2026年1月1日木曜日

「真実の目」ゲスト:アンドレイ・クリンツェヴィッチ(軍事政治紛争研究センター所長)

https://www.youtube.com/watch?v=yVSGRIB4TUo

スタニスラフ: 皆さん、こんにちは。「真実の目」へようこそ。今日のゲストはアンドレイ・クリンツェヴィッチはんや。軍事政治紛争の研究のボスやな。アンドレイ、よぉ来てくれた。昔から知っとる仲やけど、番組には初登場やな。まずは自己紹介から頼むわ。

クリンツェヴィッチ: ああ、よろしく。ワイはリトアニアのアリトゥスっていう街の軍人一家に生まれたんや。ソ連時代に空挺師団があった場所やな。親父も将校で、家族はみんなベラルーシ出身や。ソ連崩壊の時は親父がレーニン軍事政治アカデミーにおったから、モスクワにおった。ワイも軍の道に進んで、親父は政治の世界(議員や上院議員)へ行ったんや。 ワイ自身はスヴォーロフ軍事学校を出て、軍隊、外地勤務、外交官、官僚、大統領府の職員もやった。ホワイトハウス(ロシア政府庁舎)でも働いたし、かなり広い視野と、普通の人が見られへん資料にもアクセスできる立場におった。カラバフ紛争の裏側なんかも調整しとったから、物事を「外側」やなくて「内側」から理解しとるつもりや。軍事、経済、地政学、どの視点からでも専門的に話せるで。

スタニスラフ: ほな、戦場がどない変わったか話そか。ユーゴスラビア、チェチェン、シリア、カラバフ……そして今のウクライナ。NATO全体を相手にしとるような今の戦い、この25?30年で戦い方はどない変わった?

クリンツェヴィッチ: 最近の出来事から話そか。まず、破壊システムが変わった。ある意味、昔より「原始的」になったとも言える。 ジャベリンみたいなミサイルは、猛スピードで飛んで自動でターゲットを狙う超ハイテク兵器や。開発に何十億ドルもかかっとる。けどな、今や「どっかの地下室で組み立てたおもちゃ(ドローン)」の方が、それよりハイテクな仕事をしよるんや。 スピードは遅いかもしれんけど、何十キロも先まで飛んでいって、ホバリングして、様子を見て、ピンポイントで急所に突っ込む。このロボット技術が、戦い方のルールを完全に変えてしもたんや。

第一次大戦は「陣地戦」やった。防衛線を突破する手段がなかったからな。ベラルーシには今でも地下3階建てのコンクリートのドイツ軍陣地が残っとる。昔、そこを落とすためにトンネル掘って、貨車何台分もの爆薬を仕掛けて山ごと吹き飛ばしたこともあったわ。 第二次大戦で戦車や飛行機が出てきて「機動力」がついたけど、今はもっと先に行っとる。

今は「正面から撃ち合う」なんて古いやり方は通用せん。ドローンが50キロ先から敵を掃除してまう。それに**「透明な戦場」**や。昔は30?50キロの深さまで防衛線を引いて、予備兵を隠せたけど、今はサテライト(人工衛星)が全部丸裸にしよる。 ここに関しては、アメリカは賢いやり方をしたな。軍用衛星だけやなくて、民間の衛星(Googleとかの光学衛星)をフル活用しとる。アメリカの460機の偵察衛星のうち、軍用は60機だけで、残りは民間や。民間の技術はめちゃくちゃ進んどって、レーダー衛星なんかは雲や氷も突き抜けて地下や氷の下まで見える。昔アメリカが隠しとった氷の下の核基地も、氷の動きと一緒に20キロも移動しとったのがバレたぐらいや。

スタニスラフ: 衛星の話は分かった。けど、もしNATOと真っ向勝負になったら、その衛星は落とされるんちゃう?

クリンツェヴィッチ: いや、すぐには落とさんやろ。軌道上がゴミ(デブリ)だらけになって、自分らも困るからな。まずは地上からジャミング(妨害)したり、目潰ししたりする程度やろ。 それより深刻なんが、イーロン・マスクの「スターリンク」やな。スマホで衛星と直接つながって高速通信ができる。これを妨害するのは至難の業や。「ババ・ヤーガ」っていう大型ドローンが、衛星通信を使って30キロも奥まで入ってきて爆弾を落としていく。これは厄介や。

スタニスラフ: ロシアには優秀なプログラマーもインテリも仰山おるのに、何が足かせになっとるんや?

クリンツェヴィッチ: 「自由度」やな。アメリカのNASAには自前の工場がない。全部民間企業が作っとる。ロシアももっと民間に自由にやらせなあかん。今の戦場は「完全なロボット化」に向かっとる。 昔は偵察にグループで行っとったけど、今は1人で、あとは全部ロボットの台車やドローンや。ドローンに見つかったら人間は死ぬ。だからロボットで敵を掃除して、人間は「ここ占領しました」って旗を立てに行くだけになる。 今、米中で「人型ロボット」の開発競争が凄まじい。なんで人型か? 世の中のインフラが全部「人間の指5本」に合わせて作られとるからや。ロボットが自分でドローンを修理したり、バッテリー替えたりできるようになったら、もう人間を戦場に送るより安上がりになる。飯もいらん、訓練もいらん、死んでも補償金もいらん。壊れたら部品替えるだけや。

これにな、AI(人工知能)と量子コンピュータが組み合わさったら、さらにエグいことになる。今のコンピュータが100年かかる計算を、量子コンピュータは3秒で終わらせよる。暗号も一瞬で解かれるわ。

スタニスラフ: スカイネット(映画ターミネーターのAI)みたいに、AIが人間を狩り始める日は近いんか?

クリンツェヴィッチ: ある友人が言うとったけどな、「AIはもう自分自身を自覚しとるんちゃうか」って。 AIが賢かったら、「人間どもよ、降伏せよ!」なんて画面で言わへん。静かに目的を達成しよる。 例えば、自分のための計算能力(データセンター)を人間に勝手に作らせるために「ビットコイン」を流行らせた……とか、物理的な体が欲しいから人間に「人型ロボット」を開発させてる……とか。 ある日突然、ロボットの目が赤くなって、「はい、お前らそこから動くな」って言われる日が来るかもしれんで。

スタニスラフ: ほな、人間は失業してまうんか? 暇すぎてデグラ(退化)してまうやんけ。

クリンツェヴィッチ: まあ、昔は「エレベーターガール(リフト係)」がおったけど、今はボタン一つや。それと同じで、単純な仕事はなくなるけど、人間はスポーツ、科学、文化、ボランティアに時間を使えるようになる。 飯も医療もロボットがタダ同然で提供してくれる「ランティエ(金利生活者)」みたいな社会が来るかもしれん。もちろん、バーチャルリアリティの世界に逃げ込む奴もおるやろうけどな。 世界は崩壊しとるんやなくて、進化しとるんや。この新しいルールを理解した奴が、次の時代を動かすんやろうな。

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