2025年10月7日火曜日

マイケル・ハドソン:経済を計画するのは誰か?

https://michael-hudson.com/2025/10/who-plans-the-economy/

経済を計画するのは誰か? (マイケル・ハドソン教授との対談)
2025年10月6日(月) 

パート1:トランプとFRBのケンカ
ラディカ・デサイ: こんにちは、そして「地政学的経済アワー」の新シーズンへようこそ。この番組は、今という時代の急速に変化する政治経済、そして地政学的経済を探るもんや。記念すべき第50回のエピソードで新シーズンを始めることになりました。わたくし、ラディカ・デサイが、今日のゲスト、そしてこの番組を立ち上げた時からのレギュラーであり、お気に入りの一人、マイケル・ハドソン教授と一緒に進めていきます。マイケル、また来てくれてありがとう。

マイケル・ハドソン: またここに来られて嬉しいよ。

ラディカ・デサイ: よっしゃ。さて、この収録をしている今、アメリカの連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定会合(FOMC)が、6週間ごとの会議を終えたばっかりや。ご存知の方もおるかもしれへんけど、彼らは今年初めての利下げ、0.25%(25ベーシスポイント)の利下げに合意した。

大きな動きやないけど、FRBが最近、多くの論争の中心になっとるんは事実や。そして、この論争の多くはドナルド・トランプから来とる。最近のニュースに少しでも注意を払うてる人やったら、トランプがFRBに対して「何か思うところ」があって、「我慢でけへん痒み」みたいなもんを持っとることに気づかんかったはずがない。

彼はパウエル議長を「バカ(numbskull)」とか「いつも遅すぎる」(つまり、利下げの判断がいつも遅すぎる、っちゅう意味)やと呼んで、利下げを要求しとる。

彼はFRBのマリナー・エクルズ・ビルディングの改修現場を劇場型に訪問して、テレビカメラの前で3億ドルのコストの差について異議を唱えたんや。国の負債が対GDP比150%以上で37兆ドルにまで膨れ上がっとる国で、この程度の金額が大した問題やとでも言うように。

彼が現議長のジェローム・パウエル氏の再任をせえへんっちゅうのは、ずいぶん前から明らかやった。すでに一人の理事の早期退任を利用して、自分の忠実な支持者を理事会に送り込んどる。そして、最近こそ4人の候補者を検討しとると発表したけど、後任人事を巡る憶測はもっと広範囲で飛び交っとる。

10人以上の候補者が話題になっとるっちゅう人もおるくらいや。FRBへのまた別の攻撃として、トランプは、リーサ・クック理事を「理由がある」として解任しようとしたけど、最近の司法判断では成功してへん。やから、彼女は今日の重要なFOMC会議にまだ残っとる。この状況から、たくさんの疑問が出てくる。

トランプに忠実な経済学者たちは、FRBの「安易な金融緩和政策」に問題があるっちゅう論文や論評を発表しとる一方で、トランプ自身はFRBに金融政策を緩く保つよう要求しとる。FRBに対するトランプ政権の一貫した政策っていうもんはあるんやろか?

次に、トランプはドルを世界の基軸通貨として維持したいようやけど、同時に、独立性が疑われとるFRBの独立性をさらに損なおうと決意しとるように見える。彼が望む安易な金融緩和は、インフレを抑えられへんことを確実にしとる。インフレは、ドルシステムに対する持続的な脅威や。

インフレはまた別の疑問を生む。全体的なインフレ率は依然として高い。エネルギー価格が低いにもかかわらず、今回の会議の前にも上昇しとる。これは間違いなくトランプ自身の関税の結果である高い食料価格に牽引されとる。そして、コアインフレ率(変動の激しい食料とエネルギー価格を除いたインフレ率)も高いままや。

トランプは一方で、「わしが生活費を引き下げた」っちゅう主張を続けとるけど、同時にFRBのどんな行動もインフレを減らさんことを確実なものにしとる。

それから暗号通貨の問題がある。「Genius Act」の通過によって、非常に怪しい資産、すなわち、常識的な分析者やったら「極めて不安定で、リスクが高く、本質的に投機的」と見なすであろう暗号通貨に対して、政府の規制のお墨付きが与えられてしもうた。

これは、どういう形であれ、これらの資産が金融システムに入り込んで、「全てがバブル」の状態にある中で、もう一つのバブルの種になるっちゅうことや。これによって、すでに崩壊寸前にあるアメリカの金融システムの脆弱性を、さらに危機に近づけることになる。

もし今、何らかの暴落が起きたら、それはドルシステムを歴史のゴミ箱に送ることになるだけや。マイケル、このことは何回も話し合ってきたな。

さて、マイケル、トランプがFRBへの攻撃でさらに泥沼化させとる、この矛盾だらけの状況について、あんたが一番言いたいことは何や?話すことは山ほどあるから、頭に浮かんだことから、どこからでも話し始めてくれてええで。

パート2:ハドソン教授の分析
マイケル・ハドソン: トランプの頭ん中は「ガラクタ経済学」で一杯や。

彼はドルを切り下げたいんや。ドルの為替レートを下げたいっちゅうわけや。なぜなら、そうすればアメリカの輸出競争力が高まると妄想しとるからや。ドルが下がれば、ヨーロッパの通貨や外国の通貨に対して価格が安くなる。

せやけど、問題は、アメリカは過去30年で脱工業化してしもうて、輸出できるもんがそんなにないっちゅうことや。

そして、利下げによって彼が実際にやろうとしとることは、彼の財務長官であるスコット・ベッセントがやってきたことと真逆やねん。

これはまるで、ゼロ金利政策に戻って、借金(債務)のレバレッジをかけて儲けたい、っちゅうことみたいや。銀行から安く借りて、配当が高い株や金利が高い債券を買うことで、株や債券の価格を膨らませるっちゅうわけや。

彼は、投機家(スペキュレーター)にとって安全な経済を再び作りたいんや。結局、彼らがトランプの支持基盤やからな。

パート3:FRB独立性の問題
さて、ここが問題や。ウォール街のまともな人たち(たぶん1%の人たち)や、あんたやわしみたいな人間は、FRBの独立性っていう観点から彼を批判しとる。

もしトランプがFRBの政策に介入して、彼独自の想像(FRBがどう政策に影響を与えるか)に基づいて細かく管理したり、あるいは選挙献金者への奉仕を口実にして隠そうとしたりしたら、不安定化と、おそらくインフレが起こるやろ。

そしてもちろん、トランプはインフレに反対しとるフリをしとる。せやけど、あんたが今指摘したように、関税はインフレを押し上げとる。そして、彼のとんでもない巨額の財政赤字(最も裕福な10%の税金を大幅に下げて、下の90%の税金を上げることで生まれる)は、経済をインフレさせるやろ。つまり、彼は不安定化を監督しとるようなもんや。

何十年も前から、「中央銀行は独立せなあかん」っちゅうマントラ(お題目)があった。中央銀行は責任感があるからや。そして、政府は無責任やと、みんな知っとる。なぜなら、政府は選挙で選ばれる民主的な存在やから、福祉のために金を使いたがって、それがインフレを引き起こす、っちゅうわけや。そして、完全雇用を目指すけど、それが賃金を押し上げるやろ、って。

代わりに、ポール・ボルカー以来のFRBの仕事は、賃金が上がるのを防ぐために、十分な失業を生み出すことやった。

パート4:FRBの本当の役割
この構図の何が間違っとるかっちゅうと、あんたやわしが議論してきたように、FRBは加盟銀行(商業銀行)のために奉仕しとるっちゅうことや。

そして、経済の中でもっとも無責任なセクターがあるとしたら、それは銀行セクターやねん。なぜなら、経済の金融化、脱工業化、そして今日わしらが抱えとる信じられへんほどの借金(債務オーバーヘッド)を招いたんは、まさに銀行セクターやからや。

やから、FRBが政府よりも責任感があると信じる理由なんて、どこにもない。わしは政府が責任感があるとは言うてへんで。なぜなら、銀行を支配しとるのと同じウォール街の億万長者たちが、政府自体も支配しとるからや。つまり、どっちに転んでも損をするっちゅうわけや。

問題は、FRBが議会から経済全体を管理する権限を奪い取ってしもうたことや。そして、あんたやわしが議論してきたように、金利に影響を与えるだけ、証券の売り買い(公開市場操作)をするだけで経済を管理しようとするのは、経済のほんの一部に過ぎへん。

これは、工業化や、企業が得た収益をどうするのか(自社株買いをして株価を押し上げるのか、それとも長期的な投資をするのか)っちゅう、全体像を見落としとる。

ホンマに大事なのはそこやのに、FRBはそこには全く関心がない。FRBは銀行に資金を提供することだけに関心がある。そして、銀行は実体経済には金を貸さへん。株や債券、金融投機のために金を貸しとるんや。

FRBは、アメリカ経済が堕落してしもうた「ポンジ・スキーム(詐欺的な投資スキーム)」の実行役やと見ることもできるわな。

パート5:FRBの「独立性」の正体(ラディカ・デサイ)
ラディカ・デサイ: なるほど、教授はたくさんの論点を出してくれたから、一つずつ見ていきましょう。

まず、FRBのいわゆる独立性っちゅう問題を取り上げましょう。

ご存知のように、第二次世界大戦後の最初の数十年間は、金融政策は、経済を維持するための選ばれた政府の手にある道具の一つやと、実際に考えられとった。だから、中央銀行が独立せなあかんなんて、思われとらへんかった。

中央銀行の独立性が「お題目」になり、破ってはならへんルールになったんは、金融化の時代になってからだけや。

マイケル教授、あんたがいくつか言及した中で、すでにこれが示されとった。それは、FRBが過去数十年にわたってやってきたことは、本質的に資産バブルを膨らませたっちゅうことや。

FRBは、金融機関が実体経済に投資するためやのうて、主に金融機関に金を貸してきた。FRBが金融セクターの規制当局としての役割を担っとる限り、この実体経済への投資の可能性は、もう窓から投げ捨てられたも同然やった。

なぜなら、少なくとも1980年代初頭から、規制の問題が起こるたびに、デフォルト(既定)のポジションは、再規制やのうて規制緩和やったからや。このことはまた議論できるけど、とにかく規制は緩められてきた。

FRBは基本的に銀行に金を貸しとる。その銀行はそれを資産価格のインフレなんかに使う。特に今世紀の初め以降の安易な金融緩和政策は、その主要な手段やった。最初は住宅と信用バブルを膨らませて、それが2008年に弾けた。そして今は、わしらがその中にいる「全てがバブル」の状態を膨らましとる。

だから、FRBの独立性っちゅうんは、実際には「規制の虜(キャプチャー)」を意味しとる。つまり、規制するはずの相手に、規制当局が取り込まれてしもうたっちゅうことや。これは、「キツネに鶏小屋の警備を頼む」ようなもんや。そんなこと、起こるわけがない。だからこそ、金融の利益が主導権を握り続けてきたわけや。

教授はもう一つ、ホンマに興味深いことを言うた。それは、ここ数十年、真面目な財政政策がなかったっちゅうことや。あったんは、唯一の政府の管理手段であるかのように装うた金融政策だけやった。

わし自身の著作、「地政学的経済」の中で、FRBの金融政策を、ドルシステムとの関連、そしてアメリカ経済の管理との関連で追跡してみたところ、少なくともクリントン政権までには、真面目な財政政策が基本的にないっちゅうことが分かった。

唯一の財政政策は、共和党政権がいつも大企業への減税を行うことやった。

その後に民主党政権が来ても、それに手をつけへん。代わりに、財政の健全化に取り組むけど、それは主に社会サービスの削減なんかによって行われた。これは共和党政権もやっていたことや。

そして、また次の共和党政権が来て、さらに減税する。だから、これで当然、アメリカの借金は山のように増え続けてしもうた。社会サービスをある程度削減しても、企業に大減税をすることで失う歳入を補うには全然足りひんからや。

だから、ここ数十年間、経済運営っちゅう点で見ると、あったんは金融政策だけやった。

これはアラン・グリーンスパンから始まって、彼自身が「マエストロ(巨匠)」と呼ばれた所以や。まるで、スーパースターの指揮者が、小さな指揮棒を少し動かすだけで、アメリカ経済っちゅうオーケストラを指揮しとるかのように。

せやけど、現実には、彼らはアメリカ経済の管理を諦めてしもうたっちゅう状況やった。アメリカ経済の生産的な性格を維持しようとするのを諦めた。実際には、アウトソーシングや金融化なんかを奨励した。

つまり、彼らはアメリカ経済を本質的に破壊し、消費に基づいた経済に変えてしもうた。こういったあらゆる面で、金融政策が財政政策を置き換えてしもうたっちゅうことや。そして、そこに他の多くの問題が繋がっとる。

パート6:ハドソン教授の反論と規制緩和の闇
マイケル・ハドソン: 彼らは金融政策を規制緩和しただけやのうて、犯罪まで規制緩和したんや。

オバマ大統領は、エリック・ホルダーを司法長官に任命した。ホルダーは言うた。「たしかに、金融危機につながった巨大な犯罪の波があった。ジャンクモーゲージの貸し付け、銀行が住宅ローンの書類を偽造し、鑑定士が偽造し、ブローカーが偽造し、何十億ドルもの詐欺があった。わしらには選択肢がある」って。

「この金融詐欺の結果、約800万世帯のアメリカの家族の住宅ローンは、支払い能力を超えた法外な価格になっとる。わしらはどうするべきか?選択肢は二つある。オバマ大統領が約束したように、借金を住宅の合理的で現実的な価値まで帳消しにして、これらの家族を銀行の搾取から救うか、あるいは、銀行家を起訴して刑務所にぶち込むかや」

「せやけど、これには問題がある。これらの銀行家のほとんどは結婚して子供がおる。そして、彼らの子供や妻は無実や。彼らの無実を傷つけるのは間違っとる。なぜなら、数十億ドルの資産を持つ人物の人生と家族の幸福の価値は、わしらが今財産を奪おうとしとる800万のヒスパニック系や黒人やその他の家族よりも、価値があるからや」

「だから、わしらは誰も罰せへん。実際、わしらがやることは、FRBに目を向けて、『銀行が支払能力以上の金を貸しとるから、たとえ銀行が支払い不能でも、史上最大の金融ブーム、史上最大の債券市場ブームを生み出せ』って言うことや。そのために、金利を今の高水準から1%未満まで引き下げる。これで、債券と株の資本化がとてつもなく増加するやろ」

そして、オバマはベン・バーナンキをFRB議長に、次にジャネット・イエレンを任命した。彼らの仕事は、銀行が支払えるレベルまで借金を帳消しにするのを防ぐことやった。彼らは、「わしらの仕事は消費者物価を安定させることやのうて、株や債券、不動産の資産価格が下がるのを防ぐことや」って言うた。

なぜなら、経済がこれほどまでにハイレバレッジになっとって、銀行が自己資本準備金に比べてあまりにも多くの金を貸し出しとるから、価格が少しでも(1%か2%でも)下がったら、最大の銀行顧客、最大の投機家の自己資本が吹き飛んでしもうて、銀行自体が潰れてまうからや。

そして、FRBの預金保険公社のトップは、「ホンマに腐っとる無能な銀行が一つある。それがシティバンクや。あまりにも無謀やから、潰さなあかん」って言うた。せやけど、オバマの財務長官ティム・ガイトナーは、「いやいや、わしの仕事はシティバンクを救うことや。わかるやろ、わしを権力の座に就けたんは彼らやからな。なあ、オバマさん、クリントンの財務長官を通じて、あんたを権力の座に就けたんも彼らやろ」と言うた。

つまり、銀行が金融システムだけやのうて、司法制度や検察制度まで牛耳っとるっちゅうことや。そして、彼ら全員の共通の目標は、あんたが今説明したように増え続けている借金を帳消しにすることによって、銀行が損をせんようにすることや。

借金を帳消しにせんと、利息が付いてどんどん増え続けるとしたら、その増え続ける借金を背負い続けるために、より低い金利で、より多くのお金をどんどん作り出さなあかん。これこそがポンジ・スキームや。

このスキームの初期の投資家を救済するための資金を提供する、新しい参加者が必要になる。さもないと、スキーム全体が失敗する。

アメリカ経済はそうなってしもうたっちゅうことや。そして、FRBの独立性っちゅうんは、そういうことやねん。誰も、あるいは検察制度も、詐欺に関する法律も、常識でさえも、金融投機によって金を生み出す経済(産業投資やのうて)を邪魔させへん、っちゅうことや。

わしらはもう、工業経済やないんや。

パート7:FRBの貸借対照表が語るもの(ラディカ・デサイ)
ラディカ・デサイ: まさにその通りやわ。マイケル、これを見てください。わしらはこのFRBの貸借対照表のチャートを以前にも見せたことがあるけど、ご覧の通り、2008年の金融危機の後、1兆ドル未満から約2兆ドルに跳ね上がった。その後、量的緩和(QE)を何回もやった結果、4兆ドル以上にまで膨れ上がった。

そして、パンデミックで、これが9兆ドルにまで達した。これは一体何や?

これは本質的に、FRB自身が様々な投機的資産の市場に参入しとるっちゅうことや。FRB自身が、銀行家たちの投機的資産の価値を保全するためのエージェントに、なってしもうたわけや。

そして、もう一つ、ホンマに興味深いことがある。株式市場が民主的で、誰もが儲けられることになっとるっちゅう点でや。

教授が今言うてくれたことに加えて、実は公開企業(上場企業)の数そのものが減っとる。プライベート・エクイティ(PE)が所有する会社がどんどん増えとるんや。これは本質的に、「儲かる情報」を内部で共有するエリートのクラブみたいなもんや。

彼らはその情報を公にはせえへん。そうすることで、このクラブのメンバーとして儲かる投資から個人的に利益を得て、普通の投資家、個人投資家が参入するのを許さへんようにしとる。

これもまた、ホンマに興味深い現象や。そして今、トランプ政権は、さらにクラブのような振る舞いを許すような流れを作っとる。

わずかに残った上場企業について、トランプは最近、四半期報告書の義務を撤廃すべきやと提案しとる。半年ごと(年に二回)の報告でええ、っちゅうわけや。

これもまた、個人投資家が利用できる情報量を制限するもんや。

色んな意味で、このシステムはポンジ・スキーム的な性質を持っとる。富裕層が富裕層であり続けるっちゅう序列がある一方で、一般の人々はこのシステムに全く関与できへん。

そして、年金基金みたいなもんについては、彼らが持っとる莫大な資金が、金融システムにおける本質的な「投射力」になっとる。その金が「投射力」として利用されとる。せやけど、当然、利益が出た時は最も少なくしか得られへんし、損失が出た時は最も大きく損をするんや。

パート8:FRBの役割の革命的変化(マイケル・ハドソン)
マイケル・ハドソン: そのチャートをもう一回出してくれる?FRBの根本的な、前例のない発展を、実際に示しとるんや。

チャートの一番最初にある平らな線を見てくれ。そう、あの平らな線は、一世紀前まで遡っても、あんな風に平らやったんや。そして、あの平らな線こそ、一世紀にわたって世界中の中央銀行がやってきたことやねん。彼らは、金利を上下させるためだけに、政府の短期債券を一晩で売り買いすることに介入しとった。長期的な蓄積なんてなかったんや。

