金融資本家やな。何かを作ったり生み出したりして金を得た連中やない。金融取引の王であり、膨大な金を持って自分らのアジェンダのためにそれを使う。
ロシアに対して持っとったアジェンダが、今はイランに向けられとる。連中に言わせれば、これがうまくいけばイスラエルが地域全体を支配することになる。ニューヨークやロンドンの銀行におる連中がすべてをコントロールする。それが連中の望みや。地域の資源を支配することやな。
だが、私はそんなことは起きんと思っとる。ロシア人も「そんなことにはならん」と気づき始めとるはずや。我々は自分らの優秀さや優位性を示すどころか、その優位性が大したことないことを露呈してしもた。ロシア人も中国人も思っとった以上に、我々の鎧には隙間(chinks)があることがバレたんや。
必要もないのに軍事力を使うんは危険や。イランを攻撃する差し迫った理由なんて何もない。1982年のネタニヤフの言い分や、弾薬も持たされとらん海兵隊のビルが爆破された事件(ベイルート)を持ち出して、人口9,300万人の国家を破壊する正当化にするなんて、大惨事や。ただ気に入らんことを言うから、イスラエルの脅威だからという理由でな。
今のイスラエルにとって、イスラエル自身を除けば最大の脅威はトルコや。ナフタリ・ベネットも、ネタニヤフ自身もそれを認めとる。つまり、アメリカの軍隊をコントロールしとる限り、イランを完全に破壊できれば、次は同じことをトルコにもできると考えとるんやろう。
正気の沙汰やない。大惨事や。これでNATOは終わりや。NATOはウクライナの戦場で死んだんや。もう終わりや。ロシア人は、自分ら自身でこの戦争を終わらせなあかんことに気づくべきや。その唯一の道は前進することや。
あと2週間もして地面が乾いたら、プーチンがようやく戦争を終わらせる気があるかどうかがわかる。彼にはそれだけの軍事力がある。邪魔するものは何もない。反対勢力を一掃できるが、彼自身がそれをやらなあかん。誰も助けてくれんし、ええ条件のディール(取引)をオファーしてくれる奴もおらん。そんなもんは存在せん。
トランプは、個人的にどう思っとろうが、結局何も実行できんことを示してしもた。
ロシア人は今の湾岸の状況を注視しとる。ロシアはいつもイランに対して保守的で協力的に、交渉するようにアドバイスしてきた。今もそうしとるかはわからんが、これまで以上にロシアと中国はイランをバックアップするやろう。我々が何をしようと、イスラエルが望むような結果になるとは思えん。
(ヨーロッパの戦略について)
1964年か65年、イギリスのマクミラン首相が「ベトナムに介入するアメリカを支持するか」と聞かれたとき、彼ははっきりと「絶対にせん。関わるつもりはない」と言った。それでアメリカとの関係が壊れたか? そんなことはない。当時はみんな、同盟の限界を理解しとった。同盟は主にソ連の脅威に対するもんやったからな。
だから、何が起きようとアメリカとヨーロッパの二国間関係は続く。お互いに売り買いしとる関係は変わらん。だが、エネルギー問題は致命的や。ヨーロッパは、湾岸のエミレーツ連中のような「絶滅への道」を歩む準備はできてへん。
湾岸のエミレーツ(UAEなど)は終わりや。再建されるとは思えん。トランプが「もう去る、それだけだ。イランを粉砕して、我々も去る」と言った通り、アメリカはもう戻らん。湾岸諸国は賭ける馬を間違えた。巨大な隣人(イラン)に対して敵意を煽った報いを、ひどい形で受けとる。
ドイツ、ポーランド、フランス、イギリスも、ロシアに対して同じ愚かなことをした。東の巨大な隣人を敵に回したんや。全くいらんことで、巨大な間違いや。ロシアには西欧を侵略する関心なんてない。
今の政府を変えなあかん。ストルテンベルグのような連中は追い出さなあかん。最近AfD(ドイツのための選択肢)が「ドイツからの全米軍撤退を支持する」と発表したんは、喜ばしいことや。30年前にやっとくべきやった。アメリカがドイツに居座る正当性なんて何もない。
ド・ゴールは正しかった。オルバンも正しかった。イギリスとフランスには新しい政府が切実に必要や。さもないと、内部で反乱が起きるかもしれん。
ヨーロッパ人はこの問題に自分らで対処せなあかん。ロシアとの敵対関係を終わらせ、バルト三国の連中のようなマニアックな考えを止めさせることや。隣人と仲良く暮らす。そんなに恐ろしい考えやない。1879年にビスマルクが言った通りや。「ロシアとうまくやれ」とな。ロシアを永遠のスターリン主義の脅威として扱うのは、もうやめなあかん。彼らは違うんやからな。


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