スコット・リッター:おとり戦略!イランがアメリカを出し抜く
https://www.youtube.com/watch?v=OLbUHokXsEQ
リッター: 我々が目撃しとるのはイスラエルとアメリカが戦争に負けとること、しかも決定的に負けとることや。アメリカとイスラエルは常に標的に爆弾を当てて爆発させる能力を持っとった。それは疑いようがない。世界最高レベルの技術を持っとる。でもな、爆発させること自体に軍事の天才は要らへん。
今明らかになってることは、17日目かそのくらいやけど、爆発してるものが本来やるべきことをやってへんということや。つまりイランの戦争遂行能力を抑制したり劣化させたり削減したりできてへん。イランは我々がやってることの全部に対して準備ができとった。ずっと我々の一歩先を行っとる。
金を賭けてもええ、大した額やないけど。イランで重要なものは何一つ破壊してへんと断言できる。
砂漠の嵐の教訓
ちょっと前、私がイラクで兵器査察官をやってたときの話をしよか。湾岸戦争の余波で、私は砂漠の嵐作戦での標的設定と戦闘ダメージ評価に関わった。どうやるかというと、攻撃映像を検討して「破壊基準を満たしてるか?建物の角に穴が開いてるか?二次爆発の証拠があるか?」と全部チェックリストで確認して「全部撃破した」と言う。
そして兵器査察官として実際にイラクに行って砂漠の嵐で吹き飛ばしたと言うた建物を全部検査したら、どの建物にも何もなかった。全部事前に避難されとって、イラク人が戻してた。
イラクの将軍に言われたんや。「ミスター・スコット、アメリカ人は建物を吹き飛ばすのが本当に上手い。そして我々はコンクリートを打つのが本当に上手い。違いはな、あんたらが建物を吹き飛ばしたとき、中には何もない。我々のコンクリートが固まったら、物を戻して、また商売開始や。あんたらは何も止めてへん」と。
それが今イランで起きとることや。アメリカが戦争の可能性を示唆しとったのに、高価値の生産装置を既知の生産施設内に残しとったと思うか?空母を動かして飛行機を動かしてたのに。そう思うなら、ブルックリン橋を売ってやろか。ええ値段で売ったるで。
これは空の建物や。だから結果を出せてへん。
120箇所以上の隠し場所
つまりイランの戦争からの回復は誰が思うよりずっと速い。建物を建て直すだけでええ。中の高価なものは山の中に掘った120箇所以上の隠し場所に保存されとる。
トランプが6月の「ミッドナイト・ハンマー作戦」で爆撃したフォルドーの地下核濃縮施設も、もともと遠心分離機を置くために設計されたわけやない。山を掘って作った緊急時の隠し場所や。戦争になったときに物資を隠す待機用の隠し場所として構築された。120箇所以上のうちの一つで、おそらくもっとある。それぞれ施設に繋がってて、物資を取って施設に運ぶために割り当てられたトラックと連携しとる。
「トンネルを崩壊させとる」というのが今の決まり文句や。でもな、生産装置が入ったトンネルを崩壊させても、装置はそこにある。いつかそのトンネルは実際に崩落するやろけど、我々は自分たちが思うようなことをやれてへん。毎日弾道ミサイルが発射されて大きな効果を上げとるのを止めるどころかな。
法的根拠の問題
この作戦は戦争犯罪者であることを確立すること以外に何も達成してへん。1日目のアリー・ハメネイ暗殺から始まって、最初の6発のミサイル、あれは殺人やで。
「合法的な指揮統制の標的や」と言う人もいるけど、それは合法的な戦争が行われてる場合だけや。誰が宣戦布告したんや?議会はこれをパスした。大統領は国連安全保障理事会に第7章決議を通過させるよう求めたか?