あんたが示しとる2008年の急上昇、そしてその期間ずっと続いた上昇で何が起こったかというと、FRBが初めてそれ自体が巨大な投資家になり始めたっちゅうことや。FRBは、政府債券だけでなく、社債も、社債だけでなくジャンク債までも、価格を押し上げるために、十分な量を買い込んだんや。

やから、学校で習うような「財やサービスに費やされる」んやのうて、株や債券を買うための、莫大な資金の流入があったんや。FRBは、資産価格をインフレさせるためにお金を作り出しとる。

消費者支出のためやのうて、株や債券、不動産の購入のために金を作り出しとるんや。FRBのマネー創造が消費者物価に影響を与えるっちゅうアイデア全体は、単なるフィクションやねん。あのチャートを見たら、彼らがホンマは何のために金を作っとるかがわかるやろ。そして、それは革命的やった。

パート9:トランプとFRBの矛盾(ラディカ・デサイ)
ラディカ・デサイ: まったくやわ。マイケル、わしらが議論したいことの一つは、トランプ政権がFRBにホンマは何を求めてるかっちゅうことや。トランプ自身は非常に矛盾した発言をしとる。

一方で、ドルが強くあってほしい、ドルシステムが機能してほしい、などと言うとる。そして当然、トランプが関税を発表し始めた当初は、関税がドルの価値を上げると予想されとった。

せやけど、トランプが就任して以来、ドルの価値は一貫して下がり続けとる。一部では価値を約10%失ったと言うとる人もおる。これがあるチャートで、上下動を示しとる。そして、こっちが広範なドル指数を示しとる別のチャートで、これも2025年1月にピークに達してから下がり続けとる。

つまり、ドルは下がり続けとるっちゅうことや。そして当然、トランプが気に入らへん人たちは、「トランプのせい」やと言うとる。せやけど、わしは状況はもっと複雑やと思う。

ドルが下がりとる理由の一つは、インフレや。もちろん、関税はインフレに貢献しとるけど、トランプが就任する前からインフレは上がっとった。

同時に、FRBは、このインフレに対処するのが非常に難しいと感じとる。なぜなら、FRBがインフレに対処するために許容できる唯一の方法は、金利を上げることやからや。せやけど、これ以上金利を上げたら、全ての資産バブル(いわゆる全てがバブル)を突き崩すっちゅう、深刻な危険にさらされてまう。

ここにあるのは、1955年まで遡るFF金利(フェデラルファンド金利)のチャートや。ここがボルカー議長の時のピークや。

せやけど、FRBはもうボルカーの真似はでけへん。なぜなら、当時ボルカーが金利を上げた時は、弾け飛ぶ資産バブルを心配せんでよかった。

一方で、今わしらが見とるんは、例えば、ドルが下がっとったから、FRBが金利の引き上げを強いられたっちゅう一連の動きや。ドルの価値を回復せなあかんかったからや。

それで利上げを始めたけど、5%を少し超えた瞬間に、北大西洋金融バブルの暴落につながる全てのプロセスが引き起こされた。それが北大西洋金融危機につながったわけや。

同じように、今日もまた5%を少し超えた水準におるからこそ、インフレが高いままでも、FRBはこれ以上金利を上げる勇気がないんや。

実際、今やろうとしとることは、金利を下げとるっちゅうことや。トランプは、FRBが利下げをしたがらへん、トランプが利下げを主張しとる、と言うとる。せやけど、ホンマのところ、FRBのジェローム・パウエル氏やほとんどのFOMCメンバーは、利下げを何よりも望んどるはずや。なぜなら、資産インフレを続けたいからや。

せやけど、インフレが収まらへんから、過去2?3年で上げてきた金利を少なくとも今の高い水準に保つことを強いられとる。FRBは板挟みになっとるんや。だからこそ、彼らは「より長く高金利を維持する(higher for longer)」っちゅう姿勢を保っとるんやろな。

ある意味で、わしが言いたいのは、トランプは自分が利下げを引き起こした人物やと、そして実体経済を気にかけているかのように見せたいだけやっちゅうことや。せやけど、当然、ジェローム・パウエルもトランプも、彼ら全員が気にかけているのは、資産バブルの継続的なインフレだけやねん。

パート10:FRB独立性の政治利用(ラディカ・デサイ)
ラディカ・デサイ: まったくその通りやわ。それと、わしがもう一つ付け加えたいのは、FRBの独立性が、疑われとるっちゅうことや。

スコット・ベッセント財務長官は最近、過去の安易な金融緩和政策を批判する記事を発表した。彼は批判したいのかもしれへんけど、実際にはトランプは、この安易な金融緩和政策の継続を望んどるんや。

わしは、スコット・ベッセントのような介入(この記事はかなり話題になっとる)の本当の影響は、意図的であれそうでないであれ、FRBがこれまで真に独立していたわけではないっちゅうことを確立することやと思う。

そして、今日、トランプ政権がFRBの独立性を侵害しとるように見えるとしても、これは過去に起こったことと何ら変わりない。ある意味、それは事実や。なぜなら、全ての金融政策は政治的やし、FRBの独立性っちゅうんは、わしらがすでに言うたように、金融セクターの規制を金融セクターの手中に残すっちゅうことやからな。

ポイントは、彼は基本的に「FRBの政策は政治的なもんや」っちゅう新しい規範を確立しようとしとる。そして、これを政治的にする唯一の目的は、金利を低く保つことで、トランプにその手柄を持たせることやと思うんや。

パート11:格差を生み出すFRB政策(マイケル・ハドソン)
マイケル・ハドソン: ベッセントが書いた記事は、ホンマに素晴らしい。わしらが長年言うてきたような、素晴らしいポイントを出してくれた。

彼は記事のタイトルを「FRBの新たな機能獲得型金融政策(The Fed’s New Gain of Function Monetary Policy)」と名付けとる。「機能獲得型(Gain of function)」っちゅうんは、コロナウイルスのパンデミックで使われた言葉や。彼はFRBの政策を、パンデミックみたいに扱っとる。

そして、この「機能獲得」は、FRB政策の突然変異やった。わしらが今議論したように、経済自体やのうて、経済の金融負債オーバーヘッドを救うことにあった。

彼は、金融でお金を稼ぐことの効果について、長く議論しとる。あんたが以前指摘したように、主要な金融セクターの投資家は、数百億ドルの資産を持つ大富豪や。そして、彼らが金を稼ぐ方法は、経済を工業化するんやのうて、脱工業化することや。

そして、わしらは以前、経済における富の成長を示したことがある。これが下位50%の富や。下位20%は実際には減っとる。アメリカ経済の富の成長の全ては、上位10%が持っとる株、債券、不動産の形であらわれとる。

株式市場と債券市場の75%以上を、この10%が大多数を占めて持っとる。90%の人たちは、退職年金基金を通じて以外は、債券や株なんて持っとらん。超富裕層と比べたらごくわずかや。

やから、この資産価格インフレの恩恵を受けたんは、経済ピラミッドのまさに頂点やった。そして、彼らはこの増え続ける金融資産を利用して、選挙への献金を通じて選挙プロセスへの支配を強めてきた。

アメリカでは、銀行だけでなく政治献金の規制も緩和されてしもうて、彼らは事実上支配権を買い取った。

FRBはこれを成功として称賛しとる。「わしらは富を作り出した」と。せやけど、彼らが作り出した富のほとんどすべて(90%)は、最も裕福な10%のためであって、経済全体のためやない。

そして、ほとんどの富が、債務者に対する金融的な請求、つまり住宅ローン、銀行ローン、社債、国債の形を取っとるんやとしたら、貸借対照表の資産サイドで富が創造されるっちゅうことは、貸借対照表の負債サイドで借金が創造されるっちゅうことや。

そして、上位10%が資産を持ち、90%が借金を背負っとる。その結果は、経済を両極化させることやった。

ベッセントは、FRBの資産価格インフレの全ての結果が、不平等と失業と脱工業化やったっちゅうことを指摘した功績は認めるべきや。これは、教科書が想像する(金融セクターは単なる仲介役で、経済には何の影響もない)こととは、まったく逆や。

金融セクターは、経済を動かす「形作る者」やねん。そして、アメリカ全土、ヨーロッパ、そして西側経済全体を誤った形に作り変えてきたんや。

パート12:クラッシュを先延ばしにするために(ラディカ・デサイ)
ラディカ・デサイ: スコット・ベッセントが記事で語った全ての真実は、トランプが当選するために語らざるを得んかった真実と何ら変わりない、と言わせてもらう。

覚えてるか?わしは長年、トランプが「人々に向かって、経済は非常にうまくいっとる、と言うだけでは選挙に勝てなくなった」っちゅう一つのことを発見した、と主張しとる。

彼は人々に真実を言うた。「うまくいっとらん」と。わしらはそれに同意するけど、当然、トランプは当選するためだけに真実を言うた。そして、彼はそれを嘘と混ぜ合わせた。例えば、「貿易と移民のせいで経済がうまくいっとらん」と言うたことは、もちろん嘘や。だから、トランプは真実と嘘の別のパッケージを持っとるだけや。

スコット・ベッセントの新しい真実と嘘のパッケージで、あんたが理解せなあかん重要な点は、彼がFRBが生み出した不平等について真実を言うとるんは、それを止めさせるためやないっちゅうことや。なぜなら、彼自身も、そして彼の大統領も、より低い金利を支持するはずやからな。

より低い金利の効果は何や?それは、資産バブルをさらに膨らませて、清算の瞬間を先延ばしにすることや。

わしが見つけたホンマに興味深いチャートを共有させてくれ。これはアメリカの主要な資産市場のチャートや。ここには、株式、住宅不動産、財務省証券、商業不動産、農地などがある。

このチャートで見てほしいんは、1997年から2004年までの年平均成長率や。小さくはないけど、巨大でもない。せやけど、2023年第4四半期から2024年第4四半期までのわずか一年間の成長を見てくれ。株式市場なんかは、この一年で大規模に成長しとる。他の資産市場の成長は遅い。そして、商業不動産市場は、ある程度縮小しとるんや。

ここでホンマに興味深いのは、今や、これらの市場の成長がすべて減速しとるから、ある意味でクラッシュが来ようとしとるっちゅうことや。株式市場は何の支えもなく上がっとる。どんどん上がっとるけど、何に乗っかって上がっとるんや?

わしらが知っとるように、株式市場全体は、マグニフィセント・セブンとその他いくつかの銘柄に牛耳られとる。そして、マグニフィセント・セブンの株価のインフレのほとんどは、AIを巡る誇大宣伝(ハイプ)によるもんや。

そして、AIの名のもとになされとる天文学的な投資は、儲からへんっちゅうことが、人々にますます明らかになってきとる。すでに成果を生み出しとらん。

だから、クラッシュは来るやろ。せやけど、ポイントは、それまでの間、低金利を維持したいっちゅうことや。ベッセントは安易な金融政策について文句を言うかもしれへん。量的緩和なんかはせえへんかもしれへん。せやけど、金利は低く保つやろ。

彼は「FRBの政策は常に政治的であった」と言うて、「だから、わしらがそれを政治化する」と言いたいんや。そして、そうなったら、トランプは過去に行われてきたことをするやろ。それは、経済成長の名のもとに低金利を正当化することや。実際には、資産価格を高く保つために低金利を望んどるにもかかわらずな。

パート13:ポンジ・スキームの完成(マイケル・ハドソン)
マイケル・ハドソン: 同感や。まさにそれが起こってきたことや。

人々は、富の成長や上位10%の成長が経済の全てであるかのように振る舞っとる。そして、FRBにとっては、それこそが経済の全てや。なぜなら、彼らがFRBの支持基盤であり、最も裕福な10%が銀行ローンの顧客やからや。そして、FRBは加盟銀行によって管理・運営されるように作られとる。つまり、閉じたサークルがあるわけや。

そして、議会が活動を停止しとって、さらに増税を切ること以外に何もする気がなく、さらに大きな財政赤字を生み出してその効果を増幅させる限り、トランプはこういう主張ができるやろ。

「もし金利を下げへんかったら、政府の借金の利息がいくらになるか想像してみてくれ。予算は債券保有者への利息にほとんど使われることになる」と。

そして、これはすでに軍事支出とほぼ同じくらいの規模になっとる。これは危機を引き起こすやろ。わしらは社会保障やメディケアをカットせなあかんくなるやろ。

せやけど、それには解決策がある。社会保障を民営化して、全てを株式市場と債券市場に投入すれば、ポンジ・スキームを継続できるからな。

パート14:本当の独立は「政府の独立」(ラディカ・デサイ&マイケル・ハドソン)
ラディカ・デサイ: マイケル、教授が言うてること、そのままお見せしとるんや。1年物と30年物、つまり超短期と超長期の国債の利回りが上昇しとって、今やかなり高い水準にある。これはホンマに興味深い。そして、トランプ政権が富裕層への減税なんかに固執しとるから、これは国の借金、赤字をさらに増やす要因になっとる。

わしが言いたかったもう一つのポイントは、FRBが独立せなあかんっちゅう考えが、今や葬り去られつつあるっちゅうことや。そして、これからは新しいレトリックが出てくるやろけど、それは資産バブルを膨らませるっちゅう同じ政策を継続するだけや。

関税が経済を復活させへんように、低金利もアメリカ経済を復活させへん。これはわしが最初に言うた通りや。

暗号通貨をシステムに挿入したことは、価値を膨らませられるっちゅう新しい資産を付け加えただけや。その基盤の上で、少数の富裕層が金儲けできる一方で、経済の残りの部分が苦しむっちゅう状況が、これからも続くやろ。

マイケル・ハドソン: あんたが指摘しとるホンマのポイントは、政府が金融セクターから独立する必要があるっちゅうことや。わしらが言うてるホンマの独立っちゅうんは、それやねん。

問題はそこや。アメリカの二大政党制の下では、二つの政党しか持てへん。あまりにも法律が複雑に絡み合っとるから、共和党と民主党の二頭政治に代わる選択肢を持つ方法がない。やから、議会自体も、FRBがウォール街から独立しとるのと同じくらい独立しとらん。

その結果、経済政策、つまり経済計画が、ワシントンから金融セクター、ウォール街、そしてシカゴ商品取引所といった金融セクターへとシフトしてしもうた。

その結果が、経済の金融化や。そして、かつての産業資本主義のダイナミズム全体や、産業民主主義っていう考え方全体が失われてしもうた。

ウォール街が支配しとるっちゅうことは、政府の計画や集中から自由な市場っちゅう意味やない。金融計画は、政府の計画よりも集中しとるんや。だからこそ、トランプは全ての政府の規制機関をクビにしとるわけや。

