ラリー・C・ジョンソンのSONAR21:2026年02月26日
なぜケイン将軍はアメリカがイランを攻撃しても確実に成功するとは言えないのか
2026年2月24日 Larry C. Johnson著
なんでトランプはF-35Aの在庫のほぼ30%をヨルダンとサウジアラビアに展開したんやろか。これらの機体、イランの防空システムが健在な状態では、イラン国境付近で空中給油せんと深部まで侵攻できへんし、高優先度目標に打撃を与えるのは実質的に無理なんや。説明する。
できるだけ簡単に話すな。アメリカが中東に展開した戦闘機の大半は、テヘランから直線距離で約1,400?1,500km(870?930マイル)離れたヨルダンのシャヒード・ムワッファク・アル=サルティ空軍基地と、テヘランから680?750マイルのプリンス・スルタン空軍基地に拠点を置いとる。
イランの西側国境からテヘランまでの距離は国境上のどの地点かによって変わるけど、実際のとこはこんな感じや:
イラク国境沿いのメフランやカスル・エ・シーリン付近など西側国境の最近接点からテヘランまで直線距離で約400?450km(248?280マイル)。国境沿いの主要都市ケルマーンシャーからやと約430km(267マイル)。トルコ・イラク・イランの三国境付近の西端からやと500?550km(310?342マイル)ほどや。軍事計画の目安として平均すると約425km(264マイル)で、F-35が亜音速巡航で飛んで30?40分くらいやな。
ロッキード・マーティンと米空軍のデータシートによると、F-35Aがステルス形態(低観測性を保つために機内燃料と機内兵器ベイのみ使用)で飛行した場合の実効戦闘行動半径は590海里(約1,093kmまたは679マイル)以上やとのことや。
足し算引き算の腕前はどないや?ケルマーンシャーをF-35A飛行隊のイラン攻撃の飛行計画の基準点として使うで。ヨルダンから離陸したら、イラン国境から200海里のとこで給油が必要になる。そっからテヘランまでギリギリ届いて爆弾落として、サウジ国境まで戻れるかどうかってレベルや。
でもF-35Aが搭載するんは最大射程575マイル(約925?1,000km)の1,000ポンド弾頭を持つAGM-158B JASSM-ER(延長射程型)になる可能性が高い。イランの領空に入らずに最も効果的な攻撃をするには、F-35AはイランのAGM発射国境から約250マイル西で発射するのがベストや。
で、何が問題なんや?中国がイランに供与したYLC-8Bレーダーや。YLC-8Bは中国の南京電子技術研究所が開発した三次元長距離反ステルス監視レーダーや。UHFバンドレーダーで、長い電波波長は従来の電波吸収材では回避しにくいため、ステルス機に対して特に効果的なんや。
主な性能はこんな感じや:探知距離は弾道ミサイルに対して最大700km(約430マイル)、通常の航空機に対して270?330km(170?205マイル)。F-35ライトニングIIやB-2スピリット爆撃機のようなレーダー断面積の小さい航空機を200km超の距離で探知するよう設計されとる。レーダー断面積1平方メートルの目標を有効射程内で捕捉できる。30分以内に展開・撤収可能で機動性が高く狙いにくい。北斗衛星測位システムとのリンクや防空ネットワークへの統合も可能やとのことや。
このレーダーがイラン西側国境から30マイルのとこに配備されたら、理論上はサウジアラビア領内400マイルの地点にいるF-35A飛行隊を探知・追跡できることになるで。
これはイランの防空能力にとってほんまにゲームチェンジャーや。F-35みたいなステルス機は低いレーダー断面積を頼りに気づかれへんうちに目標に近づくんやけど、YLC-8BのUHFバンド運用はその優位性を部分的に無効化してしまう。精密な誘導データをSAMに提供できへんとしても、早期警戒と大まかな位置追跡ができれば、防空計画と戦力展開にとって計り知れない価値があるんや。
サウジ領内でF-35Aに空中給油するにあたって、イラン西側国境から30マイル(約48km)内側に展開したYLC-8Bレーダーに探知されへんよう安全を確保できる最大距離は、念のためイラン国境から約380?430マイル(610?690km)ということになる。