アメリカ人に憲法を教えるのは嫌やけど、優越条項は大統領が条約に署名して上院が3分の2以上で批准したとき、それが国の最高法規になると言うとる。国連憲章は最高法規として我々を拘束する。そして憲章は我々が今やってることを禁止しとる。
憲章によれば、我々が戦争に行けるのはイランに攻撃された場合か、外交的介入では解決できない国際平和と安全への差し迫った脅威があると安全保障理事会が判断した場合だけや。それが砂漠の嵐でやったことや。クウェートをイラクの侵略者から解放するための連合を構築する国連の権限を持っとった。
核の脅威という嘘
大統領は「先制攻撃の必要性」という弱々しい主張をしたけど、問題はイランが最初に我々を攻撃すると言い続けてきたのに説明がつかへんことや。ペンタゴンが議会に「それは事実やない、イランは先制攻撃するつもりはなかった、我々が攻撃した場合に対応する準備はできてたが、先制的なイランの攻撃の差し迫った脅威はなかった」と言うた。
核の脅威やとJDヴァンスがホワイトハウスで言うた。でもそれが核の脅威やないのはわかっとる。
なぜか?第一に、国家情報長官のタルシー・ギャバードが昨年議会に「イランの核兵器プログラムは存在しない」とブリーフィングした。インテリジェンスの世界で彼女より上の人間はいない。これがコミュニティのコンセンサス評価や。大統領は「彼女は間違ってる、私はイスラエルから情報を得とる」と言うた。
イスラエルのインテリジェンスについて言えば、2004年にイスラエルがイランに核兵器プログラムがあると主張する偽造文書をIAEAに提出した。イスラエルが偽造したんや。そして2018年に再びトランプ大統領に新たに発見された文書についてブリーフィングした。精査したら「これは2004年と同じ文書や、嘘を再パッケージしただけや」とわかった。でも今回はヘッドをうなずかせる大統領がいた。だからイラン核合意を脱退した。
スティーブ・ウィトコフとジャレッド・クシュナーが「イランが我々に言ったのは450キロの60%濃縮六フッ化ウランを持っとるということや」と言った。彼らは爆弾の可能性で脅されたと思ったけど、違う。イランは「爆弾がない」と言うてたんや。それが6月の爆撃前にIAEAが確認した60%濃縮ウランの総量や。「我々はそれを何も転換してへん。全部ここにある。査察官を送り込むだけでええ、我々は協力する」ということや。
つまりイランは爆弾があるとか爆弾で脅すとか言ってへんかった。「爆弾がないことを証明できる」と言うてたんや。そしてそれができた。この過程が進んでたら、差し迫った脅威はすぐになくなる。今イランでやってることの法的正当性はない。
ニュルンベルクとの比較
これはニュルンベルク裁判と同じページに我々を置く。ジャクソン判事が主任検察官として、ナチスを侵略戦争で告発した。何人かは首を吊られて死ぬまで。なぜか?侵略戦争は最高の戦争犯罪だから。侵略戦争から全ての他の犯罪が生じる。
我々は今、不法な侵略戦争を犯した。安全保障理事会の権限もない。議会の権限もない。道徳的な権限さえない。これは純粋な侵略行為で、ニュルンベルクで首を吊られた人々と同じページに我々を置く。アメリカの名前をそのページに載せたくない。でも今日それが現実や。
少なくとも戦争に勝ってくれよ。アメリカ人として、少なくとも戦争に勝ってくれ。でも我々はこの戦争に負けとる。
これは我々が勝つべき戦争やない。これはイスラエルが始めさせた戦争や。アメリカ人はイスラエルのために働かへんと言わなあかん。でもどうやら働いとる。ネタニヤフから命令を受けて、彼のために戦争に行っとる。
トランプはイランの頭をベネズエラの頭と一緒に来月の習近平との会談に持ち込んで「征服者ドナルド・トランプや、私の前に膝まずいて恐れおののけ」と言いたかった。でも「中国には今行かへん、延期する」と言うた。なぜか?愚か者、間抜け、敗者として行くことになるから。
おとり作戦の詳細
イランのミサイルについて話そか。イランはイラン・イラク戦争中にミサイル事業を始めた。イラクがソ連製スカッドミサイルをイランの都市に撃ち込んでた。イランはリビア、シリア、そして北朝鮮に行って自前のスカッド能力を取得した。そしてそのミサイル部隊を独自に開発してきた。
イランの技術者は世界で最も有能な人材のひとつや。IAEAの査察官に教えてもらったけど「我々が相手にしてるのは世界最高水準の教育を受けた核科学者の集団や。イランは世界で最も高い割合の核分野の査読済み博士論文を持つ国や。これはイラン国内の話やない。ヨーロッパやアメリカで著名な人々が審査する国際的な場での話や。彼らは世界最高の科学者たちや」と。
リバースエンジニアリングをするとき、液体エンジンの機能向上、誘導制御の改善、機体の効率化などを即座に考える。年月をかけてミサイルを作っては次のミサイルを作って、それぞれが改良されてきた。
この戦争が始まったとき、イランは単純に20年前のミサイルを撃った。防空システムを飽和させるためにな。多くのミサイルが通過したけど、人々は「なんで発射率を維持してへんの?」と思った。それはそのミサイルが欲しいわけやないから。高価値の弾道ミサイル迎撃体を全部使い果たさせるためだけのものや。欲しいのは今持っとるミサイルや。
