欧米の銀行、ロシア撤退に向け資産スワップ検討
https://www.rt.com/business/555511-western-banks-russia-assets-swap/
2022年5月15日 13:38
制裁を受けているロシアからの撤退に伴うロシアでの事業の多額の評価損を免れるため、ウニクレディトとシティグループはロシアの銀行と資産を交換する可能性を探っていると、FTが関係者を引用して報じた。
この計画は、ウクライナでの軍事作戦をめぐってロシアに課された西側の制裁により、海外の金融機関がロシアから大量に流出する中で行われた。先週明らかにされた試算によると、ヨーロッパの銀行は、反ロシア制裁によって予想される経済的影響から身を守るために、約100億ドルの資産を評価減し、現金を確保する打撃を受けたという。
ウニクレディトは、西側から制裁を受けていない複数の金融機関にロシア事業を売却することを検討していると、この協議について説明を受けた関係者がメディアに語った。
撤退により53億ユーロ(約5500億円)の損失を被る可能性があるイタリアの金融機関は、制裁リストに含まれていないロシア有数の富豪ウラジミール・ポタニンが所有する投資事業、インターロスグループの申し出を拒否したと報じられている。
インターロスはすでに、仏ソシエテ・ジェネラルの子会社ロスバンクや、ロシアの実業家オレグ・ティンコフから評価の高いフィンテック企業TCSの株式35%を取得するなど、複数の事業を買収している。
一方、シティグループはロシアの中堅銀行と、同国の消費者向け事業と商業事業の一部を売却するために「複数の対話」を行っていると、この問題に詳しい関係者は述べた。アメリカの多国籍銀行グループにとっては、資産交換ではなく、非金融機関への売却が望ましいとされている。
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