まとめると、F-35AがAGM-158Bを発射する最適地点は、中国レーダーの探知範囲にすっぽり入ってしまうんや。さらにAGMミサイル自体の迎撃の問題もある。ロシアがイランにS-400とS-300防空システムを供与したと伝えられとる。S-400は多層防御のためにミサイル群を使うから「最大射程」はどのミサイルを使うかによるけど、信頼できる情報源(Wikipedia、CSISミサイル脅威データベース、GlobalSecurity.orgなど)をまとめると:
40N6/40N6E(長距離、アクティブレーダー誘導):400km(250マイル)。航空機・AWACS・高高度巡航ミサイルなどに対するシステムの最大射程や。
48N6シリーズ(48N6E3/48N6DMなど):240?250km(150マイル)。ステルス機・ドローン・弾道脅威などの迎撃に使う一般的な中距離オプションや。
9M96E2:120km(75マイル)。低空飛行の巡航ミサイルや航空機などの戦術的脅威向けの短距離高機動ミサイルや。
9M96E:40km(25マイル)。陣地防衛型や。
これが何を意味するかというと、F-35Aが40N6/40N6Eミサイルの射程外にとどまってる限り、イランが米軍機を撃墜できる可能性は低い。でも中国レーダーがロシアのS-300・S-400システムと連携することで、AGMが目標に到達する前に破壊できる可能性はかなり高いんや。
イランは黙って攻撃を待ってるわけない。アメリカがイランの目標にAGMを発射してる間、イランはサウジアラビアとヨルダンの空軍基地にドローンと弾道ミサイルを撃ち込んで、地域内の他の米軍目標も狙ってくるはずや。ケイン将軍とラトクリフCIA長官がトランプに「外科的攻撃の成功は保証できない」と言ったと伝えられてる理由が、これで分かるんとちゃうかな。これは第二次世界大戦終結以来初めて、アメリカが米軍の航空戦力を無効化して米軍と同盟国の軍事インフラに甚大な被害を与えられるミサイル・ドローン能力を持つ国家と対峙することになるんや。
https://sonar21.com/the-key-indicators-that-the-us-is-going-to-attack-iran/
アメリカがイランを攻撃するかどうか、見るべき重要指標
2026年2月24日 Larry C. Johnson著
すんません、先週指摘しとくべきやった。トランプがジョージ・W・ブッシュが2003年初頭にやって以来最大規模の米軍戦闘機を西アジア・中東に展開したんは確かやねんけど、まだ点灯してない重要指標が二つあって、それが出たら攻撃が差し迫ったサインになるんや。NOTAMと、米大使館が職員の一部または全員を国外退避させること、この二つやな。2月23日時点では、ベイルートの米大使館だけが不要不急の職員に退避命令出しとって、湾岸諸国の米大使館はまだそのままや。
NOTAM(航空ミッション通知)ってのは、航空当局が発行するリアルタイムで常時更新される運航文書のことや。今のイラン周辺のNOTAM・空域警告の状況をまとめると:
EASA CZIB 2026-02 R1(2026年1月16日発行、3月31日まで有効):イランのテヘランFIR内はどの高度でも飛ぶなとのこと。EASAは、米軍の軍事行動の可能性でイランの防空システムが高度警戒態勢に入っており、誤認識のリスクが高まっとると言うとる。多様な兵器・防空システムの存在、国家の予測不能な対応、地対空ミサイルの発射可能性もあって、全高度でリスクが高いんやて。
ドイツNOTAM B0082/26(2月10日発行、3月10日まで有効):紛争激化と対航空兵器のリスクから、ドイツ事業者にテヘランFIRへの進入を推奨しないとのこと。
米国SFAR 117(2027年10月31日まで有効):誤認識と予告なき軍事活動のリスクから、米国の航空会社・商業事業者・FAA認定保有者はテヘランFIR上空の飛行禁止や。
イタリアNOTAM E2877/25(3月15日まで有効):テヘランFIR内の運航にはリスク評価と緊急時計画をしっかり立てるよう勧告。
英国AIP ENR 1.1:英国事業者への継続的な注意喚起。
カナダAIC 21/25:2020年1月のウクライナ国際航空752便撃墜以来続いとる警告。
見ての通り、ドイツだけが「警告」やなくて「推奨しない」というレベルにとどまっとるな。
不要不急職員を減らしとる大使館が少ないこと、NOTAMの数も限られとることを合わせると、アメリカが近々攻撃に踏み切る可能性は低いと見てええやろ。