固体燃料で高速、それに加えて液体燃料エンジンを独自に開発した。燃料を弾薬のカートリッジのように扱えるようにした。一度燃料を入れたら、燃料を抜いて整備するか使うかのどちらかや。危機があると予想したら事前に燃料注入する。ランチャーに載せて、持っていって、発射するだけ。以前は空のミサイルを持ち出して酸化剤と燃料を充填する必要があった。時間がかかるし、露出してる。でも今はその問題を解決した。
弾頭のおとり作戦についてはこれが核心や。
ミサイルが飛んできてバスを放出する。バスが弾頭とおとりを持っとって、おとりが展開するのが見える。おとりの目的を見てみよか。おとりが展開すると、前方に飛んで明るくなる。アイアンドームが全部上がってそれを迎撃し始める。そしたら別の弾頭を放出し始める。第1波の迎撃体がおとりに対応させられてる間に実際の弾頭を放出する。第2波の迎撃体が来て迎撃解を得る。そして弾頭が加速する。迎撃体が追いかけようとしてる間にミサイルが命中する。
機動するやつもある。劇的に動く必要はない。迎撃解は精密で、弾が弾を当てるようなもんや。わずかにずれさえすれば弾は外れる。緩やかなS字を描きながら来て、迎撃体を縫うように進んで命中する。
誘導システムは驚異的や。GPS、さらに恒星航法、地形マッピング航法も持っとる。様々な航法システムを使っとる。そして狙った全ての標的に命中しとる。
標的ごとに異なる弾頭を開発した。強化航空機シェルターを崩壊させる弾頭、指揮統制バンカーを崩壊させる弾頭、諜報員がいるオフィスビルへの精密攻撃用の弾頭。文字通り弾頭のメニューがある。毎日「今日の標的は何か?」と決めて、各ミサイルを各標的に割り当てて、発射する。
アーチミックというミサイルもある。イランはその版を持っとる。弾頭が極超音速で飛んできて、サブミュニションを放出してエリアを飽和させる。イランは世界で最も高度な弾道ミサイルプログラムのひとつを持っとる。
パトリオットの問題
そこで現場のパトリオット3ミサイルシステムの話をしよか。古いミサイルはいくつか撃ち落としたけど、本質的には1970年代の技術に繋がったシステムや。
パトリオットの歴史を見てみ。元々はナイキ・ハーキュリーズやスプリント・スパルタンシステムから来てる。ABM条約で「こういうことはもうやらへん」となった。「この技術どうするんや?」ということになって、誰かが「戦場ミサイル迎撃体を作らせてくれ」と言うた。「1970年代の技術を適応させよう」ということになった。
つまり1970年代の技術は1970年代のミサイルを撃ち落とすために設計された。それを適応させると、ミサイルが改良される。そのサイクルで、今日存在するミサイルを撃ち落とせないシステムができあがった。そこからソフトウェアのアップグレードサイクルに入る。湾岸戦争でも常に遅れとった。
ロシアはパトリオットだけやなくTHAADや将来のミサイル防衛システムも打ち破るように設計された新しいミサイル技術を開発した。ゴールデンドームについて語る人がいるけど、機能せえへん。もう打ち破られとる。
ミサイル防衛シールドなんて存在しない。常に打ち破るように設計された兵器があるから、永遠に存在しえへん。ロシア、中国だけやない。北朝鮮もそういう先進的な兵器を作っとる。そして今はイランも。イランはアメリカのミサイル防衛システムを打ち破るように設計された世界最高の兵器システムのいくつかを持っとる。つまり我々には自衛する手段がない。
韓国からTHAADのレーダーを5基奪って韓国を実質的に盲目にしたのに、それをどこに持っていくか?イスラエルに持っていく。そしてイランはその5基がどこにあるかを突き止めて、他を破壊したように破壊するやろ。
地域紛争の拡大
イランは攻撃してこない国を攻撃してへん。「なんでアメリカとイスラエルが攻撃してるのに湾岸のアラブ諸国を攻撃するんや?」と言う人がいる。イランが攻撃している湾岸諸国は全部、イランへの攻撃に直接的・間接的に関与してきたアメリカの軍事基地を受け入れてきた。
アル・ウデイド基地は飛行機でいっぱいやったのに全機去って「なんで攻撃するんや、もう何もないやないか」という人がいる。でも11億ドルのレーダーがあった。そのレーダーの唯一の仕事はイランのミサイル発射を検知してそのデータをミサイル防衛シールドに送ることやった。イランはそれを破壊した。
バーレーンも関与してた。クウェートも関与してた。サウジアラビアは非常に二枚舌で「自分たちには関係ない」と見せかけようとしとる。でもトランスポンダーのミスがあったとき、突然サウジの領空にF-16とF-15とKC-135タンカーがいっぱいで、全部攻撃を受けてるサウジの基地に着陸してた。サウジはこの戦争にどっぷり浸かっとる。みんながどっぷり浸かっとる。全員が基地と軍事支援を提供しとる。それが紛争の積極的な当事者にする。
アラブ首長国連邦は二度と元に戻らへん。崩壊するかもしれへん。でもこれらは続く資格のない政権や。イランが彼らに「軍事行動を支援した」と言い続けとる。その経済を破壊しとる。エネルギー生産を停止させることを強いとる。それはまだ完全には現れてへんけど、もうすぐ来る世界のエネルギー市場への大災害になる。
トランプの出口戦略
トランプが出口を必死に探してるのはほぼ理解されとると思う。イエメンでやったように単純に勝利を宣言して撤退するとも言われてる。
トランプはイランを大幅に過小評価したと思う。次の一手はどこか?
ロシアへのアプローチがあったことはわかっとる。ウィトコフが今週マイアミでキリル・ドミトリエフと会った。プーチンのウィトコフとのインターフェースや。何を話してたか?グランド・バーゲンや。
ロシアが中国と一緒になって、条件が整えば、イランに紛争を止めるよう説得できると思う。でも条件が整わなあかん。アメリカは中東でもはや歓迎されてへんという必然性を受け入れなあかん。インフラが破壊された。基地が破壊された。ホスト国との関係が破壊された。我々は去らなあかん。
段階的で包括的な中東からのアメリカ軍撤退計画が見られると思う。ロシアがイランとの間で仲介するやろ。制裁の完全解除をイランは求めるやろ。弾道ミサイル能力の維持も求めるやろ。それは証明済みの通常戦力やから。
イランはいくつかのことを譲歩せなあかんかもしれへん。核プログラムをテーブルに戻す可能性がある。爆弾前にオマーン政府が仲介した取引、つまり核兵器へのあらゆる道を閉じる取引、おそらくアメリカが受け入れなあかんやろ。大統領が売り込める話や。
つまりコンマンが得意なことをやると思う。「戦争に勝った、終わった、勝った、前例のない成果を上げた。イランは当然自衛するやろ、核兵器なしでな。この戦争がなければそうはならなかった。この戦争はその必要性があった」と言うやろ。
そして「イランで戦争に勝ったから中東での高プロファイルな軍事任務を維持する理由は本当にない。国家安全保障戦略で約束したフォートレス・アメリカに撤退する」と言うやろ。
残念ながらキューバは頭を切り落とされるかもしれへん。大統領は今勝利が必死に必要で、どう回転させても明らかに記録に残る敗北を抱えたまま中間選挙に入れへん。でもその敗北はアメリカに直接影響しなかったという事実で軽減できる。
キューバについてはフロリダ州を一発で取れる。他の多くの州も取れる。他のどの大統領もできなかったキューバ政権の排除を成し遂げたことになる。
これがロシアが中国の支援を受けてブローカーできるグランド・バーゲンの潜在性やと思う。それが確実やとは思わへん。でもその方向に向かっとると思う。
大統領が言う全ての言葉を聞いてる。手がかりを探してる。そしてその手がかりは彼が勝利を宣言するということを示しとる。どう勝利を定義するかはまた別の話やけど、勝利を宣言して、地域でのアメリカのポジションを強化するのやなく、撤退して「私が平和を作った、これを達成した、これで終わりや」と言うやろ。それが見えてることや。
司会: スコット、本当にありがとうございます。どこであなたの活動をフォローできますか?
リッター: scottritter.comに行ってくれたらサブスタックのページに飛ぶ。YouTubeチャンネル、ポッドキャスト、プロジェクトについて全部わかる。金曜日にロシアに行く予定やし、ちょうど話したグランド・バーゲンについて非常に影響力のあるロシア人と議論する。アメリカ人として、この戦争を終わらせることが必要や。ロシアが助けてくれるならええことや。チェチェンにも行く。2度の戦争で憎み合ってたチェチェン人とロシア人が今や緊密な同盟国になった。何が起きたのか、「チェチェンの奇跡」を研究したい。ウクライナとロシアの間、アメリカとイランの間でそういう紛争解決モデルが必要やから。


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