ミアシャイマー教授:和平案は裏目に出たか? ワシントンの妄想がウクライナの自死を加速させる
https://www.youtube.com/watch?v=hbsQMGRfg58
皆さん、こんにちは。また会えて嬉しいな。今日は、今まさに西側のエリートたちを支配しとる「妄想」について話さなあかん。
フロリダから流れてくる見出しを見てみ。そこには、希望なんてどこにもないのに、必死で希望があるかのように描き出そうとする無様な試みが溢れとる。ドナルド・トランプ大統領は、マー・ア・ラゴの豪華な邸宅でゼレンスキー大統領を隣に立たせ、「和平合意は非常に近いかもしれん」と世界に語りよった。ロシアの指導者も合意に関心を持っとると。ゼレンスキーも「素晴らしい会議やった」と呼び、提案はほぼ完成しとると主張した。
表面上は、外交が機能しとるように見えるわな。自由主義的な秩序が、自らを調整しとるように見える。けど、はっきり言わせてもらう。これは平和の夜明けやない。破滅的な戦略的失敗を、ようやく認めざるを得んくなった「始まり」に過ぎんのや。今我々が目撃しとるんは「突破口」やない。単なる「メンツを保つためのエクササイズ」や。西側は、自分らがひどく過小評価しとった敵を相手に、勝てへん戦争からどうやって「降りるか(オフランプ)」を探しとるんやな。
レトリックに惑わされんと、現場の構造的な現実を見なあかん。彼らが豪華なダイニングルームでランチを食うとる間、ロシア軍は着々と、この和平案の「前提」そのものを解体しとったんや。 この提案には20項目の計画が含まれとるらしい。その柱の一つは、紛争地帯への「欧州の平和維持軍」の派遣や。これこそが、ワシントンやブリュッセルの連中が、この紛争の核心的なメカニズムをこれっぽっちも理解してへんっちゅう証拠やな。彼らは、地図の上に線を引いて、西側の軍隊を置けばそれを強制できると思っとる。
けど、ロシアの反応を見てみ。即座で、かつ冷酷やった。ロシアのラヴロフ外相は、これらの欧州軍は「正当な攻撃目標」になるとはっきり断言しよった。彼は「欧州こそが平和の主な障害や」と呼んだんや。 なんでロシアはこんな強硬な態度を取るんか? 「恐怖の論理」を理解せなあかん。これはロシアの帝国主義の話やない。ロシアの「生存」の話なんや。
この戦争のすべての根本原因は、2008年にNATOを拡大すると決めたことに遡る。ロシアは自国の国境に「西側の軍事的な防壁」が置かれることを断固として拒否しとるんや。それやのに、西側の出した「解決策」が、非武装地帯に「西側の軍靴」を置くことやって? 正気の沙汰やない。クレムリン(ロシア政府)からすれば、それは和平案やない。彼らがそれを無力化するために戦争に訴えた、まさに「その脅威そのもの」なんや。
次に領土の問題や。ここが「攻勢的リアリズム」において、理想が現実に衝突する場所やな。トランプもゼレンスキーも、ドネツク地域についてはほとんど語らへんかった。ゼレンスキーは「緩衝地帯を作るために部隊を撤退させる準備がある」と言うとるが、それは自分にまだレバレッジ(交渉のテコ)があるという前提や。けど、そんなもんはない。ロシア側は、あの地域の支配権を譲るなんて兆候は、これっぽっちも見せてへん。
元外交官のダニエル・フリードは、「もしプーチンが領土を1インチも譲らんと決めたら、安保保証なんて何の意味も持たなくなる」と認めとる。フリード氏は、他のことについてはほとんど間違っとるが、この一点については正しい。なんでプーチンが1インチでも譲る必要があるんや? ロシアは消耗戦に勝っとる。砲兵力でも、制空権でも、兵員数でも圧倒しとる。大国と小国の紛争において、その問題が「存亡に関わる(実存的)」と大国側が考えとる場合、大国はライバルの同盟にその国を渡すくらいなら、その小国を完全に破壊し尽くす道を選ぶもんや。
ザポリージャ原発の状況も見てみ。トランプ大統領は、いつもの楽観主義で「プーチンはウクライナ側と一緒に原発を運営することに関心を持っとる」と示唆した。プーチンがそこを爆撃してへんことが大きなステップやと。 冷徹な論理を当てはめてみよか。なんでプーチンは原発を爆撃せえへんのか? それはロシア軍が現在そこを占領しとるからや。彼らの持ち物や。スイッチを握っとるんはロシアや。トランプは「共同運営」を提案しとるが、ウクライナ側は繰り返し「協力せえへん」と言うとる。これが断絶や。西側は、ロシアがすでに武力で手に入れた資産を「分け合う」交渉ができると思っとる。 リアリズムが教えとるのは、国際的なアナーキー(無政府状態)においては「占有こそが法の10分の9を占める」っちゅうことや。血を流して征服したもんを、強制されん限り、交渉で手放すなんてことはあり得ん。そして西側には、ロシアに何かを強制できる立場にはないんや。
この会議を、アメリカのグランド・ストラテジー(大戦略)という広い視野で捉えなあかん。トランプの脇には、マルコ・ルビオやピート・ヘグセスといった連中がおる。彼らは程度の差こそあれ、アメリカが「オーバー・ストレッチ(過剰拡大)」状態にあることを理解しとる。トランプ自身も「8つの戦争を解決してきたが、この戦争はもっと簡単やと思っとった」と言うとる。彼は今、これが最も困難な一戦やと気づきつつあるんや。
なんでトランプは「今」合意を欲しがっとるんか? なぜ「数週間以内」なんか? それは彼が「ピボット(転換)」したいからや。 彼はイスラエルの首相を見て、アジアの国境紛争を見とる。けど何より重要なんは、テキストにははっきり書かれへんが、構造的な命題がある。アメリカは、真の対等な競争相手である「中国」に集中せなあかんのや。アメリカにとって戦略的資産でも何でもない国を守るために、東欧で泥沼にハマり続ける余裕なんてない。 だから彼らは、損失を切り捨てようとしとる(カット・ロス)。「紛争の凍結」シナリオを作ろうとしとる。ウルズラ・フォン・デア・ライエンは「鉄鉄の安保保証」を語り、ゼレンスキーは「NATOスタイルの保証」を語る。けど、そんなもんは空っぽの約束や。
我々はウクライナを「薔薇の道(破滅への誘い)」へと引きずり込んだんや。「戦え」とそそのかし、「必要な限り、いつまでもそばにおる」と言うた。その結果がこれや。ゼレンスキーが会議を発表した数時間後、ロシアはキエフに対して大規模なミサイルとドローンの攻撃を仕掛けた。これが現実や。 フロリダで外交官が喋っとる間、キエフにはミサイルが降っとる。これが、「西側の外交タイムラインなんて知ったことか。我々が気にしとるんは勢力均衡(バランス・オブ・パワー)や」というロシアからのシグナルなんや。
悲劇的なんは、これがすべて回避可能やったっちゅうことや。もし我々が2008年の警告を聞いていれば、ウクライナを西側の防壁に変えようとすることが、その国をぶち壊すことになると理解していれば、今こんなことにはなっとらんかった。 けど、我々は聞かんかった。「リベラル覇権」という妄想の下で動いとったからな。民主主義と制度をどこにでも広められると思っとった。今、その報いを受けとるんや。
ダニエル・フリードは「ロシアが真面目に交渉に応じる証拠はない。プーチンの『はぐらかしと遅延』のゲームや」と言うとる。ゲームやない。彼らにとっては「生存をかけた戦争」なんや。彼らは遅延なんてしてへん。ウクライナ軍を磨り潰しとるんや。 マー・ア・ラゴでの対話の結果は、おそらく「ゼロ」か、あるいはロシアが拒否するような西側の提案が出てきて、さらなる戦闘につながるだけや。
結局のところ、最終的な解決策は「力の配分」が命じる通りの姿になる。ウクライナは領土を失う。ウクライナは中立で、機能不全に陥った「残存国家(ルンプ・ステート)」になる。そして西側は、一国に「自死」を促したという恥辱とともに生きていくことになるんや。 トランプが「(合意が)起きへん可能性もある」と言うたが、それがあの会議で誰かが口にした中で最も正直な言葉やな。起きへん可能性があるどころか、その「確率が高い」んや。
両者の間の溝は、もはやキャニオン(大渓谷)や。ロシアは「非武装で中立なウクライナ」を欲し、ウクライナは「安保保証と領土の奪還」を欲しとる。これらの目標は互いに相容れへん。 そして、その代償を払わされるんは誰や? マー・ア・ラゴで食事をしとる連中やない。ウクライナの人々や。我々は、西側の指導者たちがリアリズムの基本法則を受け入れるのを拒んだがゆえに、一国家がゆっくりと、苦しみながら死んでいく様を見とるんやな。
もし我々が2008年の警告に耳を傾けていれば。もしウクライナを「西側の防壁(ブルワーク)」に変えようとすることが、その国をぶち壊すことになると理解していれば、我々は今こんな場所にはおらんかったんや。 けど、我々は聞かんかった。我々は「リベラル覇権」という妄想の下で動いとったんやな。民主主義や制度を、どこにでも広められると思い込んどった。今、我々はその報い(結末)を見とるわけや。
ダニエル・フリードは「ロシアが真面目に交渉に応じる証拠はない」と言うとる。彼はそれをプーチンの「はぐらかしと遅延(デフレクト・アンド・ディレイ)」のゲームやと呼んどるが、それは違う。ゲームやない。彼らにとっては「生存をかけた戦争」なんや。彼らは遅延なんてしてへん。ウクライナ軍をじわじわと磨り潰しとる(グラインディング・ダウン)んや。
マー・ア・ラゴでの対話の結果は、おそらく「ゼロ」か、あるいはロシアが拒否するような西側の提案が出てきて、さらなる戦闘につながるだけやろう。 結局のところ、最終的な解決策は、まさに「力の配分(ディストリビューション・オブ・パワー)」が命じる通りの姿になる。ウクライナは領土を失う。ウクライナは中立で、機能不全に陥った「残存国家(ルンプ・ステート)」になるんや。そして西側は、一つの国に対して「自死」を促したという恥辱を背負って生きていかなあかんようになる。
トランプが「(合意が)起きへん可能性もある」と言うたが、それがあの会議で誰かが口にした中で最も正直な言葉やな。起きへん可能性があるどころか、その「確率が高い(プロバブル)」んや。両者の間の溝は、もはやキャニオン(大渓谷)や。 ロシアは「非武装で中立なウクライナ」を欲し、ウクライナは「安保保証と領土の奪還」を欲しとる。これらの目標は、互いに相容れへん(ミューチュアル・エクスクルーシブ)もんや。
そして、その代償を払わされるんは誰や? マー・ア・ラゴで食事をしとる連中やない。ウクライナの人々や。我々は、西側の指導者たちがリアリズム(現実主義)の基本法則を受け入れるのを拒んだがゆえに、一国家がゆっくりと、苦しみながら死んでいく(スロー・アゴナイジング・デス)様を見とるんやな。
彼らは重力に逆らえると思っとった。けど、間違っとったんや。 この会議は平和のためのもんやなかった。政治的な「見た目(オプティクス)」のためのもんやった。大失敗をなんとか取り繕おうとする試みやったんや。けど、軍事的な敗北をレトリックで誤魔化すことはできん。ロシアの方が火力が強く、決意が固く、戦略的に有利な立場におるという事実から、スピンドクター(情報操作)で逃げ出すことはできんのや。
一極集中の時代(ユニポーラー・モーメント)は終わった。ロシアのような大国に対して、アメリカが条件を突きつける能力はもう消えたんや。それを早く受け入れれば受け入れるほど、この流血を早く止めることができる。 けど、フロリダで晒されとる妄想を見る限り、その学習曲線は非常に長く……そして非常に血生臭いものになるやろうと、わしは危惧しとる。
安全に、そして冷静におってや。常に「レトリック」やなくて「構造」を見るんや。真実はそこにある。


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