トランプは自分で自分の首を絞める状況に追い込まれてしもうた。スティーブ・ウィトコフのおかげで、トランプの思考がちょっと見えてきたで。2026年2月21日のFoxニュースの「ラーラ・トランプとマイビュー」でウィトコフはこう言うとった:
「『フラストレーション』って言葉は使いたくないんやけど、大統領は十分な選択肢があることは分かってて、なんで彼らが…『降参』って言葉も使いたくないけど、なんでまだ降参してへんのやろって不思議がってます。これだけプレッシャーかけて、あれだけの海軍力・制海権見せつけとるのに、なんで向こうは『我々は核兵器なんて望んでない。だからこういう条件を受け入れる』って言いに来えへんのかと」
ウィトコフの発言から分かるんやけど、トランプはヨルダンとサウジアラビアに大量の米軍航空戦力を展開して、ペルシャ湾岸の基地から米軍を一部撤退させたら、イランがびびって譲歩してくるやろって甘い見通し持っとったんやな。でも全然逆効果やった。イランはロシアと中国の支援のもと重要施設の要塞化を進め、追加の防空システムを配備し、ミサイル戦力を分散させて、重要指導者が殺された場合の後継者も決めとるんや。
トランプは身動き取れん危険な状況に自分を追い込んでしもうた。可能なシナリオ・選択肢を四つ挙げると:
選択肢1: ウィトコフにイランとの「JCPOA軽量版」みたいな合意を取り付けさせる。つまりイランが核兵器を作ってないことを確認する査察を受け入れ、ウラン濃縮にも一定の制限を設けるという内容や。トランプは勝利宣言して戦闘機の撤収を始めることになる。実質的に2018年に自分でぶち壊した合意を受け入れ直すことになるけどな。
選択肢2: 米軍を現地に展開・警戒態勢のまま置いといて、結論の出ない交渉を続けながら軍事行動を無期限先送りにする。
選択肢3: 限定的な攻撃を実施する。
選択肢4: 全面攻撃を実施する。
選択肢3の問題は、イランが選択肢4と同じように受け止めることや。つまりイランは約束通り、地域内のアメリカ軍基地全部を攻撃してくる。そうなるとトランプはさらに軍事行動をエスカレートせざるを得んくなって、長期消耗戦にずぶずぶはまっていくことになるんや。
月曜日の夜遅くにワシントン・ポストが報道したところによると、統合参謀本部議長のダン・ケインは、軍事的選択肢を取った場合のリスクをちゃんと認識しとるみたいやわ:
「トランプ政権がイランへの攻撃を検討する中、ペンタゴンのトップ将軍は、重要弾薬の不足と同盟国の支援欠如が作戦と米軍要員に重大なリスクをもたらすと、内部討議に詳しい関係者によれば、トランプ大統領らに警告しとる。イスラエルへの継続的な防衛支援とウクライナへの支援で米軍の弾薬備蓄が著しく枯渇しとるため、イランへの大規模作戦は困難に直面すると見られる」
この記事が出た後、トランプはSNSにケインが「対イラン開戦に反対している」というのは「100%でたらめ」と投稿したで。大統領はケインが軍事衝突を望んでないけど、もし起きたとしても「彼の見立てでは簡単に勝てる」と言うとる。でもポストに証言した人物たちは、トランプの楽観的な描写を真っ向から否定しとる。
少なくともケインは、大統領が攻撃命令を出した場合にトランプ政権が直面するリスクの大きさを把握してるみたいやな。ケインに忠実な人物たちがこの話をワシントン・ポストにリークしたっちゅうことは、軍のトップ連中の一部が「イランとの開戦はでかい地雷踏む可能性がある」と分かっとって、「トランプに警告はした」と記録に残しておきたいんやと思う。
戦争か平和かの境界線は一点にかかっとる。「イランが核兵器を作らないという確固たる保証」をイランが出してきた場合、トランプがそれを受け入れるかどうかや。受け入れたら戦争なし。拒否したら戦争は避けられへん。アメリカはそんな戦争の準備ができてへんけど、イランはできとる。選択はすべてドナルド・トランプ次第や。
ニマとワイは1時間のほとんどをイランの話に費やして、最高指導者ハメネイが西側が認めようとする以上に国民の支持を得とるってニマのの見方について話し合ったで。
https://sonar21.com/war-with-iran-on-hold-but-for-how-long/
イランとの戦争、今は保留中…でも、いつまで持つんやろか?
2026年2月22日 Larry C. Johnson著
トランプとネタニヤフがイランに対してどう動くか読もうとするんは、台風の中で茶葉占いしようとするようなもんや。まず分かってる事実から整理していこか:
アメリカは大量の戦闘航空戦力を中東地域に投入してて、支援機や整備士もごっそり送り込んどる。これ、2003年のイラク侵攻前以来の規模やで。
兵站や空輸ルートはまだフル稼働中で、ペースが落ちる気配なんて全然ない。
空軍の作戦立案者は、月明かりがないか極めて少ない時期に航空作戦(戦争開始のええ言い回しやな)をやりたがるんよ。まあ、現代の航空電子機器があれば月のない夜が絶対安全とは30年前みたいにはいかんけどな。次の月明かりなし期間は3月中旬や。計画通りにいくなら、3月中旬まで攻撃はないやろ。
オマーンが今日発表したんやけど、今週金曜日にオマーンの仲介のもと、米露の仲介者がイランとの間接協議を続けるために会合を開くらしい。
トランプはイスラエルやキリスト教・ユダヤ教系のシオニストから「早よ攻撃しろ」って猛プレッシャーかけられてるし、軍のトップからも「長期展開が続いたら作戦能力が落ちるから早う動け」って言われとる。
その一方で、地域のアラブ・イスラム諸国の指導者からは「軍事力使うな、交渉で解決しろ」って強く押し返されてるんや。
アメリカの有権者の70%以上がトランプのイラン攻撃計画に反対してるしな。
イランは、核兵器を開発しないと保証して、爆弾に使える濃縮度まではウランを濃縮しないっていう条件での合意にまだ前向きやねん。
ロシアと中国がイランに前例のないレベルの軍事装備と情報を提供してる。それがアメリカにブレーキ踏ませてイランと取引しようとさせとるんやろか?
SNSではトランプが2月23日月曜日にも攻撃命令出すとかいう噂が飛び交っとる。でも火曜日の一般教書演説の前日にそんなことするつもりなんやろか?
月曜日にトランプが有力支持者と会うらしいんやけど、その人物はイランと戦争したら大統領の政策アジェンダ全体がぶち壊しになるって警告するつもりらしいで。
この一件全体が「ゲーム・オブ・スローンズ」みたいな展開になってきとる。まあドラゴンも裸もないけどな。ハッカビー大使がタッカー・カールソンとの対談で「イスラエルはナイル川からユーフラテス川までの全土を占領する神聖な権利がある」なんてとんでもないこと言うたせいで、アラブ・イスラム諸国がめっちゃ激怒して計画してた攻撃を中止せざるを得んくなったんちゃうか?
ワイが思うに、トランプが攻撃命令出すんは「迅速かつ効果的にやれる」って確約もらえるまではないやろ。長期消耗戦に引きずり込まれたら、防空ミサイルみたいな重要兵器の供給チェーンが弱いことや、トマホーク巡航ミサイルに必要なパラジウムみたいな重要鉱物を中国が出し渋っとることもあって、トランプにとっても米軍にとっても物凄いリスクになるからな。
さあ、みんなはどう思う?これからどうなると思うか?


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