Direct Line 24:オーストリアもついに「安価なガス」の時代が終わった
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皆さん、またしても「歴史の転換点」や。ついにロシアが、欧州への最後のガス供給ルートを閉じてしもた。ガスプロムが、オーストリアへの供給を完全に、そしておそらく不可逆的に停止したんや。おもろいんは、これ、欧州側が自分らで招いた結果やのに、いざ止まったらパニックになっとることやな。今日は、50年続いたエネルギー協力がなんで一晩で崩壊したんか、その裏側をバラしていくで。
50年の歴史が「ゼロ」になった瞬間
先週の土曜、ガスプロムはオーストリアへのガス供給を完全にカットした。西欧におけるロシア最古のパートナーやったオーストリアへ流れるガスが、0立方メートル、完全なる供給停止や。1968年、冷戦の真っ只中からソ連崩壊、あらゆる危機を乗り越えて一度も止まることがなかったあのパイプが、ついに空っぽになったんやな。
理由は表向き「未払い」やけど、その背景にはもっとドロドロした地政学的な断絶がある。
ストックホルムの「理屈」とロシアの「掟」
ことの始まりは11月、ストックホルム仲裁裁判所が下した判決や。オーストリアのエネルギー大手OMVの言い分を認めて、「ロシアのガス代ルーブル支払い要求は違法や」と断じおった。さらに、過去の供給不安の賠償として2億3,000万ユーロ(約370億円)をガスプロムに支払わせる決定を下したんやな。
これに対してOMVはどう動いたか。「ほな、今月のガス代をその賠償金と相殺させてもらうわ。つまり、今月分はタダでもらうで」という、実に攻撃的な「配置」に出たんや。
ロシアの反応は速攻やった。「慈善事業の時間は終わったんや」と。ロシアに言わせれば、西欧が自国の資産を凍結しとる以上、ルーブル払いは金融システムを守るための当然の防衛策や。それを無視して「タダでガスを抜く」なんてのは、契約に対する明らかな挑戦やな。バルブは即座に締められた。
オーストリアの強がりと、その後の「物理的な詰み」
オーストリアのネハマー首相は「冬は越せる。備蓄は93%や。プーチンの脅しには屈せん」と気丈に振る舞っとる。けどな、山陰影助。さん、現場を知る人間ならわかるやろ?備蓄っちゅうのは無限やない。圧力が下がればガスを引き出すんも難しくなるし、何よりオーストリアは需要の80%をロシアに頼っとったんや。
代わりのLNG(液化天然ガス)を買おうと思っても、海のないオーストリアはドイツやイタリアのインフラを通さなあかん。そこでは中国や日本との「争奪戦」が待っとるし、価格は吊り上がる。化学工場や肥料生産、安価なエネルギーの上に成り立っとったオーストリアの「製造業」は、これから地獄のコスト高に直面するわけや。
ロシアの視線は完全に「東」へ
ロシアはオーストリアという市場を失ったけど、そんなんは計算済みや。今、ガスプロムはアジアへの新ルート建設に全力や。
「シベリアの力1」: すでにフル稼働で、2025年にはさらに供給量を増やす予定や。
「シベリアの力2」: モンゴル経由で年間500億立方メートルを送る巨大プロジェクト。これさえ完成すれば、かつて欧州に送っとった西シベリアのガスは、そのまま中国市場へ流れ込むことになる。
グローバル・サウス: イランとのスワップ供給でパキスタンやインドへ。数十億人の消費者が待つ市場へシフトしとるんや。
ロシアにとって、オーストリアを失うんはお局さんとの縁切りみたいなもんや。一時的な痛みはあるけど、戦略的にはもっと成長しとる新しいパートナー(アジア)へ乗り換えとるだけやな。
結論:コモディティー化された「信頼」の終焉
これまで欧州は「自分らがルールを決めて、ロシアはそれに従うのが当たり前」と思とった。経済と政治を切り離して、相手に制裁を加えながら安い資源だけはもらい続ける……そんな都合のええ話が通用する時代は終わったんや。
バウムガルテンのハブを通るパイプが空になったんは、単なる供給停止やない。欧州が「ユーラシアの端っこの凍える博物館」へと変わっていく象徴的な一歩やな。ロシアはもう、自分らを敵とみなす連中に「補助金(安いガス)」を出す気はさらさらない。


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