規制機関がなかったら、金融セクターが経済のセントラルプランナーになるのを防ぐもんは何もない。アメリカ経済で起こったんは、要するにそういうことやねん。

パート15:民主主義 vs 金融寡頭制(ラディカ・デサイ&マイケル・ハドソン)
ラディカ・デサイ: つまり、教授が言うてるんは、わしらは中央計画経済を持つことになるけど、それは一般の人々の利益のために計画されるんやのうて、イーロン・マスクのような一握りの超富裕層の利益のために計画されるっちゅうことやな。これはホンマにその通りや。

わしらがホンマに言うたんは、FRBの独立性を巡るレトリックは、常にFRBの政策を民主的な影響力から遠ざけるための手段やったっちゅうことやろな。

その考えっちゅうんは、当然、ある程度の民主主義がある限り、少なくともFRBを政治的にコントロールしようとする政府を選んで、一般の人々を助け、生産的な経済を生み出す方向にその政策を曲げさせることができる、っちゅうことやった。

せやけど、教授がこれに付け加えてるんは、当然、ここ数十年の、そして今日に至るまでの民主的に選ばれた政府自体が、金融セクターの手のひらの中にいるっちゅうことや。

やから、選ばれた政府が、一般の人々の利益になる方法でFRBをコントロールする術がない。問題は、FRBが独立しとるかやのうて(実際には独立しとらん)、間違った利益に支配されとるっちゅうことや。

もしアメリカの一般の人々が自国の運命をコントロールしたいんやったら、彼らはこの二頭政治の一部やない、ホンマに一般の人々の利益を代表する政府を選ばなあかん。

そして、そうすれば、独立したFRBの必要性はなくなるやろ。政府が金融政策を本質的に曲げることになる。国民の利益のために行動する、国民に選ばれた政府が、生産的で、平等で、社会的に公正な経済、そしてもちろん生態学的に持続可能な経済を作り出すために必要な方向に、金融政策を曲げるやろ。

マイケル・ハドソン: あんたの言う通りやと思う。寡頭制と違って、民主主義は、金融管理を、中央銀行やのうて、公的な、選ばれた政治機関である財務省の手に集中させるやろ。

アメリカには1913年まで中央銀行はなかった。問題は、財務省自体が、基本的に金本位制論者、ゴールドバグによって運営されとったから、経済を誤って管理しとったことや。関税のような余剰金を財務省が上げたら、その関税は銀行信用やのうて、地金、金や銀の地金で支払われなあかんかった。

植民地時代から共和国の初め、1880年代の銀と金の危機に至るまで、アメリカには銀行に対する強い反感があった。アメリカ人は銀行に金を作らせるのを嫌がったんや。

そして、経済が必要とする実際の信用があまりにも不足しとったから、共和党と民主党が一緒になって、「わしらには銀行信用が必要や。財務省の自由至上主義の狂人たちに、わしらの手足を縛らせてはおけへん」と言うた。これが、そもそもFRBが作られた経緯やねん。

ラディカ・デサイ: それもあったけど、他にもいくつかのことがあったと思う。中央銀行がなかったら、ドルの価値を安定させるっちゅう役割を果たすもんがおらんから、アメリカドルが世界中で受け入れられへんっちゅう事実があった。

そしてもちろん、近年の第二次世界大戦後の期間で、アメリカ政府がドルを世界の通貨として維持することにコミットしてきたせいで、実際に見られたんは、アメリカドルの体系的な過大評価やった。これがアメリカの産業にとっては災難になったんや。アメリカの脱工業化の中心になった。

せやけど、わしのポイントは、FRBは、そうでなかったら通貨が受け入れられへんから、必要でもあったっちゅうことや。FRBが作られる前は、アメリカ政府や他の企業の国際取引は、JPモルガンを通じて、ポンド・スターリングで処理されとった。これは、ちょっと興味深い話や。

もう一つあったんは、銀行危機(1907年には大きな銀行危機があった)が起こった時に、**「最後の貸し手」**がおらへんかった。やから、それを作らなあかんかった。だから、理由はたくさんあったんや。せやけど、これらの機能を果たすために、FRBを作らなあかんかったんは事実や。

マイケル・ハドソン: せやけど、少なくともその当時は、「最後の貸し手」が銀行に金を貸して(支払い不能を避けるために)貸す時は、ペナルティ金利を課しとった。それが管理の本質やった。せやけど、今のFRBは、補助金付きの金利を与えとる。一世紀前に起こったこととは真逆やねん。

ラディカ・デサイ: まさにその通りやわ。さて、マイケル、素晴らしい対談でした。他に付け加えることがなければ、今日はこれで終わりにしましょうか。よし、ありがとう。さようなら。

+++++


0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム