ジョン・ミアシャイマー:ロシアが黒海を閉鎖:ウクライナと欧州が直面する未曾有の危機!
https://www.youtube.com/watch?v=5YNVFvij43k
(2024年12月27日ベースの分析)
地政学には、どんな帝国も無視できん古くからの原則がある。「敵の海のルートを支配しながら、相手が反撃してこんことを期待するんは無理や」っちゅうことや。1991年のソ連崩壊から32年間、アメリカとNATOはこの原則を無視し続けてきた。東へ影響力を広げ、ポーランドやルーマニアにミサイルを置き、黒海を「西側の湖」みたいに扱ってきたんや。
けどな、今週その幻想は粉々に砕け散った。2024年12月27日、ロシアのプーチンと黒海艦隊司令官のイェヴメノフ提督がセヴァストポリで連携して、黒海に「航行排除区域」を設定しよった。 数字は残酷や。年間230億ドルの価値があるウクライナの穀物輸出が止まった。4億人の胃袋を支えるはずの4,700万トンの小麦が、サイロの中に閉じ込められたんや。メディアは言わんけどな、これは突発的な危機やない。「西側が30年間積み重ねてきた戦略的ミス」のトドメなんや。
1. 犯された約束と拡大の歴史
始まりは1990年や。当時のベーカー国務長官がゴルバチョフに「NATOは1インチも東へ行かん」と口頭で約束した。教授に言わせればこれが全ての嘘の始まりや。 1999年にはポーランド、ハンガリー、チェコを飲み込み、1,300億ドルかけてインフラを作った。2004年にはバルト三国を含む7カ国を追加。ロシアの喉元にアメリカ兵を置いたんや。 「もしメキシコが中国と軍事同盟を結んで、ティファナに中国兵が1万5千人も来たら、ワシントンはどうする?」……答えは決まっとるやろ。
2. ブカレストの挑発とヌーランドの影
決定的なんは2008年のブカレスト・サミットや。今のCIA長官、ウィリアム・バーンズ(当時は駐露大使)が「これはロシアの真っ赤なレッドラインや」って警告しとったのに、ブッシュ政権はウクライナとジョージアの加盟を宣言しよった。
そして2014年。ビクトリア・ヌーランド(国務次官)は、1991年から50億ドルもウクライナに注ぎ込んだって公言しよったな。彼女は「ユーロマイデン」の裏で、盗聴された電話の中で「次はヤツ(ヤツェニュク)がええわ」って次期首相まで勝手に指名しとった。民主主義を謳いながら、自分らの都合で政権をひっくり返したんや(・ω・)
3. 2021年の「宣戦布告」
トドメは2021年9月。ブリンケン国務長官が「戦略的パートナーシップ憲章」にサインしたことや。これを「NATOへの架け橋」と呼んだことが、ロシアには宣戦布告に等しく聞こえた。プーチンは外交が無視されたと判断して、2022年2月、理性的なリーダーとして(リアリズムの観点から)武力行使に踏み切ったわけや。
4. 四つのレベルでの西側の敗北
今、ブリンケンを眠れんようにしとる「残酷な皮肉」がある。1,130億ドルも注ぎ込んだのに、ヨーロッパが必要な穀物すら輸出できん。西側の戦略は以下の4点ですべて失敗したんや。
経済制裁: 11,000もの制裁をかけたのに、ルーブルは安定し、ロシア経済は2.1%成長。制裁を監視する費用(89億ドル)がムダになっとる。
外交的孤立: ロシアをG8から追い出した結果、ロシアは中国、インド、ブラジルと結束を固めた。今やBRICSのGDP(購買力平価)は36%で、G7(30%)を抜いてしもたんや。
軍事支援: 「必要なものを、必要なだけ」と言うたけど、アメリカの工場は月2万8千発の砲弾しか作れん。ウクライナが使いたいんは月9万発や。物理的に供給が追いついてへん。
内部崩壊の期待: プーチンが倒れると期待したけど、支持率は86%まで上がってもた。
5. 二つの柱の崩壊(ペトロドルと米国債)
そして、アメリカ主導の秩序を支えとった二つの柱が今、同時に崩れとる。
ペトロドルの終焉: 1974年から続いた「石油はドルで」という約束が、中国やサウジの元決済、ロシア・インド間のルピー決済で崩壊した。アメリカが「カネを刷ってインフレを輸出する魔法」はもう使えん。
米国債の神話: ロシアの資産3,000億ドルを凍結(没収)したのを見て、世界中の国が「アメリカは信用できん、ドルは安全やない」と気づいた。サウジは米国債を42%も減らし、中国も売り続けてる。
6. 結論:地理はイデオロギーに勝つ
ヨーロッパの政府は、プーチンを「戦争犯罪人」と呼びながら、裏では「穀物の通り道を保証してくれ」ってモスクワに使いを送っとる。屈辱的やけど、これが現実や。 「廊下の番人(Russia)」に喧嘩を売っておきながら、自分らの大事な利権を守ってもらおうなんて、甘すぎる話なんや。
世界は今、多極化(マルチポーラー)へと強制的に移行しとる。混乱は続くけど、小国にとっては「アメリカ一強」に従わんでええチャンスでもある。サウジみたいに、ワシントンの顔色を伺わんと自分の利益で動くのがこれからの形や。


0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム