ラリー・C・ジョンソン SONAR21:2026年02月16日
https://sonar21.com/the-big-lie-about-irans-support-for-terrorism/
イランのテロ支援に関する「巨大な嘘」
2026年2月16日 ラリー・C・ジョンソン執筆
アメリカの政策立案者、特に今のトランプ政権(2026年2月現在)の連中は、イランを「世界最大のテロ支援国家」やと決めつけとる。この言い草は、何十年もの間、アメリカの対イラン政策の柱になってきた。国務省は1984年1月19日からイランをテロ支援国家に指定しとるけど、これは今のリスト(キューバ、北朝鮮、シリアを含む)の中で一番長い付き合いやな。
けどな、実際のデータは何を語っとる?
俺の古巣、つまり昔の「テロ対策調整官室」(今は「テロ対策局」やな)は、1990年から毎年『国際テロのパターン』っちゅう報告書を出してきた。今はタイトルが変わって『国別テロ報告書』になっとる。2004年から2024年までの分は全部出とるわ(2025年版は2026年4月に出る予定や)。
国務省の統計付録には「宗派別の内訳(スンニ派かシリア派か)」なんて項目はない。けど、実行犯のデータを見ればスンニ派過激派が圧倒的や。2004年から2023年までに特定されたテロ攻撃の約90%以上、いや85?95%は、スンニ派過激派、特にサラフィー・ジハード主義に繋がるグループや個人によるもんや。
毎年のトップ常連、タリバン、ISIS、ボコ・ハラム、アルカイダ系、アルシャバブ、TTP……。こいつらは全部スンニ派や。つまり、イランとは何の関わりも支援もない。それどころか、こいつらはイランを含むシーア派を「異端者」と見なして、攻撃の標的にしとるんや。
一方、レバノンのヒズボラやイランが支援する民兵組織(シーア派)は、たいてい軍隊を標的にしとるから、このテロ統計には入ってこんことが多い。最近の報告書に登場する唯一のシーア派系グループはイエメンのフーシ派(アンサール・アッラー)やけど、それも全体の攻撃数からすれば、ほんの微々たるもんや。
フランスのシンクタンク「FONDAPOL」も似たような結果を出しとる。こっちは1979年から2024年4月までをカバーしとるけど、犠牲者が多いワースト5の組織は、全イスラム・テロの犠牲者の81.8%を占めとる。
アルカイダ: 1万4856人死亡(スンニ派)
タリバン: 7万1965人死亡(スンニ派)
イスラム国(ISIS): 6万9641人死亡(スンニ派)
ボコ・ハラム: 2万6081人死亡(スンニ派)
アルシャバブ: 2万1784人死亡(スンニ派)
これだけの事実があるのに、イスラエルは「イランが最大のテロの脅威や」っちゅう嘘を垂れ流し続けとる。俺は2年近く前に、イスラエル外務省が公開したデータを使って、その嘘を暴いたことがある。
そのデータ(2000年?2024年4月、10月7日の攻撃は除く)のハイライトはこうや。
パレスチナ人による「テロ」は、2003年以降、減少傾向にある。俺が勝手に言うとるんやない、イスラエル政府の数字や。暴力のピークは2000年から2005年の「第2次インティファーダ」の時期やった。
犠牲者の数も同じや。24年間でイスラエル人の死者は1552人、負傷者は5595人。詳細を見ると、死者の76%、負傷者のなんと92%が、あの第2次インティファーダの5年間に集中しとるんや。
西側で大騒ぎしとる「ハマスのテロ」の恐怖も、データに基づいとらん。過去24年間の攻撃のうち、ハマス単独、あるいは共同で行ったもんは、わずか15%や。ハマスが平和主義やと言うてるんやない。けど、常に暴力に明け暮れとるような政治組織でもないっちゅうことや。
ハマスやヒズボラが過去25年間に何千発ものロケットを撃ち込んだんは事実やけど、民間人の犠牲者が出たケースは極めて少ない。2001年から2025年までの全期間で、ロケット攻撃による死者は約50?75人や。何千人も死んどるわけやない。
対照的に、イスラエルは2000年から2023年10月6日までに、1万1200?1万1500人のパレスチナ人を殺害しよった。さらに10月7日から現在まで、ガザ保健省によれば、イスラエル軍は7万3000人以上のパレスチナ人を殺しとる。2026年1月には、イスラエル軍高官も「7万1000人以上が直接射撃で死亡した」っちゅうガザ保健省の数字を認めた。
もしアメリカが本気でテロ支援者を根絶したいんなら、湾岸アラブ諸国……特にサウジアラビアやカタールを脅すべきや。
俺が言いたいんは、アメリカがイランにテロの濡れ衣を着せとるんは、正当な理由のない攻撃を仕掛けるための「口実」やっちゅうことや。これは単に間違っとるだけやない。純粋な意味での「悪」そのものや。
俺は今日、このイランをめぐる切迫した状況について、ニマと議論した。
https://sonar21.com/listen-to-what-the-russians-are-saying-about-novorossiya/
ロシアが「ノヴォロシア」について何を語っとるか、耳を貸せ
2026年2月16日 ラリー・C・ジョンソン執筆
俺の尊敬する同僚、レイ・マクガバンから学んだ多くの価値あることの一つは、「ロシア人が何を言うとるか、ちゃんと聞け」っちゅうことや。プーチン大統領もラブロフ外相も、この12年間ずっと繰り返し言い続けてきたこと。それは、ロシアにとって「ノヴォロシア」がどれほど重要かってことなんや。
2026年2月9日の「TV BRICS」とのインタビュー(および関連する発言)の中で、ラブロフはロシアの和解条件を改めて強調しよった。
「ナチスの基盤」を根絶すること。ロシアを脅かす武器をウクライナに置かせんこと。そして、クリミア、ドンバス、そして「ノヴォロシア」におるロシア人やロシア語話者の権利を守ることや。(ちなみにこの人々は、キエフ政権から『人間以下』扱いされ、2014年初頭から内戦を仕掛けられた被害者やな)
さらに2026年2月10日、「外交官の日」の式典でのスピーチ(TASSや外務省サイトが報じとる)で、ラブロフはこう述べた。
「ロシアは、2022年の住民投票で示された『意志』に従って、クリミア、ドンバス、ノヴォロシアを『母なる港』へ、つまりロシアへの完全統合を完了させるつもりや」とな。
それだけやない。キエフの支配下に残っとる地域のロシア人たちの言語、文化、宗教の権利も回復させなあかんし、ロシアの安全保障に対する軍事的脅威も排除せなあかん、と付け加えよった。
似たような表現は、2026年2月11日の国家院(下院)での政府報告でも出てきとる。ラブロフは西側の「二重基準」を批判したんや。「グリーンランドの自決は認めるくせに、クリミアやドンバス、ノヴォロシアの自決は認めへんのはどういうことや」とな。その上で、ロシアの立場を外交的に守り抜くと誓ったわけや。
「ノヴォロシア」って何やねん?
ノヴォロシア(ロシア語:Новороссия、つまり「新ロシア」)は、18世紀のロシア帝国時代に生まれた歴史的な用語や。当時は、今のウクライナ本土の南部や南東部、黒海やアゾフ海の北岸に広がる巨大な行政・植民地域を指しとった。
この言葉が公的に使われ始めたんは1764年。エカチェリーナ大帝が「ノヴォロシア県」を設置した時やな。18世紀後半、ロシアが南へ拡大していった時代の一部で、露土戦争(特に1768-1774年と1787-1792年)の結果として生まれた場所なんや。
20世紀初頭以降はこの言葉はあんまり使われてへんかったけど、2014年春、クリミア併合とドンバス支援の中で意図的に復活させられた。プーチンが2014年4月17日のテレビ番組で、ハリコフ、ルハンスク、ドネツク、ヘルソン、ニコライエフ、オデッサを「ノヴォロシア」の一部やと呼んだんが最初や。あそこはボルシェビキ(共産主義者)が民族構成も無視して、勝手にウクライナにくっつけた領土やっちゅう理屈やな。
ロシアの「本気」の合図
俺は、プーチンやラブロフが今「ノヴォロシア」について語っとるんは、「最大主義的な目標」を掲げとる合図やと思うとる。
すでに併合した5つの地域(クリミア、ドネツク、ルハンスク、ヘルソン、ザポリージャ)を維持するだけやない。その隣接地域、つまりロシア語話者が住んでたり歴史的な繋がりがある「ハリコフ、ドニプロペトロフスク、オデッサ、ニコライエフ」にまで権利を主張し始めとるんや。
ほんまは、こんなことになる必要はなかったんや……。
1年前、ナポリターノ判事やマリオ・ナウファルと一緒にラブロフにインタビューした時、彼はこう強調しとった。「ロシア人話者の権利が保証され、ロシア正教会が守られるなら、ドンバスとルハンスクをウクライナの一部として残してもええと考えていた」と。
さらにラブロフは、2022年4月のイスタンブールで、その提案をテーブルに出したのはウクライナ側の交渉団やったことも思い出させてくれた。でも、その予備合意はアメリカとボリス・ジョンソンの介入で木っ端微塵にされたんや。
あれが決定的な分かれ道やった。
その後、ロシアはドネツク、ルハンスク、ザポリージャ、ヘルソンで住民投票を行い、住民に「ロシア連邦に入るか、迫害されるウクライナに残るか」を選ばせた。結果は全4州で圧倒的に「ロシア加入」が選ばれ、実際にそうなった。
これまでは……今日、ジュネーブでロシア、ウクライナ、アメリカの三者会談が行われる直前までは、ロシアの要求は「4州プラスクリミアをロシア領として認めろ」っちゅうもんやった。ウクライナはそれを拒否し続けてきたけどな。
でも、ラブロフが最近「ノヴォロシア」に言及しとるんは、ロシアの立場がさらに硬化したっちゅう意図的なシグナルやと俺は確信しとる。
これからどんな和平交渉をするにしても、ロシアは「ハリコフ、ドニプロペトロフスク、オデッサ、ニコライエフにも、ロシア連邦に入るかどうかの決断の機会を与えろ」と要求してくる可能性が高い。
ジュネーブ交渉は行われるんか?
もし交渉が行われるなら、これが火曜日のジュネーブの議題になるはずや。
なぜ「もし」かって? アメリカがイランを攻撃する兆候が強まっとるからや。
もし攻撃が起きたら……イランがロシア・中国と結んだ最近の「三者安全保障協定」を考えれば、ロシアはアメリカやウクライナとの交渉を全部ストップさせるやろうな。
ロシアにとって平和と安全への唯一の道は、ウクライナとNATOを軍事的に打ち負かすことやと俺は思い続けてる。ロシアは交渉による解決にはオープンなままやけど、その絶対条件は「NATOは東やなくて、西へ動け」っちゅうことや。


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